見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2009/06/20

リアルピープル、リアルニーズ



◇世界難民の日:アンジェリーナ・ジョリーが難民の窮状についてより強度の理解を要求する
2009年世界難民の日

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の世界難民の日の、米国での活動開始にねらいをつけるワシントンでのイベントで、UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリーがアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官と並んで登場し、世界中の数百万の戦闘の犠牲者を、重荷としてではなく潜在的なギフト(適性、天賦の才)として受け入れるよう世界に求めた。

アメリカ人として、「私は多様性が私の国にもたらしている力をわかっています。国を作った人々のことを、今度は保護を求める難民や経済移民として放逐しようとしています。難民は単なる重荷として見られるべきでないことを、私たちは世界に納得させる必要があると考えます。彼らは苦境を乗り越え生き延びた人たちです。そして彼らを保護する国々や地域社会の雇用に資質(優良性)をもたらすことができます」と彼女は述べた。

「私が出会って時間を共にしてきた難民は私の人生を大きく変えてきています」とジョリーは付け加えた。「今日、彼らの人生を私に知らせてくれたことで、私は彼らに感謝をしたい。」

ワシントンDCのナショナルジオグラフィックソサエティ本部であった「世界難民の日」イベントでジョリーは演説していた。イベントにはチャド東部のDjabal難民キャンプからのTVのライブ番組も含まれた。グテーレス国連難民高等弁務官は、なんとか助けようとする人々に加えて、世界の4200万人以上の住み慣れた土地や家から追い立てられた人々が直面するますます高まる窮境と脅威について話した。難局は特に、民兵、悪党、政府軍、国際部隊と政治的あるいは民族的につながった反抗的な徒党、非常に多数の関係者を巻き込む可能性のある国内退去事態に挑戦していたと彼は言った。人々が国境の向こうに逃れられないなら、そのときは人道的な機関が内側または戦闘ゾーンのそばで彼らに救済法を得させようと努めなければならない。

「これは危険であり、世界を変えることだ」と彼は言った。「厄介な傾向のひとつは、人々に国境を越える能力がないこと。UNHCRにとって彼らに手段を近づけるのがますます難しい。今日、国際社会は窮境に直面する。国家の主権(統治権)を人間の主権と釣り合わせるのは難しい。UNCHRの私たちにとってこれは大チャレンジだ。」

戦闘の本質の変化によって、彼の機関とそのパートナーたちが取り組まなければならないことの範囲内で「人道主義の空間」が縮んでいるとグテーレスは言った。ある状況では人道主義の働き手が正当な標的としてみなされる。パキスタンで過去5年、二人のUNCHRの職員が殺されてきている、最も最近は6月9日ペシャワールのパールコンチネンタルホテルの爆発だ。

「人道主義者がますます標的になっている」と彼は言った。そして罪のない一般市民の救助など必要に迫られるのを、彼らを助けようとする人たちの安全を保証するための責任といかに釣り合わせるか、これが大変なジレンマを引き起こす。「だが、UNHCRのスタッフはどうやって離れるか決して私に尋ねない」と彼は言った。「常にいかに踏みとどまるかを私に尋ねる。」

アメリカのヒラリー・ロダム・クリントン国務長官は木曜に演説する予定だったが、水曜にホワイトハウスに行く途中転倒し肘を骨折した後、キャンセルを余儀なくされた。

ワシントンのイベントは難民の窮状と暴力のおどしによって追い立てられた人々に注意を引きつけるようデザインされた数日間の世界中の活動をキックオフした。今年のイベントのテーマは「リアルピープル、リアルニーズ」、世界金融危機からの副産物になんとかうまく対処しようと世界が一生懸命になる間、貧しい国々の何百万の人々が生き延びるために助力と注意を必要としている。

6月20日土曜のイベントには、ワシントンのケネディセンターでの伝説的なコンゴ人ヴォーカリストとバンドリーダー・サンバマパンガラによるコンサート、オーストラリアの難民対難民のフットボール試合、イラク北部のイラン出身クルド人難民によるミュージカルパフォーマンス、そして日本での映画祭が含まれる。土曜には新しいウェブサイトwww.refugeedaylive.orgがイラク、パキスタン、アフリカの難民キャンプ、コロンビアの難民のための定住地から、連続するライブにスポットをあてて扱うことになる。

