見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2010/09/18

畏れ多いフレディ・マーキュリー



◇サシャ・バロン・コーエンがフレディ・マーキュリーを演じる

映画「Ali G」、「ボラット(Borat)」の人気者、サシャ・バロン・コーエンがロックバンド、クイーン(Queen)についての映画でフレディ・マーキュリーを演じると言う、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイが、BBCに認めてきている。

「オレたちにはサシャ・バロン・コーエンがいる、たぶんうんとこさショックな連中はいるだろうが、彼はオレたちと長いこと話し合ってきている」とメイは番組「HARDtalk」で語った。

映画「フロスト×ニクソン(Frost/ Nixon)」の作家、ピーター・モーガンが脚本を書いていると彼は付け加えた。

映画は1985年のライブ・エイド(Live Aid)に先鞭をつける時期に焦点を合わせるもので、来年撮影を開始する。

「できるだけオレたち自身が関係しないように努めようと思う」とメイは言った。

バロン・コーエンは、「2,3年前にオレたちがピーター・モーガンと真剣にそれについて話し合いを始めて以来、この企画にすすんで参加していた」と彼は加えた。

メイとクイーンのドラマー、ロジャー・テイラーは映画で主役の音楽を監督するもので、クイーンによるものとソロとしてのマーキュリーによる歌を盛り込む。

ロバート・デ・ニーロとジェーン・ローゼンタールの映画会社トライベッカ(Tribeca)と一緒に映画を制作するGK Filmsのグラハム・キングは、クイーンは「全く独自の音楽ブランド」だったと言った。

「フレディ・マーキュリーは畏敬の念を起こさせるパフォーマーだった、それでピーターの脚本とクイーンのサポートと相まって主役をサシャにして私たちは彼らの成功の裏の本当のところを語るため申し分のない組合わせを手に入れる。」

前の仕事に「クイーン(2006)」と「フロスト×ニクソン(2008)」というオスカーにノミネートされた脚本を含めるモーガンは、今までのところでは題名のない企画としてすでに仕事を手がけている。

ウェンブリースタジアムでのライブ・エイド・コンサートでのクイーンの21分の出演は、「ボヘミアン・ラプソディ」、「We Are The Champions」、「Radio Ga Ga」を目玉にする。それは一流のロックパフォーマンスのひとつと見なされる。

写真:バロン・コーエンは2年間仲間だったとブライアン・メイは言った
左がバロン・コーエン、右は言わずと知れたフレディ・マーキュリー
(BBC 17 September 2010)

△バロン・コーエンは、アリ・G(イギリスのラッパー)やブルーノ(オーストリア出身のゲイのファッション評論家)、ボラット(カザフスタン人のジャーナリスト)といったキャラクターで知られるイギリスの俳優。

1998年放送のイギリス、チャンネル4の番組"The 11O'Clock Show"で、「ブラック・カルチャーにかぶれた白人ラッパー」アリ・Gを演じブレイク。2000年から放送開始となった"Da Ali G Show"では、英国アカデミー賞、ロイヤルテレヴィジョンソサエティ賞を受賞。エミー賞、サテライト賞にもノミネートされた。2001年マドンナのオファーで「MUSIC」のミュージックビデオに運転手役として出演。また、2001年にはアリ・Gとして、2005年にはボラットとして、MTVヨーロッパ・ミュージック・アワードのホストを務めた。

2006年公開「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」では制作・原案・脚本を手掛けており、第79回アカデミー賞脚本賞にノミネートされた。また、第64回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。

「私は信心深いユダヤ人だが、"ユダヤ人であることを誇りに思っている"とは言わない」と発言している。

「ブルーノ」でコーエンは2006年の「ボラット」同様、米国を旅し、とあるメディアを訪問しては性行為のまねをパントマイムでしてみせたり、ゲイの恋人と乱交パーティーに参加したりと、様々な騒動を巻き起こしている。

(wikipediaより)

2010/09/17

歴史は発展中



◇今朝のJewish Voice for Peaceのメールより 

過去何週間ずっと、私たちは150人以上の注目に値する俳優業と映画のプロと会いました、全員が喜んで、違法な入植地で上演するのを断る勇敢なイスラエルの同業者を堂々と支持します。イスラエルのアーティストたちは、イスラエルの入植について国民の会話に変化を促進させることで役立ちました。私たちはここでも同じようにしたい。

