見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2009/08/22

殺す権限を民間会社に委託



CIA:アルカイダ暗殺を委託

米ワシントン・ポスト紙など複数の米メディアは20日、米中央情報局(CIA)が04年、米民間軍事会社「ブラックウォーター」(現ジー・サービシズ)に国際テロ組織アルカイダ幹部の暗殺を委託していたと報じた。実際に殺害したケースはなかったとされるが、法の規定に反し、米議会に報告せず進められた計画で、パネッタCIA長官は今年6月、中止を命じた。

報道によると、CIAは米同時多発テロの起きた01年、アルカイダ幹部の暗殺を計画。04年にブラック社に委託した。正式な契約はなく、CIAと同社の両幹部の個人的な合意で進められた。CIAは民間に「発注」することで、「問題が起きた場合も組織を守れる」と考えたという。

ブラック社は02年、アフガニスタンのCIA事務所の警備を受注。その後、CIAの対テロ担当の複数の高官が同社に天下りした。同社は07年、イラクのバグダッドで警備員が「攻撃を受けた」として市民17人を殺害し、問題視された。

米国ではCIAの秘密計画にも一定の規制があり、議会情報委員会への通告などが義務付けられている。しかし02年、当時のチェイニー副大統領が「CIAにはアルカイダ幹部を殺す権限があり、議会に報告する必要はない」と秘匿を命じたとの情報があるという。

(毎日新聞 2009年8月21日)

◇CIAがブッシュ前政権下で進めていた国際テロ組織アルカイダに対する秘密計画で、指導者らを狙った暗殺計画を米民間警備会社ブラックウォーター(現社名Xe)に委託していたことが分かった。20日付の米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。

アルカイダへの秘密計画は今年、パネッタCIA長官が就任後に存在を知り、議会に報告したうえで中止を指示した。ただ、同社の関与についてはこれまで明らかになっていなかった。

情報筋によると、CIAは01年に始まったこの秘密計画と当局との間に「距離を置く」ため、ブラックウォーターへの業務委託を決めた。同社が関与したのは06年半ばまでだが、その後も別の業務で他業者への委託が続いていたという。ある米当局者によれば、同計画には「数百億ドル」の予算が使われたが、ブラックウォーターに支払われた金額は不明。

報道を受け、CIA報道官は「計画は依然として機密扱いだ」と述べ、詳細についてのコメントを避けた。そのうえで、「パネッタ長官は、対テロ作戦について議会に知らせる時期が来たと考えて報告し、計画がうまくいっていないとの判断で中止に踏み切ったまでだ」と説明している。

ブラックウォーターは、前政権下でイラクでの軍事作戦などに参加していた。07年9月に起きたイラク民間人射殺事件を機に同国からは撤退したが、その後もアフガニスタン作戦にかかわる業務などの受注は続け、今年2月からは社名をXeに変更している。

(CNN 2009年8月21日)

写真左はリビアのTVに登場した末期ガンを理由にわずか8年の拘留でリビアに引き渡され歓待されたパンナム機爆破犯アルメグラヒ
BBC NEWS によると、ロッカビーボンバー(爆破犯)の釈放はリビアと英国間の貿易協定に関連づけられると、リビアのカダフィ大佐の息子が言っている

◇パンナム機爆破受刑者釈放、英当局が貿易案件との関係を否定

英外務省は20日、パンナム機爆破事件でスコットランドで服役中だったリビア元情報機関員アブデルバセト・アルメグラヒ元受刑者(57)の釈放が、リビアと英国の貿易案件に関係していると述べたリビアの最高指導者カダフィ大佐の息子の発言を否定した。CNNが入手した同省の声明文で分かった。

AFP通信によると、同大佐の息子サイフ・アルイスラム・カダフィ氏は、20日にスコットランドからリビアに帰国したアルメグラヒ氏に同行。機内でリビアの国内メディアに対し、リビアから英国への石油ガス供給契約交渉で、アルメグラヒ氏の釈放が常に協議されていたと語った。

英外務省は直ちにこれを否定し、同日夜に発表した声明で、アルメグラヒ氏釈放と貿易案件をめぐるリビアとの取引はなかったと明言した。同省は釈放決定が、スコットランドの閣僚や当局のみによって行われたと強調している。

(CNN 2009年8月22日)

2009/08/18

イラク帰還兵 闇の奥



◇あとになってたたる ひどい戦争

新聞の連載記事が描く、イラク帰還兵による殺人、自殺、誘拐
コロラドスプリングスのガゼット紙に2回にわたって連載された驚異的な記事「戦争の犠牲者」は、メディアや政府関係者がほとんど触れようとしない戦争の側面、すなわち、殺人者となるよう訓練された兵士が民間人に戻ることの難しさを検証しています。
記事は、コロラドスプリングスのフォート・カーソンに駐屯する第2大隊第12歩兵連隊を重点的に取材しています。この部隊の帰還兵たちは、乱闘、殴打、レイプ、飲酒運転、麻薬取引、家庭内暴力、発砲、刺傷、誘拐、自殺などを引き起こしています。
この陸軍部隊の殺人率は、コロラドスプリングスの殺人率の114倍にのぼります。
(デモクラシーナウ!2009年7月30日)

