見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/08/30

プーチンの単独インタヴュー


◇アメリカの大統領選候補者のひとりを利するため、グルジアの戦闘を画策するとしてロシアのプーチン首相が合衆国を非難している。

木曜(8月28日)、黒海の都市ソチで行われたCNNのマチュー・チャンスとの独占インタヴューで、米国がグルジアを励まして南オセチアの自治州を攻撃させたとプーチンは言った。共和党のジョン・マケインと民主党のバラク・オバマがジョージ・W・ブッシュの後任になるため競っている、それを裏付ける証拠を彼は提示しなかったが、ひとりの大統領候補者のためにそれが行われたと国防当局者らが彼に忠告していたとプーチンは言った。

「米国市民が実際に戦闘領域にいました」とプーチンは言った。「命令されたことを行う、それらの命令の実行で彼らは活動していた、そしてそのような命令を与えられるただひとりの人が彼らの指揮官だ。」

ホワイトハウスの報道官、ダナ・ペリノは「明らかに虚偽」だと言ってプーチンの声明を呪い倒した。

「政党の候補者に代わって合衆国がこれを画策したと示唆する限りでは正気に聞こえません」と彼女は言った。

アメリカ国務省副報道官のロバート・ウッドは同意して、プーチンの声明を「ばかげてる」と決めつけた。

木曜ワシントンのカメラに写らないところでの記者との面会でウッドは「ロシアはこの危機の原因である」と言った。「グルジアで起こったことの原因ではないとロシア人たちが言うのは滑稽だ。ロシアはこの危機に対して責めがある、そして世界はロシアが行ってきていることに応酬している。」

米国とヨーロッパの多くの外交官らが、戦闘を誘発してグルジアに侵攻したとロシアを責めると話したとき、南オセチアに駐留する多数の平和維持軍の兵士らが殺された後、ロシアはグルジアに侵攻せざるをえなかったとプーチンは言った。採る道はひとの不幸(災難)を避けることだったと言った。

いまもその国で最も力のある男だと考えられているロシアの元大統領は、米国がもっとグルジアの攻撃を止めようとしてきてないことに失望させられたと言った。

8月8日、北京オリンピックの開会式にいたとき、グルジアと南オセチアの情況が見えてくるのをじっと見守っていたのをプーチンは思い起こした。

プーチンはやはり開会式にいたアメリカのブッシュ大統領と話したと言った。ブッシュは戦争を望まないとロシア首相に言ったが、米国政府がその戦闘でグルジアをもっと早く止めようとしなかったことで彼の失望について話した。

木曜、プーチンはまた、グルジア戦争と関連がないと言った経済措置を発表した。健康と安全性の検査を怠ったせいで、米国の鶏肉会社19社がロシアへの鶏肉の輸出を禁じられることになった、そして他に29社が安全性の基準を改善しなければ同じ禁止令に直面すると警告されているとプーチンは言った。

ロシアの保健省と農業省がランダムに鶏肉製品を検査してきて、抗生物質とヒ素でいっぱいなのを発見しているとプーチンは言った。

禁止令はグルジアの戦闘と関連がないとプーチンは繰り返した、だが措置が、もしロシアが外交攻勢を続けたらと、ある西側諸国、特にヨーロッパの国々が恐れるのを暗に示した。

グルジアでの軍事行動とアブハジアと南オセチアの分離した州の独立を承認することで西側からの圧力の高まりに、ロシアはなんとか拮抗させようとしている。

だが、グルジアでの行動で国際的支持を取りつけようとのロシアの期待は木曜、打ち砕かれた。中国と他のアジア諸国がその地域の緊張に懸念を表したのだ。

中国、ロシア、タジキスタン、キルギスタン、カザフスタン、ウズベキスタンの6カ国が加わる上海協力機構からの共同宣言は、さらなる戦闘はいずれもおそらく平和的に解決できるものと6カ国は期待するとした。

