世界はヒリヒリしている
8月30日東京新聞『本音のコラム』で、ガザの南部ナセル病院をイスラエル軍が攻撃、救助隊や記者が現場に駆けつけたところを2度目の攻撃が襲い、約20人の死者の中には5人の報道関係者がいたと、諸岡カリーマさんは書いている
「攻撃を仕掛け、人が集まった頃に再び襲うのはテロ組織がイラクやアフガニスタンで多用した手口だ。西側諸国はイスラエル批判を強めているように見えるが、イギリスなどは諜報面などの軍事支援を続けているといわれる。皮肉にもそのイギリス政府は、イスラエルによる大量虐殺に抗議する市民団体『パレスチナアクション』をテロ指定、団体に支持を表明するだけで逮捕される市民や高齢の聖職者が大勢いる。かつてイランとイラクと北朝鮮がテロ支援国として『悪の枢軸』と呼ばれた。今、悪の枢軸は誰か。」
⌘ケン・ローチ監督、UKの市民団体パレスチナアクションをテロ組織に分類して汚名を着せることに抗議する
The national 20TH AUGUST
イギリスの有名な映画監督ケン・ローチは、パレスチナアクションをテロリスト組織に指定するイギリス政府の決定に抗議するエディンバラのデモに参加した。パルムドールを2度受賞した監督はこの措置を、「法律上の極悪非道」と呼んだ。
スコットランド・パレスチナ連帯キャンペーン(SPSC)の活動家たちと一緒になった後、メディアに話しかけるケン・ローチはイスラエルによって犯されているジェノサイドを阻止する行動を起こすことを怠った労働党政権は「国際法違反」だと述べた。
長年の映画脚本のパートナー、ポール・ラバティを含む、ローチを取り囲む活動家たちは、「Genocide in Palestine time to take action(パレスチナでのジェノサイドに行動を起こすとき)」とあるTシャツを着ていた。このTシャツに関しては、7月にグラスゴーでひとりの男性がテロ法で起訴されるに至り、さらに他にも同じ理由で起訴される人たちが後に続いた。
ローチは、「Tシャツで言っている全部を支持する、そして彼らと一緒に立ち上がることを誇りに思っている、彼らはとても勇敢だと思います」と述べた。
なぜこの抗議に参加したのか尋ねられると、『わたしは、ダニエル・ブレイク』、『麦の穂をゆらす風』、『大地と自由』の監督は、「ガザのパレスチナ人に対してジェノサイドが起きていることをわたしたちは知っている、そして今ではヨルダン川西岸でもそうだ、それはイスラエルによって犯されており、わたしたちの政府が結託している、政府は行動を起こそうとしていない。行動を起こすべきだ。」
「ジェノサイド条約の義務のもとにジェノサイドを止める法的責任がある。政府はそれをしていない。政府は国際法に違反している。そしてパレスチナアクションへの糾弾は、誰であれ政府に反対する者を威嚇することだ。」
「パレスチナアクションへの弾圧は法律上の極悪非道であり、わたしたちはその禁圧に反対しなければなりません。」
「わたしは弁護士ではないが、戦争兵器の製造や使用を止めることはまずテロリストではない、とんでもない、それはアンチ・テロリスト、アンチ国家テロリストだ、そしてこの政府が結託しているのがそれ、テロリストです」と彼は述べた。
「この政府は依然としてイスラエルに武器を供給している。イスラエルと取引している。政府はあらゆる精神的支援をイスラエルに与えている。」
「スターマー首相は自らをシオニストと宣言した。そしてそれが何を意味するのか、わたしたちは知っている。それは、パレスチナの領土にユダヤ人国家があるべきとのイスラエルが基盤とするイデオロギーだ。それは一体なにを意味するか?ある民族を他の民族より優先するということ、そしてそれはわたしには人種差別です。」
「わたしたちは国際法をまったく尊重せず、まったく道徳観念のないように見える政治家に統治されており、国民は彼らに逆らって立ちあがらなければなりません。それは我慢できない。」
エディンバラ・フェスティバルでの出現を通じてTシャツを着ていた脚本家のラバティは次のように付け加えた。「政治家がわたしたちを裏切るのに遭遇しているのだと思う。ジェノサイド条約第3条に明記されている、止める、または処罰する、そして共謀しないという明確な義務を彼らは明らかに果たしていない。」
「パレスチナ占領地担当特別報告者フランチェスカ・アルバネーゼは、わたしたちの大学、特にエディンバラはアパルトヘイト国家と共謀していると指摘している。」
「わたしたちの年金基金でもそれが認められる、金融街でも認められる、彼らは、それは重要ではないと言っている。それはパレスチナ人が決めることだ。ジェノサイドが起きたとき、それを妨げる、止める、そして共謀しない、明確な義務がある。」
