見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

December 08, 2017

パイロットが強制送還を阻止


◇パイロットらがフライトを拒むことで222名の亡命者がドイツから強制送還されるのを止める

乗客を運ばない決断は“その場その場で決定”したとルフトハンザの広報マンMichael Lambertyは言う

インディペンデント紙 7 December 2017

彼らを積んで離陸することを拒否することで222名の亡命者の強制送還をパイロットが止めた。

西側諸国の軍勢による長年の戦争と占領の結果として今でも暴力による威嚇がはびこるアフガニスタンに人々を連れ戻すことをパイロットの多くが拒否した。

「飛行の安全性に影響を及ぼされかねない」とパイロットが思っているとすれば、“その場その場”を基礎として、彼らが決断したと関係する航空会社のひとつは言った。

国のところどころで進行中の暴力による威嚇と抑圧にもかかわらず、ドイツはアフガニスタンをかなりの場合には“安全な国”とみなした。ドイツ政府の数字によれば、するつもりでいた合計222の強制送還がパイロットの拒絶のために“達成できなかった”と分類された。最多数の140がフランクフルト空港で発生した。他はケルン・ボン空港から飛ぼうとしなかった。

その数字は一般に左派党Left Partyと呼ばれる政党Die Linkeによって入手された。

フライトのかなりがルフトハンザとその子会社Eurowingsのものだった。乗客を運ばない決定は最後に“その場その場”でパイロットが決断を下したとルフトハンザの広報マンMichael Lambertyは初めからニュースを報じた新聞Westdeutsche Allegeimeine Zeitungに語った。

彼は次のように付け加えた:「もし飛行の安全性に影響を及ぼされかねないとの感触があるとすれば、彼は乗客の輸送を拒否しなければなりません。」
「強制送還の間に事態がエスカレートしかねないことを示すある種の情報があらかじめ空港の保安要員にあれば、彼らは事前に乗客を乗せない決断をすることができます。」

ドイツの刊行物RBB24は、強制送還される可能性のある人が飛び立ちたいかどうか尋ねられたとき「ノー」と答えるとすれば、パイロットは普通は飛び立つことを拒否すると言いながらも、身元を特定されたくなかったルフトハンザのパイロットを引き合いに出した。

伝える所によれば、「飛行の間に誰であれひどく興奮してパニックになるのを私たちは防がなければなりません、そして同じく他の乗客を保護しなければなりません」とパイロットは述べた。

もし倫理的根拠で飛ぶことを拒否するとすれば、パイロットは懲戒措置に直面しうる。

「私どものパイロットのひとりが良心に従うことを理由に彼らを連れて行くのを拒んだどのようなケースも承知していない」とルフトハンザ・グループの広報マンHelmut Tolksdorf はRBB24に伝えた。

ドイツは他のEU諸国27カ国全部を合わせたより多くの亡命申請を処理した。ヨーロッパの統計機関Eurostatは、2017年の最初の6カ月に連邦移民難民機関(BAMF)が38万8,201件の亡命事例を決定したと言った。

今年初めにSamim Bigzadが機内にいる間、英国航空のパイロットが飛び立つことを拒否したとき、少なくとも1つの類似した拒絶がイギリスで生じたことが知られている。

アフガニスタン人のBigzad氏はタリバンが彼を殺すと脅迫した都市への強制送還に直面した。

「彼を連れて行くことにはなりません;私は航空機を操縦していません」とパイロットは言った。「ある人の生命が危険にさらされています。」

http://www.independent.co.uk/news/world/europe/german-pilots-refuse-deport-asylum-seekers-lufthansa-angela-merkel-migrants-a8092276.html
補足:強制送還の対象となる人々の多くはISやタリバンを逃れてきたアフガニスタン人だ。アムネスティ・インターナショナルによると情勢不安定な地域に人々を追い返すことは国際法違反。彼らの中には5歳の幼少期から母国の地を踏んでいない人もおり、今週水曜日には78名の強制送還が予定されている。


December 02, 2017

最高位の人種差別主義者

コードピンクからきたメール
親愛なるヴァーモス、

トランプの憎悪はもうたくさんです。昨日、最高位の人種差別主義者がまた病的イスラム恐怖症と反イスラム教徒の偏狭さを拡散するために手段としてツイッターに赴いて悪名高いネオファシストグループ、ブリテン・ファーストのリーダーJayda Fransenのアカウントから3本の人種差別的なビデオをリツイートしました。2本のビデオはその称するところではイスラム教徒の強暴な襲撃を描写して3本目はイスラム教徒と思われている人による聖母マリア像の粉砕。トランプが反イスラム教徒の憎悪を広げるためツイッターを使用したのはこれが初めてではありませんが、最後にすべきです!
トランプのアカウントを閉鎖せよとツイッターに言いつけるにつき、わたしたちの仲間に加わってください。
http://www.codepink.org/hatetweets?utm_campaign=twitter_3&utm_medium=email&utm_source=codepink

イスラム教徒が大多数の国々からの移民はヨーロッパやアメリカの安全保障にとって脅威であると長い間トランプはいやみを言ってきました。でもこれは彼にとっても次のレベルの煽動(けしかけ)です。イギリス議会党員は肝を冷やして極右UKヘイトグループのトランプの煽動(販促)を「人種差別主義者」、「ファシスト」、「害悪」と呼びます。テレサ・メイ首相でさえ、それは「間違った行為」だったと言いました。

この1月に就任して以来、トランプは公民権を撃退してヘイトグループにゴーサインを与えるために大統領の任期を使ってきました。この多くがツイッター上で起こってきており、結果は深刻でした。モスクが爆破され、イスラム教徒に対する攻撃が劇的に増加しました。

トランプは大統領の任期を利用できてはいけないし、憎悪を広げ暴力を煽動するためにソーシャルメディアのプラットホームを使えてはいけません。わたしたちが彼のアカウントを閉鎖せよとツイッターに言いつけている理由がそれです。

あなたのメッセージをツイートしてもいいです。わたしたちのサンプルを使ってツイートするなりフェイスブックに投稿してもいいです。

襲われるイスラム教徒の友だちを擁護して、
Ann, Ariel, Brienne, Haley, Jodie, Katie, Mariana, Mark, Mary, Medea, Nancy, Paki, Taylor, and Tighe

November 30, 2017

病的ウソつき

ジョンルーリーの17日のツイッターより
“グレッグ・ポポビッチはエミネムよりいいラッパーだ。”