「大統領たちは、各国の歴史的・文化的伝統を敬うとの原則に対する責任と、国家の団結とその領土の保全を失わないことに向けた努力を再確認した」と声明文にあるのをAP通信が伝えた。

「もっぱら武力行使に重きを置くことに見込みはなく、狭い地域に限られる戦闘の包括的和解を妨げる」と上海協力機構が言ったのをAP通信は引用した。

木曜、タジキスタンでのサミットでロシアのメドベージェフ大統領は、「正当な理由のない攻撃、侵略を正当化しようとしている人たちに重大なシグナルになる」と言って、ロシアの行動を支持するよう加盟国にアピールしていた。

水曜、支援物資を積んだ米国船がグルジアに接岸した、おまけに英国のデイヴィッド・ミリバンド外相が、UKの支援を差し伸べるため、その地域でのロシアの究極の意図を懸念するウクライナに向かった。

ミリバンドは、グルジアでのモスクワの攻勢を1968年の民主的改革プラハの春をつぶすためチェコスロヴァキアに侵攻したソ連の戦車と同等と考えて、ロシアに「方向を変えろ」と要求したのをAP通信が伝えた。
(CNN 29 August 2008)

写真は、トビリシのロシア大使館の外でロシア国旗を燃やして抗議する人
モスクワがグルジアの2つの分離州の独立を承認して数日後、グルジアはロシアとの外交上の関係を絶つことを決めている。(BBC NEWS 29 August 2008)

2008/08/29

太平洋のキングマンリーフ


イスラエルに配備する高性能早期警戒ミサイルレーダーシステムは、まもなく大統領職を去るブッシュがプレゼントとしてイスラエルに贈ったものだとイスラエル紙は報じている。周辺の緊張を持続させるのにイスラエルはよろこんでこれを利用するだろうし、ブッシュのことを忘れないかもしれない。
さて、ナショナルジオグラフィック誌にこんなニュースがーー。

写真は、太平洋のキングマンリーフにあるテーブルサンゴの上を泳ぐオグロメジロザメとバラフエダイ。
2008年8月ブッシュ大統領が、世界で最も汚されてない遠く離れた太平洋諸島とその周辺海域の一部を海洋ナショナルモニュメントに指定する提案を発表した。指定海域にはこのキングマンリーフも含まれる。

◇ブッシュ大統領が世界最大の海洋保護区を提案
だが、科学者たちは、「今回提案された西太平洋と中央太平洋の海洋保護区に完全保護区域の地位が約束されなければ成功しない」と警戒する。完全保護区域として指定されれば、石油および天然ガスの掘削や漁業、鉱物資源の採掘など、あらゆる破壊活動が禁止される。

ブッシュ政権は常に産業界の味方だった。つい先日も、ブッシュ大統領の管轄下にある米国海洋大気庁(NOAA)が、絶滅の危機に瀕するタイセイヨウセミクジラの生息する海域について、大型船の航行を禁止する保護緩衝地帯の「縮小」を提案したところだ。自然保護団体は「この動きは海運産業の意向に沿ったものだ」と批判している。

ナショナルモニュメントとして提案された中央太平洋諸島には、ジョンストン環礁やキングマンリーフ、ジャービス島、ハウランド島などが含まれ、保護区域はおよそ200万平方キロメートルになる。また、西太平洋では北マリアナ諸島が対象となっており、保護区域はおよそ30万平方キロメートルになる。指定海域には地球の表面で最も深い場所のマリアナ海溝があり、サンゴ礁が円状に並んだ環礁も数多く見られる。大統領には、アメリカの資源の保護に関して非常に強い権限があり、自然保護団体は今回の新提案が正式に法案化されるのを期待している。