一方、ジョリーは、強制排除が人生の避けがたい事実、現実だと指摘した。
「それがダルフール、ミャンマー、あるいはパキスタンのスワットヴァレーか、まだ未知の危機としてのどこかからであろうと、大移動は私たちの未来の特徴になるでしょう。私たちは単なる数を超えてその先を見なければならないし、代わりに個人を見なければなりません。」と彼女は言った。

(UNHCR The UN Refugee Agency 19 June 2009)
http://www.unhcr.or.jp/news/2009/090619.html

◇ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが設立した慈善団体「ジョリー・ピット基金」が、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によるパキスタンの難民救済支援のため100万ドルを寄付したことが明らかになった。

同機関によると、パキスタンでは今年に入ってから、北西部で政府軍とタリバンの抗争が激化し、200万人が住む家をなくしている状態で、過去10年間で人道的に最も厳しい危機を迎えているという。アンジーは2001年にUNHCR親善大使に任命されて以来、3度パキスタンを訪問しており、2005年にはブラピも一緒に同地を訪れている。

◇米経済誌フォーブスが先日発表した「09年の最も影響力のあるセレブリティ100人」のトップ10に、カップルでランクインしたアンジェリーナ・ジョリー(第1位)とブラッド・ピット(第9位)。

カップルは今週初め、ピットのホームタウンである米ミズーリ州スプリングフィールドに、ピットの母親の名前をつけたジェーン・ピット・小児ガンセンターを設立するため、UNHCRに寄付したと同額100万ドル(約9500万円)を寄付している。

ジョリーは、主演する新作アクションスリラー「ソルト」の4カ月に及ぶニューヨークでの撮影が先頃終了し、ピットはスティーブン・ソダーバーグ監督による主演作「マネー・ボール(Moneyball)」の撮影がスタート。「マネー・ボール」は、マイケル・ルイス原作のノンフィクション「マネー・ボール/奇跡のチームを作った男」を映画化するもので、米メジャーリーグのオークランド・アスレチックスの現ゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンが画期的なデータ分析戦略で貧乏球団アスレチックスをワールドシリーズ常連チームへと導く姿を描く。本作の撮影のためブラピ一家はロサンゼルスに移り、ジョリーはしばらくの間、家庭で主婦業に専念するようだ。
(eiga.com 映画ニュース 2009年6月19日) 

2009/06/17

エズラ・ナウィを自由にして!



兵士らはなにを笑う。「子どもが外に寝るのがおかしいか?」とエズラ・ナウィが吠える。

◇私たちの友人、ナオミ・クライン、ノーム・チョムスキー、ニーヴ・ゴードンからの手紙 
(Jewish Voice for Peace 10 June 2009)

親愛なる友へ

あなたの助けを必要としているのがわかるとき、無関心な態度を取って無言のままではいられないほど、勇敢で人を激励している者が時折現れます。

今日、私たちは、このめったにないすばらしい人物のひとりについてあなたに書いています。

彼の名前はエズラ・ナウィ。

おそらく彼のことは1度も耳にしたことがないかもしれません、でも私たちの名前を知っててくださるから、今度は彼の名前を知りましょう。

エズラ・ナウィはイスラエルの最も度胸のある人権活動家のひとりで、あなたの支援なしでは、彼は30日以内拘留されそうです。

彼の犯罪?彼はイスラエル軍のブルドーザーが南ヘブロン地区のパレスチナ人の流浪の民の家々を破壊するのをなんとか止めようとしました。そこで生活するこの家々と家族は、42年間ずっとイスラエルの占領下にあります。彼らは依然として電気も水道も、他の基本的便宜もなしに暮らしているのです。彼らはユダヤ人入植者と軍によって継続的に苦しめられ悩まされています。

彼は7月に判決を下されるため、その前に世界中のイスラエル大使館に数万通の手紙をもたらすためのキャンペーンをナウィの友人たちが始めてきています。彼らはあなたの支援を求めてきています。

彼の名前はエズラ・ナウィ。
彼の名前はエズラ・ナウィ。

より多くの人々が彼を知り、彼の名前を知れば、彼をそっと静かに刑務所に送ることがイスラエル軍にはより困難になると信じるので、私たちは彼の名前を言い続けます。

それにエズラ・ナウィは決して人目に付かなくはありません。

彼はアラビア語を流暢に話すイラク系のユダヤ・イスラエル人です。

彼は50代のゲイの男性で、手仕事による配管工です。

彼は虐げられる人々を助けることに人生を捧げてきています。生活維持費に苦労するうち、クネセット(イスラエル国会)の前にテントを張ったユダヤ人シングルマザーたちや、自宅から追放すると言って脅されるパレスチナ人たちを援助してきています。

