見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2009/07/25

ラテンアメリカのチキータバナナ



「グアテマラのアルベンズ大統領からセラヤ大統領まで:ラテンアメリカのチキータバナナ」
最近この記事を書いたジャーナリストにデモクラシーナウ!のエイミー・グッドマンがインタヴューしています。
まもなく、これの翻訳を配信したメルマガのページにアップします。
右サイドにあるメールマガジン「凸NewsFanzine凸」からお読み下さい。

2009/07/23

もちろん黒人だから疑う



◇米マサチューセッツ州で、自宅ドアが壊れて開かなかったためドアを壊して自宅に入ったハーバード大の黒人教授、ヘンリー・ルイス・ゲイツ(58)を誤って逮捕したことについて、ケンブリッジ市警は21日、同教授に謝罪した。

ケンブリッジ市警は、ゲイツ教授を送検しない方針を発表。ケンブリッジ市警とゲイツ教授は共同記者会見を開き、「2009年7月16日に起きた事件を遺憾で不幸なことだと考えている」と述べた。

「この事件は、ゲイツ教授の人格と名声やケンブリッジ市警を傷つけるものとしてみられるべきではない。当事者はこの事件について、一連の不運な状況の結果であるとの見解で一致している」(ケンブリッジ市警とゲイツ教授の共同声明)

この事件について、ゲイツ教授は人種差別だとして警察当局を激しく非難していた。

ゲイツ教授は、アフリカンアメリカンスタディーズ(アフリカ系米国人研究)を代表する専門家。1997年に米タイム誌で、米国で最も影響力のある25人に選出されたこともある。警察は、「大声を出すなど騒々しかったため」治安紊乱(びんらん)行為で逮捕したと説明していた。

7月16日の警察の報告書によると、自宅ドアを壊そうとしているゲイツ教授と同教授の黒人運転手をみかけた通行人の女性が、警察に通報した。警察が到着した時、ゲイツ教授は自宅に入り、ドアの故障について自宅の管理事務所に電話をかけていた。

ゲイツ教授は、警官に自宅であることを説明し、ハーバード大の身分証明書や運転免許証を提示したが、警官は家の外に出るよう指示。外に出たところで手錠をかけられ逮捕された。その後釈放まで4時間にわたって拘束されていた。

逮捕された際、ゲイツ教授は現場で「これがアメリカで黒人の身に起きていることだ」と語ったとされる。

(AFP通信 2009年7月22日 )

◇インターネット上に掲載された教授のインタビューによると、今月16日に出張先から自宅に戻ったところ、ドアが開かず、運転手と2人でこじ開けようとしたが失敗。結局、裏口から入った。
その直後に警官が自宅を訪れ、住居侵入の疑いで教授を尋問。教授は身分証明書を示したが聞き入れられず、警官に暴言を吐き治安を乱したとの疑いで逮捕された。
米紙が伝えた警察の報告書によると、教授は警官に「黒人だから疑うのか」などと食ってかかったという。教授は人種差別批判の言動は認めながらも「暴言」の事実は否定。「警官は私が黒人だから住居侵入犯と思い込んだに違いない」と指摘している。
(共同通信 2009年7月22日)

写真はインド、インドと中国の広域で暗闇に突入する今世紀最長の皆既日食をアジアの人々が体験した。(BBC NEWS 22 July 2009)
インドでは太陽が黒くなるのは不吉、なので人々は川に入って身を清めるそうだ

2009/07/21

世界に知らせる人がいない



◇人権団体メモリアル チェチェン活動停止

ロシアの人権団体メモリアルが団体の突出した活動家ナタリア・エステミロワの殺害を受けてチェチェンでの活動を停止してきている。

「たとえいつでも仕事を続ける準備ができていようとも、同僚の命を危険にさらすことはできない」とメモリアルの上級メンバー、アレクサンダー・チェルカソフは言った。

◇メモリアル チェチェン支部オレグ・オルロフ:
彼女を殺したのはチェチェンで起きていることが外に漏れるのを嫌う者たちだ。殺せとカディロフが直接命じたかどうかは知らないが、最近、メモリアルが攻撃された。チェチェンの人権問題代表とやらのヌルジ・ナウハジエフによる攻撃だった。

