見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2009/09/12

バンバンバンバンの騒ぎ




◇ホワイトハウスはCNNを責める

見たところでは沿岸警備隊の船が別の船の通過を抑えようとしているらしいのを、ワシントンTV局からヴィデオを監視するCNNのジャーナリストたちが見た午前10時直前に、事件は始まった。

ペンタゴンでの911記念式典後、大統領の自動車の行列が近くのメモリアル橋を走行したとき、沿岸警備隊の船は水上をすばやく移動していた。

CNNによって傍受される警察の走査空中線から聞き取れる沿岸警備隊の無線送信で、「あなた方は沿岸警備隊のセキュリティゾーンに近づいている... 船を止めないと狙撃されることになる。ただちに船を止めなさい。」と言っている音声をたぶん聞いた。

その後、「バン、バン、バン、バン」そして「われわれは10発使い尽くしてきている。」と言うのを誰かがたぶん聞いた。

水上でトラブルの可能性を示唆する第一報の後、CNNはただちに沿岸警備隊に電話した。あのエリアでの活動について情報はないとスポークスウーマンは言った。

次の20分から25分に、情報を求めるため、CNNはUSCG(米沿岸警備隊)スポークスウーマンに数回電話をかけ、数回Eメールを送った。スポークスウーマンは、情報を得ようと試みているがどのような情報も得ることができなかったと言った。

CNNが10発使い尽くしていると言う無線送信を聞いた後、CNNは顛末を発表した。

10時23分、CNNが第一報を放送した後、できごとは演習であるかもしれないと聞いていたが、その情報の源を知らなかったとスポークスウーマンは言った。

11時9分、CNNはそれが訓練演習だったのを確認する沿岸警備隊のEメールを受け取った。

訓練回数(頻度)は伝達の必要がなかったと沿岸警備隊は言った。

そのような無線送信は一般にそれが訓練演習だとの発表とともに始まるものだが、この場合にそれが行われたかどうか彼は知らないと沿岸警備隊のジョン・カリアー中将は言った。

弾丸は発射されなかったし、無線通知は標準の演習の一部だったと当局者らは言った。

大統領を警護するシークレットサービスを含め、他の機関は、この演習について事前に通知されていなかった。

このエリアで弾丸が発射された可能性を明るみに出す当時の報道によってオバマはホワイトハウスに戻ったとシークレットサービスは言った。

(CNN 11 September 2009)
http://edition.cnn.com/2009/US/09/11/potomac.boat/index.html

◇9.11米同時多発テロから8年目を迎えた11日、ワシントンD.C.で米沿岸警備隊が発砲したと誤って報道され、一時混乱する場面があった。

最初にCNNが、ポトマック川で沿岸警備隊が不審な船に発砲したと報じた。この時、ポトマック川の近くにある国防総省ではバラク・オバマ大統領も出席して式典が行われていた。

報道を受けてワシントンD.C.のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港が航空機の出発を約20分間見合わせるなどの影響が出た。

しかし沿岸警備隊は記者会見で、これは以前から予定されていた訓練で武器は使用しておらず、銃を撃つ代わりに無線で「バン、バン」と言ったことが誤解されたとみられると語った。この通信は一般の人も傍受することができた。

沿岸警備隊は、9月11日という特別な日にもかかわらず、ほかの治安機関に連絡していなかったことを認めたが、混乱の原因は誤った情報を伝えた報道にあるとして謝罪はしなかった。また報道機関が沿岸警備隊からの情報提供がなく、電話をしても応答が無かったとしていることについて原因を調査していると述べた。AFPも繰り返し沿岸警備隊に取材を試みたが応答はなかった。

これまで沿岸警備隊は、ワシントンD.C.で大きな訓練を行う場合、メディアとほかの治安機関に情報を提供するのが通例だった。

(AFP 2009年9月12日)

写真はポトマック川での金曜の演習訓練での米沿岸警備隊の船2隻(CNN)と、このエリアの地図(BBC)
写真はクリックすると拡大版で見ることができます。

2009/09/08

戦争と占領を無菌化



◇戦争と占領を無菌化する

AP通信社が掲載した負傷した(後に運ばれた野戦病院で死亡)アメリカ海兵隊員の写真がペンタゴンから非難を招いています。ロバート・ゲイツ司法長官は、APの社長で最高経営責任者のトーマス・カーリーに宛てた手紙のなかでこう書きます。