このガゼット紙の記事の日本語訳を右リンクにあるメールマガジン、「NewsFanzine」で配信しました。クリックしてお読みください。すさまじい現実です。

写真は連載記事が描くフォートカーソンのイラク帰還兵たち

2009/08/17

アウトオーガナイズ



◇CODEPINKよりお知らせメール

タウンホールミーティングで怒った有権者らがオバマがかなりの年配者を安楽死させるのを望み、この国をロシアに変えたいと望むみたいなバカげた言いがかりをまくし立てるのを見ることが人にとても挫折感をおこさせています。そして右派が左派の戦術をねじ曲げるのを見るのは皮肉です。回覧「Rocking the Town Halls(タウンホールを動顚させろ)」のなかで、 Right Principles(右翼原理)というグループがサウル・アリンスキーを引き合いに出してメンバーにしきりと「アリンスキーのプレイブック(作戦・戦術をファイルした極秘資料ファイル)を使え」と促します。アリンスキーはその手法がコミュニティ組織者バラク・オバマに影響を及ぼした1960年代の草の根組織化のグル(草の根社会活動家の父と呼ばれる)です。

フォックスニュースによってけしかけられる、猛烈な保険会社という右翼の手先によってアウトオーガナイズ(組織切り崩し)されないようにしましょう。コンピュータの裏から出て、タウンホール、集会、議会執務室、街頭に、乗り込む時です。意味のない叫び声やおどしで討論をさえぎるのでなくて、”戦争行為はノー国民皆の保険制度を”の要求を含めるために討論の皮切りをしましょう。

シングルペイヤー方式(国が単一の支払い元となって運営する国民健康保険制度)の討論の皮切りをしようとした女性はキャロル・パリス博士でした。国民皆のための健康保険制度が検討用に提出されてもいなかった5月5日の上院公聴会で、パリス博士はシングルペイヤー方式の選択についての討論要求に勇敢に立ち向かいました。彼女は治安紊(びん)乱行為で訴えられましたが、保険業界に立ち向かったことを誇りとしていました。国中のタウンホールミーティングにパリス博士のような人が何百と要ります!

さあ、20年代の偉大なる女性、上院議場で「全アジテーターの祖母」と公然と非難されたマザー・ジョーンズからインスピレーションをもらいましょう。マザー・ジョーンズは常に、彼女の組合員たちに助言を発していました。「嘆かないで、組織化しなさい」と。

P.S. Upcoming travel opportunities with CODEPINK:
・まもなくの私たちのカブールへの平和派遣団に加わってください!
http://salsa.democracyinaction.org/dia/track.jsp?v=2&c=eUo77T77%2BVBIsm4VnGjuVWBhbAbL48pD
・9月16〜22日ガザへの派遣団の参加登録のほうもあと一週間あります。
http://salsa.democracyinaction.org/dia/track.jsp?v=2&c=kdTCOgK7QmFNu8YXlj%2BPhWBhbAbL48pD

(CODEPINK 15 August 2009)

▲サウル・アリンスキー(1901−1972)の住民組織化運動:
シカゴのスラム街で生まれたサウル・アリンスキーは主に黒人居住区の住民の組織化を実際に行いながら1940年代ひとつのコミュニティー組織化方法論を確立させた。草の根活動からはじまる社会変革のためには創造的で直接的行動を伴った現実的な目標獲得が大切で、これを通してコミュニティーは組織化され、それによってさらに大きな目標獲得ができるという社会変革のためのサイクル。この方法論は60年代に全米に広がり、1970年以降は日本を除くアジア諸国にまで広がった。
(彼の本は一冊も日本語に翻訳されていません。)
60年代、低所得者が労働環境の改善などを訴えて草の根活動をする際に、誰もが彼の手法を見習った。
現在でも、リベラルな人たちが心のよりどころとするのはアリンスキーということらしい。昨年の大統領選挙戦で彼女自身が口にしたように、ヒラリー・クリントンの心のよりどころでもあるようだ。
参考までに、以下、サウル・アリンスキーの言葉:
「社会活動の原動力となるのは、優しい献身の感情よりも、むしろ不正に対する憤り」
「社会に働きかける最も有効な手段は、それが何であれ、好ましく思える成果を上げること」

