見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/02/09

Funny bones 映画バケツリスト

◇ちょっと人を喜ばせるもの
死は笑い事ではない、とはいえジャック・ニコルソンの新作映画「The Bucket List」(大量のリスト)はそうでないのを提案するかもしれない。ジョニー・ディーは映画史において最も忘れられない死のシーンを再現する。

映画「The Bucket List」は末期症状のガンの2人の男に向けられている。2人はいやいやながら病室を共有しなければならないときに出会う。モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンが演じるペアが、スカイダイビング、ピラミッドを見る、バイクに乗って中国の万里の長城を行く、カッコーの巣の上を飛行する...などといった、常にしたくてもする機会が一度もなかったことすべてをすることで彼らの生涯を終えると決めるとき、死ぬことに関する映画であっておかしくないものは、実のところ、生きることに関する映画なのだ。ああ、それに家族と和睦することや、喜びで元気にさせること。映画「タイタニック」のように、映画のひとつの要素は予測できても、映画をだいなしにしたくないので、君のために種明かしはしない。代わりに、映画の最も感動させる瞬間に吹き込まれたボクたちの興奮が以下(記事の下にある読者からの書き込みのこと)にある。映画の死のシーンは、いつだってボクたちの大好きなシーンだ。
(ガーディアン紙 9 February 2008)

◇1月11〜13日の北米映画興行収入ランキングは、ロブ・ライナー監督による末期がんをテーマにしたコメディー「The Bucket List」が1950万ドル(約21億円)で初登場首位となった。
(ロイター通信2008年1月13日)

写真は映画「The Bucket List」のワンシーン、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの最後の笑顔
他にも映画のオフィシャルサイトからテント暮らしする2人やスカイダイブするニコルソンなどのシーンを見ることができます。
http://thebucketlist.warnerbros.com/

2008/02/08

日本の調査捕鯨の真実をあばく




写真は、英インディペンデント紙の記事、「日本の科学上の調査捕鯨について写真が真実をあばく」から(The Independent 8 february 2008)

一枚目:南極海域でクジラに銛(もり)を打ち込む日本船「勇新丸2号」につながれる殺害されたミンククジラの死体だとオーストラリア政府が述べるのをこの写真は示す

二枚目:南氷洋でミンククジラとその子どもクジラが日本の捕鯨船「勇新丸2号」の後尾傾斜路(ランプ)に引っ張っていかれる

三枚目:南極海域で銛(もり)を打ち込まれた後、2頭のクジラが日本船の船上に引き上げられる。
新聞の一面に貼り付けられ、TVで見せられるこれらの写真は、例年の殺戮を止めるため可能な法的行為の証拠収集のためにクジラを追跡するオーストラリア税関の船から撮影された

調査捕鯨とはいえ、殺したクジラの肉は売られるんです。科学的調査と言い張るんだったら、日本政府はやはりその証拠を世界に公開して説明したらいい。
写真の力は大きいです。

写真はクリックすると拡大版で見ることができます。

2008/02/06

スーサイドボンバーズ


◇イスラエル南部ディモナのショッピングセンターで4日午前、自爆テロがあり、イスラエル放送などによると、少なくとも女性1人が死亡、8人が負傷した。警察は自爆テロ事件と断定。自爆犯2人も死亡した。ディモナは核研究施設があることで知られる。イスラエル国内での自爆攻撃は昨年1月に紅海沿岸のリゾート地エイラートで起きて以来。
(時事通信2008年2月4日)

◇ロイター通信によると、アッバス・パレスチナ自治政府議長の出身母体ファタハ系の武装組織「アルアクサ殉教者団」と、パレスチナ解放機構(PLO)反主流派の「パレスチナ解放人民戦線」(PFLP)が犯行を認めた。
イスラエル警察などによると、腰に爆発物を巻きつけた男2人が現場に近づき、1人が自爆。もう1人は爆発前に治安当局に射殺された。
一方、イスラエル軍は自爆テロ発生後、ガザ地区北部で過激派組織「パレスチナ民衆抵抗委員会」(PRC)の車を空から攻撃、乗っていた幹部を殺害した。自爆テロに対する報復かどうかは不明。
(毎日新聞2008年2月5日)

◇自爆攻撃の責任は、アッバス議長のファタハとばらばらにつながりのあるガザのアルアクサ殉教者団の分派によって犯行声明が出された。声明はパレスチナ解放人民戦線(PFLP)と今まで知られていないグループ、United Popular Brigade(統一人民団)で攻撃を実行したと言う。
だが、昨夜イスラエルの警察と軍が2人の爆弾犯の出所を確認するのを断ったとき、困惑が増大した。
同時にロイターはハマス筋が述べているとして、爆弾攻撃はイスラム教党派の軍部陣営によって作り上げられていた、そしてそれをしでかしたのはガザというよりヘブロンの人間だった、というのを引用した。もし事実なら、2004年以来のイスラエルでのハマス自爆攻撃となる。
(インディペンデント紙2008年2月5日)

