見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2007/04/07

テリー・ジョーンズはパイソン



イギリスの俳優で監督、モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズが、当然ですけど、ブラックユーモアの利いたコラム集を出しています。イギリスのガーディアン紙にもコラムを掲載中。これがなかなかなんです。
(本のタイトルは「TERRY JONES'S WAR on the WAR ON TERROR」です)
たとえば、今回のイランによるイギリス海軍兵士など15人の兵士拘束についてのコラムはこんな具合.....

屈辱とみなすわけ?
頭にかぶせる麻袋なし(アルカイダの容疑者にはかぶせてた)。電気ショックなし(イラク内刑務所やグアンタナモでは拷問があった)。むち打ちなど無情な扱いなし。そうとも、イラン人は非常に文明から隔絶した連中なのだよ(米英とはやることが違う)。
Terry Jones
Saturday March 31, 2007
The Guardian
不法に彼らの領海に入ったとイランによって非難されるわが英国海軍の人員の処遇に関して、英国の新聞雑誌に表される憤激をオレは共有する。つらよごしだ。たとえば、喫煙は人を死なせると立証されているのに、兵士にタバコを吸わせるなど、われわれは捕虜をこのように扱おうなどとは夢にも思わない。それに頭に黒いスカーフを巻くのを無理強いされてかわいそうな女性軍人フェイ・ターニー、そうして撮られた写真が世界中にばらまかれ公表されることが見込まれる。イラン人には礼儀正しいふるまいという考えがないのかね?ひどい、なんてことだ、彼女の頭に袋をかぶせることのどこが悪い?われわれが捕まえたイスラム教徒にはそうした。彼らの頭に袋をかぶせた、だから息が苦しい。そうしておいて彼らの写真を撮り、新聞雑誌にそれを配布するのは完全に容認できる、捕虜が誰かわからないし、この不運な英国軍人らがされたようには恥をかかされることもないからだ。

この英国人捕虜たちがTV で話をさせられ、後で悔やむことになるかもしれないことを言わせられるのも受け入れがたい。もしイラン人たちが捕虜たちの口をダクトテープでふさいだら、われわれが捕虜にするようにだね、彼らは一言もしゃべることができなかったのに。もちろん、息をするのが苦しいことに気づくだろうが、特に頭から袋をかぶせられたんじゃね、でも少なくとも恥をかかされることはなかった。

そして、われわれは大丈夫という手紙を捕虜に書かせたことについては全くなんなんだ?イラン人たちは残りの礼儀正しい世界と行動を共にする時期だ。彼らは捕虜たちに独房でひとり監禁というプライヴァシーを許すべきなんだよ。それは米国がグアンタナモベイの捕虜たちに許可する多くの特別扱いのひとつだ。

さらに、イラン人たちが英国人捕虜たちにまともな運動をさせてきていないのは明白だ。米軍はイラク人捕虜たちがPT(フィジカルトレーニング:体育)を楽しむ手段を講じる。これはエキサイティングな「緊張の姿勢」という方式をとる、捕虜たちは胃とふくらはぎの筋肉が増進するまで何時間もそのままでいることを求められる。よくある運動は、脚部のふくらんだ部分に立たされてから腿が地面に平行になるまでしゃがまされる。これは激しい痛みをもたらし、最後には筋肉がダメになる。全くけっこうな健康的娯楽で、捕虜たちがそれから逃れるためにウソでもなんでも自白することになるボーナス付きだ。

そしてこれがオレを最終的問題点へと導く。女性軍人のターニーが緊張しているのはTVでの彼女を見れば明白だ。新聞は行動心理学者を説いて映像を分析させている。そして彼らはみな、ターニーが「惨めで緊張状態にある」と結論づける。

ひどくまずいのは、イラン人たちが彼女を「惨めで緊張状態」にさせている陰険な手法だ。彼女には電気ショックの徴候ややけどの痕は見えないし、顔を殴打された形跡もない。これは受け入れがたい。恥辱的な性的姿勢を強要されることや性器に電気拷問を受けることによるといった、もしも捕虜たちが脅迫されているのなら、捕虜たちはアブグレイブでそうだったように写真に撮られるべきだ。何が起きているのか誰もがきちっと正確にわかるように、写真は礼儀正しい世界中に配信されるべきなんだ。

デイリーメール紙でスティーブン・グローヴァーが指摘したように、ことによると、わが軍人らの屈辱への報復を理由にイランを爆撃するのは正しくないかもしれない。だがメール紙が示すように、経済制裁を追加することでか、単にブッシュをせかして侵略させることでか、イランの人々を苦しませなくてはならない。とにかくブッシュはそうするつもりだ。そしてブッシュがイラクでしたように、イランに民主主義と西洋の価値観をもたらす。
www.terry-jones.net