2009/08/16

AHAVA アグリービジネス



◇盗んで得た美しさ

化粧品のAhava(アハヴァ)は「死海からの美しさの秘密」を約束するが、本当の秘密は、その製品が盗んで得た占領地のパレスチナの天然資源から生まれたことで違法な入植地Mitzpe Shalemで生産されることだ。第四ジュネーブ条約(管理領土における一般市民の入植は第四ジュネーブ協定の明示条項に違反する)によると、会社の死海からの原料の占有(盗用)は明らかに占領強国による資源の違法使用だ。

アハヴァは会社の犯罪をきれいな顔でだます、そして会社のスポークスウーマンにするため、有名な進歩的女優でオックスファムの大使のクリスティン・デイヴィスに報酬を支払う。だが、オックスファム自体はアハヴァの事業慣行に関して言わなければならないことがある。以下ーー。

 「ヨルダン川西岸の入植地は国際的な人道法の下に違法であり、そこで暮らすパレスチナ人にとって多大な問題を引き起こす。」

 「違法な入植地で生産される製品を買っている消費者は、十分な説明に基づいて選択をすることができるように、その情報を有する必要がある。」

従って、アハヴァがその製品の起源を「死海、イスラエル」として名称を付けるとき、消費者を積極的に誤解させる骨折りで、会社はほとんど世界が共有しない地域の意向を主張している。これに答えて、女性の活動家グループ、コードピンクがアハヴァのボイコットと、この高級品市場向けの化粧品企業の見苦しい(言わずにいる)裏の顛末について消費者を教育することを予定する一連の行動に着手してきている。

ヘブライ語の言葉「アハヴァ」は愛を意味しても、この会社が西岸でやってることに人を愛すること、情愛など何一つない。だから、アハヴァの不正な秘密に関して真実を明らかにするため、10段階のガイドをチェックアウトして世界中の友人・家族にアハヴァの不正な秘密を教えるEカードで、ボイコットと言葉を広めてくれたまえ。

(The Nation by Peter Rothberg 31 July 2009)
http://www.thenation.com/blogs/actnow/457772/print

◇コードピンクの抗議がアハヴァのボイコットを要求する

水曜、ワシントンの化粧品ストアの近くでビキニを着た多数の女性がアハヴァ化粧品の購入に抗議した。その化粧品はヨルダン川西岸のMitzpe Shalemというイスラエル入植地で生産される。

抗議行動はアメリカの反戦活動コードピンクによって始められ、抗議者のボディは泥で縞状に塗られ、ある者は「アハヴァは不正ビジネス」の言葉に注目させる。

「死海からの美しさの秘密」を共有することを約束するイスラエルの化粧品会社はまた、「実はその製品がパレスチナ西岸の占領地のパレスチナの天然資源を盗むことで生まれて、違法な入植地Mitzpe Shalemで生産されるとの不正の真実を隠している」とコードピンクは申し立てる。

先月、世界25カ国に輸出する国際企業に対し、その活動はボイコット・キャンペーン「Stolen Beauty(盗んで得た美しさ)」に着手した。

「美貌と純粋に全面的に専心すると公言するアハヴァに、あなた方は占領と国際法違反を隠蔽することはできないと伝えるため、私たちはここにいます」とコードピンクの全米オンラインのオーガナイザー、パリス・マロンは言った。「私たちは本当のことをすっかり白状するようアハヴァに要求します。」

抗議に加わった活動メンバー、Rae Abileahは、「占領されたパレスチナ領土」での生産に抗議して彼女たちは会社の製品に対する国際キャンペーンを指揮していると言った。

彼女たちは化粧品ストアーに入ってアハヴァの生産工程について事実に基づく情報を書いた手紙をマネージャーに手渡してきた、そしてジュネーブ条約に反するからには、これらの製品を販売するのを止めるよう要求してきたと彼女は言った。

あんな大金持ちの正札を掲げて占領からもうける製品を購入すること、あるいはそれぞれの場所に置くことは、不道徳で倫理にもとるとAbileahは付け加えた。

組織はまた、アハヴァのスポークスウーマン、アメリカの人気TV番組「セックス・アンド・ザ・シティ」のスター、クリスティン・デイヴィスに、ただちに会社を代弁するのを止めるようしきりに促した。

キャンペーンの最初の抗議は「平和のための女性連合」と協力してテルアビブのヒルトンホテルで一月以上前に着手されたとAbileahは言った。

抗議者たちはまるまる1日、ホテルのアハヴァストアを閉鎖することができた、それが彼女たちを刺激して米国でキャンペーンを推進させた。

2週間前ラスベガスで開催された化粧品会議の外はもちろん、先月、この女性たちはニューヨーク・セントラルパークでのテルアビブの百年祭でもはっきり表明してみせた。

(ynetに投稿:Israel News by Anat Shalev 30 July 2009)
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3754920,00.html