グレッグ・ポポビッチはオバマが死んだ兵士の家族に電話しなかったとそれとなくにおわすトランプが気に入らなかった。

◇「なんの申告登録をしたか彼は先刻承知だった」とトランプが死んだマイアミ・ガーデンズの兵士の未亡人に言う
マイアミヘラルド October 17, 2017

ニジェールで死んだ兵士で父親のマイアミ・ガーデンズのLa David T. ジョンソン軍曹が火曜日午後に帰国した。

アメリカ陸軍の制服の下に隠れる胸全体に妻であり2人の子どもの母の名前Myeshia Johnsonの刺青をした死んだ兵士はマイアミ国際空港で儀式ばった帰国の敬礼で迎えられた。

米国旗でおおわれた棺がハリウッドのフレッド・ハンターの斎場への途中でデルタ航空機から運ばれたとき、高官や警察官といっしょに未亡人を含む彼の家族らがジョンソンを迎えた。

オバマ政権の役人によって論破される声明、オバマ大統領を含む前任者らがみずから親しく死んだ兵士の家族に電話しなかったと言って今週論争をけしかけたドナルド・トランプ大統領は火曜午後にジョンソンの妊婦の未亡人に電話した。午後4時45分の彼の電話はジョンソンの遺体がマイアミ空港に到着する直前に届いた。

http://www.miamiherald.com/news/local/community/miami-dade/miami-gardens/article179433356.html#storylink=cpy

◇オバマについてのコメントのせいでグレッグ・ポポビッチがトランプを「心のない腰抜け」と呼ぶ

前大統領らが死んだ兵士の家族と連絡をとろうとしなかったというトランプのウソの断言に続いてスパーズのヘッドコーチ、グレッグ・ポポビッチにはトランプ大統領に対する激しいことばがあった。

“心のない腰抜け”:ネーション誌の特ダネでコーチのグレッグ・ポポビッチがトランプに応酬、スパーズのコーチがトランプの最新の非道について話す。
ネーション誌

サンアントニオ・スパーズの近い将来殿堂入りするコーチ、グレッグ・ポポビッチがサイドラインの外側(控え選手の待機場所)または試合後の記者会見でひどくいらだった状態でいるのが私たちにはわかった。私たちの多くはまた彼がこの国の方向づけやドナルド・トランプの行状について、特にトランプの“うんざりする性格や口調、そして外国人嫌い、ホモ嫌い、人種差別主義者、強度の女性嫌悪となるすべてのコメント”に関して強度のいらだたしさと明快さで話すのを聞いた。だが、この男が今日の彼ほど失望し、いやになって怒りで張りつめているのをこれまで聞いたことがなかった。

ニジェールで待ち伏せの襲撃態勢で殺された4人の米兵になぜ言及しなかったかについて説明する大統領のコメントを聞いた後、コーチのポポビッチが私に電話をかけてきた。「オバマ大統領や他の大統領、彼らのほとんどが電話をしなかった、彼らの多くは電話をしなかった。それが適切であるとき、そうすることができると私が思うとき、私は電話をしたい」とトランプは言った。

「私は言いたいです、ちょっと話させてください、そしてきっとこれが公表される手段を講じてください」と彼は言った。

彼は次のように言った:
「この大統領が言ったあまりにも多くのこと、そしてまさに果てしない不和分裂であるように思えるこの国を指揮する彼のアプローチによって私は仰天させられ失望した。だが、戦時に最愛の人を失った人々について今日の彼のコメントや前大統領のオバマやブッシュが戦死者の家族に連絡を取ろうとしなかったという彼のウソはあまりにも常軌を逸しており、表現する言葉がほとんどない。」

「大統領執務室にいるこの男は他人を過小評価することによってのみ大きくなれると考える心のない腰抜けだ。これはもちろん彼の広く知られた習慣ではあるが、こういうふうにそれをすること、そして先の大統領たちがいかに兵士の死に対応したかについてウソをつくことは同じくらい最低だ。ホワイトハウスには、知性に関してや感情的、心理学的に在職するには不適任な病的なウソつきがいる、そして全世界がそれを知っている、毎日彼を取り巻く人たちは特にそうだ。この大統領と共に働く人々は恥じていて当然だ、まさに彼がいかに不適任か他の誰よりもわかっているのだから、それにもかかわらず、彼らはそれについて何もしないことを選ぶ。これがとりわけ彼らの恥である。」

そうして彼は「バイ、デイヴ」と言った。しかもまったく同感だ。きっととんでもないNBAシーズンだろう。

https://www.thenation.com/article/a-soulless-coward-coach-gregg-popovich-responds-to-trump/

△一年前の記事:“NBAのヘッドコーチが次々とトランプ批判”

米プロバスケットボール協会(NBA)の監督が次々と大統領に当選したトランプ氏を激しく批判している。最近ゴールデンステートのスティーブ・カー、デトロイトのスタン・バン・ガンディ、サンアントニオのグレッグ・ポポビッチの3監督がコートでトランプ氏を激しく批判した。

普段言葉が短いことで有名なポポビッチ監督は12日、デトロイト戦を控えてトランプ氏の当選について「吐き気がする。共和党が勝ったからではなく、トランプがしてきた数々の外国人嫌悪、同性愛嫌悪、人種差別、女性嫌悪的な発言のためだ」と熱く語った。ポポビッチ監督は、「私はお金に困らない白人男性だ。だがいまだに(トランプ氏の発言には)吐き気を覚える。もし私が今、ムスリムか女性、アフリカ系米国人、ヒスパニックの障害者だったらどんな気持ちだろうか、想像もできない。彼らが感じたであろう剥奪感はどんなものだっただろうか。もし、こういう集団からトランプに票を入れた人がいるのなら、彼らはどうしてこういうことを無視することができたのかわからない。これは私の常識を超えている」と声をあげた。

選挙日にデトロイトのガンディ監督も、トランプ氏について「厚かましい人種差別、女性嫌悪、ナショナリスト」と批判した。その上で「あなたが有色人種もしくはラテン系だと考えてみなさい。白人社会が『あなたは平等な待遇を受ける資格がない』と言ったようなものだ。女性に対しても一緒。それが今日、我々が国家としてその人たちに対して発した言葉だ」と話した。

ゴールデンステートのカー監督も大統領選での討論のことをジェリー・スプリンガーショー(米国で最も煽情的なトークショー)と比較しながら、「スポーツであろうが政治であろうがエンターテインメントであろうが、人々はテレビに出て相手を怒鳴っては数百万ドル稼いでいる。もはや何の違和感もなく人種差別的で女性嫌悪的な侮辱的発言をする人があなたをリードすることが本当の現実になった」と嘆いた。

