見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2007/04/13

カート・ヴォネガット死す




カウンターカルチャーの小説家カート・ヴォネガット死す
ニューヨークタイムズ紙 12 April 2007
60年代と70年代、ブルージーンズの尻ポケットには彼の小説のペーパーバックが突っ込まれていたものだ。小説がアメリカのカウンターカルチャーの名著になると文字通り、彼は学生たちのアイドルになった。

ワシントンポスト紙 12 April 2007
戦争の不条理と科学の進歩に疑問を唱える風刺小説家として「スローターハウス5」や「猫のゆりかご」といった悲観的なユーモア作品で知られるカート・ヴォネガットが、水曜日に亡くなった。84歳だった。
生前のヴォネガットは、死ぬとしたら、飛行機に乗ってキリマンジャロの山頂にぶつかって死にたいと語っていた。また、老いることの難しさをジョークにすることもあった。
「ヘミングウェイが死を選んだ時、彼は人生の最期にピリオドを選択した。老いるには、むしろセミコロンがふさわしい。」
2005年、AP通信にヴォネガットはそう語っている。

2006年3月1日オハイオ州立大学での特別講演から抜粋:
「(司会者に)何を話せばいいのかな・・・ちょっと言いたいんだが、ジョージ・W・ブッシュは梅毒大統領です。」
「ブッシュとヒットラーの唯一の違いは、ヒットラーは選挙で選ばれたのだということです。もうみなさんもよく知っての通り、選挙は盗まれたんです。この土地(オハイオ州)でね。」
「この国には、世界の国々より富裕な人たちがいて、全てを支配しています。」
「民主党なんて存在しません。あれも共和党と同じように億万長者によって賄われているんです。」
「そんなわけで、ワシントンに国民の代表者はいません。労働者の影響力なんてまったくない。」
「私は今、世界の終わりに関する小説を書いていますが、世界は本当に終わろうとしてるんですよ!石油中毒のおかげでますます住みづらくなっている。ブッシュも同じことを最近言いました。盗作で訴えないといけません。」
「世界は終わりに向かっていますが、ちょっとした喜びはいつも嬉しいものです。最高なのは音楽です。毎晩一度は練習しないと。」
「一部の人々にとって戦争はとても儲かることです。かつてキリストはとても慈悲深く、貧しき者の味方でした。だが今では、彼も共和党員です。」
「私が小説を書き始めたのは、自分がとり憑かれていることに気づいたからです。自分が書いたものを見て言ったものです。“どうやってこんなこと、書いたんだ?”」

2004年10月29日 In These Times 誌掲載のコラムより抜粋:
化石燃料はあまりにも簡単に燃えてしまう!全ての灯りは消えようとしている。電気もやがてなくなる。あらゆる形態の移動手段は停止し、地球はやがて骸骨と骨、動かなくなった機械で覆われることになる。
もはや誰も抗うことはできない。ゲームに加わるには遅すぎる。宴をだいなしにしてはいけないが、真実に目を向けようではないか。私たちは、空気や水も含めて、まるで明日などないかのように地球の資源をムダづかいしてきたので、今では本当に明日というものを失いつつある。
さて、ダンスパーティーはもうお終い。でも、お楽しみはこれからなのだ。

写真は、彼のオフィシャルサイトにいまあるバードケージのイラスト。次は海辺を愛犬とともに走るヴォネガット。続いて1991年の湾岸戦争でのアメリカの連座に反対するコロンビア大学でのピースラリーで学生に向けて話をするヴォネガット。すべてニューヨークタイムズのウエブサイトでスライドショーとしてご覧になれる作品です。
http://www.nytimes.com/2007/04/12/books/12vonne
写真をクリックすると拡大版で見ることができます。

