見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/03/01

ガザにホロコーストの脅し


◇独占記事ー3兆ドルの戦争:ノーベル賞受賞者ジョセフ・スティグリッツとハーバード大エコノミスト、リンダ・ビルメスが書く、米国のイラク侵攻とイラク占領での本当のコストに関する本
イラク戦争が米国経済に損害を与えているとの責めをブッシュ大統領がはねつけて一週間後、今までのところ戦争にかかった費用は3兆ドルとの控えめな見積もりを載せる新著が出ました。2人の本の出版に従事する全米で放送された最初のインタヴューでもって、ノーベル経済学賞受賞者で世界銀行の元主席エコノミストのジョセフ・スティグリッツともう片割れのハーバード大学経済学者リンダ・ビルメスは、ブッシュ政権が繰り返し国民を欺くような安い戦費の見積もりを示してきていると言いいます。そして別の記録簿をアメリカの国民から隠し続けているとも言います。
(これ以降に続くエイミー・グッドマンと2人のインタヴューの映像は日本語字幕なしですがデモクラシーナウ!のサイトからご覧になれます。スクリプトも読めます。)

◇イスラエルの大臣がガザは「ホロコースト」だと脅す
イスラエルと占領地となるパレスチナ自治区では、少なくとも18人のパレスチナ人がガザ地区へのイスラエルの継続的な攻撃で殺されてきています。木曜のパレスチナ人の遺憾な犠牲にはサッカーをしていたときに爆弾で殺された4人の少年が含まれます。最年少の少年は8歳でした。他にも一般市民の大人2人といっしょにパレスチナ人の子どもが殺されました。また少なくともパレスチナ人の闘士9人が殺されたとパレスチナ当局は言います。過去2日間のイスラエルの攻撃で、子ども9人を含む、少なくとも31人のパレスチナ人が亡くなっています。
木曜に45発のロケット弾がガザから発射されたことで、パレスチナのロケット弾にお返ししているとイスラエルは言います。スデロットの町で今週ひとりのイスラエル人が殺されました。過去7年間に13人のイスラエル人がパレスチナ人のロケット弾によって殺されました。パレスチナ人のロケット弾がイスラエルの町アシュケロンに落ちた木曜、17歳の少女が軽傷を負いました。
イスラエルの国防相エフード・バラクはイスラエルの全面的なガザ侵攻を警告しています。もしロケット弾発射が続くなら、ガザは「ホロコースト(パレスチナ人大虐殺)」だと言って国防副大臣マタン・ヴィルナイが脅してきています。
「カッサムロケット砲がますます激しくなり、ロケット弾がより遠くまで達する、パレスチナ人は彼らの身にもっと大規模なホロコーストを招くことになるだろう、なぜなら、われわれは我が身を守るのに持てる力すべてを使うつもりだからだ。」とヴィルナイは述べました。
イスラエル人の64%がハマスとの停戦に賛成するのを今週行われた世論調査が示します。現在のところ大多数です。ハマスは休戦協定に向けた幾つかの提案をしてきていますが、イスラエル政府はその交渉開始(申し入れ)を拒絶しています。
(デモクラシーナウ!2008年2月29日ヘッドライン)

写真は、先に述べた「3兆ドルの戦争」という本と、共著の2人です。

2008/02/29

ミサイル対ロケット弾


27日のCNNによると、イスラエル国民の64%がガザを実効支配するハマスとの対話路線を支持しているのをイスラエルの主要紙ハーアレツが最新世論調査の結果として報じた。これまでハマスとの接触にノーと言っていたのが、ここにきて変化を見せているのは、やられたら何倍にしてもやりかえすイスラエル軍とハマスとの報復合戦など、長年の悪循環に対するイスラエル国民の嫌気を反映したものであるとも分析している。

