見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2007/03/08

デイヴィッド・バーン ジャーナル


ミュージシャンのデイヴィッド・バーンのジャーナルからお伝えします。

目下、ブッシュ一団はイランがイラクの反逆者らに資金を流して武装させていると私たちに告げている。これは明らかに、新たな侵略を鳴り物入りで宣伝する企みであって、ウソとーたとえばイラクはアルカイダと関係があったとのー間違った関係とに裏付けされた戦争正当化の事前説明が下されたということだ。まあ何とメディアがこの大ウソの釈明を求めていないのに注目すべきだ。頼むからホワイトハウスの報道局から出てくるすべての前に少なくとも「〜と申し立てられる(真偽の疑わしい)」という言葉をつけてくれ!信頼性のある情報すべてによると彼らの早まった方針ーイランは核兵器開発が想定されるーは理屈に合ってない。信頼性のある確かな情報があらかじめ彼らを止めなかったのは妙だ。ブッシュ一団は彼らのプランにあった情報をまさしく見つけるかこしらえるかした、そして大部分のアメリカのニュースメディアの地方放送局がそれを事実としてちゃんと報じた、そしてアメリカ国民の大多数と大抵の政治家がオーケーと言った。少なくとも今は、この3つのうちの最後(国民と政治家)がどうあってもイラクのときしたように協調しない。望みはある。(byデイヴィッド・バーン 15 Feb.2007)

写真はジャーナルのこの日の記事からそのままいただいたものです。
「新しいiPodの広告とアーティスト、ロバート・ロンゴのドローイング、<都会の男たち>シリーズからのイメージ。偶然の一致?それともコンスピラシー(つるんだの)?」とあります。
http://journal.davidbyrne.com/

2007/03/07

ジャマイカのピクピク、ソース


チェイニー副大統領がエコノミック症候群で足に血栓ができて病院に行ったそうなんです。今回の日本、オーストラリア〜アフガン訪問で計65時間あまり飛行機の中で過ごしたことが原因なんだとか。といっても、ゆうゆう横になってのフライトだろうに。彼が動いて世界にいいことってないと思うから、どうかアメリカ国内のせまい範囲にとどまっていてください。それより部下のリビーに有罪判決が下りましたよ。まあ、大変!ボスのチェイニーにも当然火の粉は飛ぶでしょうね。お願い、とっとと辞めて!
ところで今朝のニューヨークタイムズにも安倍の「慰安婦 謝罪しない」発言への批判が載りました。一度は国がらみの強制だった事実を認めて謝罪したのに、それを「薄めようとしている」と非難しています。以下は4日のCNN 報道です。

Abe : 新たに戦争売春宿のわびはなし■CNN 04 March 2007
東京(AP電)ーたとえ米国議会が謝罪を要求する決議案を可決しても日本は第二次世界大戦の軍の売春婦についてもう一度謝罪するつもりはないと、月曜国会で安倍晋三首相は述べた。
女性たちが前線の売春婦として強制的に奉仕させられたことで先週の否定を詳しく述べる安倍は、先月米国議会下院によるヒアリングのどんな証言からも虐待を裏付ける固い証拠は提出されなかったと言った。
1993年に売春婦に謝罪した日本の歴史的規範を守るとも言った中で、安倍は、「決議案があってもわれわれは謝罪するつもりはないと言うしかない」とくだくだしい答弁で国会議員に述べた。
ほとんどが韓国と中国からの20万人にものぼる女性たちが1930年代と40年代にアジア全域で日本軍の売春婦をつとめたと歴史家たちは伝える。
売春婦で使うための女性や少女の誘拐を含めて、軍による虐待の話は目撃者、犠牲者、そして元日本軍兵士からも詳しく説明されてきている。
だが、日本の著名な学者や政治家たちが直接の軍の関与あるいは女性を狩り立てることでの力の行使をきまりきって否定する、そしてどの虐待でも個人の請負人を責める。
先週安倍は評論家の側に立ち、女性が強制して売春させられた証拠はないと言って韓国と女性が連れてこられた国々での抗議と批判の嵐を高ぶらせる。
月曜、彼は詳しく述べて、厳密に言えば、強制ーたとえば誘拐ーの証拠はなかったと言うが、彼は女性を調達するブローカーさもなければ犠牲者を力づくで売春婦として働かせるブローカーを事実として認めた。安倍はそれ以上説明しなかった。
米国議会は日本政府からの正式の売春婦の承認と謝罪を要求することになる拘束力のない決議案を熟考している。
議会委員会は先月、日本の当局によって捕虜にされて、いわゆる「慰安婦」として何度も繰り返しレイプされたと説明する女性たちから証言を聞いた。
そのような証言を確証とは認めないことを安倍は示した。
彼は「なんであれ証拠があることに裏付けられた証言はなかった」と月曜国会議員に述べた。