◇火曜日、ガザ南部のハマス地盤をイスラエルの空からの攻撃が猛撃した。これによって少なくともハマスの闘士6人が殺され10人が負傷、3人がきわどいと、ハマスの防衛筋は述べた。
空襲はハンユニスの東の地盤を攻撃したと筋は言った。ガザ南部に空からの攻撃を実行したのをイスラエル防衛軍は確認したが詳細は提供しなかった。
(CNN 2008年2月6日)

写真は、昨日自宅で息子の写真を見せる自爆した22歳のLuay Laghwaniの母の姿
爆弾を腹に巻きつけてイスラエルの町に入るスーサイドボンバーズになるように仕込まれる青年の話、映画「パラダイスナウ」を見ると、イスラエルによって強いられる窮乏生活と世界から取り残され、檻の中に閉じこめられたと実感する少年や青年の将来への絶望感がボンバーズになる道を用意するんだというのがわかります。少なくとも映画を見ることで、わたしたちのガザっ子への距離は縮まると思います。

2008/02/05

団結した脚本家たち


「ハリウッドのストライキがもたらす地殻変動・TV依存からの脱却」という日経ネットの記事を見つけた。
昨年11月から数日前まで続いてきたハリウッドの脚本家組合のストライキの影響は、人気TV番組や映画製作がストップしただけの一過性の話ではすまされない。シリーズもののTV番組の放送そのものを変えかねない、コンテンツ問題の将来において対岸の火事ではすまされない重要な含みがあると専門家は述べている。
以下、記事から抜粋ーー。

◇そもそもストライキはなぜ起きたか
今回のストライキの根源は1985年にまでさかのぼる。当時ホームビデオが普及するなかでその売り上げの関係者への配分方法が決められたのだが、脚本家の取り分は売り上げのわずか0.36%、ホームビデオ1本当たり4〜6セントに相当するものだった。
この配分率の低さに不満だった脚本家組合は、DVDの普及段階でDVDについてはこれを増やすよう交渉した。だが、映画会社は、制作ならびに宣伝コストの高騰を理由に断り、0.36%を維持した。
そして2006年2月、米ABC TVは番組のダウンロード販売の収入のうち脚本家の取り分をDVDと同じく0.36%に据え置くことを決めた。ほかのTV局や映画会社もこの決定に追随した。ある報道によると、たとえば、2005年末からアップルの「iTunes」で有料配信された「Lost」など大ヒットした番組の脚本家に支払われる配信開始後3カ月間のダウンロードの報酬は、これによって455ドルにしかならなった。
また、番組のネット配信の宣伝用に制作されるwebisode(ショートクリップ)はプロモーションとして扱われるため、脚本家はwebisodeの制作からは一切報酬を得られない。
すなわち、脚本家は過去20年間、新たなメディアでのコンテンツ流通が増大するにもかかわらず、そこから十分な報酬を得られてきていない。一方、今後はネットが間違いなく重要な流通経路となることから、将来にわたり収入を得る機会を失うのを避けるため、脚本家組合は行動を起こしたのだ。決して、組合が権利を主張するためばかりにストライキを起こしたのではなかった。

◇コンテンツを制作する側にも正当な見返りを
TV番組や映画を作る際、莫大な制作資金を調達するTV局や映画会社がリスクに見合ったリターンを得るのは当然である。だが、コンテンツはクリエーターの力なしには完成できない。コンテンツの制作側も正当に報われなければならない。こんな当たり前のことが無視され続けてきたことが、今回の脚本家組合のストライキだった。ーーこれが第1の含み。
実はこれに近い動きが日本でもすでに起きている。もう私的録音録画補償金を払う必要はないと電子情報技術産業協会(JEITA)が宣言したことに対し、デジタル化が進むことで所得機会を喪失している権利者(著作権者、著作隣接権者)たちが激怒した。その延長で先月、私的録音録画補償金制度の堅持を求める「Culture First」という運動が立ち上がった。注目すべきは、そこに参加している権利者団体の数が87に達したということである。音楽、落語、歌舞伎など、コンテンツの制作側がジャンルを越えて一致団結し、流通側に対して怒りを表明したのである。