海洋生態学者エリック・サラは、「今回の提案の対象となる中央太平洋諸島の海域には世界でも有数の自然なサンゴ礁生態系が存在している」と話す。海域のひとつひとつにフロリダキーズ全体の5倍のサンゴ種が生息しており、数百種の魚類、数十種の海鳥、そしてさまざまなクジラ、イルカ、ウミガメが集まっている。

「何百年も前と同じ姿をしている海は、残すところこの海域しかない」とサラは述べる。たとえば、キングマンリーフの海域は、オグロメジロザメやネムリブカといったさまざまなサメが支配している。「ここは私たちが知っている他のどの場所ともまったく異なっている。捕食動物が全面的に支配している。」

だが、自然保護団体Ocean Conservancyのデニス・ハイネマンは、「ナショナルモニュメントという新しい地位を得ても、漁業や掘削、採掘といった活動から完全に保護されなければ意味がない」と言う。遺跡保存法の下で大統領にはナショナルモニュメントに対し連邦全域におよぶ保護指定を与える権限があるが、保護指定にはさまざまなレベルがある。人や企業がなにか捕獲するのはもちろん、訪れるのも許されなくなる、「捕獲および立ち入り禁止」にすることが重要である。

ブッシュ政権の政策に対して自然保護団体は常に非難の声をあげてきたが、今回は多くが楽観的に見ている。環境擁護基金のアマンダ・リーランドは「もう任期切れ間近だ。実行できれば、最高の海洋保護政策を実現した大統領として歴史に名を残すことができる」と言う。商業的価値があまりないというのも楽観的になる根拠だが、海洋生態学者サラは、「漁業だけは別だ。間違いなくマグロ漁業産業が反対するだろう」と警戒する。

また、ブッシュ大統領が提案した海域が完全保護区域としてナショナルモニュメントの地位を与えられたとしても、それを管理するだけの資源が政府にあるのかは疑問である。2006年に指定されたパパハナウモクアケア海洋ナショナルモニュメントは、今回の提案海域に比べて6分の1の面積だが、すでにほころびが見えている。はたして世界最大の海の聖域は誕生するのか。そして聖域として持続可能だろうか。
(ナショナルジオグラフィックニュース 26 August 2008)

イスラエルのクラスター不発弾


◇ラルフ・ネイダーがバイデンのことを「マスターカード上院議員」と説明
無党派の大統領候補者ラルフ・ネイダーがオバマのランニングメイト、バイデンをマスターカード上院議員と説明した。バイデンを後援する最大の法人のひとつがデラウェアーを基点にするクレジットカード会社MBNAです。バイデンは、消費者が破産保護の申請をするのをより難しくさせる2005年の破産法の重要な開拓者でした。当時、バイデンの息子はMBNAでコンサルタントとして働いていました。ネイダーはまた、1986年の反ドラッグ濫用条例をせきたてることで、現代の麻薬戦争を引き起こす手助けをしたとバイデンを批判しました。

◇バイデンの言葉を使ったオバマ攻撃の広告をマケインが流す
オバマが副大統領にバイデンを選んで数時間後、ジョン・マケインはバイデンに関するコマーシャルを発表しました。
ナレーター:「バラク・オバマのランニングメイトはバラク・オバマについてなんと言ってるか?」
ABCのジョージ・ステファノプロス:「オバマは大統領になる用意ができてるか?とあなたは尋ねられ、彼にはその覚悟ができていてよいと思うが、いまできているとは思わない。大統領の職は職業訓練に力を尽くすものではないとあなたは言いました。」
ジョー・バイデン:「私はその声明の立場のままだと考える。」
ナレーター:「そして彼はジョン・マケインについてなんと言ってるか?」
バイデン:「ジョン・マケインと共に、またはジョン・マケインに対抗して出馬するのを私は慎んで受けるだろう、というのも国はいっそう暮らし向きがよくなるからだ。」
ジョン・マケイン:「ジョン・マケインです、私はこのメッセージを承認します。」