写真はジャマイカのバーベキューソース(ジャマイカの痙攣)です。「痛みはよいことだ」とあります。痛み=苦しみがなければ愉しみ=安らぎもないということで、日本人ならヒリヒリした痛みを感じて当然の安倍発言です。日本の新聞はどうして避けて通ろうとするんでしょう。

2007/03/05

世界で最も女性議員の割合が高いのはルワンダ


ニューヨーク発のニュースです。
世界各国の議員交流を進める列国議会同盟(IPU)が3月1日、189カ国の全国会議員のうち、女性議員の占める割合が1月末現在で過去最高の16・9%にのぼり、女性議長も最多を記録したとの年次報告を発表しました。
下院(日本では衆議院)または1院制議会に限れば、女性議員の比率が最も高かったのは、前年同様、ルワンダで48・8%。次いでスウェーデン(47・3%)、コスタリカ(38・6%)と続いています。日本は前年の105位から順位を6つ上げ99位(9・4%)。中国は49位(20・3%)、米国は67位(16・3%)。 報告によると、調査対象の189カ国の国会議員総数は4万3882人で、うち女性は7436人。また、議長職に就いている262人中、女性は35人ということでした。
(河北新報社2007年3月2日ウエブ版より)

1位が2年連続びっくり!のルワンダということで、写真はアメリカ政府発行の、ツチ族とフツ族の争い、ルワンダ紛争での大量虐殺ジェノサイドの犯人の指名手配ポスターです。懸賞金は500万ドル!

性犯罪の前科者には蛍光カラーのグリーンを



性犯罪で有罪判決を受けた前科者のクルマのナンバープレートをすぐに識別できるよう蛍光グリーンにすることを義務づける法案が米オハイオ州議会に提出されました。
AP通信などによると、これまでにアメリカの幾つかの州で飲酒運転で前科のあるドライバーのナンバーをイエロー、ピンク、レッドに義務づけることはあるものの、性犯罪者を対象にナンバープレートの色を変えている州はないんだそうです。この法案に民主・共和両党の議員が賛成しているそうですよ。
ストリックランド同州知事の広報担当者が、州議会で法案が通過すれば知事は署名するだろうと述べました。でも、人権団体はグリーン以外のナンバーのクルマが安全であるかのような誤解を子供に与える恐れがあるとの懸念を示して、政治家の「スタンドプレー」だと批判しています。
当初、ピンクにしようという意見もあったそうなんですが、ピンクは乳ガン治療を受けてる人を指すことがあり、混同を避けるために変更したとのことです。性犯罪にはピンクのイメージがあるんでしょうか。なんとも男的な発想に思えますけど。
反対派の意見は、このような特別のプレートを使うとそのクルマに乗る性犯罪者の家族が傷つくというものです。
性犯罪は米国の社会問題の1つで、州によっては性犯罪者の顔写真や現住所などをウエブ上で閲覧できるシステムを導入しているところがあります。
このプレートで性犯罪者の追跡が容易になると警察は言いますが、どうなんでしょうね。今後、いろんな色のプレートをアメリカで見ることになりそうですが、これもカラード差別的なイメージで、なんともいやーな感じがします。
オハイオでは性犯罪者はすでに地元保安官事務所への登録が義務づけられていて、学校の半径300メートル以内に住むことを禁じられているそうですよ。

写真は、日曜、アラバマ州セルマで、オバマ上院議員とヒラリー・クリントン、そして夫のビル・クリントン元大統領が、記念行進に参加したときの様子です。
3月5日のニューヨークタイムズ紙からいただきました。

