小麦粉にアミノプテリン
北米でペットフードの大規模リコールによる混乱が広がっています。大手メニューフーズ(本社・カナダ)が3月に6千万食の缶詰のリコールを発表したのに始まり、リコールされたペットフードは100種類を超えています。米メディアは獣医師団体の推計として数百匹の犬とネコが死んだ可能性があると報じました。
米食品医薬品局(FDA)は、原料として使われた中国産の小麦グルテンとペットフードを食べたペットの尿などから、樹脂などとして使われるメラミンが検出されたと発表しています。これを生産していた中国の工場は事実上ストップ状態ですがTVでは社員が「汚名を晴らす!」と言っていました。
4月5日のUS FrontLine によると、原因は、ネズミ駆除用毒物アミノプテリンの可能性が高く、FDAは中国から輸入した小麦粉にアミノプテリンが残留していた可能性を示唆しました。
この殺鼠剤に含まれるアミノプテリンとは、胎児の先天異常を引き起こす副作用が判明しているほど生物に危険な物質なんだそうです。
2001年の911以後、食品の安全確保のために設立された検査機関が調査にあたってきました。
米国、カナダのドッグフードだけを敬遠しても意味ないですよね。当然、日本のペットフードにも中国からのこのグルテンが使われているはずです。中国人はあまり気にも留めずに、こういうものを使ってしまうんでしょうね。
この影響から米国ではオーガニックペットフードの需要が高まっているそうです。うちもそうしたいんですけど、なかなか高価な食事になります。人間よりも高くなりそうです。ヴァーモスを連れて行った朝の公園で会った方に、その日の朝に猟師から買ったばかりの鹿肉入り自家製フードを薦められたことがあります。
そのときは真剣に話を聞いていませんでしたが、贅沢だけど、安全なことに間違いありません。鹿肉は100%ほどにも吸収がよいんです。彼らはなんといっても小動物ですから、人間が食べるものより神経質にならないといけません。
以下はCNNのニュースから:
米食品医薬品局(FDA)は5日、アラバマ州のペットフード製造サンシャイン・ミルズのドッグフードに汚染が見つかったとして、リコール品リストに同社製品を追加した。米国では3月中旬、カナダ製のペットフードに化学物質の混入が判明したとして、6千万個がリコール対象となっている。
FDAによると、サンシャイン・ミルズ社のドッグフードにも、高濃度を摂取すると有毒なメラミンに汚染された小麦グルテンが含まれていたという。同社のリコール対象品名リストは http: //www.sunshinemills.com/press_release.html に掲載中。
写真は、ある日の公園でのスナップです。クリックすると拡大版で見ることができます。ヴァーモスの他にはジェナ(イエローラブ)と雫(黒ラブ)、そして噛みグセのあるレオン君。
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