見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

November 20, 2016

ロバートフランクとシュタイデル


ロバート・フランクとゲルハルト・シュタイデルの
「Robert Frank:Books and Films,1947-2016 in Tokyo」に行ってきた
場所は、東京藝大美術館 陳列館

入るときはスムーズだったが、外に出ると入場制限をしていて人が列をなして待っていた


ゆっくり、フィルム(プル・マイ・デイジー)を見たり、南ドイツ新聞の新聞紙に印刷した写真集ごとに並べられたロバート・フランクの写真に入り浸り、同時に陳列された写真集とそれができる過程の細々したものを見ることができて、気分は最高にゴージャス!

7枚のポラロイドでひとつのイメージを創り出す小さな本「Seven Stories」が欲しくなった




東京でやってるんだから、体験しなくちゃそんだよ
11月24日木曜 入場は午後5時半まで

藝大に行くのは実に数十年ぶり!
デッサンの夏期講座でひと月くらい通ったこともあったし、受験では2次試験まで行った
寒い冬で上野に20センチ雪が積もった日だった

ここの学食にはロバート・フランクの写真がぐるり壁に貼られていて、とてもいい感じ




November 16, 2016

いくつになってもジーンズ

◇わたしは53歳以上なのにジーンズをはくのをやめない

小包配達事業による調査(ことによると返品されるジーンズの数に基づく)が、53歳を過ぎてジーンズをはいてはいけないと大部分の人が考えるのを見つけだしました。53歳というわけは?そのうえ、ジーンズというわけは?

2番目の疑問(ジーンズのわけ)に対する答えはすべてを説明するかもしれません。ジーンズはユニバーサル(万人共通)でインタージェネレーション(世代間にわたり)、そしてグローバル(全世界的)です。人の面前で目につかないでいられる、あるいはまったく目につかないでいられます。世界の人口の10分の9(精確な数値ではない)がある時ジーンズを持っていたにちがいありません。それゆえ、ほぼ誰にも、いつジーンズをはくのを止めるかについて見解があることになります。53歳というわけは?ただもう迷惑なだけです。

最高にいらいらさせる全調査のようにこれは不快です。それはファッションとは関係ない、でたらめのファッションの警察活動です。たぶん、現在、たくさんの人がスキニー・ジーンズに無理に押し込もうとしているとの判断かもしれません、少なくともわたしは53歳ではありませんが、それ以上に、a)53歳以上の人たちと、b)日々の着用をジーンズに頼る人たちが、愚かでないとすれば、少なくともちょっと自信喪失に見舞われます。

まさに他のあらゆるルールのようないわゆる何を着るべきかについてのルールなどないというのが唯一のルールです。

たとえちょっと見た目が若いとしても、自分に聞いてみれば若いと答えてくれることを、長く、時に高くつく経験からわたしは学びました。常にわたしの内なるアドバイザーの意見を聞くということではありません、わたしの洋服ダンスに決して着ないドレスがあるのはそういうわけです。

簡単に決めつけて見るところでは、たぶんジーンズは他の大部分の服より少し快く許されるほどにはありません。

でも、ちょうどからだのように、ジーンズに関する当面の問題は恰好とスタイルの無限の多様性にあります。ジーンズは大胆にも着用者についてちょっとした主張をします。そしてまた洗濯機で洗えて、決してアイロンを必要としません。

https://www.theguardian.com/fashion/2016/nov/09/im-over-53-and-wont-stop-wearing-jeans?CMP=twt_gu

トップの写真はジーンズをはいたジェーン・バーキン
ラストの写真はデニムをはいたクリスティン・スコット・トーマス

November 09, 2016

アメリカへの警告

今回の大統領選についてジョージ・ソロスは、「一般の得票数でトランプは大勝するが、選挙人によってヒラリーが勝つ」と言っていた。
でも、実際に起こったのはこの逆だった。ヒラリーに投票した人の数はトランプに投票した人より25万人以上多かったことがわかった。

ヒラリーの得票数:59,814,018票
トランプの得票数:59,611,678票
(現在まだ票の集計中で、カリフォルニア州民の三分の一しか集計できていない段階の数字です。)