◇パレスチナ自治区ガザからの報道によると、イスラエル軍は28日、ガザで空爆などを繰り返し、ガザを支配するイスラム過激派ハマスの戦闘員のほかに、サッカーをしていた8〜15歳の少年5人など計20人を殺害した。27日からの犠牲者は31人に達した。
ガザを統治する「ハマス内閣」のハニヤ首相の自宅付近にミサイルが着弾し、ハマスのメンバー11人が死亡している。
(朝日新聞、読売新聞2008年2月29日)

◇イスラエル軍がミサイル攻撃 市民ら11人殺害 ガザ
パレスチナ自治区ガザからの報道によると、イスラエル軍は27日、空からガザへのミサイル攻撃を繰り返し、乳児1人を含む市民5人とガザを支配するイスラム過激派ハマスなどの戦闘員6人を殺害した。ハマスは約40発のロケット弾をイスラエル領内に撃ち込み、イスラエル人男性1人が死亡した。
ハマスは大量のロケット弾攻撃について、ハマス戦闘員5人が同日朝のミサイル攻撃で殺害されたことへの報復だとしている。ガザからのロケット弾によるイスラエル人の死亡は昨年5月以来。イスラエル軍はその報復として、ハマスの内務省ビルなどを空爆し、近くの住宅にいた生後半年の乳児が死亡した。
(朝日新聞2008年2月28日)

◇イスラエルがガザにあるハマスの標的を攻撃
ガザの極端に人口が密集した地域から、発射されたミサイルの煙霧の航跡が
BBC 27 February 2008

ガザから発射されたパレスチナのロケット弾の連発にイスラエルが報復

イスラエルの空爆がガザ地区を支配するハマスの政府建物を攻撃し、生後6カ月の赤ちゃんを殺しているとパレスチナの医者が話している。

その攻撃は、ガザからパレスチナのロケット攻撃が起こった9カ月で、初めてイスラエル人に死者が出た暴力による威嚇の日における最初の攻撃だった。

たびたびのターゲットとなるスデロットの町をねらった8発を含め、少なくとも20発のロケット弾を発射したとハマス活動家グループは話す。

これより早くに、ガザ南部でイスラエルの空爆が5人のハマス闘士を殺した。

・集団ヒステリー

当時そこに人はいなかったが、ハマスが支配する内務省ビルに命中したとパレスチナ人目撃者らは語った。

近くの建物は爆風のなか激しい打撃を受けて、乳児ひとりが殺され、少なくとも6人が負傷したとパレスチナの医療当局者らは語った。

9カ月のパレスチナのロケット砲発射でイスラエル人の犠牲者は初めてとはいえ、ここ3カ月にパレスチナ戦闘員による攻撃で他に4人のイスラエル人が殺されている。

それと同時期に、大部分は闘士の、200人以上のパレスチナ人がイスラエル軍によって殺されてきている。

ミサイルがサピル大学の駐車場に落ちて炸裂し、爆弾の破裂でひとりの学生の急所に命中したと、イスラエルのメディアは報じた。

「胸に大きく穴の開いた男性を見た、彼は医者によって手当てされた。ふたたび警報がなりだすと、大学は集団ヒステリー状態だった。人々が叫んでいた、絶叫して、泣いていた」と心理学科の学生オレル・デイヴィッドは話した。

大学で2人目の犠牲者は脚に傷を受けた。

ハマス当局者らはガザ地区の南部、ハンユニスでロケット弾を製造する上級エンジニアとロケット隊を率いる司令官を含める5人が死んだと言った。

・ガザのロケット弾の脅威

他にイスラエルのミサイルが少なくとも2人のパレスチナ人一般市民を殺した、その日のパレスチナ人の死という遺憾な代価は少なくとも8人になった。

ほとんど毎日のロケット弾とイスラエル南部へのうんざりする発射を抑制しようとの奮闘で、イスラエルは沿岸の細長い土地にしきりに軍事行動を遂行する。

米国がスポンサーの和平会談に着手して以降、国連安全保障理事会はイスラエル・パレスチナ間の和平協定に向けて前進してきていないと2人の国連上級使節が語った日に、この最新の暴力による威嚇は起こる。