◇TV依存からの脱却をめざす
第2の重要な含みは、ストライキが長期化するなかで、脚本家たちの一部にTVや映画館といった伝統的なメディアに依存せずに自分たちでコンテンツ制作・権利保有・ネット流通を行える会社を設立しようという動きがいくつも始まってきたことだ。これにはベンチャーキャピタルやシリコンバレーのネット専門家も関与する。
つまり、コンテンツ制作側がマスメディアへの依存をやめ、ネットを活用して自立しようという動きが始まったということ。実はストライキが始まる前の昨年前半から、ハリウッドの俳優やプロデューサー主導によるそうした動きがいくつかあった(動画配信プラットフォームのFunnyorDie、MyDamnChannelなど)、ストライキを契機にこの流れが本格化したと理解すべきであろう。
そして第3の含みーー。シリーズものの人気TV番組の放映が中断されるなかで、視聴者側にもTV離れが起き、ネットで動画を観ることが多くなった。実際、プロの動画専門サイトにはストライキ後にアクセス数が倍増しているものがある。どのメディアを選ぶかでは視聴習慣が大きく影響する。ネットでの視聴に慣れた利用者にとっては、ストライキが終結したからといってこれをやめることにはならない。

◇適切な刺激
今回のストライキを契機に、米国ではコンテンツの制作側も視聴者側も、TVという最もメジャーなコンテンツ流通経路への依存割合を修正し始めている。ネットの普及段階からずっと「ネットがマスメディアを代替する」と言われてきた。ストライキという人為的なアクションによって、米国ではそれが実現するかもしれない。
2月2日の報道によると、3カ月を超す長期ストライキも終結の見通しがついたようだが、今回のストライキは、以上3点の含みから、非常に大きい意義を持つものだったと評価できる。

写真は、1月14日大手映画会社ワーナーブラザーズの前でピケを張るストライキ中の脚本家たち(AP電より)

2008/02/04

パレスチナのことで頭がいっぱい


全米で320万人が所属する反戦組織「ムーブ・オン」が2月1日、オバマ氏の支持を打ち出し、20州以上の予備選・党員集会が集中する5日のスーパーチューズデーに向け、支援運動の開始を宣言した。「ムーブ・オン」は民主党に多額の献金を行うなどして、党内に影響力を持つうえ、カリフォルニア州だけでも、50万人の会員がいる。オバマ氏が頼みとする草の根運動は、一段と弾みがつきそうだ。
(北海道新聞2008年2月3日)

メディアの顔となって流れを作っているバラク・オバマは、自分が大統領になったら、まず中東のイスラム指導者らに会いに行って話をすると言いました。ヒラリーから「ナイーブ」だと言われましたが、彼はほんとうに、パレスチナ人が民主的な選挙で代表として選んだハマス指導者らと会うんでしょうか。イスラエルは選ばれた彼らを、ただハマスというので、ばかばか殺しています。

2008/02/03

生活必需品買い出しで罰を下す


イスラエルの報復の早さとむごさは有名である。大して破壊力のない(つまりぜんぜん脅威ではないということ)抵抗運動の「ポン!」に対しても必ずハマスのメンバーだと言って何人か殺すほどのお返しをする。今回のラファ国境の壁を誰かが破壊したことで報復のニュースはこれまでに入ってきていないが、ほんとうにイスラエルはこれを見逃しているんだろうか?
やはり、彼らは迅速に行動していた。国際メディアは「だんまり」でも、市民力、草の根の「パワーオブピープル」が報じていた。
以下、日本のP-navi info経由で紹介するーー。

「私がこれを書いている折しも、パレスチナ人に不可欠なものを仕入れさせた、壁の部分を爆破した勢力のガザ指導者ムハンマド・ハルブをイスラエルが殺しているとのニュースが入る。占領の番人を「選ぶ」ことでイスラエルと米国からの限りない圧力にもかかわらず、パレスチナ人はハルブをその代表として民主的に選んだ、彼はその人たちのつかの間の自由のために命を落とした。」(Power of the people Nada Elia )

他の25日付ニュースによると、ガザ地区南端のラファでイスラエル空軍の攻撃によって4人のパレスチナ人が殺された。クルマを狙った2回のミサイル攻撃の犠牲者のなかにムハンマド・ハルブの名が含まれる。イスラエルは、全員がハマスのメンバーでイスラエル攻撃をもくろんだから殺害したと述べている。
一方で、日増しに悪化の一途をたどるガザの生活状態について以下のような報告があるーー。

ガザ市ザイトゥーン地区にある下水処理場は毎日2万リットルの石油を必要とする。ガザへ石油が入ってこなくなり(入っても一日の量7万リットルほど)稼働できなくなった。排水が逆流して配管をつまらせ、街路にあふれ出ている。ガザの保健省は「環境は破滅的」だと宣言した。
すでに断続的に続く停電のために限られた燃料で動かす発電機でどこに電力を使うかが問題となっている。
ガザ最大のシーファ病院の救急部長は、「保育器の赤ちゃんか、手術室か、心臓病の患者か、どこに電気を送るかで選択をしなくてはならない。」と語る。22日にWHOもこの医療状況について警告していた。ワクチンなどを保管している冷蔵庫も停電のせいで低温での保管ができなくなっている。

写真は、ラファに住むガザっ子、エジプトとの国境にある倒れた壁の前でお茶をする。(キャプションにはイスラエルの「包囲を破る」とある。)