また、CNNの出口調査(24,537人)によって、“どのような人がどちらに投票したか”がわかる。

     ♥ヒラリー・クリントン ♠ドナルド・トランプ
黒人男性: 80%         13%       
黒人女性: 93%          4%

ラテン男性:62%         33%
ラテン女性:68%         26%

白人男性: 31%         63%
白人女性: 43%         53%

年齢18歳〜44歳のマジョリティ
ヒラリーに投票 52%   トランプに投票 40%
年齢45歳以上のマジョリティ
ヒラリーに投票 44%   トランプに投票 53%

◇「アメリカへの警告」としてザ・シンプソンズが16年前にトランプ大統領を予告した

今からまるまる16年前にドナルド・トランプがアメリカの大統領になると予測するザ・シンプソンズは未来を予測する“こつ”を心得ているが、これで彼ら自身の限界を超えるかもしれない。
シンプソンズの作家ダン・グリーニー(Dan Greaney)はハリウッドリポーターに次のように語った:「それはアメリカへの警告だった。」
「あれは最悪の事態を経験する前の必然の最後の障害物のように見えた。正気でなくなるアメリカの未来像と一致していたので選ばれた。」

http://metro.co.uk/2016/11/09/the-simpsons-predicted-president-trump-16-years-ago-as-a-warning-to-america-6245205/

◇実のところ、ヒラリー・クリントンはドナルド・トランプより多くの票を獲得した、だが、それでもやはり彼が選挙に勝った。

 http://metro.co.uk/2016/11/09/hillary-clinton-actually-got-more-votes-than-donald-trump-but-he-still-won-the-election-6247216/#ixzz4PZWTuiBQ

November 07, 2016

選挙はすでに調整済み





ジョージ・ソロス(テープに録画されている):トランプは大衆の一般投票で“圧倒的大勝利”で勝利する、しかし、ヒラリー・クリントンの選挙人からなる勝利はすでに“常識的な扱い”だ。


◇クリントン寄付者をISIS出現の背景をなすことで訴えながらも、“トランプは勝たせてもらえない”とジュリアン・アサンジは言う

MailOnline 4 November 2016 by Darren Boyle

クレムリンひいきのTV局で放送されるインタビューの間、ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジは、“ドナルド・トランプは来週の大統領選で勝たせてもらえない”と主張した。

ヒラリー・クリントンはISISに資金を提供しているのと同じ連中から寄付金を受けていると訴えてもいるオーストラリア人ハッカーはロンドンのエクアドル大使館内から意見を語っていた。

アサンジは、彼の主張が先月ウィキリークスによって公開されたEメールに基づいていると言った。

ダートマス映画についてオーストラリア人ジャーナリスト、ジョン・ピルジャーと話すアサンジは、当時の国務長官によってバラク・オバマ大統領の顧問だったジョン・ポデスタ(クリントン陣営幹部)に送り届けられるメッセージを示したリークされた文書のうちのひとつだと主張した。

そのEメールは、“ISIL(ISIS)や他のスンニ派過激組織に内々の財政上の支援と兵站業務支援を提供している”、サウジアラビアとカタール政府に対して、“圧力をかける”必要性をオバマに力説したとアサンジは言った。

そのEメールは全収集物の中で“最も重要”と彼は説明した。彼は次のように主張した:「サウジのかなりの人物らがISISを支援してISISに資金を供給していることを、すべての本格的な分析家は知っている、そして実のところアメリカ政府でさえ意見が一致している、だが、言い抜けは、常にしたいことはなんでもするオイルマネーを使う一部の“ごろつき”王子だけ、つまり政府は反対意見というものだった。だが、ISISに資金を供給してきているのはサウジアラビアの政府とカタールの政府であるとそのEメールにはある。」
クリントンはまた、クリントン財団がサウジとカタールの筋から財源を受け取っているとの主張によって非難されていた。

Russia Todayで放送される25分のインタビューの後半、アサンジは今度の火曜日の大統領選はヒラリー・クリントンに有利に調整されていると主張する。

彼は次のように付け加えた:「トランプは勝たせてもらえないというのが私の分析家。私がそう言う理由は?彼はすべての規制の権力組織を彼の側から離れる状態にしてきている。トランプはひとつの規制の権力組織もつかんでいない、彼らのことを規制の権力組織と呼ぶことができるなら、たぶん福音主義教会の信徒を除いて。銀行、諜報機関、兵器会社、外貨など、すべてがヒラリー・クリントン支持で協力した。そしておまけにメディアも。メディアのオーナー、そしてジャーナリスト自身もである。」

