見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/03/22

アントニオ・ネグリ 日本に大きな失望


7月の洞爺湖サミットに向けて日本の入国管理局が一段と引き締めを行ってきています。反グローバリズムの活動家ばかりか、国際文化会館が招聘して東大など3つの大学で講演する予定だった「帝国」の著者も何癖を着けられ断念を余儀なくされました。日本は、こういった世界市民が入れない国なんです。
以下ニュースからーー。

◇札幌入管 ドイツ人活動家の入国拒否 
7月の北海道洞爺湖サミット開催地を視察するため、小樽港から入国しようとした反グローバリズム活動家のドイツ人男性を札幌入国管理局が「上陸条件不適合」と認定し、入国を拒否したことがわかった。サミットに備え、厳格に審査した可能性がある。男性は13日、乗ってきた貨物船内から日本の弁護士を通じ、出入国管理法に基づく異議を札幌入管局長に申し出た。
男性は37歳のマーティン・クラマー氏。札幌市内に住むクラマー氏の知人によると、クラマー氏は欧州からシベリア鉄道を使ってロシア・サハリン州入り。コルサコフ港を7日出港した貨物船の「旅客枠」に乗り込み、小樽港に10日に着いた。
サミット開催地の視察を兼ね、観光目的で90日間滞在する予定だったが、札幌入管小樽港出張所の入国審査で(1)所持金が少ない(2)帰国手段便の切符を持っていない--など不審点が指摘された。
出入国管理法では本人が入国後の行動などを説明する義務がある。クラマー氏は明確に回答せず、「入国目的が虚偽の疑いがある」として入国を拒否されたという。同出張所は「個別事案にはコメントできない」としている。
知人によると、クラマー氏は昨年6月、ドイツでのハイリゲンダム・サミット(G8)の会場付近でG8に反対する抗議活動を展開。ロシアでは政府の秘密文書や過激派の機関誌を所持していたなどとして当局に身柄を拘束されていたという。
船は14日午後5時に出港する予定で、弁護士側はそれまでの判断を求めている。クラマー氏は弁護士に「ロシアに戻るのは恐ろしい。人道的に問題がある」と話したという。知人は「彼はテロリストではない。表現の自由の範囲内で(反グローバリズムの)活動をしている。人に危害を加えるようなことはしない。ロシアに戻すのは問題がある」と話している。
警備当局の関係者は「サミットを控え、どのような人物であっても注意が必要だ。海外から入国する動きが今後活発化するかもしれない」と語った。
(毎日新聞北海道版 2008年3月14日)

◇世界的に反響を呼んだ「帝国」の著者の一人でイタリア人哲学者のアントニオ・ネグリ氏(74歳)が日本政府から入国できない可能性を示され、来日を延期したことが19日、わかった。
ネグリ氏は、財団法人国際文化会館の招きで20日に来日し、約2週間の滞在中に東大など3大学で、グローバル化時代の労働問題などをテーマに講演する予定だった。
同会館によると、17日、外務省から7月の洞爺湖サミットを控えて入国管理が厳しくなっており、ビザを申請するよう説明を受けた。同氏は在住するパリの日本大使館に18日、ビザを申請したが、発給待ちの状態が続いている。
同氏は79年に反政府組織「赤い旅団」による元首相殺害事件への関与の疑いで逮捕されたあと、83年にフランスへ亡命。殺害事件は無罪となったが国家転覆罪で禁固刑が確定した。97年に帰国後、2003年まで刑に服した。その後執筆のほか、各国で講演活動をしている。
入管法では、国内外の法律に違反し1年以上の懲役や禁固刑を受けた外国人の入国を禁じている。政治犯に関してはこの限りでないとしているほか、事情により法相の特別許可を受けることができる。国際文化会館はその方向での入国の可能性を探っている。
しかしこの場合、現地の日本大使館にビザ申請し、過去の資料をもとに本人から話を聞くなどの審査を経る。「常識的に考えて、数日間で出る可能性はきわめて低い」(関係者)といい、今回の来日日程にあわせるのは難しそうだ。
(朝日新聞 2008年3月20日)