ローチとラバティはエディンバラ国際映画祭のイベントの外でスピーチをした。映画祭に参加できたことは「光栄」だったとローチは述べた。「エディンバラのような映画祭は、インディペンデント映画が消えずに生き続けることやシネマは必ずしもアメリカアクセントである必要がないことをわたしたちに思い出させのに非常に重要だ」と彼は語った。「スコットランドアクセントでも、イギリスアクセントでもいい、わたしたちの文化を反映しているなら何だっていい。」
ほかの場所でもアイルランド人ベストセラー作家サリー・ルーニーがパレスチナアクション禁止に反対の声を上げたことによりイギリス政府の怒りを買うリスクを冒した。
『The Normal People』の脚本家は、BBC制作の彼女の仕事からの報酬を今後もパレスチナアクションへの資金提供に活用し続けると述べた。
https://www.thenational.scot/news/25404799.ken-loach-protests-uks-palestine-action-terror-label/
⌘速報:イタリアの非常に重要なワールドカップ予選、対イスラエル戦を2週間後に控え、ICA(イタリア監督協会)はFIFAとUEFAに対し、戦争犯罪を理由にイスラエルをすべての国際大会から追放するよう求める正式な書簡を書き送った。書簡にはこうある。「数百人ものフットボール選手やマネージャーの命を犠牲にさせている毎日の流血のせいでイスラエルの権利を停止することは正当であり、義務でさえあることに、理事会は全会一致で同意する」
「わたしたちは目をそらすことはできる、試合に集中することはできる、だがこれは正しいことではない。世界はヒリヒリしている。多くのパレスチナ人が苦痛をこうむっている。これは受け入れられない。」
#マイクロソフトの社員数十人がワシントン州レドモンドにある会社の東キャンパスを占拠、同社のソフトウェアがイスラエル軍によるガザでの作戦遂行とパレスチナ人の監視に使われることに抗議した。
⌘速報:ガザ北部ジャバリアへのイスラエルの桁はづれな爆撃キャンペーン
呼吸をする時に強烈な感覚を引き起こす、ある種の化学物質の放出を住民たちは伝えている。(MintPress News)
#カナダやアメリカから225人のシオニスト入植者らがパレスチナ占領地に到着、パレスチナ人から強奪した家屋や土地に移住した。
#イスラエルがE1入植地計画を承認したあとにヨルダン川西岸は北部と南部に分かれる。約3400戸の入植者用住宅を建設する入植地マアレ・アドゥミム(Ma'ale Adumim)がヨルダン川西岸の区域を分離させ、行き来もできなくなる。(TIMES OF GAZA 8月21日)
⌘E1計画に関する21カ国外相共同声明(8月22日)
イスラエルの高等計画委員会がエルサレム東部のE1地区における入植地建設計画を承認したことは容認できず、国際法違反である。われわれはこの決定を非難し、最も強い言葉でその即時撤回を求める。
イスラエルのベザレル・スモトリッチ大臣は当該計画がパレスチナ国家を分割し、パレスチナ人のエルサレムへのアクセスを制限することで、2国家解決の実現を妨げることになると主張する。今般の決定はイスラエル国民にとって何の利点もない。それどころか安全を危うくする恐れがあり、暴力と不安定性を一層助長し、そのことがわれわれを平和からさらに遠ざける。
イスラエル政府はまだE1計画の進行を止めることができる。われわれはイスラエルに当該計画を大至急撤回するよう促す。
イスラエル政府の一方的な行動は、中東地域の安全と繁栄というわれわれの集団的な願いを損なうものである。イスラエル政府は国連安全保障理事会決議第2334号に従って入植地建設に終止符を打つとともに、パレスチナ自治政府の財政に課している制限を解除すべきである。
本共同声明はオーストラリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、スペイン、エストニア、フィンランド、フランス、アイスランド、アイルランド、イタリア、日本、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ノルウェー、オランダ、ポルトガル、イギリス、スロベニア、スウェーデンの外務大臣によって署名された。
https://jp.ambafrance.org/article22353
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