見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

March 30, 2008

ムミア 判決のやり直し決定


◇裁判所がムミア・アブ=ジャマールに新たな量刑を命じる
27日木曜日、連邦控訴院が収監されてる元ブラックパンサーでジャーナリストのムミア・アブ=ジャマールの有罪判決をくつがえすことを拒否し、彼の再審請求を却下した。しかしながら、26年間ずっと死刑囚監房にかけられるアブ=ジャマールは、陪審員への説示に不備があったため新たな量刑の審理に相当すると、長いこと待ちもうけた決定が下った。たとえ判決し直しても、彼は死刑か仮釈放なしの終身刑に直面することになる。アブ=ジャマールは、きわだって優位を占める白人陪審員を前にしての議論がましい裁判のあとで1982年に白人警官殺しで有罪判決を下された。
(デモクラシーナウ!2008年3月28日のヘッドライン)

ムミアは元ブラックパンサー党のスポークスマンで、著名なジャーナリスト。1981年末にフィラデルフィアで白人警官が殺害される事件が起きた際、不運にも現場にいあわせた。彼自身も何者かに銃で撃たれ重傷を負ったが、犯人として逮捕され人種差別的な裁判官アルバート・セイボの法廷で有罪、死刑判決を受けた。
1995年から再審請求(PCRA)を行っている。彼の闘いは、アメリカ死刑制度の人種差別主義、黒人ジャーナリストへの政治的弾圧と言論圧殺に対する闘いとして、全米ばかりか、ヨーロッパ各国でも大きな支援運動を広げている。フランスではパリ市が彼を名誉市民としているし、サンドニ市には彼の名前を付けたストリートがある。
続きは、過去のブログ:October 23,2007 「ニガーをフライにしてやる」にあります。あわせてお読みいただくと前後関係がよりクリアーになります。

March 29, 2008

せめて適切な国に送るべきだろ


◇イラク治安部隊とイスラム教シーア派反米指導者サドル師の民兵組織マハディ軍との戦闘が続く首都バグダッドで27日、サドル師の支持者数万人が「マリキ政権打倒」を叫び、デモ行進した。AP通信は25日に始まった戦闘による全土の死者数は推計200人にのぼったと伝えるなど死者数が増加している。
首都では、銃撃や砲撃による爆発音が鳴り響くなど「過去数カ月で最も激しい戦闘」(住民)が継続。南部の要衝バスラでも激戦が続いているほか、中部ヒッラーでは少なくとも60人が死亡したと伝えられている。戦闘はシーア派聖地のカルバラをはじめクート、ディワニヤ、アマラなど中南部のシーア派地域に拡大した。
マリキ首相は27日、国営テレビで放映された演説でバスラでの戦闘について「われわれは終わりまでこの戦いを続ける。撤退はない」と言明した。
(共同通信 2008年3月27日)

◇イラク南部バスラで、イラク治安部隊とイスラム教シーア派反米指導者サドル師の民兵組織マフディ軍との交戦による死者が、29日までに280人を上回った。イラク当局は30日、同日早朝までの期限で首都バグダッドに出していた夜間外出禁止令の無期限延長を決めた。
バスラでは29日、イラク治安部隊からの要請で、イラク駐留米軍による空爆と英軍の砲撃があった。民間人に死傷者が出たとの報告があるが、駐留多国籍軍が現在調査しており、詳細は不明。
バスラで治安部隊の作戦を主導しているマリキ首相は、無法者である国際テロ組織アルカイダより「たちが悪い人々がいる」と述べ、治安回復までバスラを離れないと述べ、徹底抗戦の構えを表明した。声明によると、首相はこの日バスラの指導者らと会談し、イラク政府への支持を取り付けたという。
マリキ首相はマフディ軍側に、4月8日までの投降と、4月4日午前零時までの武装解除を要求。武装解除については、現金との交換を提示した。
(CNN 2008年3月30日)

◇「あなたが送ったところ(イラク)にボクたちは志願したのではない」と脚が麻痺したイラク退役軍人がチェイニーの発言に抗議
ABCニューズのインタヴューで、ディック・チェイニー副大統領はイラクで4000人の兵士が殺されたことについても尋ねられた。「その他のために自ら志願して戦闘服を着てひどい目に遭うところに行く、全くの志願兵の戦力、男性女性部隊がいるのは運がよい(しあわせである)」とチェイニーは述べた。バグダッドで銃撃された後、脚が麻痺したイラク戦争退役軍人トーマス・ヤングはこれに反発して、「ボクたちの多くが心の奥底にある愛国的な気持ちから志願した、ただし、政権によってその気持ちはくつがえされ、不純にされ、誤った国に送られたとわかった。なるほど、ボクたちは志願した、でもあなたが送ったところに志願したのではない。」

本日のゲスト:トーマス・ヤング、イラク戦争の退役軍人でドキュメンタリー映画「Body of War」の主題です。イラク5日目の2004年4月4日、ヤングの部隊はバグダッドの隣町サドルシティで砲撃を受けるにいたります。ヤングは麻痺が残ったままで二度とふたたび歩くことはできません。その後3カ月のメディカルケアから放免されたヤングは、反戦イラク退役軍人の意欲的なメンバーになるため故郷に戻りました。

エイミー・グッドマン(以下、AG):映画製作中に国のいたるところで人々に追随されてきて、たとえばどんなか、話してください。私たちは、イラクとアフガニスタンからの退役軍人と現役兵士の発言の機会である「冬の兵士」でシルヴァースプリングにいました。そしてあなたが映画のオープニングでオースチンにいた南西部を経由して兵士たちは南からゆっくりと移動していました。

トーマス・ヤング:製作することが驚くべき体験だったこのアルバムと映画にボクが提供しているこの音楽と共に国を旅するのはびっくりするような名誉だったし、この戦争に反対だと遠慮なく話している兵士たちに接触しようとすることや個人ベースで人生を精力的に語ろうとするのはすばらしい体験だった。でも、ただちに、ボクはディック・チェイニーが昨日言ったことに抗議を向けなければならない。

AG:たぶん番組の一部がありますよ。ディック・チェイニーが言ったことのフィルムの一部が。やってみましょう。これは今日のヘッドラインにあったものだと思います。これがディック・チェイニー副大統領の発言です。

ディック・チェイニー副大統領:大統領は明らかに最大の重責を一身にになう。若いアメリカ人をあやうくする決定をせねばならないのは彼なのだが、その他のために自ら志願して戦闘服を着てひどい目に遭うところに行く、全くの志願兵の戦力、男性女性部隊がいるのは運がよい。

AG:これがディック・チェイニーが言ったことです。トーマス・ヤング、あなたが抗議を向けたかった引用文はこれでしたか?

トーマス・ヤング:まったくそうです。ボクらが行く必要があると命じる証拠となるもの、9月11日の後、アフガニスタンに行くことを志願した兵士から、自発的に従事しなかったヴェトナム戦争での大学の徴兵猶予の勝者まで、ボクたちの多くがひそかに愛国的な気持ちを抱いて志願した。ただし、政権によってその気持ちはくつがえされ、不純にされ、誤った国に送られたとわかった。なるほど、ボクたちは志願した、でもあなた方が送ったところに志願したのではない。そしてどこに行かされるかボクらが選べないのを了解した、でも少なくとも、まさしくボクらが自発的にするとおり、憲法を守るため適切な場所に送られるべきだ。それだけのこと。
(デモクラシーナウ!2008年3月25日)

写真は、3月27日バグダッドでの「マリキ政権打倒」を叫ぶ数万人規模のデモ行進
サドル師は29日、カタールの衛星放送局アルジャジーラが放送したインタヴューで、マリキ首相がフセイン元大統領と変わりないとの見解をにじませた。サドル師:「われわれはサダムの政権下で、政府が国民といかに距離を置き、独裁政治を行っているか不満を語った。今の政府の国民への対応も同じだ」

同じ抗議者でもパレスチナ人には実弾を使え


3月19日のインターナショナル中東メディアセンター(IMEMC)のニュースによれば、イスラエルが軍に違法な壁(分離壁)に抗議するパレスチナ人に対して実弾の使用を命じる。以下、ニュースからーー。

◇エルサレムの街を包囲する違法な壁に近づくパレスチナ人抗議者に実弾戦を許す、新たな司令をイスラエル政府が軍に与えていると水曜日イスラエルのマスコミ媒体の情報筋が伝えた。

なお、新たな司令には、イスラエル人と国際平和活動家が参加する抗議行動は含まれない。

1967年にエルサレムの街を占領しているイスラエルは、エルサレムとイスラエル入植地を分離カプセルに入れることでそれらの領土をイスラエルに併合するため、2002年に壁を建設することにした。2004年、国際司法裁判所によって壁は国際法に反すると考えられ、同年イスラエルは壁を取り払うよう命じられた。取り払うよりもイスラエルは、非公式にパレスチナ人の領土を支配するのに費用を負担して壁の建設を続ける。

国際的な平和グループとイスラエル人平和グループに支援されて何百人ものパレスチナ人が週ベースでエルサレム近隣の村での壁の建設に抗議する。

イスラエル情報筋によると、新たな司令は火曜のエルサレムの旧都の入植者に襲いかかったことへの報復で届いた。この攻撃はAhrar Al Jallil Brigades によるものであると公言される。グループはまた8人のイスラエル人の命を奪った2週間前の入植者の学校襲撃にも責任があると公言していた。

学校襲撃は、そのうちの95人が一般市民の125人のパレスチナ人の命を奪ったガザへのイスラエル軍の攻撃に対する報復だったと、Ahrar Al Jallil Brigadesは申し立てた。

写真は、ベツレヘムとエルサレム間の違法な壁に近づくパレスチナ人抗議者を止めるイスラエル部隊(IMEMCの記事から)

March 28, 2008

ホワイトノイズ



これは写真家タリン・サイモンの写真集「An American Index of the Hidden and Unfamiliar 」(アメリカのよく知られていない秘密の目録)にある写真です。

ビンの写真:このビンの中には生きたヒト免疫不全ウイルス(HIVエイズウイルス)が入っています。マサチューセッツ州ボストンにあるハーバード大学医学部で抗体によりHIVを無害化する研究に使われているものです。

