見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2007/03/31

コードネームはイングリッシュ・コック



CNNによると2003年のイラク侵攻以来という大規模な米海軍戦闘艦艇がペルシャ湾に集結しています。
3月27日、イギリスのブレア首相はイランが英海軍兵士と海兵隊員15人を解放しなければ「別の段階」に進むと警告してしまいました。
3月28日、イランが拘束中の兵士救出にイギリス軍を派遣したとの憶測を英国防省が否定と、事態はどんどんきな臭くなってきています。いやーな雰囲気です。
以下はニュースからの抜粋。
イラン核問題をめぐる情勢が緊迫化する中、23日にはイランがペルシャ湾で船舶の臨検に当たっていた英軍兵士15人を拘束する事件が発生。米国防総省は、今回の演習と事件との関係には言及していないものの、新たにペルシャ湾に投入された空母「ジョン・C・ステニス」のジョハンソン艦長は米メディアに対し、「イランは威嚇的な行動を取らないよう注意した方がいい」と言明したそうです。
また、追加制裁措置を盛り込んだ新たな安保理決議の成立により、経済的孤立を深めるイランが暴発し、原油積み出しの世界の動脈であるペルシャ湾封鎖に乗り出す懸念がささやかれています。ブッシュ政権は原油輸送ルートを確保する狙いから、大規模海上兵力の「予防展開」に踏み切ったとみられています。
ブッシュ政権は安保理を利用した外交・経済的な締め付けと並行して、軍事的にもイラン封じ込めを急いでいます。チェイニー副大統領を筆頭とする政権保守派は対イラン武力行使の選択肢を排除しない考えを示唆し続けます。(時事)

上の写真は、英国防省が公表した英兵がイラク領海内にいたことを示すGPSの記録図。英国防省提供(2007年ロイター)
続いて、先月15日、イランとの国境付近で撮影した駐イラク英軍の車両(2007年ロイター/Wisam Ahmed)

2007/03/29

タリバン、アルカイダ、知りたくない



タリバンの復活やアフガニスタンで現にいま起こっていることを特集しているはずの雑誌タイムの最新号が、US 版だけは聖書を学校で教えることに肩を持つ議論のエッセイに差し替えになっています。露骨ですがこれがアメリカの事情です。
「アメリカ人はまったくアフガニスタンに関心がない」という判断なんでしょうけど。ただでさえ「世界とはアメリカのこと」と考えている人が多い国ですから、報道しなくっちゃ気づきようもありません。でもね、こうやってインターネットでわかっちゃうんですよ、それも、ちゃんと伝えてくれる人たちがいるからなんですが。そのツールは誰にでも入手可能なんです。一般大衆ピープルを甘く見てはいけません。

写真は、これに関して先輩格のニューズウイーク誌のインターナショナル版とアメリカ版、そして今回のタイム誌の表紙です、まあ見比べてください。
The Huffington Post 25 March 2007からいただきました。記事の全文は近いうちにメールマガジンのほうで紹介するつもりです。
写真はクリックすると拡大版で見ることができます。

2007/03/27

鼻がレバー色になってしまったサンバ




最近やっと(thinkグローバリーはずっとそうしてきたけどね)actローカリーを実践しはじめた人間としてこういうことにも目が行くようになっています。 

日本経団連が、都道府県を広域自治体に再編する道州制を導入するための法律を2013年までに制定し、約1800ある市町村を300−500の「基礎自治体」に再編すべきとの提言を26日に取りまとめたそうです。全国を10区域程度の道や州に分け産業、雇用、教育などに関する政策や権限を国から移し、地域間の経済格差是正や行財政改革を目指すんだそうです。医療・介護、消防など住民に身近な行政サービスは基礎自治体が担うことになります。(京都新聞2007年3月26日より)
でも、問題は、どうも地方分権を推進することにはならないようなのです。
民主党議員は次のように言っています:
分権型社会の実現に向けて早急に取り組まなければならない課題があるにも関わらず、「内容の不確かな道州制というオブラートにくるむことによって、数多くの課題の本質を見えなくする可能性があるばかりか、更にそれらの解決を先送りする懸念もある」と指摘。「課題の多い本法案は到底容認できるものではない」と訴えかけた。
また、今年1月20日の神戸新聞社説にはこうあります:
知事会の見解は賛否こそ明確にしていないが、国の姿勢にクギを刺す内容になっている。道州制の目的を「地方分権を推進するため」と明確に指摘し、「省庁の解体再編を含めた中央政府の見直しを伴うものでなければならない」としている点だ。
国は外交や防衛、司法などを受け持ち、地域の振興や生活に密着した住民サービスは地方が主体的に担う。そうした役割分担の徹底が、道州制議論の焦点になる。
しかし「先行モデル」として昨年末に成立した北海道の道州制特区推進法は、道への権限移譲が二級河川整備などわずか8項目にとどまった。権限と財源を中央省庁が守ろうとする姿勢の強さを示した形だ。
国が地方に関与する中央集権の仕組みを残したままでは、道州制は都道府県の合併・再編だけにとどまりかねない。「導入を前提にした議論は避けるべきだ」との声が井戸敏三兵庫県知事ら複数の知事から上がっているのも、そうした背景がある。
昨年末の世論調査では、国民の6割が道州制に反対している。「行政単位として広すぎる」「今の都道府県に愛着がある」が主な理由だ。導入の是非について国民の論議をさらに深めるには、もっと積極的に情報を提供しなければならない。
道州制が地方にどんな未来を開くのか、将来像が見えないままでは、住民の理解は得られまい。自治体再編の「形」を急ぐのではなく、まずは地方分権改革を実りあるものにすることが肝心だ。