東亜日報2016年11月14日
http://japanese.donga.com/List/3/06/27/780537/1

November 24, 2017

ヘルター スケルター

◇大量殺人者のチャールズ・マンソン服役囚が83歳で死す

悪名高いシリアルキラー、チャールズ・マンソンが短時間の入院後に亡くなったと当局は伝える。彼は19日木曜カリフォルニア州ベーカーズフィールドの病院で死亡した。

マンソンファミリーの支配者は女優シャロン・テートを含める7人の殺害を画策したとして1971年に有罪判決を下された。彼は“人種戦争”を起こそうとしていたと伝えられており、彼は同名のビートルズの歌にちなんでそれを“ヘルター・スケルター”と称した。

マンソンは死刑を宣告された。カリフォルニア州が死刑を一時的に停止した後、刑は自動的にコーコラン州立刑務所での終身刑に改められた。

オハイオ生まれのマンソンは60年代後半に自分自身を中心として“マンソンファミリー”として知られるカルト集団を組織した。マンソンはマンソンファミリーとして知られる家出人や浮浪者の一団を集めた。1969年夏、人種戦争をけしかける計画の一環だったと検察官が言ったことで、彼は主として若い女性信者(熱心な追随者)に7人を殺害するように命じた。

映画監督ロマン・ポランスキーの妊娠8カ月の妻、女優のシャロン・テートは犠牲者の中のひとりだった。彼女はカルトメンバーによって16回刺された。マンソンと彼の信者であるスーザン・アトキンス、パトリシア(Patricia Krenwinkel)、レスリー・ヴァン・ホーテン、チャールズ“テックス”ワトソンが殺人で有罪判決を受け、死刑を宣告された。

1972年にアメリカ最高裁が一時的に死刑を禁止したとき、全員が処刑を無効にされた。

殺人より前に彼はまたロスの音楽シーンでシンガーソングライターとして過ごした。彼の知名(悪名)度の高さに乗するために何年にもわたり幾つかレコードが発表された。ごく最近、マンソンの獄中レコーディングの幾つかが新たに発表されようとしていたことが明らかになる。

http://florida-times.com/breaking-convicted-mass-murderer-charles-manson-dies-aged-83/

△60年代に自分を信奉する若者たちを集めたマンソン受刑者は米国で人種戦争が起きると主張し、自分が戦争の開始を早め、新秩序の指導者になると宣言。マンソン受刑者は自らの考えを当時熱心に聴いていたビートルズの曲と同じ「ヘルター・スケルター」と名付けた。
検察はマンソン受刑者が、殺害事件の犯人が黒人だと思わせることで人種間の緊張を高めようとしていたと指摘した。
マンソン受刑者は薬物や生来のカリスマ性を使って主に中産階級出身の若い女性たちを信奉者に仕立て上げ、多くの信奉者に自分がイエス・キリストの生まれ変わりだと思い込ませた。
死刑判決
マンソン受刑者には死刑判決が下っていたが、カリフォルニア州最高裁による死刑の違憲判断を受けて死刑が一時的に禁止されたことに伴い、終身刑に減刑された。マンソン受刑者は約40年にわたる期間に保釈を12回申請している。
死亡前の最後の申請となった2012年当時、仮釈放委員会はマンソン受刑者が更生の努力を全くしているように思えないと指摘。刑務所で武器を所持したり、禁止されている携帯電話を入手するなど、マンソン受刑者の素行は良いとは言えなかった。
2014年にはマンソン受刑者を愛していると語る26歳の女性との結婚が許可されたが、結婚は実施されなかった。
マンソン受刑者と信奉者たちが起こした残虐な事件はその後40年以上にわたって関連の本や映画、音楽を生み出し、米国人の意識の中に存在し続けてきた。

http://www.bbc.com/japanese/42048753

◇巨大なるかな!ニューオリンズが300年の歴史上初のアフリカ系アメリカ人女性を市長に選んだ。民主党のラトーヤ・キャントレルが歴史に残るようなことをした!

◇アメリカの地方選:8人のトランスジェンダー候補が当選
 
11月7日、全米で地方選が行われた。昨年の大統領選、来年行われる中間選挙に比べて地味な選挙になるはずだったのだが、全米各地で性的マイノリティ、人種マイノリティ、宗教マイノリティの候補者が大量に勝利し、大騒ぎとなった。なにより目を引いたのがトランスジェンダー候補8人の当選だった。

特に注目を集めたのがヴァージニア州議会選に当選したトランスジェンダー女性のダニカ・ロームだ。地元新聞のジャーナリストだったロームは各種の地域問題を公約に掲げていた。対立候補である現職議員はロームを女性と認めず、「He(彼)」と呼び続け、アンチLGBTの姿勢を取り続けていた。ロームはこの現職議員を破って初の当選を果たした。

同じヴァージニア州議会選にベトナム難民として生後7カ月でアメリカにやってきたキャシー・トランも当選し、同議会初のアジア系女性議員となった。さらにエリザベス・ガズマン、ハラ・アヤラも同議会では初のヒスパニック女性議員に。

ミネソタ州ミネアポリスの市議選ではトランスジェンダーの黒人女性アンドレア・ジェンキンスとトランスジェンダーの黒人男性フィリペ・カニングハムが揃って当選し、これも大きな話題となった。これにより同市の市会議員13人のうち、2人をトランスジェンダーが占めることとなった。なお、ジェンキンスはトランスジェンダー/黒人/女性という三重のマイノリティであり、当選は米国史上に残る快挙といえる。

ワシントン州シアトルではレズビアンであることを公表しているジェニー・ダーカンが市長に選ばれた。

ニュージャージー州ホーボーケンではラビンダー・バハーラがシーク教徒として初の市長となった。シーク教徒の男性はターバンを着用していることから無知な者にイスラム教徒と誤解されることが多々あり、バハーラも選挙ポスターに「テロリスト」と落書きされたと報じられている。

モンタナ州ヘレナの市長となったウィルモット・コリンズはアフリカのリベリアからの難民だった。

アフリカのスーダンからの移民でイスラム教徒女性のマザヒ・サリーはアイオワ州アイオワの市会議員に当選。

他にも全米7都市で初の黒人市長が誕生し、上記の3人を含む8人のトランスジェンダーが7州で当選を果たした。女性も全米各地のさまざまなポジションに多数が当選した。

トランプの悪夢は続く

さまざまなマイノリティが当選を果たした今回の選挙結果は米軍からのトランスジェンダー締め出し、特定イスラム教国民の入国禁止を訴えたトランプには大きなショックだろう。