光る物体の写真:この光る物体はステンレス製の核廃棄物カプセルで、放射性物質が入っています。カプセルは水の入ったプールに沈められており、取り囲む水が放出される放射能を遮断するシールドの役割を果たしているとのこと。
約2000個のカプセルが保管されているワシントン州南東部にあるハンフォード核施設は、米国で最も汚染度の高い廃棄物処理場のひとつと考えられています。
タリン・サイモン:「放射線はこれまで撮影したことない光源だった、そして撮影する際に参考にできる資料がなく、できると信じてやるしかなかった。」
「米国の形によく似た配置のセクションを見つけ、そこで撮影した。これは大きな発見だった。」
この青い光は、チェフレンコフ放射と呼ばれる現象によって発光している。

タリン・サイモン:「私はこの写真集にあるすべての写真で、ホワイトノイズのような印象を心がけた。ここがどこかわからなくなるようでいて、一定の節度があるような。この世の終わりのような雰囲気がありながらも、どこかに希望が感じられる作品になったと思う。」

写真:Taryn Simon(Gagosian Gallery提供)彼の11作品を下記のウエブサイトで見ることができます。
http://wiredvision.jp/news/200803/2008032822.html
写真はクリックすると拡大版で見ることができます。

March 24, 2008

国境なき記者団が短く抗議




ギリシャの女優が神聖な儀式を演じる。この聖火が引き継がれ、たどりつく先は、カラフルな民族性と人間性を押さえ込むことで成り立つ国。以下、24日ギリシャで開催された式典のニュースから写真を紹介しますーー。
◇一枚目の写真:8月の五輪にあわせ北京への旅を始める前に聖火がギリシャ、へーラー神殿のそばで点火されたとき、警備は厳重だった。
◇二枚目の写真:何千マイルも離れた中国で式典は、写真の北京にあるような、巨大スクリーンでライヴで見られる。(といっても、抗議者乱入の場面はカットされるので市民には見えない)
◇三枚目の写真:だが、ギリシャの式典はチベットの暴力に関する懸念から逃れることはできず、抗議者らがイベントを一時中断させる。この抗議者はギリシャ警察によって排除され見えなくなる。
(BBC NEWS 24 March 2008)

◇北京五輪の聖火は採火式が24日にギリシャで行われたが、式典では北京五輪組織委員会(BOCOG)の劉淇会長の演説中、複数の人権活動家が乱入して中国政府への抗議を行った。この抗議行動は、パリを拠点とする国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」が計画したものであることが分かったが、同記者団は、8月8日の北京五輪開幕まで抗議行動を続ける意向を明らかにしている。
聖火は3月31日に北京に到着。そこから世界各地をめぐる聖火リレーがスタートし、5月には世界最高峰のエベレスト山頂通過も計画されている。しかし、テレビ中継も予定されている聖火のエベレスト越えは、チベット自治区ラサで起きた騒乱をきっかけに暗雲が立ち込めている。
一方、匿名のチベットの当局者は24日付のチベット・デーリー紙で、聖火のエベレスト山頂通過は厳戒な警備の下、必ず行われると言明。「地域の聖火リレー指導チームは、すべての関係各部門と緊密に連携・協力する予定だ」とし、「ダライ一派による騒乱や妨害」には厳しく対応するとしている。同当局者によると、チベット自治区を走るランナーの選考はすでに終了しており、ルートや日程も決定している。
(ロイター通信 2008年3月24日)

◇タイの非政府組織(NGO)グリーン・ワールド基金のナリサラ代表は24日までに、「中国によるチベットでの人権侵害に抗議する」とし、北京五輪の聖火リレーへの参加を取りやめると発表した。同代表は環境活動家で、タイのチャクリ王朝の名君とされる元国王ラマ5世(チュラロンコン王)の孫娘。バンコクで行われる聖火リレーに参加する80人のうちの1人に選ばれていた。
同代表は地元メディアに送った書簡の中で、「五輪を開く中国が人権を侵した。こうした行動は国際社会には受け入れられないという強いメッセージを中国に伝えたい」と記し、中国によるチベット政策の再考を促した。 
タイには4月18日、聖火がインドから到着。翌19日にバンコク市内の中華街からラマ5世像周辺までの約14キロの区間で聖火リレーが行われる。
(時事通信 2008年3月24日)

◇中国の北京五輪組織委員会が、長野市で4月26日に行われる聖火のリレーや式典を直接妨害する行為だけでなく、中国政府を批判するメッセージを書いたプラカード類を掲げるなどの活動も排除するよう要求している。長野市のリレー実行委員会が24日、明らかにした。
組織委との打ち合わせで、1998年長野冬季五輪でも五輪開催に反対する集会などをやめさせなかったことを例に挙げて理解を求めたという。実行委は「組織委は危険性があるあらゆるものを排除したいようだ」と指摘した。
(スポニチ 2008年3月24日)

March 23, 2008

ガザの寝耳に水のできごと


◇英国の法廷がベネズエラの資産凍結をくつがえした
英国で、石油最大手エクソンモービルとの法律上の論争でベネズエラ政府が勝利を得た。火曜日、英国の法廷はベネズエラの資産120億ドルを凍結する判決をくつがえした。国営化されたベネズエラ石油事業でのいわば投資を埋め合わせる企てとして、エクソンは凍結を勝ち取っていた。だが、実際に投資の価値だったものの10倍以上をエクソンは取り戻そうとしているとベネズエラは述べる。カラカスでベネズエラの石油大臣ラファエル・ラミレスは判決を申し立ての正当化と認めた。

ベネズエラの石油大臣ラファエル・ラミレス:「エクソンは法廷で巧みに操作してウソをつくつもりだった、法廷は非常に重大な態度で応酬しており、エクソンの出過ぎをたしなめている。一国の利害を超えたビジネス、特に、法にまさろうとしたエクソンモービルにとってひとつの教訓である。」

ベネズエラとエクソンは論争に関し調停となる。

◇国連がコロンビアの死者の調査を要求
コロンビアにおける、コロンビア政府と准軍事組織<死の部隊>に対する最近の抗議で、6人の主催者の死の原因を探るよう国連が要求している。犠牲者には組合の労働者と人権活動家が含まれる。3月6日、数万人の人びとがこの抗議に参加した。
(デモクラシーナウ!3月20日のヘッドラインより)

写真は、ヴァニティフェア誌の記事「The Gaza Bombshell」April 2008より:2006年のパレスチナ選挙でファタハを破ってハマスが勝利するのを見越せなかったホワイトハウスは、またしてもスキャンダラスな口実と自滅的な中東大災難(総くずれ)をでっちあげた。いわばイランコントラ、いわばピックス湾のでっちあげを。
マル秘の文書と、激怒する元米国当局者と現当局者による確証を用いて、ブッシュ大統領、コンドリーザ・ライス長官、国家安全保障副顧問エリオット・エイヴラムズが、いかにしてファタハの実力者ムハマンド・ダーランが支配する武装勢力を支援し、ガザに血なまぐさい内戦を誘発してハマスをこれまでになくゆるぎない状態に放置したかを、デイヴィッド・ローズがあばく。
記事はここ→ http://www.vanityfair.com/politics/features/2008/04/gaza200804
写真はクリックすると拡大版で見ることができます。

イラク侵略&占領から5年


◇全米の反戦イベントがイラク侵略5周年にねらいをつける
侵略とイラク占領から5年目をはっきり目立たせるため何百ものイベントが今日米国のあちこちで計画される。ワシントンDC、ニューヨーク、ルイズビル、シカゴ、ダラス、マイアミ、ロサンジェルス、サンフランシスコなどを含める都市で抗議行動、座り込み、他の集会が催される。火曜日、反戦グループ、コードピンクといっしょに活動家たちがワシントンDCの憲法アヴェニューを行進し、交通を一時不通にした。ここニューヨークではミュージシャンのルー・リードとローリー・アンダーソンが、United for Peace and Justice(平和と正義を求める連合)とIraq Veterans Against the War(戦争に反対するイラク退役軍人)のために金を集める完売となったコンサートで主役を演じた。

◇イラク戦争5年ねらいの全米の抗議で200人以上が逮捕された
米国主導のイラク侵略5周年を標的にする抗議行動で水曜日全米で200人以上が逮捕された。サンフランシスコでは少なくとも140人が投獄され、その多くが民主党上院議員ダイアン・フェインスタインの事務所の前の抗議者だった。ワシントンでは、IRS(アメリカ合衆国内国歳入庁:連邦政府機関の一つで、連邦税に関する執行、徴収をつかさどる)の入り口をなんとか通行止めにしようとした32人が逮捕された。

抗議者:「私がこの戦争を支持しないこと、そして税金を払っていることをIRSに知ってもらいたくてここにいる。私は失望している。」

また首都でも抗議者がにぎやかなダウンタウンの交差点で交通止めをした。他にもイラクとアフガニスタンで殺された人々の名をつける白い「デスマスク」をつけてアーリントン墓地から行進した。平和を求める退役軍人のメンバー100人以上もまたイラク占領を糾弾する行進を行った。

ジム・ブルゲラ:「もはやまったく戦争を戦っているんではないと、アメリカ国民が知る助けになることを、今日私はヴェトナム戦争の退役軍人として行おうとしている。われわれは政治的駆け引きと経済的利益を求める戦争を戦っている。」

トニー・テオリス:「5年前の違法な戦争の開始に抗議するのに、ブラザー&シスター、退役軍人たち、従軍中の兵士たち、抵抗する人たちと連帯して今日、私はここで行進せざるをえない。」

ここニューヨークではGranny Peace Brigade(おばあちゃんの平和隊)のメンバー30人あまりがタイムズスクエアーで「ニット・イン」を行った。切断手術を受けた退役軍人とイラク人家族のためになにか編むつもりなのだと抗議者たちは言った。