◇日本の友人たちへの手紙
みなさん、
まったく予期せぬ一連の事態となり、私たちは訪日をあきらめざるをえなくなりました。この訪日にどれほどの喜びを覚えていたことか! 活発な討論、知的な出会い、さまざまな交流と協働に、すでに思いをめぐらせていました。
およそ半年前、私たちは国際文化会館の多大な助力をえて、次のように知りました。EU加盟国市民は日本への入国に際し、賃金が発生しないかぎり査証を申請する必要はないと。用心のため、私たちは在仏日本大使館にも問い合わせましたが、なんら問題はないとのことで完璧でした。
ところが2日前の3月17日、私たちは予期せぬ査証申請を求められたのです。査証に関する規則変更があったわけではないにもかかわらずです。私たちはパリの日本大使館に急行し、書類に必要事項をすべて記入し、一式書類(招聘状、イベントプログラム、飛行機チケット)も提示しました。すると翌18日、私たちは1970年代以降のトニ(アントニオ・ネグリ)の政治的過去と法的地位に関する記録をそれに加えて提出するよう求められたのです。これは遠い昔にさかのぼる膨大な量のイタリア語書類であり、もちろん私たちの手元にもありません。そして、この5年間にトニが訪れた22カ国のどこも、そんな書類を求めたことはありませんでした。
飛行機は、今朝パリを飛び立ち、私たちはパリに残りました。
大きな失望をもって私たちは訪日を断念します。
数カ月にわたり訪日を準備してくださったすべての皆さん(木幡教授、市田教授、園田氏——彼は日々の貴重な助力者でした——、翻訳者の方々、諸大学の関係者の方々、そして学生のみなさん)に対し、私たちは申し上げたい。あなたたちの友情に、遠くからですが、ずっと感謝してきました。私たちはこの友情がこれからも大きくなり続けることを強く願っています。みなさんの仕事がどれほど大変だったかよくわかります。そしてみなさんがどれほど私たちに賛辞を送ってくださっているかも。
パーティは延期されただけで、まもなくみなさんの元へ伺う機会があるだろう、と信じたい気持ちです。
友情の念と残念な思いを込めて……

2008年3月19日 パリにて
ジュディット・ルヴェル&アントニオ・ネグリ
(国際文化会館のウエブサイトより)

写真はアントニオ・ネグリの著書の一冊
クリックすると拡大版で見ることができます。

2008/03/21

中国のいたばさみ


初めて中国政府は、ラサで始まった激しい抗議デモが近隣の省のチベット人居住区にも広がっていることを認めた。20日の中国外務省の定例会見は各国記者の質問の前に北京のつのるイライラを露呈する形になった。北京オリンピック開会式がどうなるのか、とても興味深い。というのも、オリンピック開催国というのは「ちゃんとした国家」であると、世界がお墨付きを与えることでもあるからだ、これでいいのかしら?
以下、最近のニュースからーー。

◇チベット自治区ラサで起きた暴動にからみ、中国外務省の幹部が20日の定例会見で各国メディアの質問に「逆ギレ」回答を連発した。
会見したのは秦剛副報道局長。イタリア人記者がローマ法王ベネディクト16世が「対話の道を選ぶべき」と憂慮の念を示したことについてコメントを求めると、いきなり激高した。
「イタリアのジェノバで警察がデモ隊に何をしたか、振り返ってみたらどうか」
質問には直接答えず、2001年にジェノバで開かれた主要国首脳会議(サミット)で起きた衝突でデモ参加者が警察に射殺されたことを例に挙げる形で逆質問。「暴力を容認したら法も人権もない」と、あくまで暴動鎮圧の正当性を主張した。
ポルトガル人記者が「捜査状況は」と問うと「あなたの国で暴動が発生したらどうする。警察は何もしないのか? 同じ措置を講じるはずだ」とたたみ掛ける。日本人記者が「平和的デモなら認めるのか」と質問すると、「憲法を読めば分かるだろう。言論の自由はあるが(言論の範囲は)関係法に合致している必要がある」と強調した。
さらに米国テレビ記者が「なぜ現場に記者を行かせないのか」と批判すると、「一部の報道は客観的ではない。不公正だ」と猛然と反論。「そのような報道なら現地に行こうが行くまいが関係ない」。ほとんど「ケンカ腰」状態だった。
一方でラサ市でのデモ隊側の死傷者数は「状況を把握していない」。ラサ以外の死傷者も「分からない」と客観的データを示さず。ダライ・ラマ14世については「チベット独立を放棄していない」として対話を拒否する構えを明確にした。
ラサ暴動についてラサの検察当局は20日、24人を逮捕したと初めて発表。幹部は「ダライ・ラマ一味が組織し綿密に計画した」と述べた。国営の新華社通信は市民13人が死亡し325人が負傷、被害は2億元(約28億円)と伝えたが、デモ参加者側の死傷者の有無は報じていない。
ラサの日本人ツアー客18人が上海発の定期フェリーで20日午後大阪港に帰国した。取材に応じた女性は「危険な目には遭わなかったが、軍に撮った写真をチェックされた」とだけ語った。
(サンスポ 2008年3月21日)