昨年末、イスラエルとパレスチナの指導者らは、米国のジョージ・W・ブッシュ大統領の任期が切れる2009年1月前に和平協定を締結すると誓約した。

写真は、ガザの人口が密集した地域に発射されたイスラエル空軍のミサイルの航跡

2008/02/28

世界にガザを知ってほしい


◇通商停止に抗議してパレスチナ人が人間の鎖を作る
ガザ地区へのイスラエルの経済封鎖に抗議するため、25日ガザでは数千人のパレスチナ人がイスラエルの国境沿いに人間の鎖を作っている。人間の鎖は、ラファの国境からエレズ検問所まで、ガザの長さまで達するものと期待された。

◇ガザの抗議者らが人間の鎖を作る
BBC NEWS 25 February 2008

5万人がラファからベイトハナンまで40キロの鎖を作るんだとオーガナイズした人たちは期待していたが、動員は予想をかなり下回った。若者の一団がエレズ検問所に近づいて石を投げ出した後、約50人を拘束したとイスラエル軍は述べた。6月にハマスがガザの支配をつかんだときイスラエルは封鎖を強化した。月曜の平和のデモのためにガザ地区のそこらじゅうから何千という女性と子どもたちが南北の幹線道路までやってきた。

その日、学校は休校となり、何千という生徒たちが参加するため乗物に詰め込まれた。大多数が、「ガザの包囲はわれわれを強くするだけ」や「世界はガザに死を宣告している」などと申し立てる横断幕を持つのが見られた。

抗議のオーガナイザー、ハマスびいきの反包囲人民委員会は、南部国境にあるラファ検問所から北部の町ベイトハナンまで、長さ40キロの道路に沿って1メートルごとにひとりを配置することを計画していた。

だが、ガザ地区のところどころは激しい雨になり、5000人ほどが加わっただけだと、記者は伝える。

「これは包囲と集団懲罰への拒絶を人々に表現させる平和で礼儀正しい行動です」と反包囲人民委員会のリーダー、ジャマル・カダリは述べた。

「行動することで、われわれは世界に対して叫んでいるのです。」

・すべてかかせない

幾つかの箇所でパレスチナの活動家がエジプトからガザを分断するフェンスを破壊して、何十万人ものガザっこを国境を越えさせ、大いに困窮していた生活用品を得るのを許した先月、イスラエル当局は事態の繰り返しを恐れていた。

早期のイスラエル外相と国防大臣による共同声明が、イスラエルは「その自治領の防衛力を確保して絶対的な国境のいかなる侵害もさせない。」と言った。

イスラエル軍報道官が、軍は「イスラエル領内に人々を渡らせないために必要なことはなんでもする。」と言っていた。

午後早々、抗議が追い散らされはじめたとき、若者の一団がエレズ検問所に近づき投石したりタイヤを燃やしだして、逮捕を促した。

BBCのアラブ問題アナリスト、Magdi Abdelhadiは、ガザのパレスチナ人たちはどうも、大衆行動が世界の注目を得るのに最良のチャンスであり、封鎖を和らげるのにイスラエルに対しもっと圧力を生むことになると、実感してきているようだと述べる。

イスラエルの拒絶と、ハマスとファタハが権力闘争にはまり込むことで、普通の市民がそのツケを支払っているという、はっきりとしたメッセージを彼らは外の世界に送りたがっている、と彼は述べる。

人道上必要な支給を除き、すべての物流を妨げてきている包囲は、ガザに近いイスラエルの町へのロケット攻撃(幼児が死亡した事件、といっても幼い子どもが殺されるのはイスラエル軍のミサイル空爆とかでパレスチナ人のほうが圧倒的に多い)などへの報復だとイスラエルは述べる。

