見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2009/01/06

政府が国民を代表しない世界



イスラエルにYes!イマジンにNo!の国 アメリカ

アラブの伝統楽器カーヌーンが奏でられる。イスラエル出身の美しいユダヤ人歌手、ノアによるヘブライ語のジョンの「イマジン」と、続いて、アルジェリア出身の世界的に有名なライの歌手、シェーブ・ハーレド(Sheb Khaled)によるアラビア語の「イマジン」。

ノアとデュエットした「イマジン」の曲は、ハーレドのアルバム「Kenza」の4曲目に収録されていたのだが、アメリカの同時多発テロ9.11以降、アルバムから削除され、オリジナルのアルバムは入手困難になっていた。実際、アメリカでは9.11の後、ジョンの「イマジン」が放送禁止になった。

you tubeで知ったこの「イマジン」ではノアとハーレドの後にいろいろな国の歌手が登場してそれぞれの言語で歌っている。

ただし、パレスチナ民にとって「No Country」は「想像してみる」話ではない。彼らはこの60年、これを現実として生きてきた。オープンエアーながら狭くて生活必需品がなんにもない牢獄に閉じこめられたも同然の生活を強いられ、次には正当な理由のないまるでいじめっ子の戦争に名を借りた殺戮がすぐそこで起きていても、どこにも逃げられないでいる。

ガザにジャーナリストは入れない。通常のニュースの映像はイスラエルが流しているものを使っていること、忘れてはならない。ガザから出られるのに、あえてとどまって外の世界に「なにが起きているか」伝えようとしている外国人の声に手が届くよう、せめて毎日努力したいとわたしは思っている。

you tubeに埋め込まれるこのコンサートがいつのものかはわからないが、アラブ人とユダヤ人がアラビア語とヘブライ語で歌う「イマジン」が世界中の人びとを揺さぶるのを心の底から願う。

特にアメリカの政府、これを止められるのはあなた方だけだ!


(転載歓迎とある京都のOKA MARIのメールでこのイマジンを知りました。ありがとう)

2009/01/04

遠く離れていても 感じる



土曜夜、イスラエル兵と戦車がガザに侵攻したとイスラエルのスポークスマンは言いました。ハマスは命が尽きるまで戦うと言います。一方、イスラエルの空襲に抗議するロンドン大会に警察の発表で1万2000人が集まりました。

◇ロンドンではガザ空襲に抗議する人たちがテムズ川からトラファルガー広場まで行進した。その多くがダウニングストリート10(首相官邸)では靴を投げるかまたは靴を置いたままにした。

大会では数人のスピーカー、シンガーのアニー・レノックス、コメディアンのアレクセイ・セイル、元ロンドン市長ケン・リヴィングストン、そして政治家のジョージ・ギャロウェイが、群衆に向けて話した。

アニー・レノックスは、ガザ空襲のTVの映像に心乱れ動揺したと、金曜の記者会見で言った。BBCのウェブサイトに投稿されたヴィデオによれば、「心の底まで衝撃を受けた」と彼女は言った。「ひとりの母親として、そしてひとりの人間として考えていました、なぜこれが安心(平穏)に対する説明になるのかと?」

トラファルガー広場での2時間の大会に引き続き、抗議グループはイスラエル大使館まで4.8キロ行進することにした。イスラエル大使館では週日抗議が続けられている。

(CNN.com 4 January 2009)

◇2008年の国連人憲賞を受賞したラムゼイ・クラークがガザ地区で殺人を引き起こしているイスラエルの空爆、封鎖、武力侵攻をただちにやめるよう求める緊急アピール、署名活動を始めています。↓以下のサイトからどうぞ。
http://www.iacenter.org/gazapetition/

署名の宛先:ジョージ・ブッシュ大統領、バラク・オバマ次期大統領、コンドリーザ・ライス国務長官、ヒラリー・クリントン次期国務長官、リチャード・チェイニー副大統領、ジョー・バイデン次期副大統領、連邦議会の指導者、藩基文国連事務総長、ミゲル・デスコト・ブロックマン国連総会議長、国連安全保障理事会の理事国リーダー、イスラエルの閣僚と野党党首、主要メディアの代表

◇アピール文
 
イスラエルは60年におよび、国連総会と国連安全保障理事会決議、国際司法裁判所、国際法、そして基本的人権の要請に異議を申してて拒否し、処罰されないままパレスチナ人民を迫害し続けてきました。

ここ数年、パレスチナ人が虐待され、貧困を強いられ、分割され、そして貶められている一方で、イスラエルは、ますます豊かになり、強力で暴力的になっているのに、自分自身を犠牲者だと宣言するようになっています。

最も効果的な組織に対してパレスチナ人を分裂させる、これが長年一貫したイスラエルの戦術でした。近年の大部分でイスラエルはファタハを攻撃しました。今イスラエルが攻撃する標的はハマスです。だが、パレスチナ人はひとつであってパレスチナ国家もまたひとつです。これがパレスチナ解放機構の指導原理です。イスラエルの方針は常にパレスチナ国家樹立の可能性を破壊することでした。ハマスに対する犯罪的な攻撃は、実はパレスチナ国家樹立を阻止し、それを分割して征服するという、イスラエルの継続的な攻撃の一環なのです。