◇EUレベルで北京五輪開会式不参加を
チベット騒乱をにらみ、欧州連合(EU)は8月に開く北京五輪への参加問題を含めて対応策の協議に入る。クシュネル仏外相は18日、EUレベルで北京五輪の開会式への不参加を検討すべきだと語った。騒乱が長期化すればEUの中国批判はさらに強まる可能性がある。
仏外相はEU加盟国に、28日からの外相会合で中国への対応策協議を求めた。EU各国は14日の首脳会議で「事態を非常に懸念している」(英ブラウン首相)と表明。中国に自制を要求することで一致していた。EUのペテリング欧州議会議長は独ラジオ番組で、騒乱が続くのであれば五輪の開会式に出席する予定の政治指導者は「(出席が)責任ある行動かどうかを考える必要がある」と語った。
ただ、加盟国ではチベット情勢と五輪問題を絡めた対応に慎重論も出ている。仏外相も「すべての競技への不参加は適切でない」と述べた。EU各国は18日に実務レベルの会合を開き、チベット情勢を注意深く監視することで合意。イタリアは事態を正確に把握するため、中国へのEU代表団の派遣を提案した。
(日経NET 2008年3月19日)

◇ブラウン英首相がチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と会談する意向を表明したことについて、中国外務省の秦剛副報道局長は20日の記者会見で「英政府はダライ・ラマの本質を認識し、分裂活動を支持しないでほしい」と述べた。 ブラウン首相は19日、中国の温家宝首相とラサの騒乱について電話で話し、ダライ・ラマと会談する考えを明らかにした。秦副報道局長は「世界各国と政府、そして国際社会はいかなる形でもダライ・ラマに支援を与えないでほしい」と訴えた。ラサで起きた大規模騒乱が国際社会の関心を集めており、ダライ・ラマとの接近に強い危機感を示した。
当局がラサの騒乱を鎮圧したことに触れ「あのような暴力行為を認めるならば、この世界には法律も人権も真理もない」と正当性を強調した。
(日経NET 2008年3月20日)

◇中国、抗議のニュースを弾圧
チベットの首都ラサでの激しいデモに関する情報を封じる試みで中国は国際メディアをずぶといほど積極的に検閲してきている。
近日、TVの放送番組は妨害されいる、ウエブサイトは中国のキーワード・フィルタリング・システムによって妨害または検閲されており、現場の記者や通信員を妨げてその地区に連絡を取れなくさせている。

(複数の欧米メディアによると、中国政府は17日までに「YouTube」を中国内で利用できないようインターネット経由での接続を遮断する措置を講じた。チベット暴動の映像が投稿、閲覧されるのを防ぐ情報統制の狙いがあるようだ。YouTubeの親会社であるグーグルやヤフーが運営する各ニュースサイトも閲覧が難しい状況。グーグルのサイトではネット検閲も実施され、検索キーワードに<チベット><ダライ・ラマ>と入力すると結果が表示されないという。時事3月18日)

1989年のデモ以来、チベットで最悪の暴力の日だったと言われる金曜日、BBCワールドのダニエル・グリフィス特派員によるライヴのインターヴューは地元の電波送信の故に不通になった。
だがそれらのインターヴューの再放送はどうぞと許された。
17日月曜、18日火曜にはそのような検閲は常ではなくなったようだった。
「警備体制を解くため街の抗議者に投降を促す中国のデッドライン(期限)が昨夜過ぎたー抗議に関与した者の運命について直接の発言はない」とBBCの通信員が報じたとき、送信がただちに不通になった。
他のCNNのような放送会社もまた送信の不通に襲われた、そして許可のない外国人通信員立ち入り禁止のチベットへの物理的アクセスをきつく制限する中で、通信員は道をふさがれた。
亡命チベット人グループが中国治安部隊が抗議者たちを殺していると主張する四川省Ngawa自治州から300キロのところでCNNの特派員とそのクルーが中国警察によって動きを止められたのを、特派員が火曜のCNNのブログIn The Fieldに書いた。
「遅かれ早かれ彼らは私たちを見つけて止めるつもりだった。これが今朝起こった。おもちゃの銃に見える小さな口径のマシンガンで武装した中国警察が私たちを道路の片側に寄せてパスポートを要求した、そして道路はここでお終いだと告げた」と彼は書いた。

