存在感を示すカストロの論評
◇カストロのロマ(ジプシー)民族の"ホロコースト"ことばをフランスがとがめる
9月10日金曜、フランスは少なくとも14人のロマ移住民をブルガリアにほうり出した
フランスはロマ移住民の取り扱いに関してキューバの元議長、フィデル・カストロによる論評は受け入れがたく、彼の歴史の無知を露骨に示すと言っている。
カストロ氏は、ロマ社会の仲間の追放処分をめぐって、"民族間のホロコースト"を遂行するとパリ(フランス政府)を非難した。
最近、約1000人のロマ人が国外に追放されたあとにフランスはますます増大する国際的批判を受けてきている。
欧州議会は行政府に国外追放を停止するよう強く主張してきている、要求はパリによってしりぞけられる。
「カストロ氏による"ホロコースト"の使われ方は彼の歴史の無知とその被害者に対して軽蔑を露骨に示す」とフランス外務省報道官ベルナール・ヴァレロは言った。「そんな言葉は容認できない。」
・フランスのいらいら
カストロ氏(84歳)は、彼の中編の自叙伝の販促のためハバナでのイベントで彼の論議の的となることばを述べた。
「最後にだれでも待ち受けるであろう問題はフランスのジプシー排除のニュースだ、ジプシーたちはフランスにおける極右派の残酷の犠牲者である」と彼は言った。
移住民は「別種の民族間のホロコーストの犠牲者」と彼は言った。
フィデル・カストロの言葉は疑う余地なくフランス政府を立腹させてきているとBBCのDavid Chazanがパリから知らせる。
ロマの取り扱いから国際的な論難攻撃とナチ占領下でのユダヤ人狩りとたとえることによってフランス政府はイライラさせられてきている。
フランスの法制とヨーロッパの法規を厳正に遵守していると言っている。
2007年にルーマニアとブルガリアがEU(ヨーロッパ連合)に加盟して以来、多くのロマ民族がフランスにやって来ている。
けれども政府は、犯罪と暴力の増加を彼らのせいにしてきており、勤め口なしではフランスにとどまることはできないと言っている。
(BBC 11 September 2010)
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