だがトランプにとって選挙の悪夢はこれだけではなかった。

12月にアラバマ州上院議員の特別選挙がある。同州選出の議員だったジェフ・セッションズがトランプによって司法長官に任命されたため、後任を選出する選挙だ。この選挙の共和党候補者ロイ・ムーアが32歳の時に14歳の少女に性的ハラスメントをおこなったとする記事を選挙の余韻も冷めやらない9日、ワシントンポストが報じたのだ。

記事によると1979年当時、ムーアはアラバマ州の地方検事助手の立場を利用して少女の母親に警戒心を抱かせることなく少女と出掛けることに成功。二人きりになった際、ムーアは少女の胸や陰部を下着の上から触り、自分の股間も下着の上から触らせたと当の女性が語っている。当時16~18歳だった他の3人の女性もムーアにアプローチされた、キスをされた、デートでワインを飲まされたと証言している。

ムーアは非常に熱心なキリスト教徒であり、進化論を否定し、中絶反対かつアンチLGBT。また、極度の保守派として反イスラム、反移民を掲げている。過去にアラバマ州最高裁判所に「モーセの十戒」(旧約聖書に登場する、モーセが神から与えられた10の戒律。そのひとつは『汝、姦淫するなかれ』)のモニュメントを設置した件と判事でありながら同性婚を受け付けなかったことで2度停職処分となっている。

映画プロデューサーのワインスタインが引き起こしたセクシャル・ハラスメント騒動が今も続く中、共和党幹部はムーアに対し、立候補を取り下げるよう早々に勧告した。ワインスタインやケヴィン・スペイシーのように被害者が続々と名乗りを上げることを恐れたのだろう。ムーアは無実を主張したが13日に5人目の女性が記者会見を開き、16歳の時にオーラルセックスを強要されたと涙ながらに語った。共和党幹部は即日、ムーアが当選しても取り消すとコメントを発した。

あらゆることをツイートするトランプだがムーアの件については沈黙を守っている。覚えているだろうか。トランプ自身、選挙期間中に何人もの女性から過去のセクシャル・ハラスメントによって糾弾されたことを。

実はムーアのスクープ第一報が報じられた日、トランプが小躍りして喜んだであろう世論調査も発表されていた。ポリティコとモーニング・コンサルトの共同調査によると、「昨年の大統領選を再度おこなうとしたら誰に投票するか」の質問に対し、トランプに投票した有権者のうち82%が「トランプ」と答えている。

この結果を解釈するには、昨年の選挙の様相とアメリカの二大政党制を理解しておく必要があるかもしれない。トランプに投票しないのであればヒラリー・クリントンに投票するか、もしくは棄権しか選択肢がない。昨年の選挙戦ではっきり示されたようにトランプ支持者はヒラリーを非常に嫌っている。また、トランプに投票しなければ民主党から大統領が出ることになる。現在のトランプの政策や言動を支持するか否かにかかわらず、共和党支持者にとっては絶対に避けたい事態だ。

とはいえ、強固なトランプ支持者が少なくないことは確かだ。今年の地方選挙でマイノリティが大躍進したのはトランプ自身によるマイノリティ抑圧政策への反発が大きな理由と思えるが、同時に白人至上主義のネオナチ、KKKなどが再度の台頭をみせていることへの不安感も背後にあるのかもしれない。こうしたグループは性的マイノリティ、人種マイノリティ、移民、イスラム教徒、ユダヤ教徒を徹底的に嫌う。

現在、10代の少女たちへの性的ハラスメントが問題となっているロイ・ムーアは思想の偏りも大きな問題だが上院選の予備選ではすでに勝利を収めている。つまり、地元アラバマ州では支持されているということだ。そもそも特別選挙の理由となったトランプ政権のセッションズ司法長官も、昔、判事でありながら黒人の蔑称「Nワード」を使うなど問題を起こしてきた人物である。このセッションズは、トランプの立候補初期からの熱心な支持者だった。トランプ、セッションズ、ムーアの繋がりはリベラルにとっては受け入れることのできないものだ。

トランプとアンチ・トランプ。共和党と民主党。保守とリベラル。9年前に米国史上初の黒人大統領を生んだこの国はそのために大きな揺り戻しに見舞われている。トランプは黒人大統領に象徴されるリベラルなアメリカに我慢ならない保守派に支持されて当選した。そのトランプに対して今、リベラルが戦いを挑んでいる。

アメリカの国政は今後も予断を許さない。あと1年で中間選挙を迎えるのである。
(堂本かおる)

全文は下記からお読みください。
http://wezz-y.com/archives/50731/3

中国遠征中のUCLAバスケ選手3人が万引きで逮捕。トランプが習近平に頼んで釈放してもらった。その時のトランプのツイート:「トランプ大統領に感謝するか?」「良い人生をな。しかし気を付けろ、人生には困難が待ってるぞ」。さらに選手の父親が感謝の意を示さないとして、「刑務所に入れとくべきだったか」(2017年11月20日)

November 14, 2017

“Me Too”運動

◇女優ローズ・マッゴーワンのツイッター・アカウントがツイッターの規約に違反したとの理由で停止されているとマッゴーワンがインスタグラムに投稿。

「ツイッターが私を一時停止にしています。その働きには効果的な影響力があります。私の発言力でいてください」と彼女は書いた。

最近のハーヴェイ・ワインスタインを包囲する性的ハラスメントの申し立てに関して女優はこの数日演壇の場で遠慮なくしゃべっていた。彼女はワインスタインと1997年に和解した。

彼女の投稿のあとで多くの人々がマッゴーワンの擁護に取り組む。「多数の性的暴力の犠牲者に請うことよ。ねえ、ツイッターはどの規約にローズ・マッゴーワンが違反したか私たちに教えなさいな」とジェシカ・チャスティンはツイートした。

ワインスタインの精力的な行動についてまったく知らなかったと俳優で監督のベン・アフレックがはっきり述べたあと、火曜日、マッゴーワンは彼に「消え失せろ」と告げるのに加えて、彼をうそつきと呼んだ。そしてワインスタインの精力的な行動について知っていたと彼女が断言するワインスタイン・カンパニーの役員会を解散にするために請願書に署名するよう彼女のフォロワーを勢いづかせる幾つかのツイートを投稿した。
(記事より一部を抜粋)

https://www.theguardian.com/film/2017/oct/12/harvey-weinstein-nypd-and-london-police-investigating-allegations?utm_term=Autofeed&CMP=twt_b-gdnnews#link_time=1507822573

△ハリウッドの大物プロデューサーとして多くのアカデミー賞作品を生み出してきたハーヴェイ・ワインスタイン。これまで少なくとも30年以上、多くの女優や女性スタッフにセクシャルハラスメントをしてきたことが今週明らかになった。