昨年6月、アッバス議長に忠実なファタハ軍勢をハマスが総くずれにしてガザ地区の支配を握った後、ガザの封鎖が押しつけられた。

日曜、ハンユニスにある国境近くでハマスの闘士らがイスラエルの空爆で殺されると同時にガザ北部でも殺されたと、ハマスグループは述べた。

イスラエル軍はまたパレスチナ人40人を留置して、自治領の辺境沿いに5箇所の密輸トンネルを発見したと言った。

2008/02/26

ダークサイドから立ち退きたい


今年のアカデミー授賞式はなかなかでした。主演女優賞も男優賞も「文句なし」ってところだし、なんでも共同で行うというコーエン兄弟の兄さんの淡々ぶり、初めて弟と撮影したときと何も変わってないしそのへんで映画作って遊んでいられるのもみなさんのおかげと言うのも、ダニエル・デイ・ルイスが「誰かにキスする必要があった」と言って一番近くにいたノミネートの同僚、ジョージ・クルーニーにキスして壇上にあがったのも、「その人らしく」てよかった。ダニエル・デイ・ルイスはもっと前の映画俳優組合でも主演男優賞をもらっていて、その受賞スピーチでは映画「チョコレート」や「ブロークバックマウンテン」での演技が彼にもたらした影響について触れ、「この賞をヒース・レジャーに捧げる」と言って感動を呼んだ一幕もあったらしい。
彼は俳優業から遠ざかっていた時期に、イタリアで靴作りに専念しているという話を聞いたことがあったが、こちらでも職人のアートにこだわってのめり込んでいたに違いない。
ところで、今回のアカデミーでの大きな拍手は、ドキュメンタリー映画の受賞場面ではなかったか。米国の拷問の実態を調査した、以前にもここに書いた「Taxi to The Dark Side (闇へ)」が受賞したのだから。
以下、デモクラシーナウ!の25日のヘッドラインからーー。

◇昨夜、ドキュメンタリー映画の最優秀作品に「Taxi to The Dark Side (闇へ)」が選ばれました。映画は、米国によって身柄を拘束されたあと、拷問されて死んだアフガンのタクシードライバーの顛末をあばく。これはアレックス・ギブニー監督の受賞スピーチです。
アレックス・ギブニー:「どうもありがとう、アカデミー。すべてのドキュメンタリー映画作家を祝します。ボクの妻アンはまあロマンチックなコメディでも作ってもらいたかったんだろうけど、正直、グアンタナモ、アブグレイブ、特別レンディション(尋問のため他国にテロ容疑者を引渡す)の後、それはとうてい無理だったというのが真実です。これは、もはやいっしょにはいない2人の人間、若いアフガンのタクシードライバーとボクの父に捧げられています。父は海軍の尋問者です、父は法の支配に対して行われていたことへの激怒から、この映画を作れとボクを激励しました。さあ、この国を方向転換できると希望を抱きましょう。闇から光へと立ち退きたいものです。どうもありがとう。」
ディスカバリーチャンネルがこの映画の放送権を買ったにもかかわらず、予定された放送を「論議がましい」という理由からやめにしたことは今月初めのヘッドラインでお伝えしました。
先週、HBOが映画の権利をディスカバリーから買いました。

写真は、受賞したダニエル・デイ・ルイスです。彼は両耳にピアスしています。今回もダブリンではお祭り騒ぎでしょうか。

もうひとつ、
◇米国支援のトルコによる、また別のイラク侵攻
2月21日、米空軍による協力のもと何千ものトルコ軍兵士がサダム・フセイン政権崩壊以来最大のイラクへの越境攻撃を開始した。トルコ政府は、クルド労働党(PKK)がイラク北部をトルコへの攻撃地点に利用していると非難している。トルコは、武器や情報などのほとんどを米政府から入手している。

3Xテロリスト


ネット上のメディアでたびたび見かけるこの3人の写真が気になっていた。
数百人も人殺しをしてきたような「テロリストだった」と3人が言ってることが本当なら、なぜいまのアメリカで、ネオコンやら現政権を支えてる側の人たち、あるいはアメリカで勢力を増しているブッシュを支える福音派キリスト教徒といった人たちに、「ちやほやされている」かがわからない。レンディションされてシリアのような国で拷問を受ける代わりに、そしてグアンタナモで無期限に閉じこめられる代わりにだ。どうやらこの3人はある勢力の道具のようなのだーー。