(インドに拠点を置くNGOチベット人権民主化センターは19日、中国四川省甘孜チベット族自治州甘孜県で18日午後、反政府デモ中の群衆数百人に向けて中国の武装警察部隊が無差別に発砲し、3人が死亡、15人が負傷したとの情報を発表した。米政府系放送局ラジオ自由アジアは、この衝突では少なくとも2人が死亡したと伝えた。朝日新聞3月19日 )

ジャーナリストのティム・ジョンソンはブログ、China Risesで、「私たち外国の通信員はみな用心していた。頻繁に乗物を交換しなければならなかった。携帯電話のシムカードを交換した者もいる。あるいは電源を切るとかね。それで当局は携帯電話のシグナルを三角法で測定できないし、私たちの居場所を見つけ出せない。」
「私たちの誰も違法なことはしていない。当局にとって、奥地で私たちを止めて延々と質問攻めにし、遅れを創り出すこと、あるいはあっさりと特記しない保安上の理由で私たちが地域に入るのを禁じるのはとてもたやすいことなんだ。」
(BBC NEWS 18 March 2008)

写真はBBCの記事「中国のいたばさみ:チベットは独立またはもっと強度な自治権にたどり着けるのか?」にあったもの

2008/03/17

ダライ・ラマが文化的虐殺と攻撃


◇チベットの独立を支援する国際団体「フリーチベットキャンペーン」(本部ロンドン)は、甘粛省蘭州市の西北民族大学で16日、約100人の学生がラサ暴動への当局の対応に抗議する座り込みを行ったことを明らかにした。
(中日新聞 2008年3月17日)

◇暴動後初めて会見したダライ・ラマは「チベット人は2級市民として扱われ、文化遺産が危機に直面している」と中国政府を批判。「チベットで虐殺が起きているかどうかを調べてほしい」と国際機関による真相究明を要請した。
(AFP通信 2008年3月16日)
 
◇中国チベット自治区ラサで14日に発生し死者80人を出したとされる暴動は16日、同自治区に隣接する四川省にも広がりをみせている。
暴動はチベット自治区以外にも拡大し、四川省アバ県では16日、チベット族住民が警察署などに火炎ビンを投げつけ放火。治安当局は催涙弾で応酬し、5人を逮捕したという。支援団体「チベット人権民主化センター」は少なくとも7人が射殺されたと発表したが、警察当局者はこれを否定した。
(ロイター 2008年3月16日)

◇ダライ・ラマが「文化的虐殺」と攻撃
インディペンデント紙 byクリフォード・クーナン
17 March 2008
チベット支配に対する怒りの抗議が近隣の省(青梅、甘粛、四川北部)に飛び火するとき、国際的な評判で1989年民主化運動の活動家の天安門広場大虐殺以来、最大の脅威を含むせいで、中国は昨夜もがいていた。

首都ラサと他のチベット民族の中心地での仏教僧やチベット市民への武力弾圧が少なくとも100人の死者となった後、チベットの精神的な亡命指導者ダライ・ラマは中国の「文化的虐殺」と非難した。

北京オリンピックまであと5カ月、共産主義政府はダライ・ラマの組織化された暴動と非難することで、そして治安部隊は怒った暴徒に対して拘束を行ったと言い張ることで、政府の行動を擁護している。

チベットの仏教僧による平和な抗議で始まり、怒った暴徒が武装警官と対決することで暮れた騒がしい一週間を居住者がよく考えたとき、ラサの商店街は広く見捨てられたと言われていた。隣の甘粛省の Labrangの僧侶たちは暴動鎮圧警官が抗議者を攻撃した後、4人が撃たれて死ぬのを見たと言った。

これらの事実を確かめること、そして週末にこの新聞の特派員や他の特派員がなんとか町に入ろうとするときの短時間の知る手段を追跡することは不可能だ、なぜなら中国当局が町を立ち入り禁止にして包囲しているからだ。だが、チベット高原の縁にある絵のように美しい Labrangの衝突は、デモがいかに広く行き渡るようになっているかを示すものだ。