エヴァ・リー・バード:「この戦争が終わるまでずっと編み続けるわよという編み物はシンボルでもあるの。この戦争を終わらせる私たちの決意のシンボルです。」

ボストンでも軍の新兵募集センターへのアクセスを止めるため地面に横たわって5人が逮捕された。マサチューセッツ、チコピーではウエストオーヴァー空軍基地の入り口をふさいで8人が逮捕された。声明で8人は、5年前にイラク侵略が始まったとき同じことをして逮捕されたと言った。抗議者がイラクで死んだ米軍兵士の数を表す4000枚のTシャツを2マイルにおよび並べたシンシナティを含め、他の都市でも抗議行動が催される。

◇ブッシュ、チェイニー、イラク戦争反対を念頭からきれいさっぱり捨てる
ペンタゴンでブッシュ大統領は米国のイラク占領は「紛れもない」成功をもたらしていると言って、戦争に対する批判を退けた。

ブッシュ大統領:「戦争は戦う価値があったかどうか、戦いは勝利する価値があるのかどうか、われわれは勝つことができるのかどうかに関して、理解できる議論がある。私にはその答えは明快だ:サダム・フセインを権力の座からひきづり降ろしたのは正しい決断だった、そしてこれはアメリカが勝てる戦いで、勝たねばならない戦いだ。」

ブッシュの支持率はイラク侵略の前夜から40ポイント下げた31%である。イラクではバグダッドの居住者アブ・アブドゥラがブッシュの自賛を退けた。

アブ・アブドゥラ:「ブッシュがなにを言おうと、彼はイラク人の利益やアラブ・イスラム世界の利益などに関心がない。彼はアメリカの利益だけを心配する。彼らは世界の油田と世界の米国のための基地だけを捜している。ブッシュの期待がなにか尋ねられれば、彼はイラクとアラブとイスラム世界を破壊したいのだと私は答えるでしょう。」

最近の調査はイラク人の三分の二以上が米国主導の同盟軍はイラクを去るべきだと考えるのを見いだした。詳しく調査された人たちの四分の一が戦争開始以降に殺されて家族の一員を亡くしていたというのだ。その間に、新しいCNNの世論調査が10人中7人を超えるアメリカ人が経済を損なうと考えると同時に、三分の二がその戦争に反対なのを示す。ABCの番組グッドモーニングアメリカとのインタヴューのなかで、ディック・チェイニー副大統領は、世論調査などはほとんど重要でないと言った。

ディック・チェイニー副大統領:「治安の前線では、われわれは大きく前進してきている、増派は効果があったとの全般的なコンセンサスがあると考える。それは重要な成功である。」

ABCの聞き手マーサ・ラダッツ:「アメリカ人の三分の二が戦う価値がないと言っています。」

チェイニー:「それでどうだっていうんだ?」

マーサ・ラダッツ:「それでどうって?あなたはアメリカ国民がどう考えているか構わないんですか?」

チェイニー:「いや。世論調査における興亡(揺らぎ)によって方針をふいにさせるわけにいかないと考える。」

チェイニーは戦争の5周年をオマーンで過ごした。オマーンのサルタン国王の60フィートもある王室ヨットで彼は釣りに出かけた。中東歴訪の旅を続けるチェイニーはいまアフガニスタンにいる。
(以上、デモクラシーナウ!3月20日のヘッドラインより)

◇ブッシュ大統領はこの日、米国防総省で演説、米軍増派でイラク情勢は好転、勝利への見通しを強調したが、同省近くでもデモが行われた。ワシントンでは数100人規模の反戦デモがあり、政府省庁、軍需企業事務所を赤ペンキで塗り付けるなどした。警官隊との小競り合いもあった。
また、デモにはイラク戦争の従軍経験者も参加、ブッシュ大統領、チェイニー副大統領、ライス国務長官を「戦犯」として逮捕することなどを求め、気勢を上げた。
(CNN 2008年3月20日)

写真はサンフランシスコの抗議行動で排除、そして逮捕される人びと

March 21, 2008

アントニオ・ネグリ 日本に大きな失望


7月の洞爺湖サミットに向けて日本の入国管理局が一段と引き締めを行ってきています。反グローバリズムの活動家ばかりか、国際文化会館が招聘して東大など3つの大学で講演する予定だった「帝国」の著者も何癖を着けられ断念を余儀なくされました。日本は、こういった世界市民が入れない国なんです。
以下ニュースからーー。

◇札幌入管 ドイツ人活動家の入国拒否 
7月の北海道洞爺湖サミット開催地を視察するため、小樽港から入国しようとした反グローバリズム活動家のドイツ人男性を札幌入国管理局が「上陸条件不適合」と認定し、入国を拒否したことがわかった。サミットに備え、厳格に審査した可能性がある。男性は13日、乗ってきた貨物船内から日本の弁護士を通じ、出入国管理法に基づく異議を札幌入管局長に申し出た。
男性は37歳のマーティン・クラマー氏。札幌市内に住むクラマー氏の知人によると、クラマー氏は欧州からシベリア鉄道を使ってロシア・サハリン州入り。コルサコフ港を7日出港した貨物船の「旅客枠」に乗り込み、小樽港に10日に着いた。
サミット開催地の視察を兼ね、観光目的で90日間滞在する予定だったが、札幌入管小樽港出張所の入国審査で(1)所持金が少ない(2)帰国手段便の切符を持っていない--など不審点が指摘された。
出入国管理法では本人が入国後の行動などを説明する義務がある。クラマー氏は明確に回答せず、「入国目的が虚偽の疑いがある」として入国を拒否されたという。同出張所は「個別事案にはコメントできない」としている。
知人によると、クラマー氏は昨年6月、ドイツでのハイリゲンダム・サミット(G8)の会場付近でG8に反対する抗議活動を展開。ロシアでは政府の秘密文書や過激派の機関誌を所持していたなどとして当局に身柄を拘束されていたという。
船は14日午後5時に出港する予定で、弁護士側はそれまでの判断を求めている。クラマー氏は弁護士に「ロシアに戻るのは恐ろしい。人道的に問題がある」と話したという。知人は「彼はテロリストではない。表現の自由の範囲内で(反グローバリズムの)活動をしている。人に危害を加えるようなことはしない。ロシアに戻すのは問題がある」と話している。
警備当局の関係者は「サミットを控え、どのような人物であっても注意が必要だ。海外から入国する動きが今後活発化するかもしれない」と語った。
(毎日新聞北海道版 2008年3月14日)

◇世界的に反響を呼んだ「帝国」の著者の一人でイタリア人哲学者のアントニオ・ネグリ氏(74歳)が日本政府から入国できない可能性を示され、来日を延期したことが19日、わかった。
ネグリ氏は、財団法人国際文化会館の招きで20日に来日し、約2週間の滞在中に東大など3大学で、グローバル化時代の労働問題などをテーマに講演する予定だった。
同会館によると、17日、外務省から7月の洞爺湖サミットを控えて入国管理が厳しくなっており、ビザを申請するよう説明を受けた。同氏は在住するパリの日本大使館に18日、ビザを申請したが、発給待ちの状態が続いている。
同氏は79年に反政府組織「赤い旅団」による元首相殺害事件への関与の疑いで逮捕されたあと、83年にフランスへ亡命。殺害事件は無罪となったが国家転覆罪で禁固刑が確定した。97年に帰国後、2003年まで刑に服した。その後執筆のほか、各国で講演活動をしている。
入管法では、国内外の法律に違反し1年以上の懲役や禁固刑を受けた外国人の入国を禁じている。政治犯に関してはこの限りでないとしているほか、事情により法相の特別許可を受けることができる。国際文化会館はその方向での入国の可能性を探っている。
しかしこの場合、現地の日本大使館にビザ申請し、過去の資料をもとに本人から話を聞くなどの審査を経る。「常識的に考えて、数日間で出る可能性はきわめて低い」(関係者)といい、今回の来日日程にあわせるのは難しそうだ。
(朝日新聞 2008年3月20日)

◇日本の友人たちへの手紙
みなさん、
まったく予期せぬ一連の事態となり、私たちは訪日をあきらめざるをえなくなりました。この訪日にどれほどの喜びを覚えていたことか! 活発な討論、知的な出会い、さまざまな交流と協働に、すでに思いをめぐらせていました。
およそ半年前、私たちは国際文化会館の多大な助力をえて、次のように知りました。EU加盟国市民は日本への入国に際し、賃金が発生しないかぎり査証を申請する必要はないと。用心のため、私たちは在仏日本大使館にも問い合わせましたが、なんら問題はないとのことで完璧でした。
ところが2日前の3月17日、私たちは予期せぬ査証申請を求められたのです。査証に関する規則変更があったわけではないにもかかわらずです。私たちはパリの日本大使館に急行し、書類に必要事項をすべて記入し、一式書類(招聘状、イベントプログラム、飛行機チケット)も提示しました。すると翌18日、私たちは1970年代以降のトニ(アントニオ・ネグリ)の政治的過去と法的地位に関する記録をそれに加えて提出するよう求められたのです。これは遠い昔にさかのぼる膨大な量のイタリア語書類であり、もちろん私たちの手元にもありません。そして、この5年間にトニが訪れた22カ国のどこも、そんな書類を求めたことはありませんでした。
飛行機は、今朝パリを飛び立ち、私たちはパリに残りました。
大きな失望をもって私たちは訪日を断念します。
数カ月にわたり訪日を準備してくださったすべての皆さん(木幡教授、市田教授、園田氏——彼は日々の貴重な助力者でした——、翻訳者の方々、諸大学の関係者の方々、そして学生のみなさん)に対し、私たちは申し上げたい。あなたたちの友情に、遠くからですが、ずっと感謝してきました。私たちはこの友情がこれからも大きくなり続けることを強く願っています。みなさんの仕事がどれほど大変だったかよくわかります。そしてみなさんがどれほど私たちに賛辞を送ってくださっているかも。
パーティは延期されただけで、まもなくみなさんの元へ伺う機会があるだろう、と信じたい気持ちです。
友情の念と残念な思いを込めて……

2008年3月19日 パリにて
ジュディット・ルヴェル&アントニオ・ネグリ
(国際文化会館のウエブサイトより)

