見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2025/07/17

ハーググループ


 ガザでは3人にひとりが何日も食べ物なしに過ごしている、ところが一方、国境には9000台の食料を積み込んだ救援トラックが待機している。住民を強制的に飢えさせるのは紛れもないジェノサイド行為。

(民主党ニューヨーク市長候補、ゾーラン・マムダニの投稿7月13日)

 

「海に入ってみろ、撃ち殺すぞ」:イスラエルがガザっ子を脅す

ガザの活動家でジャーナリストのBisan Owdaはガザの漁師の海へのアクセスを閉鎖し、飛地で飢餓に苦しむ住民たちの生命維持に不可欠なライフラインを断つイスラエルの決定を非難する。(Quds News Network

#ガザの人びとが海に入るのを禁じる軍事上あるいは安全保障上の理由は、IDFイスラエル国防軍の残忍なサディズムを満足させるため以外に考えられない。

7月12日以降、イスラエル軍はどんな理由でもパレスチナ人が海に入ることを禁止している。この心ない非人道的な命令は気温華氏90度、湿度60%を超える現在ガザを襲っている猛暑と意図的に時を同じくしたものだ。(平和活動団体Jewish Voice for Peace


⌘独占記事:イスラエルに対し「具体的処置」を宣言するため20カ国以上の国がスペインとアイルランドの仲間に加わる

トルコ、ポルトガル、中国、カタールも、今週コロンビアで開催されるハーググループの「緊急サミット」に出席する国々に含まれる

 

20カ国以上が、「イスラエルの国際法違反に対する具体的処置」を宣言するため、今週コロンビアのボゴタで会議を招集すると、外交官らがMiddle East Eye紙に語った。

 

「緊急サミット」は7月15日、16日に開催される予定で、ハーググループの共同議長としてコロンビアと南アフリカの政府が共催する。イスラエルとその強力な同盟国によって可能となる、「刑罰を受けない風潮」と彼らが評するものに対抗するための外交的・法的措置の調整をはかる。

 

ハーググループは現在8カ国からなるまとまりで、国際法の下でイスラエルに責任を負わせることを公式目的とし、オランダの同名都市ハーグで1月31日に立ち上がった。

 

「1月のハーググループの設立は、例外主義と国際法の広範な侵食に対する世界的な対応での転換点を示した」と南アフリカのローランド・ラモラ国際関係協力大臣はMiddle East Eye紙に語った。

 

「それと同じ精神が今回のボゴタ会議に生命を吹き込むだろう。参加国は、法にまさる国はなく、返答のない犯罪もない、との明確なメッセージを送ることになる」とラモラ大臣は付け加えた。

 

「わたしたちは共にイスラエルによるパレスチナ人の破壊を緊急に阻止できる具体的な法的、外交的、そして経済的措置を提出することに取り組む。」

専門家や政府からジェノサイドとしてますます非難が高まっているイスラエルのガザ戦争は、2023年10月以降、5万7000人以上のパレスチナ人を殺害し、ほぼ全住民を強制移住させた。この猛攻撃は包囲されたパレスチナの領土をほとんど居住できない状態にし、200万人を飢えに苦しむ状態にしている。

「パレスチナ人のジェノサイドは多国からなるわたしたちのシステム全体を脅かしている」と、コロンビアのマウリシオ・ハラミジョ・ジャシル多国間問題副大臣はMiddle East Eye紙に語った。

「コロンビアはアパルトヘイトと民族浄化を面前にして無関心でいることはできない。」
「ボゴタにおいて、招集した国々はジェノサイドに抵抗するというわたしたちの決意を再確認するだけでなく、言葉から結集した行動へと移行するための一連の具体的措置を策定する。」

グループの創設メンバーにはボリビア、コロンビア、キューバ、ホンジュラス、マレーシア、ナミビア、セネガル、南アフリカが含まれた。

サミットへの参加予定国にはアルジェリア、バングラデシュ、ボリビア、ブラジル、チリ、中国、キューバ、ジブチ、ホンジュラス、インドネシア、アイルランド、レバノン、マレーシア、ナミビア、ニカラグア、オマーン、ポルトガル、スペイン、カタール、トルコ、西インド諸島南部と北部、ウルグアイ、そしてパレスチナが入っている。

公務上の出席者には、パレスチナに関する国連特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ、パレスチナ難民に関する国連機関のフィリップ・ラザリーニ代表、国連特別報告者Tlaleng MofokengLaura NyirinkindiAndres Macias Tolosaが含まれる。

具体的なステップ

ハーググループのメンバー国はすでに、過去20ヶ月間に国際法の擁護と国際法を守らせるために大きな措置をとってきている。

たとえば、南アフリカはガザでのジェノサイド条約違反といわれているものでイスラエルをICJ国際司法裁判所に提訴するという画期的訴訟を起こした。

ボリビア、コロンビア、ナミビアを含める、一体化する幾つかの国がのちにICJでの南アフリカの訴訟に加わった。

加えて、ナミビアとマレーシアはイスラエルに武器を運ぶ船舶が両国の埠頭に入港するのを阻止し、同時にコロンビアはイスラエル政府との外交関係を断絶した。

これらの取り組みは独立して無関係に行われてきたから、ハーググループはもっと強力なインパクトを求め、メンバー国と支援者間で協力して行動の調整を図ることを目指す。

グループのコーディネーター、Varsha Gandikota-Nellutlaによると、国際法上の義務に拘束される国の違反に対する反発としてグループは結成された部分がある。
2024年11月、ICC国際刑事裁判所がイスラエルのネタニヤフ首相と元国防相のガラントに逮捕状を出したことへの西側諸国の反発と、ガザでジェノサイド条約に違反しないようにするICJによる複数の命令にイスラエルが従わなかったことに言及している。

https://www.middleeasteye.net/news/spain-and-ireland-join-more-20-states-declare-concrete-measures-against-israel

#ガザのジェノサイドを終わらせる歴史的な会議に30カ国が結集。
「あまりにも長い間、国際法は選択の余地を残したものとして扱われてきました。弱者とうけとめられる
人びとに対象を絞って適用され、勢力ある国としてふるまう国々によって無視されてきました。このような時代は終わりにすべきです」とフランチェスカ・アルバネーゼは述べる。

⌘速報:アメリカ政府、イスラエルのジェノサイドを止めるための国際的行動を調整するハーググループを威嚇する

コロンビア政府が首都ボゴタの外務省で緊急の政府側会議を主催。中国、スペイン、カタールを含む、世界30カ国の政府が会議に参加し、イスラエルの国際法違反に関する国連総会決議を実行に移すことに狙いを定める。

これに応じて、アメリカ国務省報道官は「過激なアンチ西側政策を推進する道具として国際法を武器化する“多国間連合”とやらによる行動にアメリカは強く反対する」とメディアに伝えた。

ハーググループは、「イスラエルを孤立させ、イスラエルの権威を失墜させることで民主主義国家の主権を傷つけようと努めており、紛れもなく、アメリカ、わが軍隊、そして同盟国を標的にする根回しをしている」と述べた。そして、アメリカ政府は「このような組織化された法的・外交的な交戦状態からわが国の利益、わが軍隊、そしてイスラエルを含む同盟国を積極的に守る」と付け加えた。

「この非常時に不可欠な真剣な努力活動で、わたしたちと一緒に立ちあがるよう友人たちを説得します」
「ボゴタ会議は国々がついに正しいことをするために立ち上がった歴史の瞬間として記憶されるでしょう」と国連特別報告者フランチェスカ・アルバネーゼは述べ、ハーググループの結成を「過去20ヶ月で最も重要な政治的進展」と呼んだ。