彼はグローズヌイの支部長を呼んで言った。「メモリアルの活動は政府のお気に召さない。仕方なく君たちをおおやけに非難するしかない、メモリアルの安全を確保する方法はそれしかない」と。

それが間に合わなかった。ナターシャ(エステミロワ)の最後の報告の一つは、アフチムチャーボルゾイ村で人々が誘拐されており、そのうちのひとりがその後公開処刑されたというもの。これが報じられたことにカディロフは怒りを爆発させていた。

エステミロワが殺害された7月15日、「チェチェンにおける戦争犯罪でロシア指導部を告訴する展望」という本のプレゼンテーションが行われた。

http://www.svobodanews.ru/content/article/1777792.html

◇リバティ アンドレイ・バビツキー:
チェチェンでは、生存権、拷問されない権利、誘拐されない権利、銃殺されない権利というものを守り抜かねば生きていられないし、権力や取締機関との関係で用心深さが必要なのにそれをまったくもっていないのがナターシャだった。

グローズヌイで誘拐をできるのはそうたくさんはいない、カディロフの許可なしにそんなことはできない、となるとカディロフの手の者か、ロシアの特務機関かどちらかの仕業でしかない。チェチェンとロシア当局をはっきりわけて考えたことはない。チェチェンはロシアの欠かすことのできない一部をなしており、この二つは一国のなかで行動している。今まで当局は人権活動家には手を出さないでいた。

プーチンはポリトコフスカヤの死について「彼女のジャーナリストとしての活動よりこの死がロシアにもたらした損害のほうがはるかに大きい」と言ったが、あれはまっかなウソだ。チェチェンで起きている犯罪行為の数々が暴かれ、公表されていることによって、ロシアの取締機関は彼らが望んでいるようには動けないでいた。だが、今回の殺害で、そのブレーキがはずされてしまった。 

今回の殺害事件は状況を根本的に変えてしまう。チェチェンで行われている犯罪行為についての最後の情報源だった人権活動家が殺されたのだ。国際社会はこのことに目を向けるべきだ。おそろしい犯罪について伝える者がいなくなる。超えてはならない一線を越えてしまう事件が起きてしまった。

◇ノーヴァヤ・ガゼータ紙 ムラトフ編集長:

ナターシャと最後に会ったのは、マルケーロフ弁護士とバブーロワが殺されたとき、「ナターシャ、チェチェンから逃げろ!とにかく早く!」と言ったとき、彼女はそのことはわかっていると言った。 

わが国には憲法が無効な特別区がある、そこでは何でもありだ。金と成果は 憲法より上にある。ナターシャは国益より人間の命のほうがはるかに大事だと考えていた。私もそう考える。私はチェチェンでの仕事をあきらめた。ノーヴァヤの社員を死なせるわけにはいかない。「ノーヴァヤはチェチェンではもう動かない」と正直に言ったが、残念ながら徹底的にチェチェンと手を切れない。

ナターシャは誠実に当局にも協力していて、チェチェンの反体制派などというのではない。つまりチェチェン当局の随行とともにスタヴロポリ地方に行く用意をしていた。そこで収容所にいるチェチェン人のことを調べるつもりだった。彼女にとって権力者が誰なのかは二の次で、とにかく人間の尊厳を守ろうとしているだけだった。カディロフが協力を要請し、彼女はカディロフと仕事をした。

監獄の状況を視察したのだ。ナターシャは政治活動をしてたのではなく、ひとり一人の具体的な運命を問題にしていた。私たちは殺人犯を見つけられないだろう。民主主義には幾つか段階があって、殺しが許されない段階の地域もあれば、殺しも許される段階の民主主義を体験している地域もあるなどというのはナンセンスだ。 

◇アムネスティインターナショナル発表の国際ニュースより

アムネスティインターナショナルは、北コーカサス地域の問題に取り組む人権活動家であり、アムネスティの長年の友人であったナタリア・エステミロワが本日殺害されたことに、強く非難する。

