見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2025/08/28

カメラは知っている

 


日本政府の『衆議院トップページ』にはこうある:
イスラエル国国会議長一行の衆議院訪問
令和7年8月26日(火)、イスラエル国のアミール・オハナ国会議長一行は衆議院を訪問し、額賀議長と懇談しました。(+オハナと額賀が握手して立つ写真)
「懇談では他に、中東情勢等について話題が及びました」とある
もちろん、飢饉やイスラエル国内の人権団体も認めるジェノサイドという犯罪について、赤ちゃんや小さな子どもを含めた武器を持たない一般市民、医療従事者、救助隊、ジャーナリストを標的にした攻撃、目に余る『ダブルタップ』と呼ばれる戦術のトップの攻撃命令については一言も触れるはずもない

イスラエルは8月25日、 ジャーナリストのマリアム・アブ・ダガを生放送のカメラの前で殺害した

#今日、病院のジャーナリストと医療従事者を標的にするのはトップのお偉方によって「よし」と承認されたことだとイスラエルのメディアと兵士らは述べている
チャンネル4:この攻撃は上級司令部と調整を図られており、実行される前に上級司令部は知っていた。


これは殺害されたジャーナリストが持っていたカメラです
イスラエルが最も排除したがった武器 そこにはイスラエルが犯してきたあらゆる愚行が納められており、世界に発信されるのを恐れた



イスラエルがAP通信のフリージャーナリスト、マリアム・ダガを殺害する前に彼女が撮影した最後の写真の1枚

 

⌘AP通信を代表するガザのフリーランスのビジュアル・ジャーナリスト、マリアム・ダガ(33歳)がイスラエルによる病院攻撃で殺害された
UK
インディペンデント紙

「彼女は非常に困難な状況下でガザからのニュース、特に子どもたちに及ぼす戦争の影響についての報道を世界に伝えるために取り組んだ」とAP通信の編集局長兼上級副社長ジュリー・ペイスは述べた。「わたしたちは彼女の死に深く悲しみ、空爆に関するより詳しい情報を緊急に求めています。」

写真と映像を通して、
ダガは異常な困難に直面する普通のパレスチナ人の生活をとらえた。家から強制退去させられる家族、援助物資を積んだトラックに群がる人びと、葬儀に参列する嘆き悲しむ人びと、負傷した子や栄養失調の子を治療する医師たち。

この間、
ダガは頻繁にハンユニスのナセル病院を拠点としていた。保健当局と報道機関によると、彼女は月曜日イスラエルの攻撃により同病院で殺害されたジャーナリスト5人を含む20人のうちのひとりだった。

https://www.independent.co.uk/news/gaza-israeli-palestinians-khan-younis-hamas-b2813689.html

『ダブルタップ』について、今朝の東京新聞『筆洗』に書いてあるのを見つけた(2025年8月28日)
パレスチナ自治区ガザのハンユニスにある病院がイスラエル軍の攻撃を受け、記者や医療従事者を含む、少なくとも20人が死亡した。
イスラエル軍は病院攻撃に『ダブルトラップ』のような戦術を使っている。
2度目の攻撃は最初の攻撃から約10分後だった。この『ダブルトラップ』で何が起きるかは容易に想像できるだろう。最初の攻撃の後、人々を手当てしようと医療従事者や救助隊がやってくる。なにが起きたかを確かめようと記者もやってくる。そこに2度目の攻撃があれば。非人道的な攻撃方法である。
今月上旬にも6人の記者が死亡する攻撃があったばかりで、現場から逃げるのとは「逆の方向に走る」人の悲劇が続く。よほど報道されたくない現実がガザにあるらしい。


⌘中東ジャーナリスト川上泰徳:イスラエル軍の今回の病院攻撃は最初の砲撃の後、負傷者の救助のために救助隊やジャーナリストが駆けつけて病院の外の階段で作業をしているライブ映像がアラビア語報道アルガッドで実況中継されている中で2発目の砲弾が同じ場所に着弾し炸裂した。
砲撃の瞬間のビデオクリップは、タイムズ・オブ・イスラエルの記事にも掲示されている。イスラエル軍広報官は「状況は複雑だ。ハマスが病院から攻撃をしてくる」と語っているが、明らかに救助活動が行われ、カメラマンがそれを撮影している場所に第2の砲撃が着弾しており、「ハマスの攻撃」では説明がつかない。イスラエル軍が「ジャーナリストを標的にすることはない」などといい、調査をすると語っているのは、砲撃の現場映像があるためだろう。
3
月にパレスチナ赤新月社の救急車がイスラエル軍に攻撃され、救急隊員や救助隊員14人が殺害された時も、最初はハマスの車両と言っていたが、死んだ救急隊員の携帯に現場の映像が残っていたことでイスラエル軍も救急車を攻撃したことを認め、調査をするとした。
現場映像という動かぬ証拠があればイスラエル軍は「遺憾の意」を表明する。しかし、病院や学校、国連施設など民間地域への攻撃や、ジャーナリストへの攻撃は終わることなく続いてきている。
それはイスラエル軍やイスラエル政府が対応しないということではなく、繰り返し「証拠映像」が提示されているのに、国際社会や国連が対応しないということである。(朝日新聞8月25日の記事へのコメント
プラスより) https://asahi.com/articles/AST8T42K8T8TUHBI016M.html?comment_id=37269#expertsComments


#ガザの破壊率(衛星データ):
Rafah100%、Beit Hanoun100%、Al-Mughraqa & Juhr al-Dik100%、
Khan Younis
90%、Beit Lahia90%、Jabalia80%、East Gaza80%、Sheikh Ajleen, Al-Zahraa, Tel Al-Hawa80%、
West Gaza & Al-Shati Camp
40%、Nuseirat20%、Al-Bureij30%、Alal Magh
azi20%、Deir al-Balah 5%
これは戦闘ではない。230万人が住む土地(領土)全体の完全なる消滅だ。