新聞「ニューヨークタイムズ」の報道によると女優のアシュレイ・ジャッドやローズ・マッゴーワンを始め、複数の女性たちがハーヴェイ・ワインスタインのセクハラを告発。

被害にあった女性たちの中にはワインスタインとの示談が成立している女性もいるという。ローズ・マッゴーワンもその1人。彼女は1996年にワインスタインが制作した映画「スクリーム」に出演しているが、その翌年サンダンス映画祭に一緒に参加したとき、アシュレイと同様の嫌がらせを受けたという。ローズはこれまで沈黙を守っていたが今回の報道を受け「女性たちは戦っている。そこにいる男性たち、立ち上がって。私たちには味方としてあなたたちが必要なの」とツイートしている。実際、ワインスタインと一緒に働いていた男性たちも彼の行動を知っていたことが明らかになっている。

ワインスタインの設立した会社ミラマックスの元重役は「外から見ると会社は黄金のようだった。オスカー、成功、文化的な影響力。でも舞台裏は汚らわしいものばかりだった。これはその中でも一番の汚物」と同紙に語る。

この報道が出るとワインスタインは声明を発表。「同僚に対する私の過去の態度が多くの痛みを引き起こしたことは理解している。深く謝りたい。私はもっといい行動を取ろうと努力しているが、それが長い道のりであることもわかっている」とコメント。また「この問題と取り組むために」セラピーを受けていて、休みを取るつもりであることも明らかにしている。

だが、セクハラ行為そのものは認めていない。アシュレイの告白についても「彼女の体に触ったことはない」と全面否定。ローズに示談金を支払ったのも「セクハラを認めたわけではなく、訴訟を回避し平和を買うためだった」と説明している。また彼の弁護士は「ワインスタインはこの告発の多くが誤りであると否定している」と発表、ニューヨークタイムズ紙を虚偽と中傷で訴えるとしている。

これまで『恋に落ちたシェイクスピア』や『アーティスト』、『英国王のスピーチ』、『世界にひとつのプレイブック』など数え切れない名作やヒット作を生み出してきたワインスタイン。30年以上にわたるセクハラ疑惑にハリウッドは衝撃を受けている。双方の主張が対立した今、告発した女性たちやニューヨークタイムズ紙がどのような動きを見せるのか続報に注目したい。

http://www.elle.co.jp/culture/celebgossip/cnews_harvey-weinstein17_1006

October 13, 2017

エミネム The Storm

トランプのツイート:
「私の悪口をいうエミネムの曲を私は途中でやめにしようとしている。
だれでもそれはすばらしいとなるだろう。君たちはとてもハッピーになる!
(“I’m about to drop my Eminem diss track. Everyone’s going to love it. You’re going to be very happy!”)」

10月10日深夜に放送された米ブラック・エンターテインメント・テレビジョン(BET)主催の「BETヒップホップアワード」でラッパーのエミネムがトランプ大統領を人種差別主義者で無謀な指導者と痛烈に批判するライムをビデオで披露した。

事前に録画された「The Storm」というフリースタイルでエミネムはトランプ大統領の無謀ぶりを「核による大惨事を引き起こすかもしれないカミカゼ」と呼び、「人種差別しか取り柄がない」とけなす。さらに「彼がNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を攻撃するとき、オレたちはプエルトリコやネバダの銃規制について話をする代わりにそれに集中させる」などと4分以上にわたり大統領を非難した。

最後にエミネムは、「オレのファンで彼を支持している人へ。オレは砂に境界線を引く。支持するかしないかどっちだ?どちらの側に立つか選べない?なら、手伝ってやるよ。ファックユー!」と挑発、「残りの国民は起ち上がれ」と呼びかけた。

トランプ大統領を批判するパワフルで激しいメッセージは、多くの人々から支援されると同時に、エミネム・ファンでもトランプを支持する人々からは憤りの声が上がった。ビルボード誌によると、公開された火曜夜から翌日の午後までに議論の的となったこの「The Storm」について210万回以上がツイートされたとのことだ。

http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/56297/2
https://www.barks.jp/news/?id=1000147772

October 11, 2017

日本が反対した国連決議

△バンクシーのツイートより
banksy @therealbanksy 05 October 2017

「犬はあなたが金持ちか貧乏かどうか気にしない。
犬にわかっているのはあなたが大好きだってことだけ。」
◇アメリカが同性愛者の死刑を非難する国連決議に反対票を投じてイラクやサウジアラビアの仲間に加わる
アメリカは歴史に残る票決に反対する国連人権理事会の13カ国のひとつ
インディペンデント紙  3 October 2017

アメリカは同性愛行為を死刑の対象にすることを非難する国連決議に反対票を投じたわずか13カ国のうちのひとつ。非難決議は可決されたがアメリカは動きに反対することで中国、イラク、サウジアラビアのような国の仲間に加わった。

人権理事会決議は「たとえば、背教、神への不敬(ばちあたりの行為)、姦通、合意の上の同性関係といった特定の意味を持つ行いの形態への制裁として死刑を不当に要求すること」を非難した。

人権理事会決議は「精神または知的障害を有する人、犯罪を犯した時点の年齢が18歳以下の人や妊婦」に対して処刑の使用の自由を攻撃した。

また、それは「不倫に対する死刑の適用が不釣り合いに女性に押しつけられることに重大な懸念」も表明している。

死刑は必ずしも“人権侵害”ではないしまた拷問の形態ではなくて、“場合によっては”死刑へ導くことができると申し立てるロシアによって進められる失敗した2つの改正案をアメリカは支持した。

そしてサウジアラビアによって進められる「自国の法律や罰則を創り出すすべての国の権利」を申し立てる“主権修正条項”に対して棄権した。

死刑を再び導入するトルコの考えに対してボリス・ジョンソンはEUに寛大になるよう説得する

国際レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランス、インターセックス協会(ILGA)は「そのインパクトを弱める」試みと改正案に汚名を着せた。

アメリカの反対にもかかわらず、ジュネーブでの賛否を示す票決は人権理事会のメンバー国47カ国のうち27カ国の賛成で可決した。

現在、イラン、サウジアラビア、スーダン、イエメン、ナイジェリア、ソマリアの6カ国で死刑が同姓関係の人々に行使される。イラクとシリアのISISに占拠される領域を入れるなら、この数は8カ国に増える。

他に建前上これを可能にする国が5カ国あるが、実際には現時点では行使されない。

ILGAの常務理事、Renato Sabbadiniは次のように言った。「単に誰を愛しているかのためにだれかが処刑される場合がある状態で生きている何億もの人がいると考えることがとても不当です。これらの恐ろしい法律は終わらせなければならないというほかないことを国際社会が公然と強調したこれは記念の瞬間です。」