彼が人生を捧げる人々、無力の人たちから彼は愛され、ユダヤ人入植者や軍、警察から憎まれます。

いま、エズラを知るあなたには、彼のために立ち上がるチャンスがあり、彼が象徴するものすべてのために立ち上がるチャンスがあります。イスラエルが人権と民主主義びいきの活動家への弾圧をエスカレートする今は特に。

彼にはあなたの助けが必要です。毎日彼が助ける人々にはあなたの助けが必要です。それゆえ、領事館、メディア、あなたの家族、友人に手紙を送ってください。

ちょっと時間を割いて手紙を書いてください。いまそれをしてください。そうして友人と彼の名前を分け合ってください。エズラ・ナウィのためにそれをしてください。

Noam Chomsky, Naomi Klein, and Neve Gordon

○FreeEzra.org
   ↓ここから手紙を大使館に送れます。
http://salsa.democracyinaction.org/o/301/t/9462/campaign.jsp?campaign_KEY=27357

○http://www.supportezra.net/ ←エズラについて詳しく読めます。

どことなくハンター・S・トンプソンに似ている感じがします。でもただ頭がツルツルだからでしょうか。

チェイニー わが身を守る戦略



◇クリントン元米大統領がハイチ特使に 年棒1ドル

国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は15日、ビル・クリントン元米大統領をハイチ担当特使に任命する人事を正式発表した。

国連によると、ハイチは西半球の最貧国。失業率は70%に達し、国民の78%は1日の生活費が約200円相当に満たない。

クリントン氏は特使として、ハイチ政府が策定したプロジェクトに沿い、雇用創出、国民の生活向上などの課題に取り組む。具体的には(1)政府のプロジェクト推進支援、(2)2004年のインド洋津波被害からの復興支援、(3)国外の民間セクターからの投資呼び込み、(4)米国、カナダ、フランスなどが約束した3億5300万ドル(約340億円)の資金援助実現——に取り組む。

クリントン氏が受け取る年棒は1ドル(約100円)。「私が望むのは、ハイチの人たちが自分自身の運命を自分で決められるよう、支援することだけだ」と話している。

(CNN.co.jp 2009年6月16日)


◇米CIA長官のレオン・パネッタ氏は、前米副大統領のディック・チェイニー氏がオバマ政権の対テロ対策を批判しており「今後米国が再度テロ攻撃に見舞われる可能性がある」と懸念を示していることを伝えた。AP通信が報じた。

パネッタ長官は22日発行の「ニューヨーカー」誌掲載予定のインタビューに対し、チェイニー前米副大統領はオバマ政権が米国の治安を不安定にしていることを懸念していると告げた。グアンタナモ収容所の閉鎖によりテロ容疑者の尋問を中止することによって、テロ対策が難しくなるなど、ブッシュ前政権のテロ対策の政策と逆行していることを懸念しているという。

パネッタ長官はチェイニー前米副大統領が「オバマ政権は米国が再度テロに遭うような土壌を作っているようなものだ。危険な政策だ」と批判していることも伝えた。

一方バイデン米副大統領は米NBC「ミート・ザ・プレス」でチェイニー前副大統領の批判を否定し「チェイニー前副大統領の米国の治安に関する判断は間違いだと思う。オバマ政権は正しい方向に向かっていると考えている」と述べた。

(IBTimes 2009年6月15日)

◇CIA長官:「チェイニー前副大統領はテロ攻撃を期待」

ディック・チェイニー前米副大統領が最近、多数の米メディアに登場し、オバマ政権の国家安全保障政策への批判を繰り返している問題で、レオン・ペネッタ米中央情報局(CIA)長官が、「まるで、新たなテロ攻撃を期待しているかのようだ」と非難、持論を展開するのは控えるべきだと主張している。

ペネッタ長官は米誌ニューヨーカー最新号でのインタビューで、チェイニー前副大統領が主張している、キューバ・グアンタナモ米海軍基地に併設するテロ容疑者収容施設の閉鎖反対などに言及。チェイニー氏の一連の発言に絡め、「言葉の裏を読めば、まるで米国が再びテロ攻撃を受けることを願っているようなものだ」と非難している。また、オバマ大統領によって米国がテロの危険に瀕していると繰り返し主張するのは、「危険な政略」だとも述べている。