実のところ、ここはほろ苦い新年祭(ユダヤ人の新年)です。それはたくさんの恐ろしくもあり畏敬の念を起こさせることが起こっています。歴史は発展中です。私たちの注目、私たちの行動力、私たちの発言する力が欠けて、好機を見逃す状態にさせる余裕はありません。

数週間前、パーク51センターに集まり礼拝するイスラム教徒のアメリカ人の基本的自由を妨害するため反イスラム教の嫌悪を考慮に入れることで、私たちの拒否についてJewish Voice for Peace が声明を出したとき、それは多くの人があなたの意見を代表する私たちのあの発表を待ちうけていたと書いてくれました。私たちは本気でその責任を感じます。

後日、私たちが認める最も勇敢で最も主義に基づいたユダヤ人宗教リーダーたちで構成するまさに最初のラビ評議会をたち上げことで私たちは新しいことを始めました。

それからイスラエルの占領を厳しく非難するため、さしあたっては映画、演劇界、TV界のヘビー級有力者の最も並はずれたリストを集めることで歴史に残るようなことをしたとき、その遠慮なく意見を言う人たちの勇気を支持するためと、あなた自身で意見を述べるために、私たちと一緒に立上がりました。勇気を喚起するためにも、私たちは本気でその責任を感じます。

この新年、Jewish Voice for Peaceの有志一同は、世界中で正しく公正なことには変わらないままでいることに任せます。すべての人々のため、完全な対等というビジョンをはっきり表現するまで。おびえるも引き返しもしない世間の人たちの止むに止まれぬ変化のための運動をおこすまで。

JVP(Jewish Voice for Peace)は、どうしてもこの団体に打ち込もうとする小規模の仲間によって出発しました。この新年に向かって、あなたがたに責任を分担してくださいと私たちは頼みました。そしてこれはあなたがたがした多数の約束のほんの一握りです。

タリク:「社会正義に取り組み、宗教も人種も社会的分配も関係ない人の尊厳を尊重するボクのユダヤ人とイスラム教徒の友人へ。公正と双方の敬意を形成するあらゆる平和の尽力を支えることを約束します。」

Cecilie Surasky

Jewish Voice for Peace

写真は、入植地で演じる(仕事をする)ことを拒絶するイスラエル人を支持する北米とUKのアーティストたち
クリックすると拡大版で見ることができます
http://www.jewishvoiceforpeace.org/campaigns/making-history-support-israeli-artists-who-say-no-normalizing-settlements-4

2010/09/12

存在感を示すカストロの論評



◇カストロのロマ(ジプシー)民族の"ホロコースト"ことばをフランスがとがめる

9月10日金曜、フランスは少なくとも14人のロマ移住民をブルガリアにほうり出した

フランスはロマ移住民の取り扱いに関してキューバの元議長、フィデル・カストロによる論評は受け入れがたく、彼の歴史の無知を露骨に示すと言っている。

カストロ氏は、ロマ社会の仲間の追放処分をめぐって、"民族間のホロコースト"を遂行するとパリ(フランス政府)を非難した。

最近、約1000人のロマ人が国外に追放されたあとにフランスはますます増大する国際的批判を受けてきている。

欧州議会は行政府に国外追放を停止するよう強く主張してきている、要求はパリによってしりぞけられる。

「カストロ氏による"ホロコースト"の使われ方は彼の歴史の無知とその被害者に対して軽蔑を露骨に示す」とフランス外務省報道官ベルナール・ヴァレロは言った。「そんな言葉は容認できない。」

・フランスのいらいら

カストロ氏(84歳)は、彼の中編の自叙伝の販促のためハバナでのイベントで彼の論議の的となることばを述べた。

「最後にだれでも待ち受けるであろう問題はフランスのジプシー排除のニュースだ、ジプシーたちはフランスにおける極右派の残酷の犠牲者である」と彼は言った。

移住民は「別種の民族間のホロコーストの犠牲者」と彼は言った。

フィデル・カストロの言葉は疑う余地なくフランス政府を立腹させてきているとBBCのDavid Chazanがパリから知らせる。

ロマの取り扱いから国際的な論難攻撃とナチ占領下でのユダヤ人狩りとたとえることによってフランス政府はイライラさせられてきている。

フランスの法制とヨーロッパの法規を厳正に遵守していると言っている。

2007年にルーマニアとブルガリアがEU(ヨーロッパ連合)に加盟して以来、多くのロマ民族がフランスにやって来ている。

けれども政府は、犯罪と暴力の増加を彼らのせいにしてきており、勤め口なしではフランスにとどまることはできないと言っている。

(BBC 11 September 2010)