「ナタリア・エステミロワの殺害は、ロシアおよびチェチェン当局が、加害者に刑罰を与えず免責を続けてきた結果だ」と、アムネスティインターナショナルのアイリーン・カーン事務総長は述べた。

「ロシア、特に北コーカサスにおける人権侵害をこれ以上無視することはできない。人権のために立ち上がった人びとは保護を必要としている。」

「事件はロシアの市民社会を窒息させようとする企ての一部であり、北コーカサス地域の不安定さを浮き彫りにしている。」

「ナタリア・エステミロワは、いかなるときも他者の人権を守ろうとした、最も勇気ある、素晴らしい女性だった。エステミロワは私たちにとってかけがえのない人であり、友人だった」とアイリーン・カーンは語った。

チェチェンのグロズヌイで活動するロシアのNGO「メモリアル」の中心的活動家のひとりだったナタリア・エステミロワは、現地時間の15日午前8時半に誘拐された。彼女は白いクルマ(VAZ-2107)の中に引きずり込まれ、クルマはどこかに走り去った。目撃者によると、ナタリア・エステミロワは誘拐されたとき叫び声をあげていた。

ナタリア・エステミロワは2000年に第2次チェチェン紛争が始まって以来、拷問や虐待、国際法違反の殺害、強制失踪など、北コーカサスの人権侵害を記録し続けるという重要な仕事を行ってきた。またエステミロワは、国内避難民となった人びとや社会的弱者に対して献身的な支援を行ってきた。これまでのところ犯行声明は出されていないが、同僚たちは、彼女が人権擁護活動を理由に殺されたと考えている。

ナタリア・エステミロワの活動は国内外で認められており、欧州議会のロベール・シューマン賞(2005年)、スウェーデン議会のライト・ライブリフッド賞(2004年。もう一つのノーベル平和賞と呼ばれている)、そして第1回アンナ・ポリトコフスカヤ賞(2007年)など、数多くの賞を受賞してきた。

ナタリア・エステミロワの殺害は、ロシアで活動する人権擁護活動家が危険にさらされている状況にさらなる注目を集めた。今回の事件は、今年初めに人権派弁護士のスタニスラフ・マルケロフとジャーナリストのアナスタシア・バブローワが暗殺されたことに続くものである。両者はいずれも06年に殺されたジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤの親しい友人だった。

○背景情報
今年4月、ロシア当局はチェチェンにおける「対テロ作戦」の終了を発表した。しかし北コーカサスではここ数カ月の間、地域内の緊張が高まっていく兆候がある中で、社会的に著名な人物の殺害が多数あった。
今月初めに発表された報告書『法なき支配:北コーカサスにおける人権侵害』の中でアムネスティ・インターナショナルは、継続している人権侵害について完全な説明責任を果たすよう呼びかけた。それこそがチェチェンと北コーカサスに真の安定をもたらし地域の平和を回復する唯一の道である。

http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=684

◇ロシア当局は、ナタリア・エステミロワ氏の殺害の責任を追及すべき 

ヒューマンライツウォッチ(HRW)の常務理事ケネス・ロス:
ロシア当局は、一刻も早くこの事件を非難し、エステミロワ氏の殺害者を法の裁きにかけるべきである。チェチェンでの深刻な人権侵害を明らかにする人びと全てに、危険が及んでいる。ロシア政府は、このような殺害に終止符を打ち、責任がある者を起訴するべきだ。

エステミロワは、過去10年以上にわたり、チェチェンでの人権侵害の調査と責任の追及を最前線で行ってきた。彼女の活動は、ラムザン・カディロフ大統領をはじめ、チェチェン当局からの批判の対象となってきた。カディロフ政権の関係機関は、虐殺、拷問、失踪など、さまざまな人権侵害を繰り返し犯した容疑をかけられているにも関わらず、国内ではごく僅かな事件の責任追及しか行われていない。欧州人権裁判所は、今日までの100件以上の判決において、チェチェンでの深刻な人権侵害の責任がロシア政府にあるとし、これらの事件に対する責任追及の欠如を非難してきた。