オバマ大統領は、人権侵害などで内外の批判を集める同収容施設を来年1月までに閉鎖する方針を表明。同時に、ブッシュ前政権が認めた「水責め」などテロ容疑者の尋問方法も非難し、これを原則的に中止させる考えも示している。チェイニー氏は、水責めなどの方法は米国を新たなテロ攻撃から守る情報入手につながったとしてオバマ大統領に反論していた。

(CNN.co.jp 2009年6月16日)

写真は、火曜日テヘランのストリートを埋める、アハマディネジャド大統領のライバル・ムサビ元首相を支持するデモ隊(バナー:私たちの票はどこいった?)
オバマ大統領はこの2人の政治的立場に違いはほとんどないとインタヴューで語った(CNBC TV 16日ロイター)。
4日連続の反大統領デモ、勢い衰えず(17日時事通信)。

2009/06/16

インディオの武器はヤリ



◇アマゾンのジャングルでインディオ(先住民)の抗議者たちを皆殺しにしているとペルー警察が責められる

ペルー北部アマゾン地方、バグアでの石油と採鉱計画に抗議するインディオの活動家らと警察との衝突で、数十人が殺されてきていると見られます。
ペルー当局者らは軍事上の夜間外出禁止令を布告しており、軍隊がアマゾンのジャングルにある街をパトロールしています。当局は22人におよぶ警官が殺されてきており、二人が行方不明のままだと言います。先住民地域社会は、3人の子どもを含め、少なくとも40人が、今週末に警察(治安部隊)によって殺されたと言います。

(デモクラシーナウ!9 June 2009)

◇ペルーのアマゾンで緊張が激発するとき、インディオの権利を守るため、アカデミー賞ノミネート女優、クオリアンカ・キルヒャー(テレンス・マリック監督の映画「ニューワールド」でポカホンタスを演じた)がペルーに向かう

バグアでの石油と採鉱計画に対する抗議を先導した後、ペルーの先住民指導者アルベルト・ピザンゴがニカラグアへの亡命を認められてきています。6月6日から週末にかけ、治安部隊が封鎖を粉砕しようとして、推定60人が死んだと見られます。先住民ケチュアの血を引く女優、クオリアンカ・キルヒャーがアマゾンの抗議を支援するため、ペルーに出発します。

(デモクラシーナウ!10 June 2009)

◇ペルー政府が、アマゾンなど熱帯雨林での木材伐採や石油開発の権利を民間企業に認める政令を制定したところ、北部アマソナス州の先住民ら約5千人が「生存権を侵される」と反発、約2カ月にわたって高速道路を封鎖した。

6月に入ると、強制排除しようとした警官隊と衝突、死者30人以上を出す事件に発展した模様だ。

スペイン通信によると、事件が起きたのは5日未明。警察側は、強制排除のため催涙ガスを使用したところ、先住民が発砲したうえ、警官を誘拐し殺害したと主張。政府は、警官24人、先住民9人が死亡したとし、先住民の指導者36人に逮捕命令を出した。

しかし、先住民側は、銃器を所持していない(ヤリしかない)と警察の主張を否定。座り込みをしていた先住民にヘリコプターから発砲したうえ、遺体を隠し、先住民側の被害を隠蔽したと、警察を非難した。国際人権団体によると、先住民の死者は30人以上という。

アマゾン地域の投資環境整備に力を入れるガルシア大統領は5月、「石油や天然ガスの資源が豊かな地域は、そこに生まれ育った人々だけのものではない」と資源開発を正当化。

事件後の今月7日には、抗議活動を激化させた先住民を「(土地利用の)知識に欠けるか、外国勢力に利用されている」と批判した。

(読売新聞 2009年6月9日)

◇ペルー先住民指導者にニカラグアが亡命を認める

ペルー、アマゾン地方の先住民65の部族をまとめる、ペルー先住民密林発展協会(Aidesep)のアルベルト・ピサンゴ議長は、ペルー当局から6月5日の事件を引き起こした張本人として、暴動・反乱罪で逮捕状が出されていたが、リマのニカラグア大使館に逃れていることが明らかになった。