2007/03/04

公共の福祉の中に美観がある


国の景観法ができたいま、自治体には「景観を守る責務」があります。
今年、100ちかい市町村で景観計画ができる予定で、ほとんどでガイドラインとして高さ規制をうたいます。現実としてツールで規制ができる時代になったということです。
消極的であった東京都でさえも高さ制限に踏み切りましたし、6月議会でどうなるかわからないまでも京都では大々的に市民アンケートをとって48カ所の眺望を守ることになりました。
さてさて、自分ちの前とか影響あるところに、緑と大きな空を奪う高層マンション計画とかが持ち上がるでもなければ、普通、景観を守ると言われてもピンと来ないんでしょうね。
うちのそばで市民の自慢のすばらしい景観(=財産)をぶちこわす、そういう問題が起こって初めて考えるようになりました。
先日、茅ヶ崎の市民団体が主催するまち景まち観講座、「魅力的な景観と高感度なまちづくり」by東大教授 西村幸夫氏の話を聞いてきました。
アメリカではどうなっているのか、という話がおもしろかったのでご紹介します。
アメリカでは:
・1930年代に「景観は規制していいんじゃないか」という合意ができてきた。景観は付加的なものとして、資産価値を守るために景観を守る。財産価値は厳しい規制で守られる。
・1950年代、資産価値とは別に、景観的な価値があるんだと裁判で言われるようになってきた。1957年の最高裁判決、バーマン判決で、「健康のためには景観を守る」、「公共の福祉の中に美観というのがあるんだ」と言って、景観だけで規制ができるようになった。
・1960年代、「悪い景観は公害だ!」となった。
・1970年代には「人権」になった。いいものを守る権利、つまり景観権。
日本ではこの1970年代に日照権が認められることになります。日が当たるということはいいこと、大事なものだ、ということになり、建築法に初めて定められたのです。
・1980年代、「景観は環境の総合指標ではないのか」となる。「景観がいいというのは全体の生活環境がいい」ということではないのか。主観や好みの問題ではなくて、全体のよさを表すものという合意形成ができてくる。
日本の場合、画期的と言われた国立裁判でも景観権は認めていません。景観権は人権と同様、誰にでもあるもの。国立裁判では「法によって守られる景観利益はある」としました。自己規制してみんながルールを守っているから生まれるのが景観利益。全体がこの利益を受けている。これを壊す人はまわりに迷惑を与えている、となります。
では景観とは何なのか?1977年に中村良夫さんがこう言っています。
「人間を取り巻く環境の眺めに他ならない。」
もうひとつ、景観には意図があるという話がおもしろかった。
景観の善し悪しを歴史から見る。土地が持ってるポテンシャルを歴史から、生活空間から学ぼう、生活や生業から景観を読むといったことです。
例として:
上野の山は明治5年に大学病院が建つはずだったのが、オランダ人の医者ボードウィンが公園として残すべきと政府に意見書を提出して病院にならずにすんだ経緯があります。オランダ大使館から贈られた、公園の生みの親であるボードウィンの像は公園内にあるにはあっても、誰の目にも留まらない路の端にあります。周囲にはホームレスのブルーテントが並ぶありさまです。公園の生みの親の像に人を導くような公園デザインにするべきなのです。この像のあるところに路を一本通すとか、そうすればみんなが自然に像を見ることになります。
不忍池は昔の写真を見ると一周することができました。そういう風に作られているのです。いまは動物園の出口にぶつかって半分までしか行けません。そこは分断され、人が見苦しくたまる場所になってしまっています。
また、不忍池を見下ろすようにデザインされた京都清水寺を模したと言われる清水観音堂の欄干からは、江戸の絵を見ると、不忍池の手前に太い幹がくるっと一回転して螺旋を描く見事な松が見えていたことがわかります。
いまそこに松はありませんが、欄干からは桜の木に覆われてしまっていて池も見えない状態です。これでは本来の意図が台無しになっており、いい景観とは言いがたいと西村教授は言います。「桜の木を間引けば、欄干から池が見える意図した景観を保つことができる」「博物館もまた正面の公園の道からはなにも見えない、ここも樹を切ってシンメトリーになっている博物館の正面建物を見えるようにしてはじめてこの景観を作った意図が保たれることになる。なんでも樹を残せばいいということではないはずです」

写真は「先手を打ってイラン戦争をさせない!」というCODEPINKのポスターです。Don't Iraq Iran ! とあります。イランをイラクにするな!ってことでしょうか。