HRWは、ドミトリー・メドベージェフ・ロシア大統領に対し、エステミロワの殺害事件について、独立した透明性のある包括的な捜査を行うよう求めた。さらに、チェチェンではこのような事件が不処罰とされることが多く、現地当局による効果的な捜査は期待できない。信憑性を確保するため、初期段階の捜査は現地警察ではなく、ロシア当局の最高レベルで行うべきであると述べた。

メドベージェフ大統領の報道官は、大統領はこの事件に対し怒りを示しており、全面的な捜査を行うよう命じたと述べた。

「エステミロワは、生涯正義のために戦った。彼女に敬意を示すには、殺害者を見つけ、裁判にかけることが必要だ」とケネス・ロスは述べた。「彼女の殺害の責任の追及は、チェチェンでの虐待や不処罰の悪循環を断ち切るきっかけとなるだろう。」

チェチェンではこの数週間、暴力的な事件が増加しており、中には超法規的な処刑、懲罰的な家屋の焼き討ち、拉致、恣意的な拘禁などの人権侵害も含まれている。エステミロワは、HRWと共に、これらの事件を調査していた。

チェチェンでは、頻繁に拉致事件が発生している。過去数年間に、拉致や強制失踪の数は大幅に減少しているものの、いまだ政府批判者と見られる人びとや彼らの家族の拉致は続いている。

エステミロワ氏の殺害は、特にチェチェンで起きている人権侵害の責任を追求する弁護士に対しての相次ぐ攻撃や殺害の最も最近の事件である。今年1月、カディロフ大統領から拷問を受けたと主張していたチェチェン人Umar Israilovが、亡命先のウィーンで白昼堂々と射殺された。この事件から1週間も経たないうちに、著名な人権弁護士で、チェチェンでの人権侵害の被害者の弁護をしていたスタニスラフ・マルケロフが、モスクワで記者会見を終えた直後に射殺された。一緒にいたジャーナリスト、アナスタシア・バブロワも殺害された。これらの事件で逮捕された人はまだいない。

最もよく知られている調査報道の記者だったアンナ・ポリトコフスカヤの殺害では、今年6月25日、上訴法廷はこの事件で殺人容疑をかけられていた4人の無罪判決を覆し、新たな裁判を要請した。

15 July 2009 HRW
http://www.hrw.org/ja/news/2009/07/15-0

写真はチェチェンの彼女の村の葬儀でのナタリアのママ(右のハンカチを持った女性)と娘(黒いスカーフ)

2009/07/20

ジャイアントジェリーフィッシュ



◇巨大クラゲ

沿岸の村に計り知れない混乱を引き起こし、絶滅と人類の不幸の余波を後に残す、巨大クラゲが日本海に押しかけた。

写真は、2005年10月日本の北の沖合でノムラのクラゲにダイバーがセンサーを取り付けるところ。

すごいSF映画って感じ。だが、そうではない。

巨大クラゲは本物で、日本の漁師にとってそれは悪夢だ。

ノムラのクラゲと呼ばれるかなりの海洋生物は、直径6フィート、重さ450ポンド以上にもなり得る。クラゲの源は黄海や中国の海域で生じたと科学者らは考える。2005年から3年をかけて海洋の潮流がそれらを日本海に移動させている。

アラバマのドーファン(フランス皇太子の称号)アイランド海洋研究所の海洋生物学者、モンティ・ウイリアムズは、海洋の潮流によって移動するときクラゲは桁外れの大きさにまで成長すると言った。クラゲは群れて一カ所にとどまり、北方へ流されるとき、漁師の網にひっかかると彼は言った。

巨大クラゲは、世界中に存在する約200種の沿岸のクラゲあるいは大クラゲのひとつである。だが、ノムラのクラゲはその桁外れの大きさのために突出する。

「個々にまったくのサイズでは、なかなか壮観なクラゲである」とウイリアムズは言った。

おそらく科学者には壮観でも、過去にこれらの巨大な生き物の破壊的習性を経験してきている日本海沿岸の村には危険だ。彼らは2005年と2007年に巨大クラゲに侵害されていたし、最近、巨大クラゲが日本海で見つけられてきているので、もしかすると今年の夏の有害な群れかもしれない、新たなものを用意してきている。