◇キリスト教右派のいんちき万能薬を売る?
IPSインタープレスサービス 22 February 2008
by Khody Akhavl
ワシントンーー今月初め、キリスト教右派と強いつながりのある3人の自称「元テロリスト」を協議会に招いた後、コロラドスプリングスにある空軍士官学校が、モスリムと宗教の自由を擁護する団体から激しい批判をうけた。

ひとまとめにして「3X テロリスト」として知られるワリド・シューバット、カメル・サリーム、ザカリア・アナニは、中絶から過激なイスラムにおよぶ「価値」と最新のつまらぬ問題に従事するとりとめのない戦い、米国の「カルチャーウォー」で最前線の兵士たちだ。

第50回士官学校議会への3人の出演に1万3000ドルの寄付を募った。それは学校の政治学部の後援で組織化される200人のインターナショナルな学生と空軍士官候補生が出席する4日間の協議会だ。

支持者にとって3Xは、極端に走らない「手頃な」意見に相当する;彼らは福音主義のキリスト教に改宗した自称モスリム(イスラム教徒)過激派で、いま彼らはイスラムとは実はなんなのか仮面をはいでいる。批判者にとって、彼らは食わせものペテン師だ。フォックスニュースやCNNを含めるケーブルニュース局と講演巡業とで3人のイスラム恐怖症をひとに押しつけようとするのに、大量人殺しとしての過去の手柄の大部分をでっち上げると非難される。

だが、どうも批判者らから最大の懸念を引き出しているのは、彼ら3人と政治的指導者や右翼のキリスト教周波域の全域にまたがる組織との関係のようなのだ。

「この男たちは詐欺師だが、それが問題点なのではない。アメリカ本土での次なる大災害のテロリスト攻撃という時に、すべてのイスラム教徒を標的にして迫害するのを容認できるようにさせてしまう、寛容に反対するキリスト教右派による邪悪でぎょっとさせる戦争の、彼らは一部なのだ。」と元ニューヨークタイムズ紙記者クリス・ヘッジスが広く読まれているオンライン・エッセイの中で書いた。

「彼らは米国を破壊している世界観に一定の領域を提供する。それは共和党を堕落させてきた。それは新しいメディアに影響を与えてきた。それは私たちが自分の動機を自分に対し釈明するのに使われる毎日の月並みな考えに入り込んでいる。それは無知によるもので人種差別主義者だが、きわめて有害なやりきれないものでもある」と彼は述べた。

シューバットと彼の同僚たちが行くところどこでも論争が結果として起こるようだ。スタンフォード大学で学生が運営する3人を主役にするフォーラムに大衆とニュースメディアのメンバーは出席を許されなかった。2005年、予定されたシューバットによるトークが「扇情的すぎる」と気づかれたせいで、プリンストン大学がキャンセルした。2006年、シューバットと元ナチ・ヒットラー青年でドイツ兵士ヒルマー・ヴォン・キャンペのスピーチで、イベントが行われるわずか3時間前にコロンビア大学は一般の人の出席を禁止した。

軍隊における「ぞっとする福音伝道」と説明するものに反抗するため連邦政府を訴えているグループ、軍人の宗教自由組織(MRFF)もまた、その巡回を公然と非難した。

米国の保守的な社交界の方針を促進するいわば教会に従属する組織の一部、そしてジョージ・W・ブッシュ政権との親密な関係を維持してきているフォーカスオンザファミリー(家族中心)はもちろん、ジョン・ハッジ師のキリスト教シオニスト、イスラエルのためのキリスト教徒連合(CUFI)と結びつきのある、福音伝道のキリスト教右派と3Xとの関係は強度になる。

ユダヤ人を攻撃し、イスラエルに爆弾をくらわせた元PLO(パレスチナ解放機構)のスパイだった、そして1993年にキリスト教に改宗したとの主張をシューバットは語る。彼は2007年に「なぜわれわれはおまえを殺したいか」というタイトルの本を発表して「強迫観念:過激なイスラムの対西側戦争」というドキュメンタリーとのうわさのある映画に登場した。