写真はアントニオ・ネグリの著書の一冊
クリックすると拡大版で見ることができます。

March 20, 2008

中国のいたばさみ


初めて中国政府は、ラサで始まった激しい抗議デモが近隣の省のチベット人居住区にも広がっていることを認めた。20日の中国外務省の定例会見は各国記者の質問の前に北京のつのるイライラを露呈する形になった。北京オリンピック開会式がどうなるのか、とても興味深い。というのも、オリンピック開催国というのは「ちゃんとした国家」であると、世界がお墨付きを与えることでもあるからだ、これでいいのかしら?
以下、最近のニュースからーー。

◇チベット自治区ラサで起きた暴動にからみ、中国外務省の幹部が20日の定例会見で各国メディアの質問に「逆ギレ」回答を連発した。
会見したのは秦剛副報道局長。イタリア人記者がローマ法王ベネディクト16世が「対話の道を選ぶべき」と憂慮の念を示したことについてコメントを求めると、いきなり激高した。
「イタリアのジェノバで警察がデモ隊に何をしたか、振り返ってみたらどうか」
質問には直接答えず、2001年にジェノバで開かれた主要国首脳会議(サミット)で起きた衝突でデモ参加者が警察に射殺されたことを例に挙げる形で逆質問。「暴力を容認したら法も人権もない」と、あくまで暴動鎮圧の正当性を主張した。
ポルトガル人記者が「捜査状況は」と問うと「あなたの国で暴動が発生したらどうする。警察は何もしないのか? 同じ措置を講じるはずだ」とたたみ掛ける。日本人記者が「平和的デモなら認めるのか」と質問すると、「憲法を読めば分かるだろう。言論の自由はあるが(言論の範囲は)関係法に合致している必要がある」と強調した。
さらに米国テレビ記者が「なぜ現場に記者を行かせないのか」と批判すると、「一部の報道は客観的ではない。不公正だ」と猛然と反論。「そのような報道なら現地に行こうが行くまいが関係ない」。ほとんど「ケンカ腰」状態だった。
一方でラサ市でのデモ隊側の死傷者数は「状況を把握していない」。ラサ以外の死傷者も「分からない」と客観的データを示さず。ダライ・ラマ14世については「チベット独立を放棄していない」として対話を拒否する構えを明確にした。
ラサ暴動についてラサの検察当局は20日、24人を逮捕したと初めて発表。幹部は「ダライ・ラマ一味が組織し綿密に計画した」と述べた。国営の新華社通信は市民13人が死亡し325人が負傷、被害は2億元(約28億円)と伝えたが、デモ参加者側の死傷者の有無は報じていない。
ラサの日本人ツアー客18人が上海発の定期フェリーで20日午後大阪港に帰国した。取材に応じた女性は「危険な目には遭わなかったが、軍に撮った写真をチェックされた」とだけ語った。
(サンスポ 2008年3月21日)

◇EUレベルで北京五輪開会式不参加を
チベット騒乱をにらみ、欧州連合(EU)は8月に開く北京五輪への参加問題を含めて対応策の協議に入る。クシュネル仏外相は18日、EUレベルで北京五輪の開会式への不参加を検討すべきだと語った。騒乱が長期化すればEUの中国批判はさらに強まる可能性がある。
仏外相はEU加盟国に、28日からの外相会合で中国への対応策協議を求めた。EU各国は14日の首脳会議で「事態を非常に懸念している」(英ブラウン首相)と表明。中国に自制を要求することで一致していた。EUのペテリング欧州議会議長は独ラジオ番組で、騒乱が続くのであれば五輪の開会式に出席する予定の政治指導者は「(出席が)責任ある行動かどうかを考える必要がある」と語った。
ただ、加盟国ではチベット情勢と五輪問題を絡めた対応に慎重論も出ている。仏外相も「すべての競技への不参加は適切でない」と述べた。EU各国は18日に実務レベルの会合を開き、チベット情勢を注意深く監視することで合意。イタリアは事態を正確に把握するため、中国へのEU代表団の派遣を提案した。
(日経NET 2008年3月19日)

◇ブラウン英首相がチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と会談する意向を表明したことについて、中国外務省の秦剛副報道局長は20日の記者会見で「英政府はダライ・ラマの本質を認識し、分裂活動を支持しないでほしい」と述べた。 ブラウン首相は19日、中国の温家宝首相とラサの騒乱について電話で話し、ダライ・ラマと会談する考えを明らかにした。秦副報道局長は「世界各国と政府、そして国際社会はいかなる形でもダライ・ラマに支援を与えないでほしい」と訴えた。ラサで起きた大規模騒乱が国際社会の関心を集めており、ダライ・ラマとの接近に強い危機感を示した。
当局がラサの騒乱を鎮圧したことに触れ「あのような暴力行為を認めるならば、この世界には法律も人権も真理もない」と正当性を強調した。
(日経NET 2008年3月20日)

◇中国、抗議のニュースを弾圧
チベットの首都ラサでの激しいデモに関する情報を封じる試みで中国は国際メディアをずぶといほど積極的に検閲してきている。
近日、TVの放送番組は妨害されいる、ウエブサイトは中国のキーワード・フィルタリング・システムによって妨害または検閲されており、現場の記者や通信員を妨げてその地区に連絡を取れなくさせている。

(複数の欧米メディアによると、中国政府は17日までに「YouTube」を中国内で利用できないようインターネット経由での接続を遮断する措置を講じた。チベット暴動の映像が投稿、閲覧されるのを防ぐ情報統制の狙いがあるようだ。YouTubeの親会社であるグーグルやヤフーが運営する各ニュースサイトも閲覧が難しい状況。グーグルのサイトではネット検閲も実施され、検索キーワードに<チベット><ダライ・ラマ>と入力すると結果が表示されないという。時事3月18日)

1989年のデモ以来、チベットで最悪の暴力の日だったと言われる金曜日、BBCワールドのダニエル・グリフィス特派員によるライヴのインターヴューは地元の電波送信の故に不通になった。
だがそれらのインターヴューの再放送はどうぞと許された。
17日月曜、18日火曜にはそのような検閲は常ではなくなったようだった。
「警備体制を解くため街の抗議者に投降を促す中国のデッドライン(期限)が昨夜過ぎたー抗議に関与した者の運命について直接の発言はない」とBBCの通信員が報じたとき、送信がただちに不通になった。
他のCNNのような放送会社もまた送信の不通に襲われた、そして許可のない外国人通信員立ち入り禁止のチベットへの物理的アクセスをきつく制限する中で、通信員は道をふさがれた。
亡命チベット人グループが中国治安部隊が抗議者たちを殺していると主張する四川省Ngawa自治州から300キロのところでCNNの特派員とそのクルーが中国警察によって動きを止められたのを、特派員が火曜のCNNのブログIn The Fieldに書いた。
「遅かれ早かれ彼らは私たちを見つけて止めるつもりだった。これが今朝起こった。おもちゃの銃に見える小さな口径のマシンガンで武装した中国警察が私たちを道路の片側に寄せてパスポートを要求した、そして道路はここでお終いだと告げた」と彼は書いた。

(インドに拠点を置くNGOチベット人権民主化センターは19日、中国四川省甘孜チベット族自治州甘孜県で18日午後、反政府デモ中の群衆数百人に向けて中国の武装警察部隊が無差別に発砲し、3人が死亡、15人が負傷したとの情報を発表した。米政府系放送局ラジオ自由アジアは、この衝突では少なくとも2人が死亡したと伝えた。朝日新聞3月19日 )

ジャーナリストのティム・ジョンソンはブログ、China Risesで、「私たち外国の通信員はみな用心していた。頻繁に乗物を交換しなければならなかった。携帯電話のシムカードを交換した者もいる。あるいは電源を切るとかね。それで当局は携帯電話のシグナルを三角法で測定できないし、私たちの居場所を見つけ出せない。」
「私たちの誰も違法なことはしていない。当局にとって、奥地で私たちを止めて延々と質問攻めにし、遅れを創り出すこと、あるいはあっさりと特記しない保安上の理由で私たちが地域に入るのを禁じるのはとてもたやすいことなんだ。」
(BBC NEWS 18 March 2008)

写真はBBCの記事「中国のいたばさみ:チベットは独立またはもっと強度な自治権にたどり着けるのか?」にあったもの

March 16, 2008

ダライ・ラマが文化的虐殺と攻撃


◇チベットの独立を支援する国際団体「フリーチベットキャンペーン」(本部ロンドン)は、甘粛省蘭州市の西北民族大学で16日、約100人の学生がラサ暴動への当局の対応に抗議する座り込みを行ったことを明らかにした。
(中日新聞 2008年3月17日)

◇暴動後初めて会見したダライ・ラマは「チベット人は2級市民として扱われ、文化遺産が危機に直面している」と中国政府を批判。「チベットで虐殺が起きているかどうかを調べてほしい」と国際機関による真相究明を要請した。
(AFP通信 2008年3月16日)
 
◇中国チベット自治区ラサで14日に発生し死者80人を出したとされる暴動は16日、同自治区に隣接する四川省にも広がりをみせている。
暴動はチベット自治区以外にも拡大し、四川省アバ県では16日、チベット族住民が警察署などに火炎ビンを投げつけ放火。治安当局は催涙弾で応酬し、5人を逮捕したという。支援団体「チベット人権民主化センター」は少なくとも7人が射殺されたと発表したが、警察当局者はこれを否定した。
(ロイター 2008年3月16日)

◇ダライ・ラマが「文化的虐殺」と攻撃
インディペンデント紙 byクリフォード・クーナン
17 March 2008
チベット支配に対する怒りの抗議が近隣の省(青梅、甘粛、四川北部)に飛び火するとき、国際的な評判で1989年民主化運動の活動家の天安門広場大虐殺以来、最大の脅威を含むせいで、中国は昨夜もがいていた。

首都ラサと他のチベット民族の中心地での仏教僧やチベット市民への武力弾圧が少なくとも100人の死者となった後、チベットの精神的な亡命指導者ダライ・ラマは中国の「文化的虐殺」と非難した。