クラゲは漁師の網を破壊する。網に閉じ込められ、引きちぎって穴をあけて水あげをだいなしにする。

漁師は何百キロも伸びる高価な迷路のような網をよく使う。巨大クラゲの群れがその網を引きちぎったとき、結果は甚大な被害をもたらしている。

「漁師の共同体とこの漁師の村が網を所有する」とウイリアムズは言った。「この網が徹底的にやられた場合、コミュニティ全体にとって実際に甚大な経済的被害がある。」

先の攻撃が日本に漁師のための警戒態勢をしかるべき所にすぐ置かせているのはよいニュースだ。大漁の水あげを逃すリスクはまだあるものの、少なくとも巨大クラゲの侵略から高価な網を救うことはできる。

近年なぜノムラのクラゲの群れが日本海にたどり着いたかは明確ではない。ある人たちは、魚の乱獲とか汚染、海洋温度の上昇が、発達がポリプ段階の生物のノムラのクラゲを食い物にするある種の魚を激減させてきているのかもしれないと思い巡らしてきている。しかしながら、誰にも確かではないと、ウイリアムズは言った。

(CNN.com.jp 19 July 2009)

2009/07/19

やりたい放題のカディロフ



写真は、エステミロワの殺害で関与を否定するチェチェン共和国カディロフ大統領
(BBC NEWS 18 July 2009 「異なる意見を言わせないようにするチェチェン」より)

◇チェチェン大統領が勢力拡大 隣国イングーシで警戒感

ロシア南部・北カフカス地方で治安の悪化に乗じ、チェチェン共和国のラムザン・カディロフ大統領が勢力を拡大している。チェチェン独立派武装勢力を武力で封じ込め、今度は隣のイングーシ共和国で対テロ作戦を展開するカディロフ氏に「イングーシをのみ込もうとしている」との警戒感が広がっている。

イングーシのエフクロフ大統領が6月22日に自爆テロに遭い瀕死の重傷を負って以来、カディロフ氏はチェチェン内務省部隊を率いてイングーシに越境し、武装勢力掃討作戦を指揮。今月14日までに武装勢力約20人を殺害した。

メドベージェフ・ロシア大統領は事件直後にカディロフ氏と会談し、チェチェンで成功した武装勢力掃討が「継続されるべきだ」と指示した。「北カフカスの治安権限を任せたようなもの」(ロシアメディア)と指摘される。

カディロフ氏は「ロシア大統領の命令があれば他の共和国の治安も回復してみせる」と野心を隠さない。ロシアのメディアでは、エフクロフ氏の暗殺未遂の背後に、同氏の排除を狙ったカディロフ氏がいるとの説も指摘されている。
(モスクワ共同通信 2009年7月18日)

◇CIA秘密計画を調査へ 米下院委、共和党は反発

米下院情報特別委員会は17日、国際テロ組織アルカイダ指導部の暗殺計画など、ブッシュ前政権下で中央情報局(CIA)が議会に秘密で行った対テロ作戦の妥当性について、調査を開始すると発表した。議会少数派の共和党は反発しており、前政権の対テロ政策をめぐる与野党対立が激化する可能性が高まった。

テロ容疑者の過酷な尋問などCIAの行為について、オバマ大統領は責任追及に消極的。だがホルダー司法長官は捜査開始を検討中とされる。

同委員会のレイズ委員長(民主党)は「公正で徹底的な調査」を行うと述べたが、共和党からは「党派主義に基づいた政治劇だ」との批判が上がっている。

米メディアによると、CIAは2001年9月の米中枢同時テロ後、当時のブッシュ大統領の命令で、アルカイダ幹部の暗殺を任務とする特別チームを立ち上げた。チェイニー副大統領の指示で議会には秘密とされた。

パネッタCIA長官は先月、計画の存在を知り中止を命令した。

(共同通信 2009年7月18日)