「バーナード兵長の死が彼の家族にもたらしている苦痛と受難を私は想像できない」

「しかもなお、さらなる苦悩をもたらすと十分よくわかる家族の願いをなぜあなたの組織が意図的に無視するのか私にはわからない。多数のアメリカの新聞の一面にこの傷害を受け一撃を食らった子どもの写真を掲載するとの選択での同情と常識のなさに愕然とする。ここでの問題は法律や方針や憲法上の権利ではない、判断と常識的配慮である。」

9月4日付クリスチャンサイエンスモニター紙の記事はメールマガジンにて紹介します。まずは掲載された写真(上の写真)をご覧ください。
(クリックすると拡大版で見られます)

キャプションにはこうあります。
2009年8月14日金曜に撮影されたこの写真で、ジョシュア・バーナード兵長はアフガニスタンのヘルマンド州Dahaneh村でタリバンに対する銃撃戦の間にロケット推進型手榴弾が命中した後、仲間の海兵隊員らによって介抱される。バーナードはヘリコプターでキャンプ・レザーネック(海兵隊員の俗語)に輸送された、そこで彼は傷のせいで死亡した。
(AP Photo/Julie Jacobson)

クリスチャンサイエンスモニター紙 04 September 2009
http://features.csmonitor.com/politics/2009/09/04/ap-photo-of-dying-marine-draws-fire-from-pentagon/

◇バラク・オバマ米大統領政権で環境政策の特別顧問を務めていたバン・ジョーンズ氏が5日、辞任した。

カリフォルニア州の市民活動家だったジョーンズ氏は3月、オバマ政権の環境問題諮問委員会の特別顧問に就任した。しかし就任前に共和党を不適切な言葉で批判していたとして、同氏は共和党から厳しい批判を受けていた。

ジョーンズ氏は、ホワイトハウスが6日発表した5日付の辞任声明のなかで、「医療保険改革やクリーンエネルギー政策に向けたオバマ政権の歴史的な戦いを前にして、改革反対派は悪意に満ちた中傷キャンペーンを展開している」と訴え、「こうした状況から、自身の存在がオバマ政権の障害となりかねないと考え、辞任を決意した」と述べた。

ジョーンズ氏については前週、ジョージ・W・ブッシュ前米大統領政権の関係者が2001年9月11日の米同時多発テロ発生を容認していた可能性について捜査を行うよう求める嘆願書に署名していた事実が発覚。

さらに、ジョーンズ氏が特別顧問への就任前に行った演説で、共和党を不穏当な言葉で批判していたことが新聞で報じられ、共和党の有力議員らは、ジョーンズ 氏の「扇動的な発言」と「不愉快な関係団体」について調査するよう議会に要求していた。

(AFP 2009年9月7日)

▲ハワード・ディーンが7日のCNNに登場して、バン・ジョーンズを失ったことはアメリカの悲劇だと彼の辞任を惜しんだ。

2009/09/07

アフガンでもスキャンダル発覚



◇アフガニスタンでアメリカ大使館の警備員として働く請負人の部類のうちの違法行為を明るみに出すのを助けた告発者がスキャンダルの副産物で辞職した後、予想より早く英国の自宅に戻る。

アフガニスタンのキャンプ・サリヴァンで契約人R.A.インターナショナルの経営管理者として働いたテリー・ピアソンは、北米ArmorGroup(アーマーグループ)によって雇われたキャンプに住居を提供される警備員のなかの虐待を目撃したと言った。

「彼らがやっていたことは、まさしく愚の骨頂だった」とピアソンはCNNに語った。「そして無神経」と。

カブールの大使館を警護するため雇われた民間警備員のランク内の虐待、性的行為、おどしを契約者アーマーグループが許したとの申し立ては先週浮上した。会社と米国の当局者らが調査している。

アーマーグループの親会社、Wackenhut Services Inc.は、調査に「全面的に協力」しているとEメールで伝えた。

14人の警備員が解雇され、カブールのアーマーグループの経営チームがまるまる入れ替えられることになったとカブールのアメリカ大使館は言った。

大使館警備員の行為は悪ふざけとか気晴らしの度を超えたと彼は言った。

アーマーグループの上役はもちろん、彼の上役に彼の苦情を持ち込んだ。

受け取った答は、「”彼らはただうっぷんを晴らしているだけ”で、起こった出来事を見た興奮状態なのだと思う」だったとピアソンは言った。

大量解雇ではなく、品行の変化を期待していたとピアソンは言った。

だが、キャンプ・サリヴァンで、彼はなんとなくなにか間違ったことをしたここちになって、彼は辞職した。

それを提出するやいなやただちに辞職を考え直したが遅すぎたとピアソンは言った。

「キャンプ・サリヴァンにおける申し立てられるできごとについていま私たちは気づいていますが... 従業員の辞職はこの問題と関連していませんでした」とR.A.インターナショナルは声明で述べた。