ドナルド・トランプは火曜の大統領選は結果を不正に操作されるかもしれないと繰り返し言っている、そして弱い証拠を提供し、フィラデルフィアや他の大いに民主党のエリアでの不正な投票手段の徴候に気を配るよう支持者らをしきりに追い立てた。

大統領の地位にたどり着くのはトランプか民主党の敵ヒラリー・クリントンか、トランプ支持者を勢いづかせて決着をつけることができる州の少数派の有権者に嫌がらせをしてしつこく悩ませかねないことを民主党は心配する。投票権利擁護団体は、すでに嫌がらせの報告を受け取っていると言った。

ペンシルバニアと他の3つの激戦州でのトランプの世論調査警戒活動をやめさせる試みで民主党は彼ら独自の法律に適った電撃作戦に着手した、そして共和党の監視活動は実質上、連邦法に違反する“自警団の有権者脅迫”に等しいと訴訟で主張した。

アサンジは、彼がロシア諜報機関の手先であることをあらかじめ否定して、クリントンの選挙キャンペーンにとって有害なリークに彼らは味方していないと主張する。

彼は次のように言った:「クリントン陣営はロシアがすべての原因であるとのネオMcCarthyistの集団ヒステリー現象を生き生きと伝えることができた。ヒラリー・クリントンは17のアメリカの情報部がロシアが私たちの名誉を毀損する事項の公表の出所だったと評価したと偽って複数回述べた。それは偽りです、ロシア政府が出所ではないと私たちには言える。」

ウィキリークスによって公表されたEメールの最初の一回分は、党の指名でライバルのバーニー・サンダースより民主党指導部が進んでクリントンに味方したと主張した。

国家安全保障局と国家情報部長官の役所は、先月、ロシア政府がリークに対して責任があると「確信している」と言った。

だが、ロシアはこれを否定して大統領報道官ドミトリー・ペスコフが「ナンセンス(ばかげた考え)」と言った。

Russia Todayでのベテラン記者ジョン・ピルジャーとのインタビューでアサンジは次のように言った:「私たちはEメールを自主的に本物であることを立証(法的に認証)してきている。リークされた文書の正確な認証ではウィキリークスには10年の完ぺきな履歴がある。」

http://www.dailymail.co.uk/news/article-3904816/Julian-Assange-says-Trump-won-t-allowed-win-accuses-Clinton-donors-backing-rise-ISIS.html

ヒルビリー

民主主義の失敗
いかに寡頭制支持者は不正な手段で選挙に勝つつもりであるか
ICH 28 October 2016 by Paul Craig Roberts

目下の事情では、アメリカを統治する一握りの寡頭政治執政者(閥)が不正な手段で大統領選挙に勝つつもりであると私は確信する。かつては、寡頭制支持者は両候補者とも思いのままにするとして、どちらの候補が勝っても構わなかった。だが、彼らはトランプを思いのままにしない。

マスコミは報じないとトランプが人々に知らせていることについて、おそらくあなたは気づかない。トランプのように話す人は寡頭制支持者に慕われない。

寡頭制支持者とは一体だれか?

―ウォールストリートや破産するにはあまりに有名な巨大銀行とその代理人、連邦準備金がだいなしになって失われるのを見越して5つの銀行を何百万もの困ったアメリカの住宅所有者より有利な立場に置く連邦機関、連邦準備銀行だ。彼らの無責任な行動から巨大銀行のバランスシート(賃借対照表)を救うために8年間、連邦準備銀行は退職者の貯金にどのような利息収益も与えず、年配者に貯金をおろすことを余儀なくさせて、会社の職が外国に向かうことで雇用を外され文無しになった相続人を残して死ぬのを余儀なくさせる。

―軍・警備組織複合体。彼ら自身と彼らの権力を強化するために全くのウソに基づく15年の根拠のない戦争に何兆ドルもの納税者の金を費やした。

―ネオコン。夢中になっているイデオロギーとしてアメリカの世界制覇がアメリカ国民をロシアと中国との軍事衝突に押しやる。

―より低い労働コストからの高利益で1%の富裕層を豊かにするためアメリカ人の職を中国やインドや他のどこかに与えるアメリカのグローバル企業。

―モンサントや他のアグリビジネス(農業関連産業)。遺伝子組み換え食品や農薬、化学肥料で、土や水や海や私たちの食べ物を汚染すると同時に穀物に授粉するミツバチを殺している企業。

