平和には責任がともないます
昨日お知らせしたピースアワードの平和への貢献で讃えられた人々のなかにミュージシャンのウィリー・ネルソンがいることに驚かれた方もいるはずです。なぜ彼がキャンプケーシーとつながるのかと。
テキサス州ダラス発カントリーミュージックの大御所であるウィリー・ネルソンにとって過去に大ヒットした曲名の「オン・ザ・ロード・アゲイン」には新しい意味が加わることになりました。トラックの燃料タンクにクリーンなバイオディーゼル燃料を入れて走りだそうというのです。
ウィリー・ネルソンは最近、3人のビジネスパートナーと一緒にトラックサービスエリアに燃料を売り込むウィリー・ネルソンズ・バイオディーゼル社という会社を設立しました。この燃料は大豆を主原料とする植物油から作られており、そのままディーゼルエンジンとして使うことができます。
「石油を巡って戦争を繰り返す必要などまったくない。それはこの国にある。米国には必要な産物があり、これを農家が栽培できる」とネルソンは語っています。彼は20年前から米国の農業の苦境に注目を集めるため、「ファーム・エイド」コンサートを行なってきているのです。
給油所でバイオディーゼル燃料を貯蔵する際に固まらないよう保温タンクを使う必要があることが、業界にとって苦渋をともなう課題となるようなんですが、それでもネルソンらはオクラホマシティーを拠点にするラブズ・トラベル・ストップス・アンド・カントリー・ストアーズ社と、全米169の同社店舗でバイオディーゼル燃料を取り扱ってくれるよう現在交渉中なんだそうです。
次に写真の女性ですが、彼女も平和への貢献で讃えられたひとりです。ジョディ・エヴァンスという女性。
ジョディ・エヴァンスはここ30年、地域社会と社会奉仕と政治のオーガナイザーをしています。彼女は、地球を守るため、人権や公民権の領域で地域社会や弁明の機会を与えられてない人びと目に見えない人びとを口に出すため、女性の権利を守るため、農業労働者の最低賃金を上げるため、イルカを守るため、彼女のスキルを活用してきています。80年代初頭にはエルサルバドルで、1994年以降はザパティスタと一緒に、そのスキルを活用しています。
エヴァンスはコードピンクの共同設立者です。女性が始めるグラスルーツの「平和のための女性たち」が、すなわちコードピンク。イラク戦争を終わりにし、新たな戦争を止めるために働く平和と社会的公正さのムーヴメント、そして米国の財源をヘルスケアに向け直すこと、他の人生を肯定する活動の養成。
喜びとユーモアを強調してコードピンクの女性と男性たちは活動的にしようと努めます。暴力なしに、キャンペーンを生み出すことで、地域社会のピースメーカーを元気づけて激励しています。
ジョディ・エヴァンスの著書:「Twilight of Empire: Responses to Occupation and Stop the Next War Now: Effective Responses to Violence and terrorism」
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