監視グループ「政府監視計画(Project on Government Oversight:POGO)」がヒラリー・クリントン国務長官に手紙を送り、発見について記者に事情をよく知らせた先週、スキャンダルは明るみに出た。それはカブールの米国大使館の囲いを巡らした敷地内で働いてきている1ダース以上の警備員とのインタヴューとEメールに基づくものとのことだ。
英国リヴァプールの地元でCNNと話をするピアソンは、戻るチャンスを与えられても同じスタンスを取るつもりだと言った。
「仕事での尊厳と仕事での敬意はあなた方自身を大変にするより重要だ」と彼は言った。

(CNN 06 September 2009)

写真は、POGOが提供する悪ふざけの域を超えたカブールのアメリカ政府の契約警備員のパーティ

◇多数解雇、幹部更迭 カブールの米大使館警備員の不祥事

アフガニスタンの首都カブールにある米国大使館を警護する米民間警備会社の警備員の間で不当待遇、性的嫌がらせや脅迫などが横行、業務規律も乱れているとされた問題で、同大使館は4日、警備員14人が解雇されたと述べた。
また、同社「アーマーグループ」のアフガン担当幹部3人が職務を解かれた。大使館では他の警備員からも事情を聴いて問題点を洗い出す作業を進め、米国務省担当もアフガン入りし調査を開始した。国務省と同社の契約は来年7月までとなっている。アーマーグループの親会社は国務省の調査への協力を表明した。
今回の不祥事は、非政府組織の「政府監視計画(POGO)」の報告書で判明した。大使館警備員数十人からの直接聴取や電子メールでのやりとりなどで得た情報としている。警備員からのパーティーでのビデオ画像などを含めた告発を受けていた。POGOは、クリントン米国務長官に書簡を送り、状況改善を要請した。
性的嫌がらせなどの問題は大使館近くにある警備員宿舎で起きていた。画像は、裸になった警備員の下半身に流れる液体を別の警備員が飲み込む様子などが含まれていた。長時間勤務や新人へのいじめもはびこっていたとされる。同社はこれまでずさんな業務内容でたびたび注意も招いていたという。
米上院委員会は2カ月前、国務省に対し同社業務の監督不備を指摘、管理を強化するよう求めてもいた。国務省は、同社警備員の間の素行の悪さを承知しながらも対策を迅速に打ち出さなかったとも批判されていた。
(CNN 2009年9月5日)

◇アフガン:強奪された燃料車をドイツ軍空爆 90人死亡か

アフガニスタン北部クンドゥズ州の路上で3日夜、北大西洋条約機構(NATO)軍向け燃料を積んだ大型輸送車2台を武装集団が強奪。同州に駐留し国際治安支援部隊(ISAF)の一員であるドイツ軍機が4日未明、川岸で立ち往生していた2台を爆撃した。爆撃現場のチャウダラ行政区幹部や州警察幹部は毎日新聞の電話取材に「市民約40人を含む90人以上が死んだ」と語ったが、AFP通信によると、ドイツ軍は「武装集団56人を殺した」と市民の犠牲を否定している。
アフガンでは空爆による市民の犠牲が後を絶たず、政府は事実関係の調査に乗り出す方針だ。
州警察によると、チャウダラ地区は、同州で勢力を急拡大する旧支配勢力タリバンの影響力が強い。タリバンのザビウラ報道官は、「輸送車を先導していた外国軍を攻撃した」としながらも、「攻撃後に外国軍は逃走し、付近住民が乗っ取った」とタリバンによる強奪を否定した。
同地区のマウイディン区長は「現場にはばらばらになった遺体が散乱し、誰がタリバンかわからないほど遺体は焼けている」と語る一方、「タリバンに燃料の積み替えを命じられて集まっていた同地区住民らが空爆の犠牲となった可能性が高い」と指摘した。
(毎日新聞 2009年9月4日)