社会的不穏を世界から遠ざけるためのさらに一層の企てで、中国は昨夜チベットを訪れる外国人たちの旅行許可をすべて停止した。

国際オリンピック協会はこれまではオリンピックのボイコット呼びかけを取り除いてきている。国際社会はこの先どうなるか知るため熱心に見守っている。それでもなおオリンピックを華々しく催すことで北京の奮闘を支持すると、ダライ・ラマは意味ありげに言った。その地域に移住させるため漢民族多数派のメンバーを奨励する中国の政策に触れて、ダライ・ラマは「故意にか何気なくやったか、ある種の文化的虐殺が起こっている」と言った。「それは本当に絶望的」だと彼はBBCに語った。「チベット側が決然とし、中国側もまた等しく決然とするとき、事態は切迫するようになる。そのために結末は人殺しを意味する。」

人民解放軍がラサに入った後、9年の蜂起に失敗して1959年チベットから逃げ去ったダライ・ラマは、中国政府によって危険な分離主義者と見なされる。

デモ参加者を「心なき破壊者」と説明する国営新華社通信が、「ダライ徒党(派閥)によって組織化され、前もって計画され、首謀者として指揮される、サボタージュ... 」に立ち向かう警察と武装した国民兵による英雄的行為の話を掲載した。

新華社は、金曜の暴力が暴動中に深刻に負傷した12人の警官と武装警官軍人を出し、そのうち2人は重体だと報じた。

夏河(Xiahe)は、中国甘粛省の一部、ほとんどアムドのチベット人地区にある。チベット自治区はチベットの一部に言及するだけだが、300万人ほどのチベット人が甘粛や四川といった中国の近隣省で暮らす。
(チベット民族は2000年の人口統計では541万6021人とされ、チベット自治区に242万7168人、四川省に126万9120人、青梅省に108万6592人、甘粛省に44万3228人、雲南省に12万8432人となる)

チベット人にとって北京によって押しつけられた国境は不適切で、この地域全体に抗議があった。フリーチベットキャンペーンによれば、暴動はまた四川省にあるアバ県のキルティ寺にまで広まっている、そこで目撃者が治安部隊によって13人が撃たれるのを見た。

・抗議者たちは反対するネットワークを活用

甘粛省の夏河では武力衝突と衝突の切れ間に、世界で最も危険な武器ー携帯電話のカメラを使って、僧侶と巡礼者たちがチベットの民族衣装で商店街を歩く。

君のチープな受話器で撮影した粗い画像の警官の残忍行為の写真でダメージをどっさり与えることができる。

Labrang 寺近くで重武装した中国の暴動鎮圧警察と大接戦となった若い僧侶の多くは、チベット人が北京と戦った最後のとき、1980年代後半には生まれていなかった。当時、中国政府は急いで秩序を回復し、戒厳令を押しつけた。新しい世代には、地球で最もパワフルな反対する武器、インターネットがある。

目下の抗議がラサで始まったとき中国が携帯電話の接続を切断するだろうとの恐れがあった。だが、中国のすばらしい携帯電話ネットワーク経由で、目撃者の記述や鮮度の悪い写真が広く世界中へ出世している。

中国の万里の長城こと大ファイアーウォールはぶしつけな道具だが、最もネットに精通したヤングスターたちはこれを出し抜く方法を知っている。

◇英国のチャールズ皇太子が8月に開催される北京五輪の開幕式へ参加しないことがわかった。チベットの人権侵害に対する抗議活動を行う運動組織「フリーチベット」に、皇太子が送った書簡により明らかになった。
「フリー・チベット」は、皇太子に開幕式に出席しないよう求めていた。その要望に対し、皇太子の秘書官代理から以下のような書簡が届いたという。
「これまでずっと皇太子のチベットに対する関心は深く、何度もダライ・ラマ14世とも会談している。五輪開幕式への欠席を求めるのであれば、皇太子は出席しないでしょう」
チャールズ皇太子は1997年の香港の中国への返還式典で、中国の高官を「古いロウ人形の集団」のようで、同式典に参加した中国軍の「ガチョウのような行進」を「ソ連のような恐ろしい見せ物」だと日記に書いていたことが2006年に明らかになっている。
(AFP通信 2008年1月28日)

