見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/08/30

プーチンの単独インタヴュー


◇アメリカの大統領選候補者のひとりを利するため、グルジアの戦闘を画策するとしてロシアのプーチン首相が合衆国を非難している。

木曜(8月28日)、黒海の都市ソチで行われたCNNのマチュー・チャンスとの独占インタヴューで、米国がグルジアを励まして南オセチアの自治州を攻撃させたとプーチンは言った。共和党のジョン・マケインと民主党のバラク・オバマがジョージ・W・ブッシュの後任になるため競っている、それを裏付ける証拠を彼は提示しなかったが、ひとりの大統領候補者のためにそれが行われたと国防当局者らが彼に忠告していたとプーチンは言った。

「米国市民が実際に戦闘領域にいました」とプーチンは言った。「命令されたことを行う、それらの命令の実行で彼らは活動していた、そしてそのような命令を与えられるただひとりの人が彼らの指揮官だ。」

ホワイトハウスの報道官、ダナ・ペリノは「明らかに虚偽」だと言ってプーチンの声明を呪い倒した。

「政党の候補者に代わって合衆国がこれを画策したと示唆する限りでは正気に聞こえません」と彼女は言った。

アメリカ国務省副報道官のロバート・ウッドは同意して、プーチンの声明を「ばかげてる」と決めつけた。

木曜ワシントンのカメラに写らないところでの記者との面会でウッドは「ロシアはこの危機の原因である」と言った。「グルジアで起こったことの原因ではないとロシア人たちが言うのは滑稽だ。ロシアはこの危機に対して責めがある、そして世界はロシアが行ってきていることに応酬している。」

米国とヨーロッパの多くの外交官らが、戦闘を誘発してグルジアに侵攻したとロシアを責めると話したとき、南オセチアに駐留する多数の平和維持軍の兵士らが殺された後、ロシアはグルジアに侵攻せざるをえなかったとプーチンは言った。採る道はひとの不幸(災難)を避けることだったと言った。

いまもその国で最も力のある男だと考えられているロシアの元大統領は、米国がもっとグルジアの攻撃を止めようとしてきてないことに失望させられたと言った。

8月8日、北京オリンピックの開会式にいたとき、グルジアと南オセチアの情況が見えてくるのをじっと見守っていたのをプーチンは思い起こした。

プーチンはやはり開会式にいたアメリカのブッシュ大統領と話したと言った。ブッシュは戦争を望まないとロシア首相に言ったが、米国政府がその戦闘でグルジアをもっと早く止めようとしなかったことで彼の失望について話した。

木曜、プーチンはまた、グルジア戦争と関連がないと言った経済措置を発表した。健康と安全性の検査を怠ったせいで、米国の鶏肉会社19社がロシアへの鶏肉の輸出を禁じられることになった、そして他に29社が安全性の基準を改善しなければ同じ禁止令に直面すると警告されているとプーチンは言った。

ロシアの保健省と農業省がランダムに鶏肉製品を検査してきて、抗生物質とヒ素でいっぱいなのを発見しているとプーチンは言った。

禁止令はグルジアの戦闘と関連がないとプーチンは繰り返した、だが措置が、もしロシアが外交攻勢を続けたらと、ある西側諸国、特にヨーロッパの国々が恐れるのを暗に示した。

グルジアでの軍事行動とアブハジアと南オセチアの分離した州の独立を承認することで西側からの圧力の高まりに、ロシアはなんとか拮抗させようとしている。

だが、グルジアでの行動で国際的支持を取りつけようとのロシアの期待は木曜、打ち砕かれた。中国と他のアジア諸国がその地域の緊張に懸念を表したのだ。

中国、ロシア、タジキスタン、キルギスタン、カザフスタン、ウズベキスタンの6カ国が加わる上海協力機構からの共同宣言は、さらなる戦闘はいずれもおそらく平和的に解決できるものと6カ国は期待するとした。

「大統領たちは、各国の歴史的・文化的伝統を敬うとの原則に対する責任と、国家の団結とその領土の保全を失わないことに向けた努力を再確認した」と声明文にあるのをAP通信が伝えた。

「もっぱら武力行使に重きを置くことに見込みはなく、狭い地域に限られる戦闘の包括的和解を妨げる」と上海協力機構が言ったのをAP通信は引用した。

木曜、タジキスタンでのサミットでロシアのメドベージェフ大統領は、「正当な理由のない攻撃、侵略を正当化しようとしている人たちに重大なシグナルになる」と言って、ロシアの行動を支持するよう加盟国にアピールしていた。

水曜、支援物資を積んだ米国船がグルジアに接岸した、おまけに英国のデイヴィッド・ミリバンド外相が、UKの支援を差し伸べるため、その地域でのロシアの究極の意図を懸念するウクライナに向かった。

ミリバンドは、グルジアでのモスクワの攻勢を1968年の民主的改革プラハの春をつぶすためチェコスロヴァキアに侵攻したソ連の戦車と同等と考えて、ロシアに「方向を変えろ」と要求したのをAP通信が伝えた。
(CNN 29 August 2008)

写真は、トビリシのロシア大使館の外でロシア国旗を燃やして抗議する人
モスクワがグルジアの2つの分離州の独立を承認して数日後、グルジアはロシアとの外交上の関係を絶つことを決めている。(BBC NEWS 29 August 2008)