◇デンヴァーのペプシセンターに向かって1000人以上の抗議者が行進する
民主党全国大会の初の大規模デモで、日曜、ここデンヴァーの1000人以上の抗議者たちが州の中心地からペプシセンターまで行進しました。グループ「Recreate 68」によって主催される抗議は、警察が群衆に解散するよう命じる前、大会の会場へのアクセスを一時妨害しました。集会のスピーカーには反戦活動家シンディ・シーハン、緑の党の大統領指名候補シンシア・マッキニー、ヴェトナム戦争の復員軍人で反戦活動家ロン・コヴィックが含まれます。
ロン・コヴィック:「オバマ上院議員は最初、戦争に反対する非常に強い立場を取っていた。私たちは彼にこの戦争に反対のままでいてもらいたいし、ただちに軍隊を帰還させることで代表として意見を伝え続けてもらいたい。」

◇米国主導の空爆が90人のアフガニスタンの一般市民を殺す
アフガニスタンでは、先週アジザバッドの村の空爆で、子ども50人を含めるアフガンの一般市民90人までもの殺害でアメリカとアフガンの軍隊が非難されてきています。アフガン内務省から出された声明が、2001年の米国主導の侵略以来、最もむごたらしい民間人に対する攻撃のひとつだと言いました。土曜日、数百人のアフガン人たちが米軍の攻撃に対する抗議運動を行いました。犠牲者の父のひとり、アブダル・カリムは怒って彼の子どものシャツを見せました。
アブダル・カリム:「タリバンがここにいたと言って罪のない人びとを殺している偽善者どもは、死んだ人びとの全員がタリバンではなく、子どもだったのを、見に来るべきだ。」
日曜日、カルザイ大統領は司令操作としてはアフガン軍の司令官と別の士官を放逐しました。最初米軍は攻撃でタリバン戦闘員の容疑者30人が殺されたと言いましたが、軍は殺害を調査する計画を発表してきている。

◇人道主義の補聴器を運ぶガザ解放の2隻の船がガザに到着
イスラエルは最初、2隻の船は入港を許可されないだろうと言っていました。活動家たちは彼らの船旅がガザ包囲を終わらせる助けになればと期待したと言いました。
フリーガザ活動家:「なんと言えばいいのか?私たちはここに来れてとてもうれしく思います。ここで占領に反対するあなたがたといっしょに抵抗できるなんて私たちはとてもしあわせです。何ヶ月も何ヶ月も、私たちはここに来ることを待ちあぐんでいました、そしていまあなたがたに会えるのはまるで夢のようです。」
イスラエルは過去14カ月におよびガザにきびしい封鎖を強いてきています。フリーガザのグループはガザに10日間いて、その後、帰路につくにあたり10人のパレスチナ人学生をキプロスに連れて行く計画です。学生たちが海外留学のためガザを出ることをイスラエルは止めてきています。

◇イラクの自爆者が25人を殺す
イラクでは、日曜、西バグダッドのアブグレイブ地区での晩餐会で自爆者がベストの爆発物を起爆させて25人を殺しました。米国の拘留から息子が釈放されたのを祝うため祝宴を催していた地元スンニ派家長の家で攻撃が行われました。死者には女性と子どもたちが含まれ、ある男性たちは米国が後援する近隣パトロールメンバーだったと思われると警察は伝えました。

◇ジル・キャロル誘拐で米国は容疑者を逮捕
イラクからのもうひとつのニュースでは、2006年にクリスチャンサイエンスモニターの記者のジル・キャロル誘拐を計画したとされるイラク人男性を逮捕したと米軍は言います。キャロルは解放されるまでほぼ3カ月間捕らえられたままでした。この男性、アブ・ウスマンとその仕事仲間は、2004年イラクでのケアインターナショナルの理事マーガレット・ハッサンの誘拐と殺害にもかかわったと軍は言いました。

