見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/08/28

グルジアってどういう国?


◇グルジア国内では昨年からサーカシビリ政権に対して激しい抗議行動が起こっていた。2007年11月7日にはグルジアの首都トビリシで反政府デモを行なっていた野党勢力と治安当局が衝突。治安当局は催涙ガスやゴム弾、放水車などを使って抗議者らを強制排除した。

負傷者が多数出たことを受け、全土に非常事態宣言が発令されて2つのTV局の放送が中止され、首都トビリシに入ることが禁止された。外務省サイトによると、サーカシビリ大統領は、ロシアが野党を扇動し、政権の転覆を図ったとロシアを非難。グルジア外務省は諜報活動に従事したとして3人のロシア大使館員に国外退去を求めると同時にグルジアの駐ロシア大使の召還を決めた。

グルジアのサーカシビリ政権が野党の抗議者らに対してまだ他に音響兵器を使用している証拠がある。番組「ロシアトゥデイ」の英語の映像が、小さな皿状のものを手にした治安部隊がピックアップトラックに乗ってトビリシのストリートを進むのを明らかにする。高周波パルス(波動)が引き続いて起こる。「グルジアの警察は、一時的に人に見当識を失わせる致命的でない兵器、音響銃を使った」と、ある「特殊兵器のエキスパート」は述べる。

「それに類似した銃はイラクの警察によっても使われた」と「ロシアトゥデイ」が主張する。それについて私に自信はない。だが、射程の長い「弾丸(浴びせるもの)」としても使える、音響を遠くへ伝える音響システムがイラクのアメリカ軍によって試されてきている。(最大150デシベルほどの出力があって、270メートルほどの範囲内なら十分な効果を発揮するらしい)

昨年の共和党全国大会の期間中、その音響システムはニューヨーク警察によって用いられた。そしてハリケーンカトリーナでは憲兵隊によって用いられた。2005年にはソマリアの海賊を撃退するのに巡航船でも音響の大爆風を使った。

同じテクノロジーの射程の短いヴァージョンが一回898ドルそこそこでオンラインで購入できると、読者のTMは指摘する。

追加:昨年6月、グルジア国境でプルトニウムとベリリウムを搭載したクルマが発見され、アゼルバイジャンに戻されたという報道がある。また、2006年2月には、兵器に利用可能な性能のウラニウムが100万ドルで売買されようとしていたことが発覚している。
(WIRED、Danger Roomより)

写真はオバマと彼のランニングメイト、バイデン上院議員