アメリカ国務省スポークスマンのHeather Nauertはインディペンデント紙に伝えた:「この問題に関する新聞記事の見出し、報道、プレスリリースは人を誤解させます。ジュネーブの我々の人権理事会代表が金曜に言ったようにアメリカ合衆国はこの決議に反対票を投じなければならないことに失望します。アメリカがするように死刑を合法的に適用し続ける状態の立場をよりよく反映するバランスのとれた包括的な決議を私たちは期待しました。」

「あらゆる情況において死刑を非難して廃止を要求する決議のアプローチに対するよりおおまかな懸念のためにアメリカ合衆国はこの決議に反対票を投じました。」
「アメリカ合衆国は、たとえば同性愛、神への不敬(冒涜)、姦通、背教といった行為に対する死刑の適用を疑う余地なく非難します。そのような行為を私たちは犯罪行為にふさわしいとはみなしませんし、確かに国際法の立場から死刑が合法的に有効な犯罪ではありません。」

決議に反対する13カ国は、ボツワナ、ブルンジ、エジプト、エチオピア、バングラデシュ、中国、インド、イラク、日本、カタール、サウジアラビア、アメリカ、アラブ首長国連邦。

投票は、ベルギー、ベニン、コスタリカ、フランス、メキシコ、モルドヴァ、モンゴル、スイスの8カ国によって提出され、イギリス、コンゴ、キルギスタン、ボリビアを含める世界中の国々によって支持される。

http://www.independent.co.uk/news/world/americas/us-gay-sex-death-penalty-un-same-sex-relations-human-rights-council-saudi-arabia-iraq-nikki-haley-a7980981.html

October 05, 2017

カナダに入国できないマニング

◇反逆罪を引き合いに出す政府のせいでチェルシー・マニングがカナダへの入国を断られる
The Intercept_ September 26 2017

アメリカ陸軍の内部告発者(情報分析官)チェルシー・マニングがカナダへの入国を断られた。

マニングがツイッターに掲示した手紙のなかでカナダ政府は彼女に入国から除外されると告げた。手紙は、「カナダ以外で有罪の判決を受けているため由々しき犯罪の理由でマニングは受け入れがたい」と申し立てる。

さらに手紙の下で、「カナダで罪を犯したとすればこの罪は正式起訴で訴追される犯罪に匹敵する、すなわちカナダの犯罪コード第46節(2)(B) によって述べられ、カナダの犯罪コード第47節(2)(C)によって罰すべき反逆罪、それにはたぶん最高14年の禁固刑が科される」と書いている。

マニングは何十万もの軍事上、外交上の文書をウィキリークスに送信したあと、2010年に逮捕された。彼女の暴露はニューヨークタイムズ紙や他の多くの発表の場(販路)による一連のすっぱ抜きの先駆けとなった。特にアフガニスタンで劇的に高い一般市民の死者の数やアメリカが支援するイラク軍による虐待、誰がグアンタナモベイで拘束されているかについての情報をすっぱ抜いた。

2013年、マニングは軍事法廷によって6件のスパイ行為の訴因で有罪の判決を受けたが、アメリカの軍事法廷で反逆罪に匹敵する“敵を手助けする”という罪から放免された。オバマ大統領は1月政権を辞する前に彼女の刑を減刑した。

カナダ大使館は説明を得るまでに至ることができなかった。

コロンビア・ロースクールのKnight First Amendment Instituteの一員として言論の自由を求めるカナダ人弁護士ジャミール・ジャファーはこの決定に失望すると言った。

「見てわかるとおり、チェルシー・マニングはカナダの安全に少しの脅威ももたらしません。そしてアメリカ人のようにカナダ人が彼女を討論や論争に参加させることから得をするのは明瞭ではないですか?」

https://theintercept.com/2017/09/25/chelsea-manning-denied-entry-to-canada-whose-government-cites-treason-law/

October 03, 2017

真実は不都合 阻止すべき敵

◇権力を恐れずに真実を話すこと
ワシントンポスト紙 September 26, 2017

エミー賞授賞式(9月17日)でのホワイトハウス前報道官ショーン・スパイサーの短い出演はアメリカ合衆国では権力を得ている人たちが国民を欺くのと引き換えに遺憾ながらあまりにもめったに深刻な結果に直面しなさすぎることを見苦しく思い出させるものだった。スパイサーは短いホワイトハウス在任期間中に彼がついたウソをたいしたことはないように見せるために全米にテレビで放送されるハリウッド最大の夕べで演壇を与えられた。一方、この国である種の真実を話すことで、特に彼らが権力に異議を申し立てるときに、たいていどれほど刑を持って懲らしめられるかの戒めに私たちは遭遇し続ける。

今月、大学の名声のある政治学協会(IOP:Institute of Politics)が客員研究員としてつとめるため告発者チェルシー・マニングを招いた、そしてそのあと招待を取り消したとき、ハーバードは論争を誘発した。2010年、当時、陸軍兵士だったマニングはイラクとアフガニスタンでの不正を暴露した秘密文書という発見物をリークした。「マニング文書で明らかになる重要なすっぱ抜きは… 挙げるにはあまりにも多くのものからなりすぎる」と報道機関自由財団(Freesom of the Press Foundation)専務取締役トレヴァー・ティムは書く。「しかし、その文書には政府が公然と認めたよりもはるかに多くの人々をアメリカ合衆国がイラクで殺害したという事実、イラク兵士を拷問して苦しめたことに米兵が気づかぬふりをしたという事実、米兵による一般市民の殺害をアメリカ合衆国が隠蔽したという事実が含まれる。」

マニングはスパイ行為制定法(Espionage Act)に違反した罪でほぼ7年刑期をつとめた、そして拷問に関する(報告書を提出する)国連特別報告者が“残酷で非人間的で面目を失わせる”と呼んだ長い期間の独房監禁を耐えた。バラク・オバマ大統領が彼女の刑を減刑したあと、5月に解放された。それからずっとマニングはトランスジェンダーの権利を求めるすぐれた活動家になっている、そして政治学協会(IOP)は研究員として彼女の選択を発表する声明で彼女が「軍隊でLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークイア)であることの問題」を持ち出すバランスの取れた見方を特にほめそやした。しかしながら2日後、マニングの招きを取り消して、超党派の国家安全保障主流派からの反動に屈した。