写真は、解放された英海軍の兵士たち(笑顔)とアブグレイブで辱めを受けるイラク人の姿、どちらも捕虜なわけです。

2007/04/05

ジョンのピアノが平和のミッションに



元ビートルズの楽器が平和を伝える任務を帯びる
平和を推進するためジョン・レノンのピアノが過去の暴力の現場を巡るツアーへ向かう。
ジョンは名曲「イマジン」をこのアップライトピアノで書いた。このピアノ、いまはジョージ・マイケルが所有します。
先の報道にあるように、平和抗議で昨年11月、ピアノはジョンF ケネディ大統領が暗殺されたダラスのグラシーノールに姿を現しました。
公民権リーダーが撃たれて39年目に注目しそれを記念する4月4日、テネシー州メンフィスのマーティン・ルーサー・キング1968年暗殺の現場で撮影するためにピアノは向かいます。
ジョージ・マイケルは語る:「選ばれた場所は誰もが痛切な激しい感情を呼び覚ます。平和の歌が作られたこの特別のピアノのイメージを永続性のある形で表現することが、いわばこのプロジェクトのハートビート(思い)だ。」(ローリングストーン誌の記事より 03 April 2007)

この桜の季節にヨーコ・オノもまたポートマックで平和を呼びかけるイベントを行っています。アフガニスタン、イラクと、戦争が行われているのはとても残念だと彼女は言っています。
戦争を推進している勢力に組する方々、写真のジョンとまともに向き合えますか?
あなたはどうですか?

2007/04/04

エタノール戦争ですか?





今度はエタノール戦争ですか。
地球温暖化で世界は早急な温室ガス削減の圧力に直面しています。そして自動車燃料として二酸化炭素の排出量を減らすことのできるエタノールが代替エネルギーとして注目を集めています。
各国がこれの確保にしのぎを削るなか、エタノール戦争の一番乗りは、やはりブッシュ・アメリカでした。年頭の演説でブッシュは10年以内に石油消費を20%減らし、エタノールの消費を7倍に増やすと宣言しました。すると世界最大のトウモロコシ生産国である米国でエタノールの原料となるトウモロコシの価格が急騰しはじめたのです。
昨日、南米の首脳として初めてブラジルのルラ大統領が大統領の別荘であるキャンプ・デイビッドに招かれました。エタノール協力の拡大など全12項目で合意して緊密な関係を誇示しました。両国の急速な蜜月に病気療養中のキューバのカストロが即座に牽制しました。「米国がエタノールを自動車燃料として確保するために乗り出すと、発展途上国では食料がなくなってしまうだろう」
「そのあおりで、全世界の30億人が食糧不足で死にかねない」と主張したのです。実際にバイオ燃料としてのエタノールの効用価値についてはまだまだ検証が必要な段階だそうですし、エネルギー確保について、米国流のやり方には「もううんざり!」というのが世界の本音なのではないでしょうか。

写真は、警察犬訓練所に行ったうちのボクサー犬ヴァーモスの入学3週間後の姿です。3週間は面会もダメなのですが、やっと今日、解禁となり、ドキドキしながら会いに行ってきました。元気、元気でーす。すっかりボクサー犬らしくなって骨太にもなっていて、なんだか圧倒されました。ハイパーぶりは以前と変わりなく、お願いだからママの顔を見て!と興奮のまっただ中にいるヴァーモスを押さえつけると、やっとやっとわかってべろべろナメてくれました。やっぱりヴァーモスだ!変わってないじゃん!うれしい。喜びのあまり4枚も写真をUPしちゃいました。
写真はクリックすると拡大版で見ることができます。

2007/04/03

FreeHugとArabRap


衰退していたミュージックビデオを救ったのがYouTubeなどの新世代サイト。
BECKが昨年秋のニューアルバムのリリースにあわせて15曲のすべてにビデオクリップを制作したのも、MTVが流さなくても個人がYouTubeで見つけて楽しめる上に、プロモーションツールにもなりうるという刺激的事情がありました。
YouTubeのツール性には計り知れない能力があるような気がします。
この前、ここでアワードをやっていて、その作品におもしろいものを見つけました。
「Free Hugs Campaign」というもので、オーストラリアで始めたものが世界のあちこちに広がっていきます。アムステルダム、ブカレスト、テルアビブ、ヴェネズエラ、ボストンカレッジ、イスラエル、ミラノ、ロンドンなどなど...です。
とにかくまだ見つけてなかったら、ぜひ見てください。ここにあります。
http://www.youtube.com/watch?v=vL7Jo_1Z3Y8
またパレスチナ生まれのラップ「DAM」というのもYouTubeで火がついたんだそうです。アラブラップ、アラブガールズラップなど、音楽ばかりか、彼らの置かれた現実が具体的に見えるのもいいです。そのひとつはここにあります。
http://www.youtube.com/watch?v=z1nJpUEPn80&NR=1

写真はアラブラップの一場面です。イスラエルが大きくパレスチナ人の土地に食い込むようにして作った例の壁ですね。