ニカラグア大使館のトマス・ボルヘ大使は、ダニエル・オルテガ大統領が、その並はずれた伝統的な連帯の精神でもって、ピサンゴ議長の政治亡命を許可したと認めた。ボルヘ大使は「客観的に言ってこれは政治的暴力であり、ピサンゴは迫害、脅迫を身に感じ亡命を求めたものだ」と説明した。

ペルーのガルシア・ベラウンデ外相は、亡命のプロセスには安全通行許可証の申請が必要だが、そのような申請はまだ出されていない。単に報告があっただけだと述べた。

リマのニカラグア大使館の前では、10人以上の市民が警官の死にはピサンゴの責任があると抗議した。一方、ボリビアのラパスでは、先住民グループが、ピサンゴ議長への支持と、アラン・ガルシア政府に対しては逮捕命令の撤回を要求した。

米州機構(OEA)の下にある国際人権委員会(CIDH)は、バグアの事態について、重大な暴力事件があったとして、ペルー政府に対し法的に真相解明することを要求した。CIDHは対話による紛争の解決と、治安部隊が過度の実力行使を避けるように勧告した。

他にも、弁護士など人権団体が調査に入ろうとしているが、軍の支配下にあり、新聞記者も含めて容易に近づけない状況にある。アマゾン・ウォッチ、アムネスティ・インターナショナルなども、ペルー当局に過度の力の行使をしないよう、要求した。

バグアでは非常事態宣言による自由の停止と外出禁止令によって、いまだ犠牲者の数は確定できないが、100人を超える可能性があるとAidesepのシャピオン・ノニンゴは述べた。

だが、バグア以外のアマゾン地方では、いまなお約5千人の先住民が道路封鎖などの闘いを継続していると報告されている。

(ラテンアメリカの政治経済 WAR IS OVER! より)
http://ameblo.jp/guevaristajapones/entry-10277541872.html

2009/06/14

石油が見せる悪夢




◇アフガン戦争を主導することでオバマの選択した人物は捕虜の虐待と秘密暗殺部隊につながる

スタンリー・マクリスタル米軍中将は先に、2003年から2008年まで統合特殊作戦司令部の司令官として軍務に就きました。その間、彼は世界中でテロリスト容疑者を見つけ出しては暗殺する秘密主義の計画を監督しました。彼の司令を受けた力による捕虜虐待に関する疑問の余地のため、昨年、議員らはスタンリー・マクリスタルの要職への指名を遅らせました。特殊作戦部隊が尋問と拘留収容所を指揮管理したバグダッドの空港近くの米軍基地、キャンプ・ナマについては、虐待収容所の報告が多数あります。

(デモクラシーナウ!08 June 2009)

◇ナイジェリアの活動家ケン・サロ=ウィワの死にまつわる画期的事件の訴訟示談でシェル社が1550万ドル支払うことに

ニジェール川デルタでの人権侵害に関与したとされる裁判を避けるため石油大手のロイヤルダッチシェルは和解に1550万ドル支払うことで同意してきています。1995年のナイジェリア人の作家で環境活動家ケン・サロ=ウィワと他の8人の処刑に共謀したことでシェルを訴えた10人の原告に代わって訴訟は起こされました。

(デモクラシーナウ!09 June 2009)

◇カナダと英国の医療生命保険会社が、タバコ、葉巻、かみタバコとその関連商品を製造する子会社の会社に少なくとも44億ドルの投資を保有するのを、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌の新たな調査報告が明らかにします。

(デモクラシーナウ!12 June 2009)