勇敢な行動主義を沈黙させる類似した試みは、現在、別のアメリカの大きな協会、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)で長々と繰り出されている。新たに始まるフットボールシーズンに3週間、サンフランシスコ49ersの前クォターバック、コリン・キャパニックはまだNFLの名簿にポジションを見つけられないでいる。昨年、キャパニックは警察の残虐行為と人種的な不当行為への抗議として国歌にはひざまずくことを始めた。彼の行動は国中の市民権活動家から賞賛を得る、それ以上にあらゆるレベルで仲間のアスリーツによる同様の抗議のきっかけになる。だが、今週アラバマの集会で彼を「クソ野郎(son of a bitch)」と呼んだトランプ大統領を含め、右派勢力の多くを激怒させもして、オフシーズンの間、チームに雇われなかった。

キャパニックの追放は功績に基づくとの主張にもかかわらず、ESPNの記者、Bill Barnwellは最近、統計を吟味して、「2016年にキャパニックがしたようにプレイするクォーターバックは吸収合併後の現代NFLにはただの一人もいなかった」と結論を下した。ネーション誌のスポーツ欄の編集主任Dave Zirinが書いたように、「まったく明快で見てわかるとおり、私たちが経験するのはコリン・キャパニックを失業状態にさせておくためにNFLのオーナーが共謀する状況です。」

実にみごとにマニングとキャパニックはおどされるのを断った。ハーバードが彼女を招くのを取り消したあと、マニングは「これは軍・警察・諜報機関国家であるように見えるものです… 思い知らせる、思い知らせないことをthe @ciaが決定します。」とツイートした。キャパニックは彼の財政的貢献が現在100万ドルに近づくことで、社会正義の大義(運動)に時間と金を寄付し続ける。団結を示すことで、NFL選手協会(組合)がシーズンの最初の週のあいだ、最優秀選手としてキャパニックに名誉を与え、彼の「寄付と草の根の援助活動を通してサービスが行き届いていないコミュニティに法的(公的)な権限を与えることへの肩入れ」を賞賛した。そしてトランプのコメントに答えて、リーグ中の何十人もの追加の選手が日曜にひざまずいた。(彼らに味方して、多くのチーム・オーナーが抗議する彼らの選手の権利を公然と支持した。)

さらに、ハーバードはマニングへのオファーが誤りだったと決めたとはいえ、リポーターを力ずくでつかまえてウソをついたトランプ前選挙戦マネージャーのCorey Lewandowskiは客員研究員としてつとめ続ける。ショーン・スパイサーもまた続ける。マニングへの招待を取り消すとのハーバードの決定はCIA元副長官マイケル・モレルの有名な辞任によって動かされた。マイケル・モレルは“拡張尋問テクニック”が役に立つというよりはむしろ害になった圧倒的証拠を拒絶するのに、CIA捜査官は拷問に関与しなかったと主張した。そしてインターセプト共同創始者のグレン・グリーンウォルドが指摘するように、国をだましてイラク戦争をさせた元ジョージ・W・ブッシュ政府当局者の仲間は、現在、中枢のメディア販路や大学機関で割の良い仕事(役職)を享有する。(元CIAのマイケル・モレルが抗議の意味でハーバード大を辞任、またCIA長官マイク・ポンペオが同大学での講演をキャンセルするなどの圧力があった。)

これらの時代によく見られたように予想外にこの真実と権力間の常道を踏み外した力は不穏によく見かける。それどころか、マニングとキャパニックは現行の大統領執務室の占有者となにも関係がないから彼らの見せしめは特に目立っている。それよりも彼らは、真実を不都合(迷惑な事柄)またはさらに悪いことに阻止すべき敵とみなして処理するアメリカ最強の機関の一部に起因する腐敗行為(汚職)の正常化の結果である。

https://www.washingtonpost.com/opinions/fearlessly-speaking-truth-to-power/2017/09/26/32e18b1e-a22f-11e7-b14f-f41773cd5a14_story.html?utm_term=.dbb6f10e438d

△9月18日 AFP:米ロサンゼルスで17日行われた第69回エミー賞の授賞式に7月に辞任したショーン・スパイサー前米大統領報道官がサプライズ登場し、報道官時代に物議を醸した発言をもじったコメントを披露してかつての仇敵といえるコメディアンらをはじめ聴衆を大いに沸かせた。
コメディアンのスティーブン・コルベア氏が政治色の濃いオープニングトークを展開する中、授賞式のガラ・イベントをテレビで見ている人は何人いるだろうかと問い掛けた次の瞬間、ホワイトハウスの記者会見で使われるものをまねた演台と共にスパイサー氏が舞台に登場。「今回のエミー賞の聴衆は過去最大になるだろう。以上。会場でも、世界中でもだ」と述べた。
これは、スパイサー氏が大統領報道官に就任した直後、ドナルド・トランプ大統領の就任式の人出について行った発言をもじったものだ。就任式の聴衆が少なかったことはテレビの映像や写真などからも明らかだったが、トランプ氏はメディアが実際より少なく見せたなどと批判。これを受け、定例会見でトランプ氏を擁護したスパイサー氏は「今回の大統領就任式の聴衆は過去最大だった。以上。会場でも、世界中でもだ」と述べ、米国民を絶句させた。
この発言はテレビで格好のネタにされ、コメディー番組ではスパイサー氏の物まねが定番の笑いとなった。

「サタデー・ナイト・ライブ」は今回のエミー賞でコメディーシリーズ部門作品賞を受賞。マッカーシーさんは「動揺したスパイサー氏」の物まねで「クリエイティブ・アーツ・エミー賞」を受賞した。
また同番組からは、ヒラリー・クリントン元国務長官に扮したケイト・マッキノンさんがコメディーシリーズ部門の助演女優賞を、トランプ氏に扮したアレック・ボールドウィンさんが同部門の助演男優賞を受賞した。


September 25, 2017

NFLの選手がひざまづく理由

This is why we #TakeAKnee
“コリン・キャパニックがなぜこの国の警察の説明義務を求めてひざまずくのかわからないとしたらこれが理由である”

◇米国の人種差別や黒人への警察暴力に抗議するプロスポーツ選手たちと、ドナルド・トランプ米大統領が対立している。黒人への暴力に抗議して試合開始前の国歌演奏であえて地面に膝をつくプロフットボールリーグNFL選手たちをトランプ大統領が「くびにしろ」とツイート。これに反発して24日の各地の試合では多くの選手が国歌演奏中に膝をついてあらためて抗議の姿勢を示した。プロバスケットボールNBAの優勝チームも、NFL選手への支持表明を機に予定されていたホワイトハウス表敬訪問が取りやめになった。

NFLでは昨年夏、コリン・キャパニック選手が警察暴力に抗議して国歌演奏時の起立を拒否し、膝をついたのを機に複数の選手がこれに同調した。24日はそれ以来、最も大勢の選手がこれに賛同した。