―環境や給水を破壊することによって儲けを最大化するエネルギー、採鉱、伐採、フラッキング(シェールガス開発の水圧破砕)の採取産業。

―アメリカがアメリカ先住民に対して大量虐殺を犯したと全く同じく、アメリカの中東政策を支配してパレスチナ人に対して大量虐殺を犯しているイスラエル・ロビー。イスラエルの流儀に抵抗する主権国家を排除するためにイスラエルはアメリカを活用している。

寡頭制支持者が不正な手段で選挙に勝つつもりであると私に確信させることはマスコミがビジネスの最優先に適したものに人を欺いて調整したニュース報道(presstitutes)と現場での事実との間の甚大な相違だ。

マスコミが人を欺いて調整したニュース報道によると、トランプ支持者がわざわざ投票する意味がないほどヒラリーは断然リードしている。ヒラリーは投票前に選挙に勝っている。ヒラリーは93%まで間違いない勝者と宣言されている。今のところ私は庭に立つヒラリー支持の看板をひとつ見ているがトランプの看板はいたるところにある。私が受信する報道は、ヒラリーは公の場に姿を見せるのに付き添いはいないが、トランプは人々が追い出されなければならないほど多量に付き添われているということである。

これはフロリダの女性からの報告:「今週ここで遊説している間、トランプはフロリダ全体にわたって莫大な数をひきつけました。広範囲の旅行で私が見るのはただもうトランプの看板とステッカーばかり。昨夜、私はメキシコ料理店で食事をしました。後ろの席に座る私の年齢の女性ふたりがトランプがタラハシーに来たとき、どうやって彼女たちが彼に会おうとしたかについて話していました。ふたりは仕事を早退して6時の大会のために4時に会場に到着します。場所はすでに収容能力をオーバーしていたのでふたりは入場を断られました。2時までには彼らに便宜がはかられなければならないほど多くの人がそこにいることが判明しました。この群衆は人種と年齢がごっちゃに混ざっていたと女性たちは言いました。」

私はまた同様の報告を全米あちこちの読者から受け取る。これはどうやって選挙の窃盗がうまく動くことになっているかだ:数社の所有に集中するマスコミが、ドナルド・トランプは投票前に選挙に負けるような受け入れがたい候補であるとアメリカ人のみならず世界をも確信させるために全力を尽くす。強度の女性嫌悪症、移民を憎むトランプに対して、ヒラリーの圧倒的な勝利だったとすべてのマスコミ報道が報じる。

寡頭制支持者が不正な手段で選挙に勝つつもりであることは、テキサスでの事前投票の投票マシーンの公式に報告される動きで裏づけられる。NPRの調整したニュース報道(presstitutes)は、共和党のテキサスでも早い者勝ちなほどヒラリーは人気者だと断言している。

*****

今日アメリカ合衆国では、たったひとつの重要な問題もヒラリーと調整したニュース報道(presstitutes)によってまったく注意を向けられない中で重要な大統領選挙が進行する。これは完全な失敗である。かつて世界の希望だった民主主義はアメリカ合衆国でまったく失敗した。トランプは正しい。アメリカ国民は政府の責任、説明義務を、国民のもとに復帰させなければならない。

▲Dr. Paul Craig Robertsは財務長官経済政策補佐でウォールストリートジャーナル紙の准編集者でした。彼はBusiness Week、Scripps Howard News Service、Creators Syndicateのコラムニストです。彼のインターネット上のコラムは世界的なフォロワーを惹きつけています。彼の最新の本は「The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West, How America Was Lost」と「The Neoconservative Threat to World Order」です。

http://www.informationclearinghouse.info/article45756.htm
「洋書ファンクラブ」という渡辺由佳里さんのサイトで、トランプを圧倒的に支持する、社会や政府から見捨てられたと思っている白人労働者階級、“ヒルビリー”のことを書いていた。