北京オリンピックまであと5カ月、共産主義政府はダライ・ラマの組織化された暴動と非難することで、そして治安部隊は怒った暴徒に対して拘束を行ったと言い張ることで、政府の行動を擁護している。

チベットの仏教僧による平和な抗議で始まり、怒った暴徒が武装警官と対決することで暮れた騒がしい一週間を居住者がよく考えたとき、ラサの商店街は広く見捨てられたと言われていた。隣の甘粛省の Labrangの僧侶たちは暴動鎮圧警官が抗議者を攻撃した後、4人が撃たれて死ぬのを見たと言った。

これらの事実を確かめること、そして週末にこの新聞の特派員や他の特派員がなんとか町に入ろうとするときの短時間の知る手段を追跡することは不可能だ、なぜなら中国当局が町を立ち入り禁止にして包囲しているからだ。だが、チベット高原の縁にある絵のように美しい Labrangの衝突は、デモがいかに広く行き渡るようになっているかを示すものだ。

社会的不穏を世界から遠ざけるためのさらに一層の企てで、中国は昨夜チベットを訪れる外国人たちの旅行許可をすべて停止した。

国際オリンピック協会はこれまではオリンピックのボイコット呼びかけを取り除いてきている。国際社会はこの先どうなるか知るため熱心に見守っている。それでもなおオリンピックを華々しく催すことで北京の奮闘を支持すると、ダライ・ラマは意味ありげに言った。その地域に移住させるため漢民族多数派のメンバーを奨励する中国の政策に触れて、ダライ・ラマは「故意にか何気なくやったか、ある種の文化的虐殺が起こっている」と言った。「それは本当に絶望的」だと彼はBBCに語った。「チベット側が決然とし、中国側もまた等しく決然とするとき、事態は切迫するようになる。そのために結末は人殺しを意味する。」

人民解放軍がラサに入った後、9年の蜂起に失敗して1959年チベットから逃げ去ったダライ・ラマは、中国政府によって危険な分離主義者と見なされる。

デモ参加者を「心なき破壊者」と説明する国営新華社通信が、「ダライ徒党(派閥)によって組織化され、前もって計画され、首謀者として指揮される、サボタージュ... 」に立ち向かう警察と武装した国民兵による英雄的行為の話を掲載した。

新華社は、金曜の暴力が暴動中に深刻に負傷した12人の警官と武装警官軍人を出し、そのうち2人は重体だと報じた。

夏河(Xiahe)は、中国甘粛省の一部、ほとんどアムドのチベット人地区にある。チベット自治区はチベットの一部に言及するだけだが、300万人ほどのチベット人が甘粛や四川といった中国の近隣省で暮らす。
(チベット民族は2000年の人口統計では541万6021人とされ、チベット自治区に242万7168人、四川省に126万9120人、青梅省に108万6592人、甘粛省に44万3228人、雲南省に12万8432人となる)

チベット人にとって北京によって押しつけられた国境は不適切で、この地域全体に抗議があった。フリーチベットキャンペーンによれば、暴動はまた四川省にあるアバ県のキルティ寺にまで広まっている、そこで目撃者が治安部隊によって13人が撃たれるのを見た。

・抗議者たちは反対するネットワークを活用

甘粛省の夏河では武力衝突と衝突の切れ間に、世界で最も危険な武器ー携帯電話のカメラを使って、僧侶と巡礼者たちがチベットの民族衣装で商店街を歩く。

君のチープな受話器で撮影した粗い画像の警官の残忍行為の写真でダメージをどっさり与えることができる。

Labrang 寺近くで重武装した中国の暴動鎮圧警察と大接戦となった若い僧侶の多くは、チベット人が北京と戦った最後のとき、1980年代後半には生まれていなかった。当時、中国政府は急いで秩序を回復し、戒厳令を押しつけた。新しい世代には、地球で最もパワフルな反対する武器、インターネットがある。

目下の抗議がラサで始まったとき中国が携帯電話の接続を切断するだろうとの恐れがあった。だが、中国のすばらしい携帯電話ネットワーク経由で、目撃者の記述や鮮度の悪い写真が広く世界中へ出世している。

中国の万里の長城こと大ファイアーウォールはぶしつけな道具だが、最もネットに精通したヤングスターたちはこれを出し抜く方法を知っている。

◇英国のチャールズ皇太子が8月に開催される北京五輪の開幕式へ参加しないことがわかった。チベットの人権侵害に対する抗議活動を行う運動組織「フリーチベット」に、皇太子が送った書簡により明らかになった。
「フリー・チベット」は、皇太子に開幕式に出席しないよう求めていた。その要望に対し、皇太子の秘書官代理から以下のような書簡が届いたという。
「これまでずっと皇太子のチベットに対する関心は深く、何度もダライ・ラマ14世とも会談している。五輪開幕式への欠席を求めるのであれば、皇太子は出席しないでしょう」
チャールズ皇太子は1997年の香港の中国への返還式典で、中国の高官を「古いロウ人形の集団」のようで、同式典に参加した中国軍の「ガチョウのような行進」を「ソ連のような恐ろしい見せ物」だと日記に書いていたことが2006年に明らかになっている。
(AFP通信 2008年1月28日)

写真は、亡命政府のあるインド北部ダラムサラの通りで、ダライ・ラマがチベットでの中国の「恐るべき支配」と「文化的虐殺」と呼ぶものに対して、活動家たちが抗議する(16日のBBC NEWSより)

イスラエルは民族浄化を常に行っている


◇ベツレヘムでパレスチナ人の反イスラエル攻撃の大会
イスラエルと占領中のパレスチナ自治区で、イスラム聖戦のメンバー4人を殺害したイスラエルの空襲に抗議してパレスチナの幾つかの党派から数千人がまれにみるまとまりを見せて木曜ベツレヘムで結集した。5日間の暗黙の休戦が挫折した後、ガザ地区のパレスチナ人たちは後続のイスラエル攻撃に構えてきている。ベツレヘム攻撃以降、パレスチナ人闘士とイスラエル軍勢は交互に発射をやり合っている。ハマスは一時的停戦を要求していたが、イスラエルはなお一層の空襲を実行する権利があると言う。木曜日、イスラエル政府のスポークスマンAryeh Mekel はパレスチナ人活動家と話すのを一蹴した。
Aryeh Mekel:「イスラエルはハマスと聖戦に話しかけていない。イスラエルはハマスと聖戦に話しかけるつもりはない。それらはテロリスト組織であり、われわれは彼らと戦っている、対テロと対テロリスト戦争の一部としてわれわれは戦い続けるつもりだ。」
一方、セネガルで話し合われるイスラム教国家協議会でパレスチナのアッバス議長は、イスラエルはエルサレムで「民族浄化」を常に行っていると言った。
パレスチナのアッバス議長:「人種差別者の分離壁によって西岸から街を分離することに加えて、パレスチナ人の公共の建物、施設を閉鎖することや建設を禁じること、重い税を押しつけるといった一連のイスラエルの決定を通じて、エルサレムのわが民族は民族浄化計画に直面している。」
バン・キムン国連事務総長もまた協議会にいて、進行中のイスラエルの攻撃に対してまれにみる(すばらしい)非難宣告を発した。
バン・キムン国連事務総長は、「イスラエルの不釣り合いな、過度の力の行使が、子どもを含める多数の一般市民を殺害し負傷させてきている。私はこれらの行動を非難し、イスラエルにそういった攻撃をやめるよう要求する。」と言った。彼はまたイスラエルへのパレスチナのロケット弾発射と狙撃も非難した。

◇ライスの訪問にブラジル人が抗議
ブラジルで木曜、コンドリーザ・ライス米国務長官のブラジル訪問に抗議するため、首都ブラジリアの外務省前に数百人の学生が集結した。ライスはチリに向かう飛行前にブラジルにいた。学生のリーダー、フェリペ・ヴィエイラはブッシュ政権の一方的軍備廃棄論を拒絶すると言った。
フェリペ・ヴィエイラ:「私たちは戦争に反対する、他の国を巻き込むことにも反対する。米国は世界の警察ではない。」
記者会見でライスは、ブッシュ政権がテロリズム支援国家のリストにベネズエラを加えることを考慮に入れているとの報道についてコメントを拒否した。だが、米国はラテンアメリカの「テロリズム」を心配すると彼女は言った。
コンドリーザ・ライス国務長官:「私たちはテロリズムを心配しなければなりません。私たちはこの地域の国々の安全と幸福(安寧)を心配しなければなりません。国境の範囲内か国境を超えてかどちらでもテロリズム行為またはテロリズム攻撃に服従すべきでないということ。そしてこれはパーフェクトな機会です。」
(デモクラシーナウ!3月14日ヘッドライン)

写真は、恋人がコロンビアの准軍事組織「死の部隊」の暗殺者だったことを告白された報道写真家ジェイソン・P・ハウと、密告者を表象する石たたきの刑で殺害されることになるコロンビア人の恋人マリリンです。二人の話はメジャーのハリウッド映画になるということです。またジェイソン・P・ハウの本もまもなく出版されるとのことです。ロンドンの「アリーナ」マガジンに掲載された彼の記事は、メールマガジン凸 NewsFanzine 凸にアップします。前号「No.194」のコロンビア革命軍FARCの記事とあわせてご覧ください。「No.195 ボクの恋人は死の部隊の暗殺者」

March 15, 2008

ラサの死者はすでに100人




◇インド、ニューデリー発:中国当局のメディアが死者数は10人と見積もる一方で、インドにいる亡命者からの未確認報道によると、チベットの首都ラサでの中国支配に反対する暴力の抗議は少なくとも100人の死者を出している。
(CNN 2008年3月15日)