◇ナイジェリアは、人口の多さと石油の輸出量ではアフリカで一番だが、政治、社会、企業統治の面ではかなり立ち遅れている。1956年6月の初め、シエル・BP社(当時)がナイジェリアで初めて、事業として成り立つ規模の油田を発見した。ナイジェリアの人々が、この発見を呪うのも無理はない。
 この油田は、ニジェール川デルタにある村の名前をとって、オロイビリと名づけられた。当時、地元の人々は歓喜にわき、石油会社の技術者たちとサッカーの親善試合を行ったほどだという。
 しかし、そんな状態は長くは続かなかった。1960年代後半、ビアフラ戦争が勃発し、ナイジェリアは100万人もの犠牲者を出す。この戦争の原因のひとつが、石油だった。その後の30年間、文官と軍人の政権がめまぐるしく入れ替わり、そのたびに事態は悪化の一途をたどっていくようだった。
 最悪だったのは、サニ・アバチャ率いる軍事政権だ。この独裁者は、1998年に亡くなるまでの5年間大金を横領し、欧米の銀行に預けていた。その額は、 20億ドルともいわれている。ナイジェリアの人々が政府に立ち向かっていったのも当然だ。しかしアバチャは、人権活動家ケン・サロ=ウィワを絞首刑に処して、国民を恐怖に陥れ、独立後のアフリカを象徴する、恐ろしい罪を犯したのだ。
 著名な作家で、企業家でもあったサロ=ウィワは、シエル社と石油産業を相手に闘いを繰り広げた。オゴニ人の彼が愛する、ニジェール川デルタにある故郷の地に環境破壊が及んだことが、彼を駆り立てた。
 ケン・サロ=ウィワの息子ケン=ウィワは、父との話をつづった著書の中で、1995年11月10日、ポート・ハーコート刑務所の絞首台に向かう直前、父が語った最後の言葉を引用している。
 「主は私をお召しになるが、戦いは終わらない」
 彼の言葉は正しかった。それから10年間、デルタではずっと小競り合いが続いている。この地域では、常に石油産業が民族の暴動や誘拐、生産妨害、重窃盗の標的になっている。ナイジェリアには今、ビアフラ戦争以来初めて、公然と国家に「反逆する人々」が存在するのだ。

(by ニック・コッチ ナショナルジオグラフィック)

最初の写真は「宵の空を照らす炎」
写真=エド・カシ
文=カレン・E・ラング
ニジェール川デルタにあるエテレボウ油田近くで、石油掘削で噴出した天然ガスが燃える炎の横を、歩いて家路につく女性。デルタでは、このような炎があちこちで燃えさかり、有毒物質や粒子状物質を大気中に放出している。長年にわたり、健康被害と地球温暖化の原因として国際的な懸念を呼んでいたが、ナイジェリア政府はここにきてようやく、天然ガス燃焼をやめるよう石油会社に要請した。現在、各社は天然ガスを燃やさずにパイプラインに集め、燃料として使い始めている。しかし、当初課せられていた燃焼を停止する期限には全く間にあわず、2008年が新たな期限に設定された。

次の写真は「石油が見せる夢」
写真=パスカル・メートル
文=カレン・E・ラング
チャド南部の町ベベジアにあるバーには、この国の新しいパイプライン建設に最も多くの資金を供出した会社(EXXON、エクソン社)と同じ名前がつけられている。「地元の人たちにとって、石油は目新しくて、まるで魔法。プレゼントを運んでくるサンタクロースみたいなものです。だから、バーにこの名前をつけたんです」。と、写真家のパスカル・メートルは言う。石油が運んでくる富を夢見るたくさんの若者たちが、職を求めて他の地域からベベジアにやって来た。そのため、この町の犯罪率は上昇。このバーのような商売が新たに開業したり、店を拡げたが、いまだにこの町は舗装道路や水道、電気が整備されていない。

(ナショナルジオグラフィック)
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/feature/0509/index4.shtml

◇ナイジェリアで14年前、国際石油資本「ロイヤルダッチシェル」が行っていた原油の採掘に反対し、当時の軍事政権のもとで死刑を執行された活動家の遺族らが、「シェル」に対し、「刑の執行に関与した」として賠償を求めていた裁判で、8日、「シェル」が遺族側に日本円で15億円余りを支払うことで和解が成立しました。

この裁判は、1995年、ナイジェリアで「シェルによる原油の採掘が環境を破壊している」と抗議活動を行っていた地元の人権活動家ら9人に対して当時の軍事政権が死刑を執行したことをめぐり、遺族側が活動家らの逮捕や死刑の執行に「シェル」がかかわったなどとして賠償を求めていたものです。遺族側は国外で起きた不法行為の責任を追及できる法律のあるアメリカの裁判所に訴えを起こしていましたが、8日、「シェル」が遺族側に1550万ドル、日本円で15億円余りを支払うことで和解が成立しました。「シェル」は死刑執行など不法行為に関与したとする原告の主張は一切認めませんでしたが、遺族らが精神的な苦痛を受けたことは事実だとして、和解に応じたとしています。国際石油資本の資源開発をめぐっては、環境破壊を引き起こしたり、抗議活動への妨害を受けているなどとして世界各地で地元住民らが訴えを起こしています。

(NHKニュース 2009年6月9日)