2007/04/10

平和には責任がともないます


昨日お知らせしたピースアワードの平和への貢献で讃えられた人々のなかにミュージシャンのウィリー・ネルソンがいることに驚かれた方もいるはずです。なぜ彼がキャンプケーシーとつながるのかと。
テキサス州ダラス発カントリーミュージックの大御所であるウィリー・ネルソンにとって過去に大ヒットした曲名の「オン・ザ・ロード・アゲイン」には新しい意味が加わることになりました。トラックの燃料タンクにクリーンなバイオディーゼル燃料を入れて走りだそうというのです。
ウィリー・ネルソンは最近、3人のビジネスパートナーと一緒にトラックサービスエリアに燃料を売り込むウィリー・ネルソンズ・バイオディーゼル社という会社を設立しました。この燃料は大豆を主原料とする植物油から作られており、そのままディーゼルエンジンとして使うことができます。
「石油を巡って戦争を繰り返す必要などまったくない。それはこの国にある。米国には必要な産物があり、これを農家が栽培できる」とネルソンは語っています。彼は20年前から米国の農業の苦境に注目を集めるため、「ファーム・エイド」コンサートを行なってきているのです。
給油所でバイオディーゼル燃料を貯蔵する際に固まらないよう保温タンクを使う必要があることが、業界にとって苦渋をともなう課題となるようなんですが、それでもネルソンらはオクラホマシティーを拠点にするラブズ・トラベル・ストップス・アンド・カントリー・ストアーズ社と、全米169の同社店舗でバイオディーゼル燃料を取り扱ってくれるよう現在交渉中なんだそうです。

次に写真の女性ですが、彼女も平和への貢献で讃えられたひとりです。ジョディ・エヴァンスという女性。
ジョディ・エヴァンスはここ30年、地域社会と社会奉仕と政治のオーガナイザーをしています。彼女は、地球を守るため、人権や公民権の領域で地域社会や弁明の機会を与えられてない人びと目に見えない人びとを口に出すため、女性の権利を守るため、農業労働者の最低賃金を上げるため、イルカを守るため、彼女のスキルを活用してきています。80年代初頭にはエルサルバドルで、1994年以降はザパティスタと一緒に、そのスキルを活用しています。
エヴァンスはコードピンクの共同設立者です。女性が始めるグラスルーツの「平和のための女性たち」が、すなわちコードピンク。イラク戦争を終わりにし、新たな戦争を止めるために働く平和と社会的公正さのムーヴメント、そして米国の財源をヘルスケアに向け直すこと、他の人生を肯定する活動の養成。
喜びとユーモアを強調してコードピンクの女性と男性たちは活動的にしようと努めます。暴力なしに、キャンペーンを生み出すことで、地域社会のピースメーカーを元気づけて激励しています。
ジョディ・エヴァンスの著書:「Twilight of Empire: Responses to Occupation and Stop the Next War Now: Effective Responses to Violence and terrorism」

2007/04/09

キャンプケーシでイースター祭


コードピンクがイースター祭をキャンプケーシーで続けています。当地はいままさに8日の夜ということで盛り上がっていることでしょう。
写真は「Camp Casey Easter 2007」のバナーです。イラクでムダに命を落としたケーシー君の母親シンディ・シーハンさんが写っていますし、キャンプケーシーの様子が伝わってきます。以下はコードピンクからのメッセージの一部です。
Camp Casey Easter 2007
April5-8
まるで神が私たちに微笑んでいるように思えるし、天気は大好きなお日様が出てきています。ほぼ計画通りに私たちはキャンプケーシーを続行しています。スケジュールを絶えず調整し、ぎりぎりまでチューンしてますが、ここにいて、これをすばらしいイヴェントにするつもりです。
キャンプケーシーでの慣例だったために私たちは大きなテントを張ることができません。私たちは星の下で自分のしたい通りにしています。
キッチンはあります。持ち込めるだけ食料を持ち込んでください....これが本当のコミュニティ・イヴェントというものですよね。
シャワーとポータブルおまる(便器)は用意してあります。キャンプ用チェアーと雨傘を万が一のために持ってきてください。