◇中国の国営・新華社通信は14日、チベット自治区ラサで同日、チベット系住民が複数の商店を焼き、多数の店が営業を中止したと報じた。中国人系の商店を標的にしているとの情報がある。負傷者が出ている可能性もある。チベットでは1989年、暴動が起き、戒厳令が発令されているが、今回の騒乱は同年以降、最悪規模との見方もある。
チベットやインドではここ数日間、中国支配に反発する地元住民の抗議活動が多発している。チベットは1959年の「チベット動乱」後、中国の支配下にある。AP通信によると、一連の抗議活動は同動乱から10日に49年となったことを受けた形となっている。
中国は今夏、五輪主催を控えており、チベット情勢が悪化すれば国際社会の視線を踏まえた難しい対応を強いられそうだ。AP通信によると、チベットの中国共産党支部は電話での問い合わせに対し、ラサなどでの混乱の情報はないとしてコメントを避けた。
同通信や目撃者によると、ラサでは14日、約千人のデモ隊が治安部隊に投石、軍トラックを壊すなどした。車両が焼かれ、警官隊がデモ隊に催涙弾を発射、銃声も聞こえたとの証言もある。
米政府系放送局「ラジオ自由アジア」は13日、チベット僧2人が中国支配への抗議活動で手首を切り重体とも報じた。また、11日には僧侶数百人がデモ行進し、治安当局が催涙弾で解散させたとも伝えた。
亡命チベット人の団体は、治安当局がラサにあるチベット僧院3カ所を包囲、僧侶らの行動を規制しているとも述べた。
(CNN 2008年3月14日)

英ガーディアン紙は今回の抗議行動について、「計画されたものかは明らかでないが、抗議活動の時期、横の広がり、大胆さから見ると、民主化運動が盛り上がった1989年より周到に計画されていることがうかがえる」と分析している。

写真はラサと、通りで炎上するクルマや焼かれた商店など今回の抗議の残骸

March 11, 2008

ビヨークのチベット、チベット




上海コンサートのアンコールの曲のなかでビヨークが「チベット、チベット」と歌ったことが中国当局からいろいろ言われました。さすがビヨーク!アーティストができることをちゃんとやっている!と元気!でました。
中国当局から出ているコメントを読むと、会場のファンからも「ブーイング」みたいに聞こえますが、YouTube で見ると、決してそんなことはありません。彼女も扇動しているというよりは、抑揚をつけて「チベット、チベット」と歌っているだけで、「Raise your flag!(主張の声を大きく)」と何度かチャントして「シェーシェ(サンキュー)」で終えています。会場のファンの反応は?というと、日本人の会場でもそうだけど、何が起こったのかよく理解できないせいでだと思うが、全体としてはただ盛り上がっている感じでした。
アンコールで歌った曲「Declare Independence」はもともと、デンマーク自治領であるグリーンランドやフェロー諸島の独立支援のために書かれた曲です。ちなみに2月の日本公演ではこの曲で「チベット」部分は「コソヴォ」と歌いました。
それでも、もちろん中国政府は猛烈な反応ですし、ファンも怒っているとニュースには出ます。なんでも、その場のファンというよりも、その後のネットで怒りが広まったとありますが、どこまでが本当の人々の反応なのかはわかりません。
以下は、この騒ぎにすぐに反応したビヨークのコメントと、ニュースからーー。

◇bjork.com news 04 March 2008
声明:「私は政治家ではありません。終始一貫してミュージシャンで、人間の感情の全域を表現しようと精いっぱいやってみるのが私の義務と感じるようなミュージシャンだというのに重きを置いてもらいたい。独立を宣言することに対する強い衝動(駆りたてる力)はそのひとつにすぎませんが、私たちみんなが一生に何度となく感じる重要な感情です。これは個人的なことを意図して書かれた歌ですが、実際には私をすごく喜ばせる、抑圧された国家の闘争という広い意味に解釈されてきています。独立のための闘争で、すべての個人と国家にグッドラックを祈りたい。
正義を! warmth, bjork. 」

◇2008年3月7日、世界中で熱狂的なファンを持つアイスランドの歌姫ビヨークが中国公演のステージ上で「チベット独立」を叫んだ事件で、事態を重く見た中国文化部は彼女に対し法的措置をとると発表した。
今月2日に上海市で行われたコンサートで、ビヨークはステージ上で中国当局から許可を得ていない曲「Declare Independence(独立宣言)」を歌い始め、突然「チベット!チベット!」と叫んだという。これには中国の聴衆も驚き、事件はまたたく間に内外に報道された。
中国文化部スポークスマンは、政府は国際的文化交流活動を積極的に奨励しているが、国内で活動する海外のアーティストや団体は国家の「営業性演出管理条例」を遵守しなければならないと強調。この規定に違反して個人的な芸術活動を政治利用し、中国人民の感情を傷つけるアーティストは歓迎しない、と強い不満の意を表明。ビヨークには法的措置をとると述べたうえで、今後中国を訪れる海外のアーティストや団体の芸術活動について、より厳しいチェックを行うことを明らかにした。
(Record China 2008年3月10日)

◇ビヨークがチベット独立を支援するのは今回が初めてではない。1996年に米サンフランシスコで行われた「フリー・チベット」コンサートにも出演している。(AFP 2008年3月7日)

◇「人権団体は視力に問題あり」 中国、批判に猛反発
中国外務省の秦剛副報道局長は11日の定例記者会見で、中国政府を批判する報告書を発表した国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)について「人権をウオッチするとしているが、視力に問題がある」とあからさまに非難した。
秦副局長は、同団体について「白内障」「重度の弱視」などと侮辱的な言葉を繰り返し「メガネを換えてほしい」と指摘。「視力に問題ある人が見たものについての結論が信用できるか」などと発言した。
ヒューマン・ライツ・ウオッチは北京五輪の関連施設などを建設する出稼ぎ労働者が搾取されている状況を批判する報告書を発表している。
(共同通信 2008年3月11日)

◇中国、オリンピック開催国にふさわしくない 米公聴会 
ワシントン発:米国の「中国に関する議会・政府委員会」が27日に開いた「北京五輪の中国での人権と法の統治に対する影響」と題する公聴会で、米国議会上下両院議員たちが中国政府の人権弾圧の事例を次々に指摘し、五輪開催国にふさわしくないという批判が続出した。
同委員会の委員長のサンダー・レビン下院議員(民主党)は「中国政府は国内の人権擁護促進への誓約を前提条件の一つにしてオリンピック開催国になったが、人権弾圧は依然、続いており、この数週間でも当局は人権への懸念をオリンピックとからめて述べただけの活動家たち数人を拘束した」と指摘して、中国政府への抗議の姿勢を明確にした。
クリス・スミス下院議員(共和党)は「中国には言論、報道、集会の各自由がない」と前置きして、「中国政府のそうした人権侵害の性格と規模を考えると、オリンピックが中国の首都で開かれるというのは恥辱だ」という抗議の意を表明した。
バイロン・ドーガン上院議員(民主党)も「中国当局は従来の人権抑圧に加えて、2008年の北京オリンピックの開催を利用して自国政府の人権弾圧の実態を広く内外に知らせようとした中国人活動家たちをすでに逮捕し始めた」と非難した。
同議員はさらに「中国政府は自国民に自由な発言の権利、労働者の権利、政府批判の権利などを認めておらず、その状態はオリンピックの精神に違反する」と述べ、中国人政治犯のうちの主要人物7名の実名をあげ、その釈放を要求した。
(サンケイ新聞 2008年2月28日)

◇14日付の英タイムズ紙は、夏の北京五輪の際に、北京の大気汚染が改善されていない場合、英選手が競技中に、専用マスクを着用することを英国オリンピック委員会(BOA)が検討していると報じた。
英国選手が着用する可能性のあるマスクは、大学研究者らが五輪に向け競技用に設計。汚染物質を吸収できるフィルターを使ったマウスピースが備えられているというが、詳細は明らかにされていない。
女子マラソンの世界記録保持者ポーラ・ラドクリフ選手(英国)らが1月、南アフリカでテストしたという。
(共同通信 2008年2月15日)

◇陸上マラソン男子の世界最高記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(34)=エチオピア=が4日、北京の大気汚染と気候に懸念を示し、北京五輪でのマラソン出場に慎重な姿勢を示した。
「北京でマラソンを走るのはとても大変なことだ。42キロ、2時間以上だよ。正直言って走るのはとても困難だ。歩くことだって難しい。大気汚染の問題はとても重要だ。五輪期間中だけじゃない。ここに住む人々にとっても苦難だ」
(2008年2月4日)

◇北京五輪の競技主任はすべて中国人
「なぜそこまで中国人にこだわるのか」と聞かれた北京五輪組織委員会の張𠮷龍体育部長は「五輪を通し、中国スポーツ界の人材を育成するため」と話した。
(共同通信 2008年2月19日)

◇北京市食品安全弁公室の唐雲華報道官は21日の記者会見で、北京五輪開催期間中、選手団が独自で選手村や会場に食品・医薬品を持ち込むことを禁止する方針を明らかにした。冷凍ギョーザ農薬混入事件などで中国製食品の安全性に対する不信感が高まるなか、米国選手団が米企業の支援を受け大量の食品を空輸する計画が報じられていた。
(2008年2月22日)

世界保健機関の報告書によると、大気汚染による死亡者数は年間300万人。これは交通事故死(年間100万人)の3倍にあたる。医学誌「ランセット」が2000年に発表した調査結果は、フランス、オーストリア、スイスの大気汚染による死亡者数は3か国合計で年間4万人を超えている。このうち、クルマの排気ガスが原因で死亡した人の割合は半数近くにのぼる。
アメリカの交通事故死は年間4万人強、大気汚染による死亡者は7万人を数える。7万人というのは乳ガンと前立腺ガンの合計死亡者数に匹敵する。大気汚染は、先進国および発展途上国の都市部に住む数10億人の健康を脅している。
(地球白書のワールドウオッチインスティテュートより)