大失敗のブッシュ政権が終わり近づいている今、現在汚職で刑事告発を受けた首相がいるイスラエル政府(オルメルトは暫定首相)は、国際的な孤立や、パレスチナの窮状を深刻にして大虐殺を行うため、ガザ地区を統治するパレスチナ指導者を恣意的かつ組織的に葬り去るのを国際世論が許すかどうか試しています。ガザ地区への無差別攻撃や侵攻の動きを十分知ったレバノン、シリア、イラン、アフガニスタンの中東アラブ諸国、すなわち悲惨な規模の闘争に至る危険をかかえるイスラム社会全体に激しい怒りを燃え上がらせて、それはインドとパキスタン間にも広がることになります。

イスラエルのために戦うアメリカやEU、NATOと共に、アメリカの「唯一無二の」大統領ジョージ・W・ブッシュがイスラエルを支援し、ガザであら探しをしている間、イスラエルはガザの抵抗する力を破壊してパレスチナ人に最終的な解決を無理強いするだけでなく、この地域におけるイスラエル支配拡大を阻害する可能性をつぶすため、イラン、シリア、レバノン、パキスタン、そしてアフガニスタンで戦争につながる対立を探しているのです。

署名に参加した私たちは、この危険で困難な日々と時間のなか、国連、アメリカ、NATO加盟国、中立のヨーロッパ諸国、アジア各国、第一に中国、インド、インドネシア、パキスタンの政府、アフリカ、中南米諸国に対し、イスラエルとパレスチナに即時停戦し、平和の確立を要求するよう求めます。恒久平和のすべての要件が満たされるまで、ガザ、イスラエル、エジプト、および地中海へのすべての国境を人道支援物資を運ぶため開放するとともに、イスラエルの武力行使や禁輸処置も止めることを求めます。

私たちは各国政府と人道団体に、医療、食糧、人道物資、シェルターなど、パレスチナが必要とする緊急援助を提供するよう求めます。そして平和と正義と世界中の男・女・子どもに平等な尊厳を真剣に模索するすべてのメディアに、「イスラエルはただちに攻撃をやめよ」とヘッドラインで報じるよう求めます。すべての党派は、ひとつの国家が承認されるかパレスチナ国家が国連総会決議181号(1947年)の完全履行に沿って1948年10月以前の統治が委譲され、パレスチナが繁栄するまで、パレスチナ人との交渉の継続に努めなければなりません。

(署名活動を広めるため、「訳:どすのメッキー」を引用させていただきました)

写真は、ガザに侵攻するイスラエル兵士と、ガザ急襲に抗議するロンドンのラリー

2009/01/02

スクールバスの子どもがハマス?





◇イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの空爆は2日、開始から7日目を迎え、AFP通信によるとこれまでの死者は420人に上った。1日にはガザを支配するイスラム過激派ハマスの上級幹部宅を空爆、本人と妻子ら約20人を殺害した。イスラエルのリブニ外相は同日、フランス政府提案の48時間停戦を改めて拒んだ。地上戦突入の可能性が徐々に高まっている。

空爆で殺害されたのはハマス政治部門のニザル・ラヤン氏(49)。同氏は対イスラエル強硬派で、退避を拒否していた。空爆ではこのほか、1日から2日早朝までにパレスチナ自治評議会(国会)やモスク(イスラム教礼拝所)など約50カ所が破壊された。

ガザとの境界には地上部隊が展開して侵攻に備えている。イスラエル紙ハアレツは、地上戦について「大規模だが短期間になる」との政府の見方を報じた。ガザからの情報によると、ハマス側は地雷や仕掛け爆弾などで応戦する準備を進めているという。

停戦に向けた国際社会の働きかけは成果を上げていない。イスラエルのリブニ外相は1日、パリでサルコジ仏大統領らと会談したが、「ハマスと一般住民を区別している。ガザに人道危機はない」として、仏提案の48時間停戦を拒否。攻撃を続ける考えを示した。

ハアレツ紙の世論調査によると、イスラエル国民の空爆支持は52%に上っている。

(朝日新聞 2009年1月2日)

◇イスラエルのメディアによると、軍は政府に対し、短期間ながらガザへの本格的な地上侵攻の必要性を提言した。ガザ境界に集結した部隊はほぼ戦闘態勢を整えている模様だ。軍は2日、ガザ在住の外国人にイスラエル側への通行を認め、約200人が退去した。

イスラエルは停戦条件として、ガザからのロケット弾攻撃の停止や、空爆によって弱体化したハマスの再武装化を阻止する「枠組み」(政府幹部)の構築を模索している。一方、ハマスはまずイスラエル軍が攻撃を停止し、ガザの封鎖を解除するよう主張している。

フランスのほか、トルコなども停戦の調停に動いているが、ハマスはラヤン氏殺害で態度を硬化させている。

(毎日新聞 2009年1月2日)

ガザのアル=アズハル大学の英文科教授、アブデルワーヘド教授から送られてきた写真から
この上、イスラエルは地上戦まで行うつもりか。これほどの封鎖を行っておきながら、リブニ外相はガザに人道危機は起きていないときっぱり言い切る。ノーム・チョムスキーは言います。「アメリカが止めろと言えばイスラエルは逆らえないのですよ。」