次に、「camp cassey peace awards」なるものの発表から抜粋です。
次の方々の平和への責任と平和への専念のために名誉が与えられます。
■ウイリー・ネルソン&アニー・ネルソン:ウイリー&アニーはバイオディーゼル燃料の活用を促進させ開発するための最前線に立ち、それを引っ張ってきています。キャンプケーシまで走らせ続けるためバイオディーゼル発電機と燃料を寄付することで、二人は環境への懸念をキャンプケーシと夏の平和の動きに併合させました。
■ジョディ・エヴァンスとコードピンク:ジョディとコードピンクはシンディ・シーハンがヴィジルを始めたとき最初に援助する人たちのなかにいました。シンディは何度もこう言っています。もしジョディとコードピンクが到着してなかったら、そもそもクロフォードの駅で電車から下りていなかっただろうと。彼女たちはクロフォードに到着していました。
■アン・ライトと平和のための退役軍人たち
■クロフォードピースハウス:ジョニー・ウルフ、ハイディ・ジャワド、ケイ・ルーカスは、最初の日からキャンプケーシーのサポーターだった人たちです。キャンプケーシーの成功の大部分は彼らによるものです。
■アヴァ・ローリー:アラバマ出身の16歳の平和活動家です。彼女のウエブサイトが驚くべきヒット数で注目を浴びています。彼女のアニメーションはイラク戦争の多次元での悲劇を見せます。アメリカ人家族にとっての勇敢な若き兵士の死亡、イラクの罪なき一般市民の死亡などです。

2007/04/08

小麦粉にアミノプテリン



北米でペットフードの大規模リコールによる混乱が広がっています。大手メニューフーズ(本社・カナダ)が3月に6千万食の缶詰のリコールを発表したのに始まり、リコールされたペットフードは100種類を超えています。米メディアは獣医師団体の推計として数百匹の犬とネコが死んだ可能性があると報じました。
米食品医薬品局(FDA)は、原料として使われた中国産の小麦グルテンとペットフードを食べたペットの尿などから、樹脂などとして使われるメラミンが検出されたと発表しています。これを生産していた中国の工場は事実上ストップ状態ですがTVでは社員が「汚名を晴らす!」と言っていました。
4月5日のUS FrontLine によると、原因は、ネズミ駆除用毒物アミノプテリンの可能性が高く、FDAは中国から輸入した小麦粉にアミノプテリンが残留していた可能性を示唆しました。
この殺鼠剤に含まれるアミノプテリンとは、胎児の先天異常を引き起こす副作用が判明しているほど生物に危険な物質なんだそうです。
2001年の911以後、食品の安全確保のために設立された検査機関が調査にあたってきました。
米国、カナダのドッグフードだけを敬遠しても意味ないですよね。当然、日本のペットフードにも中国からのこのグルテンが使われているはずです。中国人はあまり気にも留めずに、こういうものを使ってしまうんでしょうね。
この影響から米国ではオーガニックペットフードの需要が高まっているそうです。うちもそうしたいんですけど、なかなか高価な食事になります。人間よりも高くなりそうです。ヴァーモスを連れて行った朝の公園で会った方に、その日の朝に猟師から買ったばかりの鹿肉入り自家製フードを薦められたことがあります。
そのときは真剣に話を聞いていませんでしたが、贅沢だけど、安全なことに間違いありません。鹿肉は100%ほどにも吸収がよいんです。彼らはなんといっても小動物ですから、人間が食べるものより神経質にならないといけません。
以下はCNNのニュースから:
米食品医薬品局(FDA)は5日、アラバマ州のペットフード製造サンシャイン・ミルズのドッグフードに汚染が見つかったとして、リコール品リストに同社製品を追加した。米国では3月中旬、カナダ製のペットフードに化学物質の混入が判明したとして、6千万個がリコール対象となっている。
FDAによると、サンシャイン・ミルズ社のドッグフードにも、高濃度を摂取すると有毒なメラミンに汚染された小麦グルテンが含まれていたという。同社のリコール対象品名リストは http: //www.sunshinemills.com/press_release.html に掲載中。

写真は、ある日の公園でのスナップです。クリックすると拡大版で見ることができます。ヴァーモスの他にはジェナ(イエローラブ)と雫(黒ラブ)、そして噛みグセのあるレオン君。