◇レバノンの地雷不発弾を一掃する資金供給が不足
レバノンでは、イスラエルによって南レバノンにばらまかれたクラスター弾薬を取り除くための努力の多くが、資金供給がないゆえに、今月止めざるを得なくなると国連が発表しています。2008年の計画で資金繰り入れに必要な、約束の金額470万ドルを創出するのを提供者らが怠ってきています。南レバノン全域に1000カ所以上のクラスター爆撃地点を国連は特定してきています。クラスターの不発弾によって汚染された土地のおよそ半分のみが、この2年で完全に取り除かれてきています。主にイスラエルがクラスター爆撃のデータの詳細を引き渡すのを拒否したがゆえに不発弾除去のプロセスが遅れてきています。戦争が終結して以降、27人の一般市民と13人の爆弾処理の専門家が殺されてきています。またこの不発の兵器によって200人以上の民間人が負傷してきています。

◇米国がイスラエルにミサイルレーダーシステムを配備
イスラエルの新聞ハーアレツは、イスラエル南部での高性能早期警戒ミサイルレーダーシステムの配備で米国とイスラエルが同意していると報じます。戦術上の共同基礎本部は米国軍人が参謀として勤めることになります。ブッシュ大統領が公職を離れる準備をするとき、ミサイルレーダーシステムはワシントンからエルサレムへのいわばギフトの一部と広くみなされているとハーアレツは報じます。

◇チベットびいきの米国人活動家を中国が国外退去にする
日曜、北京でオリンピックが閉幕したとき、フリーチベット運動の学生らとつながる収監された8人のアメリカ人を中国が国外退去にした。先週、許可されてないチベット人びいきのデモをおこなったせいでアメリカ人たちは10日間の拘留を言い渡されていました。拘束された人の中には独立系のジャーナリストでヴィデオ・ブロガーのブライアン・コンリーがいます。

◇グアンタナモの収容者に関する情報を公表せよと英国に裁判所が判断を下す
グアンタナモベイで身柄を拘束される英国居住者が英国の高等裁判所の判決で勝利しています。裁判所は彼がアメリカ軍によって拷問されたのを立証する助けになるかもしれない秘密文書を公表するよう英国政府に命じました。30歳のBinyam Mohamedは、テロの罪への彼の自白は彼のペニスが刃物で切られた後に出てきたものだと申し立てます。テロ容疑者を拷問するために世界中の秘密の場所に送る「特別引き渡し」というプログラムでの米国と英国政府間の協力のレベルのさらなる詳細を事例が明らかにしそうです。

◇戦争に抵抗したロビン・ロングが15カ月の刑期を宣告される
永久にうせることになるのを意図した脱走で罪を認めた後、アメリカの戦争に抵抗するロビン・ロングは15カ月の刑期を宣告されてきています。2005年にイラク行きだと知った後、ロングは戦車部隊を離脱しました。そうして彼はカナダ西部の州ブリティッシュコロンビアに逃げました。強制送還される先月まで、彼はカナダにいました。

◇ブッシュが指名する移民審査の判事らは高い確率で庇護の事例を却下する
移民審査の判事を指名するとき、ブッシュ政権の任命権の行使が、合衆国で庇護を求める者たちの成功に不利に作用してきています。これはニューヨークタイムズによって公表された分析によるものです。判事を指名するとき保守的なリトマス試験を使用する方針が先週、司法省の内部報告で明らかにされました。このリトマス試験によって指名される16人の判事の分析は、彼らの付近で裁定する他の判事と比べたとき、彼らが移民の庇護申請を不釣り合いに却下したのを明らかにしました。

◇銀行監視委員がカンサス銀行を閉鎖する
経済ニュースでは、銀行監視委員がカンサス州トピーカのコロンビアン信託銀行会社を閉鎖しています。今年つぶれた全米の銀行はこれが9番目です。
(デモクラシーナウ!2008年8月25日ヘッドライン)

写真はヴェネチア映画祭でオープニングを飾るコーエン兄弟のダークコメディ「Burn After Reading」のプレミア上映でレッドカーペットにデヴューしたジョージ・クルーニーとブラッド・ピット

2008/08/28

グルジアってどういう国?


