見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2012/09/22

人喰いバクテリア


"人食いバクテリア"って知ってますか?
感染が急増しているそうですよ

◇感染急増、昨年1・6倍に

筋肉を覆う「筋膜」が手足で壊死(えし)したりする「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者数が昨年、前年の1・6倍に増えたことが、国立感染症研究所のまとめで分かった。

今年はさらに増加傾向を示している。2日以内に死亡する例も多く、同研究所は、傷口の消毒などによる予防や早期治療を呼びかけている。

菌自体はありふれているが、まれに重症化。38度以上の発熱や傷口の痛みが起き、さらにショック症状や肝不全、腎不全を発症する。筋膜や脂肪の組織が壊死して、手や足の切除が必要になることもあり、「人食いバクテリア」とも呼ばれる。3~4割が死亡する。

同研究所によると、2010年の患者は123人(うち死者36人)だったが、昨年は198人(同73人)に急増。今年は9月上旬までに176人に達し、昨年の同時期より23人多い。60歳以上の男女と30歳代の女性の発症が多いが、増加の原因は分かっていない。

(引用元:読売新聞 2012年9月20日)

ご自身の父親をこの菌による感染症で亡くされた方がブログに書いています。
人食いバクテリア『ビブリオバルニフィカス』感染症から、全身の筋肉、臓器、脳が壊死。多臓器不全から敗血症で亡くなったと。亡くなられた方は74歳でした。
感染源は、小田原産の生しらす『海産物』を食べたことによる感染だったとのことです。
以下、引用ーー。
「小田原市で初めての症例だったために、適切な治療『発症してから24時間以内での第3世代抗生物質の投与と同時に、壊死した部分の外科的手術、壊死した手足の切断』を受けるのが遅くなり、生きたまま… 全身の筋肉がくさっていく、想像を絶する痛みで… 苦しみ抜いて亡くなっていった… 」
「次なる犠牲者が出ないように…感染しても助かる人が出るように…感染しないように予防できた事なのだと…1人でも多くの方に知ってもらいたい!そんな思い、願いをこめて ブログに残します。」

Wikipediaによると、「ビブリオ・バルニフィカス菌には主に夏場に生の魚介類を食べて感染するほか、傷口からの感染もある。肝機能が低下している人の場合は特に重症になる。生カキなどに多く含まれている。
 ビブリオ・ブルニフィカスは、食中毒菌である腸炎ビブリオの仲間。健康な人なら発病しないが、肝硬変など重い肝臓病の人に感染すると、数時間~数日後に手足の激痛からはじまり急激な壊死、という人喰い症状を起こす。死亡率は約7割。
 短時間で皮膚や筋肉を壊死させることから「人喰いバクテリア」と呼ばれる「劇症型A群溶血性連鎖球菌」に感染した男性2名が2002年、名古屋大病院で死亡していた。
 アメリカ合衆国ではハリケーン・カトリーナにより被災約2万8500人が避難したヒューストンのアストロドーム球場で、感染性胃腸炎が集団発生し、移送された4人がこれに感染し死亡した
http://ja.wikipedia.org/wiki/ビブリオ・バルニフィカス#cite_note-5






写真は、記事とはぜんぜん関係ありません。
イギリスのアーティスト、ダミアン・ハーストの最近の作品で、クラッシュのジョー・ストラマーのためにデザインしたギターです。
ジョー・ストラマーは、犬の散歩から戻ったあと心臓発作で他界しています。彼の愛犬は飼い主の不在にさぞかし戸惑い、途方に暮れ、それはさびしかったに違いありません。どうしているでしょうか。犬より先に自分が逝くこと、考えると、途方に暮れます。

2012/09/21

危険なロックス




天安門事件後、中国では本当の意味での民衆によるデモは起きていない
当局により周到に準備されたデモである… と、アイ・ウェイウェイ


◇中国の反体制的な現代美術家、艾未未(アイ・ウェイウェイ、Ai Weiwei)氏が20日、同国各地で起きている反日デモは中国政府指導者たちの後押しを受けているとAFPの取材に語った。