写真は、今回のツアーでのビヨークと、あと数ヶ月に迫る2008年中国オリンピックのアディダスのイメージポスター、バスケットボールと飛び込み。

March 10, 2008

ピースパートナーにはなれない


◇ガザの死者を例証してないことを理由にリビアが国連安保理決議に反対を声明
何年もの間、ガザでどえらい殺戮があった週には結果として狙撃が起こった。この一週間でイスラエル軍は少なくとも120人のパレスチナ人を殺害した。国連の非難決議でリビアは安全保障理事会に反対を声明した。リビアの大使代理イブラヒム・アル・ダバッシは、ガザでのイスラエルの行為に対する非難を含めることで「バランス」を取るべきだとの声明を主張した。
イブラヒム・アル・ダバッシ:「私たちには人間の命は同じである。本来、私たちは事件を裁かない(判断を下さない)。私たちは殺害について話し合い、判断を下す。超人や二級市民などといった人間はいないと考える。パレスチナ人の命はイスラエル人の命と同じだと私たちは考える。」
イスラエルの大使ダン・ジラーマンが国連にリビアのスタンスを説明した。
ダン・ジラーマン:「エルサレムで起きた大量虐殺を非難することで、今夜、安全保障理事会は決議、満場一致の決議に至ることができなかった。不運にもこれは、安全保障理事会がテロリストによって徐々に入り込まれるとどうなるかである。」
ハマスはエルサレムの狙撃を「英雄的な行為」だと形容する。
パレスチナ自治区西岸でアッバス・パレスチナ議長が狙撃を非難したが、ハマスのスポークスマン、サミ・アブ・ズヒリは英雄的行為と形容した。
サミ・アブ・ズヒリ:「エルサレムで実行した英雄的はたらきは、ガザ地区でイスラエル人が犯したイスラエルの大量虐殺とパレスチナ人に対して犯した通常の犯罪に対する自然なリアクションである。この英雄的な殉死計画はレジスタンスが打破されないことを再保証することになる。」
うわさでは、ガザでは何千人ものパレスチナ人がこのニュースを聞いて陽気に浮かれ騒いだ。一方、昨夜イエシーヴァ(ユダヤ教大学)の外に集まったユダヤ人数百人が「アラブ人に死を」と繰り返し唱えた。

◇コロンビアで国家犯罪の犠牲者に抗議して4万人が行進
コロンビア全土で行方不明になっている、右翼の民兵組織と死の部隊の何千人もの犠牲者に名誉を与えるため、木曜日コロンビアのボゴタで4万人が行進した。この抗議行動は、少なくとも24人のFARCの反逆者を殺害したエクアドル領内での攻撃をコロンビア軍が遂行して1週間経たずに起こった。木曜の抗議は国家犯罪犠牲者運動によってオーガナイズされた。行進する人には人権活動家イヴァン・セペダが含まれる。彼の父、コロンビアの上院議員は1994年に情け容赦なく殺された。
イヴァン・セペダ:「もう民兵組織はいらないと政府に知らせるため、土地を奪われてきている農民の人権侵害はもういらないと政府に知らせるため。なぜなら農民たちはもっとましな将来を受けるに値するからだ。私たちは民主主義を手に入れたい。この行進を拒絶し、それをゲリラの行進だと言って攻撃しているウリベ大統領の政府にとって、これは政治的失敗だ。」
一方、コロンビアとの関係を断絶することでニカラグアがエクアドルとベネズエラに加わった。ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領はコロンビアは政治的テロリズムを遂行していると非難した。
(デモクラシーナウ!3月7日ヘッドライン)

写真は、ガザの女の子たちがイスラエルの基準に抗議
「乱打され極貧に苦しめられるガザは平和のパートナーにはなれない」と言っています。

March 08, 2008

ヒラリーはモンスター



見るからに聡明そうな女性、オバマ氏の経済担当顧問が、記者に対して思わず口にした「ヒラリーはモンスター」という台詞が問題になって昨日辞任しました。でも彼女はいろんな意味で「モンスター」かもしれません。日本語では彼女は「怪物」というときには、ポジティブなイメージで「すごい!」って意味になりますが、彼女は「化け物」となるともっと不気味で残忍なネガティブなイメージになります。つまり聡明なサマンサはどちらのニュアンスで言ったかなんです。英語にも「スーパースターミュージシャン」や「爆発的ヒット商品」から、「極悪非道」や「常軌を逸した人」まであります。でも辞任したというからには日本語の「化け物」って意味なんでしょう。以下、ニュースからーー。

◇エクアドルとコロンビアなど3カ国、紛争終結で合意
ドミニカ共和国サントドミンゴ発:南米エクアドルで隣国コロンビアの部隊が左翼ゲリラの掃討作戦を実施し、両国が断交した問題で、両国とベネズエラの大統領は7日、紛争の終結を宣言する協定書に署名した。
エクアドルのコレア大統領は「(コロンビア側からの)二度としないという約束と許しの要請をもって、この非常に深刻な問題が終結したとみなす」と述べた。
会合では、コロンビアの越境行動が非難され、同国のウリベ大統領が謝罪。コレア大統領とベネズエラのチャベス大統領がこれを受け入れ、終了間際には3人が握手を交わした。
AP通信によると、コレア氏はエクアドルとコロンビアの国境警備のため、国際平和維持部隊の駐留を提案した。
(CNN 2008年3月7日)

◇ハマスが犯行否定、ヒズボラの関与示唆
エルサレム発:エルサレムのユダヤ教神学校で6日夜に起きた乱射テロで、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム強硬派勢力ハマスの軍事部門筋は7日、テロへの関与を否定し、レバノンに本拠を置くイスラム教シーア派の強硬派勢力ヒズボラと関係あるグループが実行したことを明らかにした。
主張の真偽は不明。
事件では、8人が死亡し8人が負傷。エルサレム警察は、実行犯は東エルサレムに住むパレスチナ人運転手と特定している。ハマスはラジオを通じて犯行を認めたとの情報があるが、別のパレスチナ武装組織筋によると、ハマス指導部は関与を承知していないとしている。
実行犯はハマス構成員だが、今回の犯行の指示はガザやパレスチナ自治区ヨルダン川西岸を離れた地域から来たという。ただ、ハマスの政治部門最高指導者ハレド・メシャール氏はシリアに亡命している。
ヒズボラは2006年夏、レバノン南部などでイスラエルと長期の軍事衝突を起こしている。また、シリアの首都ダマスカスで今年2月、幹部が爆弾攻撃で殺害され、イスラエルの犯行と主張している。
(CNN 2008年3月8日)

◇レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが運営するテレビ局は、今回の攻撃が先月殺害されたヒズボラ指揮官イマド・ムグニエの支持者とガザ地区の殉教者で構成された「ガリラヤ自由民軍団」によるものとテロップを流したが、同グループは知られておらず、実存するかどうかは不明。
(クリスチャントゥデイ 2008年3月8日)

写真は、コロンビアのウリベ大統領(手前)とエクアドルのコレア大統領、2枚目はドミニカ共和国大統領が仲介する左、ウリベ(右派政権)と右、チャベス(左派政権)のとりあえず和解のポーズ。顔は正直です。

March 06, 2008

バニティフェア誌のイランコントラ2.0



◇米バーモント州にある2つの町が4日、ブッシュ大統領とチェイニー副大統領を憲法違反容疑で逮捕する可能性がある措置を可決したと、地元メディアが報じた。
投票を行ったのは、国政へのリベラルな姿勢で知られるブラトルバロとマールボロの2つの町。
可決された措置は、大統領と副大統領の起訴を正当に行うことができる関係当局に2人を引き渡すよう、町の警察に命じる内容。
大統領と副大統領に対しては、バーモントの州議会がイラク戦争の終結を求めるとともに2人を告発する内容の拘束力のない決議を採択したほか、複数の町も2人を告発する決議を採択しているが、いずれも連邦政府側には受け入れられていない。
(ロイター通信 2008年3月6日)

◇バーモントの2つの町がブッシュ&チェイニーの起訴をよしとする
バーモント州のブラットルボロとマルボロの町の有権者が火曜日、憲法違反でブッシュ大統領とチェイニー副大統領の起訴を命じる法案に賛成した。象徴的な票決の結果は、それぞれの町の警察に2人が町に足を踏み入れればブッシュとチェイニーを逮捕せよと指図するか、または訴追手続きのためどこか裁判権のあるところに引き渡すことを命じる。
(デモクラシーナウ!3月5日ヘッドライン)

◇ブッシュがエクアドル国内のコロンビア攻撃を支持
コロンビア軍がエクアドルに越境してコロンビア革命軍FARC のメンバー20人を殺害した後、何日も南米では緊張が高まったままである。火曜日、ニカラグアのオルテガ大統領はエクアドル内で攻撃を遂行したことでコロンビアを非難した。
ダニエル・オルテガ:「国境から3キロ入ったエクアドル領土を爆撃するというこのけんか腰はコロンビア政府によってとられた。ラファエル・コレア大統領(エクアドル)は、これが交渉と和平に味方して尽力していた男を暗殺するためにあらかじめ用意ができた作戦だったと言った。コロンビアはラテンアメリカの不安定と不確実性の要因となってきている。」
一方、ワシントンでは、ブッシュ大統領がアメリカの密な同盟国、コロンビアの行動を公然と擁護した。
ブッシュ大統領:「コロンビアの民主主義を全面的に支援する、そしてわれわれは地域を不安定にしかねない正統な理由のない侵害行為はなんであれ堅く妨害すると大統領に伝えた。暴力やテロやドラッグ商人に直面させられるとしてアメリカはコロンビアに賛成し続けるだろうと彼に伝えた。」
ボゴタではコロンビア当局がFARC反乱軍について幾つかの新たな罪名を作り始めている。コロンビアの副大統領は、FARCは汚い爆弾を作るため放射性物質を獲得しようとしていたと主張した。ウリベ大統領はジェノサイド(大量虐殺)の後援者になることや資金供給することでベネズエラのチャベス大統領をICC国際刑事法廷に提起すると脅した。ウリベはFARCに金を与えているとチャベスを非難する。チャベスもまた、外国で暗殺の空襲を実行することで、コロンビアを「ラテンアメリカのイスラエル」だと非難した。
(デモクラシーナウ!3月5日ヘッドライン)