◇グルジア国内では昨年からサーカシビリ政権に対して激しい抗議行動が起こっていた。2007年11月7日にはグルジアの首都トビリシで反政府デモを行なっていた野党勢力と治安当局が衝突。治安当局は催涙ガスやゴム弾、放水車などを使って抗議者らを強制排除した。

負傷者が多数出たことを受け、全土に非常事態宣言が発令されて2つのTV局の放送が中止され、首都トビリシに入ることが禁止された。外務省サイトによると、サーカシビリ大統領は、ロシアが野党を扇動し、政権の転覆を図ったとロシアを非難。グルジア外務省は諜報活動に従事したとして3人のロシア大使館員に国外退去を求めると同時にグルジアの駐ロシア大使の召還を決めた。

グルジアのサーカシビリ政権が野党の抗議者らに対してまだ他に音響兵器を使用している証拠がある。番組「ロシアトゥデイ」の英語の映像が、小さな皿状のものを手にした治安部隊がピックアップトラックに乗ってトビリシのストリートを進むのを明らかにする。高周波パルス(波動)が引き続いて起こる。「グルジアの警察は、一時的に人に見当識を失わせる致命的でない兵器、音響銃を使った」と、ある「特殊兵器のエキスパート」は述べる。

「それに類似した銃はイラクの警察によっても使われた」と「ロシアトゥデイ」が主張する。それについて私に自信はない。だが、射程の長い「弾丸(浴びせるもの)」としても使える、音響を遠くへ伝える音響システムがイラクのアメリカ軍によって試されてきている。(最大150デシベルほどの出力があって、270メートルほどの範囲内なら十分な効果を発揮するらしい)

昨年の共和党全国大会の期間中、その音響システムはニューヨーク警察によって用いられた。そしてハリケーンカトリーナでは憲兵隊によって用いられた。2005年にはソマリアの海賊を撃退するのに巡航船でも音響の大爆風を使った。

同じテクノロジーの射程の短いヴァージョンが一回898ドルそこそこでオンラインで購入できると、読者のTMは指摘する。

追加:昨年6月、グルジア国境でプルトニウムとベリリウムを搭載したクルマが発見され、アゼルバイジャンに戻されたという報道がある。また、2006年2月には、兵器に利用可能な性能のウラニウムが100万ドルで売買されようとしていたことが発覚している。
(WIRED、Danger Roomより)

写真はオバマと彼のランニングメイト、バイデン上院議員

マリファナはパワフルメディシン


マリファナには「ベータ・カリオフィレン」という驚異的な化学物質が含まれており、おそらく、痛みや炎症、アテローム性動脈硬化症、骨粗しょう症などの治療に活用できることを科学者たちが徹底的に実証してきている。

チューリッヒ工科大学のJurg Gertschと他の3つの大学の共同研究者たちは、その天然分子がカンナビノイド受容体タイプ2と呼ばれるタンパク質を活性化できるのを知った。生物学上のきっかけが作られると、陶酔感を引き起こしたり中枢神経システムを勝手にいじることなく、免疫システムを静め、骨の量を増やし、痛みの徴候の衝動を止める。

Gertschと彼のチームは6月23日、米国科学アカデミーの会報の中で彼らの研究の成果を発表した。彼らは強い印象を与える物質の抗炎症性に集中させて、それを単核細胞と呼ばれる免疫細胞でためすと同時に、マウスでもためす。

ベータ・カリオフィレンは、パワフルで、多くの食べ物に自然に存在し、人をハイにさせないようだから、ほぼ理想的な薬物適用とわかってもいい。またそのオーガニック成分は著しく安価でもある。シグマアルドリッチ社は適法の食品扱いでそれをキロ42ドルで販売する。(ベータ・カリオフィレンはクローブやイランイランの精油に含まれる香り成分として、アロマテラピーに利用されている。)