上の写真は、4ヶ月と1週間というながーい日の当たらない警察犬訓練所生活を終え、日がよく当たるわがやに戻ってきたサンバの最近の運動タイム、海でのようすです。行く前は真っ黒だった鼻がいまではレバー色というか色素の抜けたうす桃色になっています。日差しを浴びてももう戻らないだろうな、でもね、毎日ビーチには連れてくるからね。サンバ。
写真をクリックすると拡大版で見ることができます。

2007/03/25

ミッドライフ クライシス


オルタナダディ(別の価値体系に基づくとうちゃん)
「おい息子、おやじを見てみろ。オレは実にオルタナティヴってなもんだろが?しみじみオルタナだよな!中年の危機を経験する他のおやじとはまったく似ても似つかない。ロックオン!」
息子「?」
「聞こえるか?ナインインチネイルズだ。それっエンジンをかけやがれ!オレはなんてオルタナティヴなんだ!」
「いい音楽を教えたことでお前はいつかオレに感謝するはずさ。イエスサー。おやじのオソロシイ趣味嗜好にまったく圧倒されちまった子どもになるんだろうよ!」
「おいちびすけ、お前に必要なのはなにかわかるか?刺青!それに鼻リング!それに自分だけのメタルキッド!お前にとってあらゆる点でオレがベストってことだからな。それに他にも、、、」
息子「?」
「オレはとってもクールだ!22のときよりクールなくらいさ!それにオレの途方もないクールさによって、オレの子育て経験はそこらのオルタナとうちゃんでないやつら全員を啓発するため本を書くことになるくらいユニークだ!パーティに終わりはこない!」
息子を見る。
「わーああああああ!オレが?なぜだ?なんだってこんなことになってる?」

上の作品は、「クライベイビークライ」のWard Suttonによるマンガです。

ナミビアのマジックとハーシュのスクープ


イラクについての報道はここんところシーア派対スンニ派の争い、なぜイラク人は互いに憎み合うのか?といった論調が目立って多くなっている一方で、シーモア・ハーシュが、またまた彼の独壇場であるスクープをニューヨーカー誌でやりました。イラクでの目を覆う襲撃に変化があるのは、ブッシュアメリカと兄弟の契りを交わしているサウジアラビアからの、チェイニーを直ちに寄こせ!スンニ派に金を流せ!との脅しによるものとの別の報道もあります。
米国の財源はアルカイダにつながる暴力的なグループ一極にひそかに集められる:シーモア・ハーシュ
暴力的なスンニ派グループに資金を供給することで中東(厳密に言えばイラン政府とレバノンのヒズボラ)でのシーア派の影響力の増大を食い止めたいブッシュ政権による骨折りを含め、ニューヨーカー誌のコラムニスト、シーモア・ハーシュが最新号(3月号)の記事の、「最も議論を呼ぶユニークな本領」を述べる。
「シーア派の広まりあるいはシーア派の影響力を止めたい」中東での秘密工作のために、米国は「立法府(議会)の許可を得ないで、議会の監視なしに、相当量の金を注ぎ込んできている」とハーシュは述べる。これらの財源は「アルカイダとつながりがある」が「ヒズボラと対決したい」スンニ派ジハードグループの手に渡ることになるとハーシュは言う。
ハーシュは明確な言葉で彼のスクープを要約した:「率直に言って私たちは、この大統領が現に自分の大統領特権を絶対的極限まで行使しようと決心して、秘密工作を実施し、議会の許可を得てない金を使って、9.11を行ったと同じ人たちが掛かり合うグループを遠回しに支援する、という事態にある。」
「ついでながら、このすべてが議会によって調査されるべきである、そしてそうなると私は信じる。アメリカの議会メンバーに話すと、彼らはこれについてなにも知らないと非常に狼狽する。そして非常に多くの嫌疑をかける。」と付け加える。

写真はマジックナミビアです。セレブたちが惹かれるナミビアとはどういう国なのか。あそこにはすごい砂漠があるんですね。先日、アカデミーで主演男優賞をゲットした「ラストキングオブスコットランド」を見てきました。ストーリーもおもしろくできていました。この監督はドキュメンタリーが本領なんですね。裏切りに対するアミン大統領の拷問、胸のスキンだけを吊るし上げるシーンはすごいです。アフリカにはまだまだ題材があるということなんでしょうか。今年はいろいろアフリカが見れそうです。