艾氏は18日、北京の米国大使館近くの友人宅を訪れていた際、群集がゲーリー・ロック駐中国米大使の公用車を壊す様子を目撃し、ビデオ撮影したという。現場は日本大使館にも近い。

艾氏によると、抗議の声が聞こえたため録画を開始した。見ると、50人ほどの集団がロック大使の車を取り囲み、米国旗を破るなどしていたため「非常に驚いた」という。群集は車を叩き壊そうとさえしているように見えたが、警官が駆けつけて道を空け、大使の車は急発進して去った。

艾氏は、「(反日)デモ全体が当局によって仕組まれていることが、あからさまに分かることに驚いた」と述べた。

2011年には81日間にわたって当局に身柄を拘束されたことのある艾氏は、中国では1989年に天安門広場で開かれたデモが当局に武力鎮圧された後、「本当の」デモは起きていないと指摘。「当局は(今回の反日デモが)自然発生したかのように見せかけているが、慎重に準備されたものだということを明らかに示す点がたくさんある」と語った。

「しかし、そうした戦術をこの手の国際問題において用いるのは『稚拙』だと思う。1960年代並みだ。(民衆が)自ら組織したデモだと主張しようとしているが、実のところは当局が奨励しているものだ。中国人ならば誰でも、最後に組織された本当のデモが戦車に押しつぶされたことを知っている」(艾氏) 

艾氏はまた、デモ参加者についても「リーダーも知識人もいない」「何にも属さない群集だ。学生でも労働者でもない。誰とも知れない」と述べ、批判した。

(引用元:AFPBB News 2012年9月20日)

△写真はCNNの関連記事から
危険なロックス(尖閣諸島の禍根):どちらの側も平和的にあと戻りできるのか?

9月21日はInternational Peace Day(国際平和デー)です
オノヨーコの取り組みが Instagram の yokoonoofficial より読めます

2012/09/20

CIAによるレンディション


写真は、2003年にミラノで拉致された
アブ·オマルとして知られるエジプト人聖職者
ハッサン·ムスタファ·オサマ·ナスル


◇イタリー最高裁、CIA要員ら実刑支持 テロ戦で世界初の判決

イタリアの最高裁は19日、北部ミラノで2003年にテロ容疑者のエジプト人を拉致、エジプトに連行したとして誘拐罪に問われた米中央情報局(CIA)要員ら米国人23人を実刑とした下級審の判決を支持する判決を言い渡した。量刑は禁錮7~9年。米中枢同時テロ後のCIAによるテロ容疑者の拉致・移送事件で世界初の最高裁判決。 
判決は被告不在のまま言い渡された。米国内にいるとみられる被告らが刑に服する可能性は低いが、欧州に渡航した場合は逮捕される恐れがある。イタリア側が引き渡しを要求する可能性もある。

(引用元:共同通信 2012年9月20日)

◇イタリーの最高裁はテロ容疑者を誘拐した罪で告訴された23人の、ひとりは別としてCIAエージェント全員に対する下級審の有罪判決を支持しました。

彼らの訴訟事件は2003年のミラノでのエジプト人聖職者の拉致に関連するもの。

アブ・オマルと呼ばれる男性は、申し立てによると、エジプトに空輸されて拷問された。

拷問が許される国々に容疑者を移送するCIAの慣例、異例のレンディション(引き渡し)を巻き添えにする一審で、アメリカ人たちは不在中に審理されました。

慣例は国際協定を侵害するとして人権団体によって非難されてきています。

22人がCIA要員で一人が空軍パイロットのアメリカ人グループは、アメリカに住んでいると考えられ、彼らが服役する見込みはありません。

イタリーが彼らの身柄引き渡しを要求したことは一度もないとはいえ、逮捕の危険なしにヨーロッパに旅行することはできないでしょう。

グループにはミラノのCIA作戦本部の元局長、ロバート・セルドン・レディが含まれます。

当時、聖職者誘拐の提案に反対したが却下されたと彼は言っています。

9年の刑を言い渡されたセルドン・レディは別に、全員に7年の実刑を宣告した下級裁判所の判決を最高裁は支持しました。

アブ・オマールは、エジプトで7カ月間、拷問を受けたと言います。

(引用元:BBC NEWS 20 September 2012)
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-19653566