あいにく、大手製薬会社は自然の薬物に関して米食品医薬品局(FDA)の認可を求めたがらない傾向にあるし、医師のほとんどが取締り機関から正式許可を受けてきてないドラッグ(薬物)を処方するのに消極的だ。従って、アカデミックな研究員たちによる果敢な骨折りでベータ・カリオフィレンが人間にも安全で効果的なのを立証することが欠かせない。

ことによると、そうなる前に、この天然成分は健康食品店の薬草の棚に並ぶことになるかもしれない。

(WIRED SCIENCE 29 June 2008)

写真は一番効き目のあるマリファナの芽(bud)の部分

2008/08/25

ボート2隻がイスラエル封鎖を突破



◇漁船を改造した2隻の船「Free Gaza(ガザ解放)」号と「Liberty」号がイスラエルの封鎖を破るためキプロスを出航
イスラエルによるガザ地区封鎖を解除するため、ガザ解放運動の40人以上の活動家と人道援助要員がこれに乗り込みます。イスラエルの外相は公開書簡でこう主張しています。「われわれはあなた方の意図は善と思うが、現実にその行動のもたらすところは、あなた方がガザにおけるテロ組織の統治を支持するということなのだ。」 船には国際連帯運動(ISM)の共同創設者フワイダ・アラフ、前英国首相トニー・ブレアの義理の妹、ジャーナリストのローレン・ブース、イスラエルの人類学者で Israeli Committee Against House Demolitions(住宅取り壊しに反対するイスラエル委員会)のメンバー、ジェフ・ハルパーが乗っています。
(デモクラシーナウ!2008年8月22日)

◇今回「Free Gaza」号と「Liberty」号は、イスラエルの空爆による衝撃波で難聴になったパレスチナの子どもたちのために200個の補聴器(実際には9000個必要)とその他の支援物資をガザに届けることができた。
この行動に参加したジャーナリストのローレン・ブースは、今回の行動がガザの人びとの悲惨さを世界に訴えてガザと世界とのコンタクトに役立つことが重要だと言っている。
イスラエル政府の封鎖制圧により、ガザで暮らす130万人のパレスチナ人のおよそ110万人が1日1ドル以下の生活を強いられており、90万人ちかくが難民の身になっている。ガザでは日常のライフラインすべてがイスラエル政府の管理下にあり、水を求めて窓の外に出たがために狙撃されて死ぬこともあるのが現実だ。

◇パレスチナ自治区ガザ地区の窮状打開を訴える欧米の人権活動家ら約40人が木造船2隻で地中海を渡り、23日午後、ガザ市の漁港に到着した。隣接するイスラエルやエジプト境界の検問所封鎖で孤立するガザに海から入るのは「異例」の事態。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは「境界封鎖を打ち崩す突破口だ」と航行の意義を最大限アピールした。
(毎日新聞 2008年8月25日)

◇イスラエルを含む17カ国出身の親パレスチナ活動家44人らが乗る小型船2隻が23日、キプロスからパレスチナ自治区ガザ地区の港に到着した。
イスラエルは前年6月のイスラム原理主義組織ハマスの制圧以来、ガザ地区を封鎖しているが、小型船の入港を容認した。
活動家を守るため治安部隊500人が配備されるなか、数千人の住民が出迎えた。
この活動は米国に拠点を置く団体「Free Gaza」が、ガザ地区封鎖の実態を国際世論に訴えようと計画した。協力したガザ地区の封鎖解除を訴える団体「International Committee to Break the Siege」のRiad al-Faraj会長は、「この活動の成功は大きな勝利。船舶は封鎖解除への大きな望み」との感想を語った。
主催者によると、参加者は22歳から81歳までの学生や弁護士、医師、ジャーナリストらで、大部分は英米人だという。
(AFP 2008年8月24日)