◇イラン・コントラ2.0:ブッシュ政権がいかに議会にウソをつき、ファタハにハマス転覆をねらった秘密の軍事援助をしてきたか
2年前のパレスチナ選挙でハマスが大勝し、ハマス政権が誕生した際、ブッシュ政権は武力で政権転覆を試みていたと、アメリカのバニティフェア誌が最新号で報じた。記事によると、ブッシュ政権は議会にウソをつき、対抗勢力のファタハへの軍事援助を急増させ、パレスチナに内戦を起こしてハマス政権を転覆しようとした。
レーガン政権が密かにイランへ武器を輸出し、その資金をニカラグアの反共ゲリラ「コントラ」の援助に流用していた事件になぞらえて、バニティフェア誌は今回の記事を「イラン・コントラ2.0」と題して発表している。
(デモクラシーナウ!3月5日ヘッドライン)

写真はダニエル・オルテガ大統領、アメリカにこてんぱんに潰されたサンディニスタ民族解放戦線の指導者です。彼は2006年11月、16年ぶりに大統領に再選されました。このときの選挙でもアメリカは反オルテガを掲げ公然と干渉しました。当時の商務長官や大使がオルテガには入れるなと運動したのです。OAS米州機構選挙監視団の遺憾声明もおおっぴらに無視しました。レーガン政権のもとコントラへの秘密援助に深くかかわったノース中佐がニカラグアに赴き、右派候補の選挙キャンペーンに加わりました。
今回のコロンビアの越境攻撃は、チャベスやオルテガの南米左派政権を目の敵にするアメリカの思惑がコロンビアを使ってひとつ具体化したようにも見えます。親米対反米の構図が鮮明です。世界をめちゃくちゃにする「悪の国はアメリカ」だというのを、ここでもまた確信しました。2枚目の写真はオルテガとチャベスです。

March 03, 2008

親米コロンビアは南米のイスラエルか


◇イスラエル軍のガザ急襲 5日間で112人以上のパレスチナ人を殺害
◇ガザ攻勢にイスラエル人平和活動家らが抗議
日曜、何百人というイスラエル人平和活動家らがテルアビブの防衛省の外で抗議した。
オムリ・エヴロン:「ガザでイスラエルが始めた戦争と、進行中のガザ包囲とガザ占領の継続に反対するデモンストレーションをしています。この戦争はイスラエル人の利益にもパレスチナ人の利益にも役立たないと言うために私たちはここにいます。罪のない人々を傷つける戦争犯罪です、私たちは戦争を終わらせたい。ただちに話し合いをしたいし、2国間の問題を解決して平和をもたらしたい。」

◇コロンビアがエクアドルにいるFARCの司令官を殺害
土曜日、コロンビア軍がエクアドルとの国境を越境して夜明け前に急襲する間にFARC(コロンビア革命軍)ナンバー2の司令官を殺害した後、南米で緊張が高まっている。その攻撃で少なくとも他に16人のFARCゲリラが殺された。コロンビアのウリベ大統領(右派政権)はラウル・レイエス殺害を反乱活動に大打撃だと説明した。ラウル・レイエスは、FARCを率いる77歳のマヌエル・マルランダの後継者と見られていた。

◇チャベス:南米で戦争が始まりかねない
エクアドルとベネズエラ両国(どちらも左派政権)はエクアドル領内の主権の侵害に抗議してボゴタの大使館を閉鎖した。ベネズエラのウゴ・チャベス大統領とエクアドルのラファエル・コレア大統領はコロンビアとの国境に軍隊を命じた。ベネズエラでそんな急襲を絶対に実行するなとチャベスはコロンビアに警告した。
ウゴ・チャベス:「これが南米に戦争を起こしかねない。たとえば、もし彼らがそのようなことをベネズエラでやろうと考えるなら、ウリベ大統領よ、私は戦闘機を送るからだ。南米大陸というわれわれの世界でコロンビアが第2のイスラエルになるのをわれわれは受け入れるつもりはない。」
(以上、すべて、デモクラシーナウ!3月3日ヘッドライン)

◇ベネズエラ大統領、国境地帯に10大隊配備
コロンビア最大の左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)のナンバー2だった「ラウル・レイエス」ことルイス・エドガー・デビア・シルバ氏が殺害されたことへの対応。同司令官は1日未明、エクアドルで行われたコロンビア治安部隊の作戦で死亡した。
チャベス大統領はここ2カ月間、FARCに拉致された推定750人の人質のうち6人の解放を仲介したが、FARC側で仲介の中心的な役割を担っていたのがレイエス氏だった。
FARCと良好な関係にあるチャベス大統領はTV番組で、ベネズエラ国内に警戒態勢を敷いたと述べ、エクアドルを支持すると発言。「われわれは戦争を望んでいないが、北米帝国とそれに従属する(コロンビアの)ウリベ大統領の政権が、われわれを分断し弱体化するのは許さない」と明言した。
大統領は1日にも、コロンビア政府がエクアドルの主権を侵害したと非難。仮にコロンビア治安部隊がベネズエラ領内で作戦を実施した場合、コロンビアに宣戦布告していただろう、と述べた。
(CNN 3月2日)

◇エクアドルのコレア大統領は3日、隣国コロンビアの部隊が1日にエクアドルに越境し、コロンビア革命軍(FARC)に対する軍事作戦を実施したことを受け、コロンビアとの国交を断絶したと発表した。
コレア大統領は記者団に対し、軍事作戦前にイングリッド・ベタンクール上院議員(フランス国籍)を含む人質12人の解放について、FARCと合意直前だったことを明らかにした。
エクアドルとコロンビアは国境地帯で自国の部隊を増強。コレア大統領は、民間人に死者が出た正当化できない「殺戮」だとして、コロンビアの作戦を非難した。ベネズエラのチャベス大統領も、作戦が「殺人行為」だと述べ、コロンビアとの国境地帯に部隊を配置した。
米州機構(OAS)関係者がCNNに語ったところによると、OAS常設理事会は4日、米ワシントン市内で会合を開き、緊張緩和の道を探る。ブラジルのアモリン外相は、コロンビアのエクアドル越境を非難する一方、問題の平和的解決に向けて当事国の仲介に努めていることを明らかにした。
一方、軍事作戦で押収された証拠品の中にチャベス大統領が先日FARCに3億ドル相当の支援を実施したことを示唆する記録が発見されたという。コロンビア警察当局者は記者会見で、エクアドルの治安担当閣僚が先日レイエス氏と面会したことを裏付ける記録などもあったと述べた。
コロンビアのウリベ大統領は、FARCとエクアドル・ベネズエラ両国政府の間に密約があったとして、OASや国連に証拠を提示する意向を表明。ただ、エクアドルのコレア大統領は、FARCへの接触目的が人質解放交渉のみであり、ベタンクール氏の母国であるフランス政府も関与したと主張した。
(CNN 3月4日)

写真はコロンビア軍の急襲で殺害されたラウル・レイエス司令官

ボビーの暗殺は6月の予備選中


今年に入ってフィナンシャルタイムズ紙に、「オバマ氏が昨年からたびたび暗殺の脅迫を受けている」というニュースが載る。そのためミッシェル夫人がシークレットサービスを説得して夫の警護を要請したというのだ。
「遊説先のあちこちでオバマ夫人は日ごとにファーストレディらしくなっていく。ジャクリーン・ケネディ大統領夫人と比較する人さえいるほどだ。シカゴのサウスサイドにある手狭なアパートで生まれ育った彼女の経歴は、オバマ氏が唱える希望のテーマによくマッチしている。」と記事は続き、「彼女は上品で優雅、才覚と器量がある」「ホワイトハウスにいるミシェル・オバマを想像するのは実にたやすいことだ」とのコメントを引用して締めくくっている。

◇2月25日付ニューヨークタイムズ紙が、全米でささやかれながらも公然と語られることがなかったオバマ陣営スタッフらの不安を伝えた。
通常、党内の指名争いの段階ではシークレットサービス(大統領警護)が候補者を警護することはないが、クリントン上院議員には前大統領夫人として派遣され、オバマ上院議員にはイリノイ州選出のダービン上院議員(民主)らの要請を受けた異例の形で2007年5月から警護がついている。
オバマ陣営内部には、黒人が大統領になる可能性が高まるほど暗殺の懸念も高まるとの見方がある。当初、黒人層の支持者が上院議員の身を案じ、予備選ではわざと勝たせないのではないかとの憶測もあったが、今ではクリントン上院議員をしのぐ勢いの候補になったため、暗殺の懸念も現実的なものになったという。
1月には米下院国土安全保障委員会のトンプソン委員長が国土安全保障省に「(暗殺に対し)特別の注意を払うよう」念を押す手紙を送った。委員長はタイムズ紙の取材に、具体的な暗殺計画情報の有無については明らかにしなかったという。
(共同通信 2008年2月25日)

写真は手前2人がオバマ候補につくシークレットサービス

March 02, 2008

テロリストとは違う抵抗運動の闘士




◇イスラエル軍は2日、ハマス司令部や武器庫を空爆し、ハマス側もロケット弾などで反撃。銃撃戦も続き、新たにパレスチナ人10人が死亡した。がれきの中から新たな犠牲者が見つかっており、1日のパレスチナ側の死者は計70人を超える恐れがある。同軍がガザを空爆した27日からの死者は計100人を超えた。
イスラエルのオルメルト首相は2日、ガザへの攻撃について「テロとの戦いをやめるつもりはない」と作戦継続を宣言。作戦中止を求めた国連の潘基文(バン・キムン)事務総長の要請を拒否した。
(中日新聞2008年3月3日)

アルジャジーラのニュースをメールマガジン凸NewsFanzine凸のほうにアップしました。こちらからご覧ください。「No.192 ガザ攻撃はホロコースト」

写真は連日イスラエルの猛攻が続くガザ地区からーー。ミサイルが命中してがれきとなった家屋の穴から力を誇示するイスラエル治安部隊のタンクの姿が。続いて、建物が密集した地域にミサイルが命中!大きなダメージ。ガザでイスラエルに抵抗する顔を隠した親ハマス戦闘員。米国、イスラエル、そして世界(国連)は彼らのことをテロリストと呼びますが、以前は権力(この場合は侵略する大国イスラエル)と戦う抵抗運動の闘士と呼ばれたものでした。わたしはいまでもそう認識しています。アルジャジーラやBBCなどは「ファイター」と言っています。なので、翻訳する際は「戦闘員」か「闘士」と訳すことにしています。