写真は、亡命政府のあるインド北部ダラムサラの通りで、ダライ・ラマがチベットでの中国の「恐るべき支配」と「文化的虐殺」と呼ぶものに対して、活動家たちが抗議する(16日のBBC NEWSより)

2008/03/16

イスラエルは民族浄化を常に行っている


◇ベツレヘムでパレスチナ人の反イスラエル攻撃の大会
イスラエルと占領中のパレスチナ自治区で、イスラム聖戦のメンバー4人を殺害したイスラエルの空襲に抗議してパレスチナの幾つかの党派から数千人がまれにみるまとまりを見せて木曜ベツレヘムで結集した。5日間の暗黙の休戦が挫折した後、ガザ地区のパレスチナ人たちは後続のイスラエル攻撃に構えてきている。ベツレヘム攻撃以降、パレスチナ人闘士とイスラエル軍勢は交互に発射をやり合っている。ハマスは一時的停戦を要求していたが、イスラエルはなお一層の空襲を実行する権利があると言う。木曜日、イスラエル政府のスポークスマンAryeh Mekel はパレスチナ人活動家と話すのを一蹴した。
Aryeh Mekel:「イスラエルはハマスと聖戦に話しかけていない。イスラエルはハマスと聖戦に話しかけるつもりはない。それらはテロリスト組織であり、われわれは彼らと戦っている、対テロと対テロリスト戦争の一部としてわれわれは戦い続けるつもりだ。」
一方、セネガルで話し合われるイスラム教国家協議会でパレスチナのアッバス議長は、イスラエルはエルサレムで「民族浄化」を常に行っていると言った。
パレスチナのアッバス議長:「人種差別者の分離壁によって西岸から街を分離することに加えて、パレスチナ人の公共の建物、施設を閉鎖することや建設を禁じること、重い税を押しつけるといった一連のイスラエルの決定を通じて、エルサレムのわが民族は民族浄化計画に直面している。」
バン・キムン国連事務総長もまた協議会にいて、進行中のイスラエルの攻撃に対してまれにみる(すばらしい)非難宣告を発した。
バン・キムン国連事務総長は、「イスラエルの不釣り合いな、過度の力の行使が、子どもを含める多数の一般市民を殺害し負傷させてきている。私はこれらの行動を非難し、イスラエルにそういった攻撃をやめるよう要求する。」と言った。彼はまたイスラエルへのパレスチナのロケット弾発射と狙撃も非難した。

◇ライスの訪問にブラジル人が抗議
ブラジルで木曜、コンドリーザ・ライス米国務長官のブラジル訪問に抗議するため、首都ブラジリアの外務省前に数百人の学生が集結した。ライスはチリに向かう飛行前にブラジルにいた。学生のリーダー、フェリペ・ヴィエイラはブッシュ政権の一方的軍備廃棄論を拒絶すると言った。
フェリペ・ヴィエイラ:「私たちは戦争に反対する、他の国を巻き込むことにも反対する。米国は世界の警察ではない。」
記者会見でライスは、ブッシュ政権がテロリズム支援国家のリストにベネズエラを加えることを考慮に入れているとの報道についてコメントを拒否した。だが、米国はラテンアメリカの「テロリズム」を心配すると彼女は言った。
コンドリーザ・ライス国務長官:「私たちはテロリズムを心配しなければなりません。私たちはこの地域の国々の安全と幸福(安寧)を心配しなければなりません。国境の範囲内か国境を超えてかどちらでもテロリズム行為またはテロリズム攻撃に服従すべきでないということ。そしてこれはパーフェクトな機会です。」
(デモクラシーナウ!3月14日ヘッドライン)

写真は、恋人がコロンビアの准軍事組織「死の部隊」の暗殺者だったことを告白された報道写真家ジェイソン・P・ハウと、密告者を表象する石たたきの刑で殺害されることになるコロンビア人の恋人マリリンです。二人の話はメジャーのハリウッド映画になるということです。またジェイソン・P・ハウの本もまもなく出版されるとのことです。ロンドンの「アリーナ」マガジンに掲載された彼の記事は、メールマガジン凸 NewsFanzine 凸にアップします。前号「No.194」のコロンビア革命軍FARCの記事とあわせてご覧ください。「No.195 ボクの恋人は死の部隊の暗殺者」