◇イスラエルは「(自国のイメージ悪化を狙う)挑発には乗らない」として、渡航を阻止しなかった。
(時事通信 2008年8月24日)

写真はガザの漁港に入港するガザ解放のボートと、これを歓迎するため港に集まったガザのパレスチナ人たち

2008/08/24

チーチ&チョン ライトアップアメリカ


◇チーチ&チョンが再結成!25年ぶりにUSツアーに出る
といっても、チーチはTVシリーズの「マイアミバイス」や「スパイキッズ」なんかの映画に出てるから、おかしな顔の脇役として知られているかもしれないけど、チョンのほうは、実は禁固刑を食らっていて(マリファナ自由化運動の旗手みたいになっていたから、当局の見せしめで、逮捕されたわけなんだが、結局はマリファナ自由愛好家としてもっとハクがついただけだった)、その後どうなっていたかはよくわからなかった。
ところが先日ハリウッドにこの2人がビンテージカーで登場。1970年代から80年代半ばにハリウッドのショーや映画で大活躍したお笑いコンビ、チーチ&チョンが再結成を発表したのだ。USツアーは9月5日オタワで始まり、2009年1月31日ニューヨークのラジオシティミュージックホールで終わる。
記者会見で70歳になったトミー・チョンが開口一番相棒のチーチを紹介すると、「こうなるのを何年も何年も待っていた」と言った。「オレたちにはこんな遺産とこんな歴史がある。 逃れようにも逃れられない。」
「しばらくお互いの顔を見つめ合って、そういうことなら、すぐ、やったほうがいい。明日はどうなるかわからないからってね。」
62歳になったチーチ・マリンは、「オレたちの芸は世代を超えている。」と言った。「オレたちには最初から若いファンがいた。彼らもある年齢になると映画やレコードで知ったチーチ&チョンの時代を体験する。まあ、自由航行権みたいなものだよ。」
チーチ:「食事がある。ショーを見て、空腹感のままでいる必要はない。」
チョン:「ムーチョ トルティーヤス」
チーチ:「タコスはタダだよ」
コンビは健在のようだ。彼らは9枚のコメディアルバムを出している。
(記者会見のやりとりはロイターの映像から抜粋)

◇25年ぶりのツアーでチーチ&チョンが「アメリカを明るくする」と請け合う。(明るくしてくれると信じる!)
写真とコメントはローリングストーン誌(22 August 2008)

映画のチーチ&チョンシリーズでは最初から最後までマリファナでボーっとなった「UP IN SMOKE(スモーキング作戦)」や「NICE DRESMS(気分は最高)」、「STILL SMOKIN'(まだ吸ってるの?)」などがよく知られる。
2人は「見解の相違」などを理由に別れたのだけれど、チーチ・マリンのほうはうまく演技派の脇役として転身できていた。トミー・チョンのほうは、コメディアン業よりも、実は映画のタイトルからとった「ナイスドリームズエンタープライズ」という会社の経営に力を注いでいたらしい。といっても、マリファナ吸引用のパイプとか、どでかいボンとかを作って販売するヘッドショップで、当局を出し抜いてじょうずにマリファナを吸うキャンペーンなども主催していた。
そんなわけでTVに出演するなど目立っていたから、先にも書いたが2003年に彼は非合法なマリファナ喫煙器具販売の罪で逮捕された。禁固9カ月と罰金2万ドルの実刑判決。でもアメリカは州によって法律が異なり、カリフォルニアやアラスカなどではマリファナの個人使用は合法化されている。普通は違法な販売もケチな量なら見逃すことが多い国の話なので、多くの人がトミー・チョンの逮捕は「見せしめ」だと考えた。
ともかく、コンビ再開でトミー・チョンがすこぶる健在なのがわかったのはうれしいことだった。これからツアーに出る70歳と62歳の2人を見てください。