映画は主に自称「イスラエルびいき」グループによって市場で売られた。そしてハーバード大法学部教授アラン・ダーショウィッツ、うさんくさい「調査報道ジャーナリスト」スティーヴ・エマーソン、イスラエルに基づく「パレスチナメディアウォッチ」のルティマー・マーカス、そして、中東研究学科教授に対するマッカーシー風の攻撃なるもののせいで2002年彼のウェブサイトcampuswatch.comに突然非難を起こさせたイスラム中世史の学者、ダニエル・パイプスとのインタヴューをそれは目玉として宣伝する。

シューバットは他にもネオコンのお偉方の支援を受けている。彼のウェブサイトは安全保障政策センターのフランク・ギャフネイからの引用文を目玉として宣伝する:「25年ずっとワシントンにいて、私はこのワリド・シューバットのような者によって語られる、それほどひとを動かす力のある真実とそれほど並外れたことを一度も耳にしたことがない。」

サンアントニオエクスプレスによると、2006年の夏、政治勢力としてキリスト教シオニストを動員することをねらう、パストール・ハッジのCUFIによって提示された3日間のイベント、「イスラエルをあがめる夜」でもシューバットは話をした。

シューバット、サリーム、アナニはまた、3月のCUFIワシントン代表者大会での元テロリストのパネルにも登場するはずである。他の注目に値するスピーカーには独立心の強いコネチカットの上院議員ジョー・リーバーマン、パイプス、民主主義擁護財団の議長クリフォード・メイが含まれる。

「Koome 聖職者連」と呼ばれる組織を運営するサリームは、子どもとしてPLOによって教え込まれ、ゴラン高原の下に掘られたトンネルを経由してイスラエルに兵器を運び込んだと言う。だが、アナリストたちはそのような事件のうわさ(記事)はないと主張する。サリームが自分のウェブサイトで反証したばかげた言葉、「イスラムの大臣」の血統を引くとも彼は主張する。

「不正確な言葉を選んだことの責任を負う。ボクと血縁関係があるせいで聖職者の名称と地理的位置の両方をあいまいにするためにそうした」と彼は書いた。

「Koome 聖職者連」のウェブサイトはその目的ではまったく明白だ:ひとつ、差し迫った過激なイスラムの危険に関してキリスト教徒とユダヤ人を鼓舞させ、教育して仕込むこと。ふたつ、キリストの贖罪のメッセージでモスリムを動かすこと。みっつ、真実でモスリムを動かすために教会の「福音伝道の結びつき」を教えること。

そのサイトは、訪問者に特定のモスリム国家のために祈るよう求める。そして「ゴスペルの準備が整った」土着集団のヴィデオを用意する。サイトは目下、モロッコ南部のベルベル人グループのおもしろいヴィデオプレイヤーを宣伝する。そして見る人に、「何世代にもおよび彼らを制限にとどまらせてきているイスラムの精神と妄想に逆らうよう請え。南部シルハのベルベル人がぜひとも真にアフリカの自由な男性と女性になるよう祈れ」と求める。

アナニは、1970年代前半を通してレバノンの闘士として少なくとも223人を殺し、キリスト教徒への改宗で「首をはねられるも同然」だったと主張する。カナダのウィンザースター紙の2007年の記事は彼のジハード(聖戦)の過去について疑問を投げかける。イスラム擁護の世界的な聖戦主義のエキスパートであり、裁判官資格のあるカナダ人のトム・クアイギンによると、あるアナニの話は実際の歴史的できごとと一致しなかった。

「アナニ氏がしてきた身の上話に基づいて、彼は微々たる程度の信憑性を特別扱いする人物ではありません」とシンガポールにある国家安全保障優秀センター上級特別会員のクアイギンは述べた。

シューバットとサリームは米国市民、アナニはカナダ人。