トランプ氏は22日、キャパニック選手たちの行為を念頭に支持者集会で「我々の国旗に不敬な態度をとる奴に、NFLチームのオーナーが『あのクソ野郎をすぐにグラウンドからつまみだせ。出てけ。クビだ』と言ったら最高じゃないか」と発言し、声援を浴びた(「クソ野郎」と訳した元の発言は、「son of a bitch=直訳・あばずれの息子」という罵倒語)。

トランプ氏はさらにツイートで、「もし選手がNFLやその他のスポーツ・リーグで何百万ドルも稼ぐ特権を手にしたいなら、我々の偉大な米国旗(や国)への不敬は許されてはならない。国歌には起立すべきだ。そうしないなら、お前はクビだ。何か別のことをしろ!」と書いている。

大統領の支持者の間ではさかんに支持されている一連の発言に、米国のプロスポーツ選手たちは強く反発し、週末にかけて各地で様々な抗議の行動に出た。

23日夜には、米大リーグ、オークランド・アスレチックスのブルース・マックスウェル選手が国歌演奏中に抗議で膝をついた。

24日に米各地で開かれたNFLの試合では――、
シアトル・シーホークス、テネシー・タイタンズ、ピッツバーグ・スティーラーズの選手たちが国歌演奏中にグラウンドに出てこなかった。
シカゴ・ベアーズの選手たちはグラウンドの横で互いに腕を組んで抗議。
米国を代表するクオーターバックのひとり、トム・ブレイディ選手もニューイングランド・ペイトリオッツのチームメイトたちと腕を組んで抗議。
グリーベイ・パッカーズやシンシナティ・ベンガルズの一部選手たちも腕を組んで抗議。
シーホークス対タイタンズの試合では国歌を歌った歌手が演奏後に膝をついた。
デトロイト・ライオンズ対アトランタ・ファルコンズの試合では国歌を歌った歌手が演奏後にこぶしを上に突き上げた。
タイタンズやペイトリオッツの試合では選手たちの抗議行動に一部のファンがブーイングを浴びせた。

ジャクソンビル・ジャガーズのオーナー、シャヒード・カーン氏は、国歌演奏中に選手たちと腕を組んで抗議。チームオーナーが試合前にピッチで選手たちと肩を並べるのは異例。カーン氏は大統領選でトランプ陣営に100万ドルを寄付している。

NFLのロジャー・グデル・コミッショナーはトランプ大統領の発言を批判し、「このように分断をあおるコメントは残念なほど敬意を欠いている」と述べた。

NFL選手協会のエリック・ウィンストン会長は大統領発言が「公民権のために闘った過去の英雄たち、今も闘っている英雄たちを、正面から平手打ちした侮辱行為に等しい」と批判した。

今年6月にプロバスケットボールNBAのファイナルに優勝したゴールデンステート・ウォリアーズのスター選手、スティーブン・カリー選手は22日、ホワイトハウスの表敬訪問に反対すると発言した。NBAやNFL、大リーグの優勝チームによるホワイトハウス表敬訪問は慣例となっている。

カリー選手はトランプ氏について、「これまでの発言内容や、発言すべき時に発言しなかったこと」を自分や他の選手たちは支持していないことをホワイトハウス訪問を拒否することで示したいと述べた。

この発言を受けてトランプ大統領は23日、「ホワイトハウス訪問は優勝チームにとって大きな栄誉とされている。スティーブン・カリーはためらっているので、招待は撤回だ!」とツイートした。

ゴールデンステート・ウォリアーズは、チームがホワイトハウスに「招かれていないこと」は十分承知したが、それでも「平等と多様性と包摂を称える」ためにチームとしてワシントンは訪れるつもりだと発表した。

http://www.bbc.com/japanese/41382805

△サンフランシスコ・フォーティナイナーズのクオーターバック、コリン・キャパニック選手は昨年8月26日、グリーンベイ・パッカーズとの試合前、国歌演奏で起立せず、「黒人や有色人種を抑圧する国の国旗に誇りを示すため、起立つもりはない」、「自分にとってこれはフットボールより大事なことで、この問題から目をそむけるのは自己中心的だ。道端には遺体が転がり、人殺しをした連中は無罪放免で有給休暇をとってるんだ」と試合後に発言した。米国各地で黒人に対して相次ぐ警察暴力への抗議だと説明した。

フォーティナイナーズは、「この国の国歌を称える行為に参加するかどうか、個人が選択する権利を我々は認める」と、選手の行動を支持した。

この抗議行動と発言に対する賛否が一気にわき上がり、特に国を守るために命を捧げている米軍人に対して不敬だという批判が渦巻いたが、中には選手は表現の自由を行使しているだけで、自分たちはそういう自由を守るために軍人になったなどと擁護する軍経験者もいた。

キャパニック選手はその後、9月1日の試合前にも国歌演奏で立たず、チームメイトのエリック・リード選手もひざまずいたが、観客の一部からはブーイングが起きた。

4日夜には、米国女子サッカー代表のミーガン・ラピノー選手が、所属するシアトル・レイン対シカゴ・レッドスターズの試合前に国歌演奏でひざまずいた。ラピノー選手は、キャパニック選手に「ちょっと会釈したつもり」と理由を説明した。

http://www.bbc.com/japanese/37283611

◇ライオンズのオーナー、マーサ・フォードがトランプのNFL抗議コメントに返答する
Detroit Free Press Sept. 24, 2017

デトロイト・ライオンズのオーナー、マーサ・フォードは、週末の間、選手の抗議を非難したドナルド・トランプ大統領の批評をとがめる声明を出す一連のNFLオーナーの最新の人になった。

今日のアトランタ・ファルコンズとの試合の前にチームによって発表された声明のなかでフォードは組織として「私たちはこれらの批評または意見を支持しません」と述べた。

金曜日、集会でトランプはNFLのオーナーに国歌の演奏中に抗議した選手をくびにしろと要求した。

http://www.freep.com/story/sports/nfl/lions/2017/09/24/lions-martha-ford-donald-trump/697757001/

△米ジョージア州で2016年7月、警察に停車させられた白人女性が警官が怖くて両手をおろせないと言うのに対し、「我々は黒人しか殺さないから」と説得しようとする警官の映像が今月(2017年9月1日)になって浮上した。
当時はミネソタ州やルイジアナ州などで警察が黒人を射殺する事件が相次いでいた。
パトカーの車載ビデオが撮影した映像について同州コッブ郡警察は事実関係を調べていると述べている。
◇「罪のない人々を殺すことの不面目(恥さらし)を覆い隠すのに足るだけの大きい旗はありません」―Howard Zinn