下記、抜粋…

 無名の作家が書いたメモワール『Hillbilly Elegy』が、静かにアメリカのベストセラーになっている。

 ヴァンス(著者のJ.D.Vance)の故郷ミドルタウンは、AKスチールという鉄鋼メーカーの本拠地として知られるオハイオ州南部の地方都市である。かつて有力鉄鋼メーカーだったアームコ社の苦難を、川崎製鉄が資本提携という形で救ったのがAKスチールだが、グローバル時代のアメリカでは、ほかの製造業と同様に急速に衰退していった。失業、貧困、離婚、家庭内暴力、ドラッグが蔓延するヴァンスの故郷の高校は州で最低の教育レベルで、しかも2割は卒業できない。大学に進学するのは少数で、トップの成績でもほかの州の大学に行くという発想などはない。大きな夢の限界はオハイオ州立大学だ。

 こんな環境で高校をドロップアウトしかけていたヴァンスが、イェール大学のロースクールに行き、全米のトップ1%の裕福な層にたどり着いたのだ。この奇跡的な人生にも興味があるが、ベストセラーになった理由はそこではない。

 ヴァンスが「Hillbilly(ヒルビリー)」と呼ぶ故郷の人々は、トランプのもっとも強い支持基盤と重なるからだ。多くの知識人が誤解してきた「アメリカの労働者階級の白人」を、これほど鮮やかに説明する本は他にはないと言われる。

 タイトルになっている「ヒルビリー」とは田舎者の蔑称だが、ここでは特に、アイルランドのアルスター地方から、おもにアパラチアン山脈周辺のケンタッキー州やウエスト・ヴァージニア州に住み着いた「スコットアイリッシュ(アメリカ独自の表現)」のことである。

 ヴァンスは彼らのことをこう説明する。
「貧困は家族の伝統だ。祖先は南部の奴隷経済時代には(オーナーではなく)日雇い労働者で、次世代は小作人、その後は炭鉱夫、機械工、工場作業人になった。アメリカ人は彼らのことを、ヒルビリー(田舎者)、レッドネック(無学の白人労働者)、ホワイトトラッシュ(白いごみ)と呼ぶ。でも、私にとって、彼らは隣人であり、友だちであり、家族である」
 つまり、彼らは「アメリカの繁栄から取り残された白人」なのだ。

 「アメリカ人の中で、労働者階級の白人ほど悲観的なグループはない」とヴァンスは言う。黒人、ヒスパニック、大卒の白人、すべてのグループにおいて、過半数が「自分の子どもは自分より経済的に成功する」と次世代に期待している。ところが、労働者階級の白人では44%でしかない。「親の世代より経済的に成功していない」と答えたのが42%だから、将来への悲観も理解できる。

 ヒルビリーたちは、「職さえあれば、ほかの状況も向上する。仕事がないのが悪い」と言い訳する。悪いのは、それを与えない社会であり、政府だ。
そんなヒルビリーたちに、声とプライドを与えたのがトランプなのだ。

 トランプの集会に行くと、アジア系の私が恐怖感を覚えるほど白人ばかりだ。だが、列に並んでいると、意外なことに気づく。
みな、楽しそうなのだ。

 彼らは、「トランプのおかげで、初めて政治に興味をいだいた」という人たちだ。「これまで自分たちだけが損をしているような気がしていたし、アメリカ社会にもやもやした不満をいだいてきたけれど、それをうまく言葉にできなかった」という感覚を共有している。

 そんなもやもやした気持ちを抱いているときに、トランプがやってきて、自分たちにわかる言葉でアメリカの問題を説明してくれた。そして、「悪いのは君たちではない。イスラム教徒、移民、黒人らがアメリカを悪くしている。彼らを贔屓して、本当のアメリカ人をないがしろにし、不正なシステムを作ったプロの政治家やメディアが悪い」と堂々と真実を語ってくれたのだ。

 トランプの「言いたいことを隠さずに語る」ラリーに参加した人は、大音響のロックコンサートを周囲の観客とシェアするときのような昂揚感を覚える。ここで同じ趣味を持つ仲間もできる。しかも、このロックコンサートは無料なのだ。

 「トランプの支持者は暴力的」というイメージがあるが、それは外部の人間に向けての攻撃性であり、お互い同士は、とてもフレンドリーだ。

 ヴァンスが説明するアパラチアン山脈のヒルビリーに限らず、白人が多い田舎町では同じようなトランプ現象が起こっている。

https://youshofanclub.com/2016/10/31/hillbilly-elegy/
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