グランドキャニオンにスカイウオーク
グランドキャニオンにこんなものができちゃいました。2年前から建設工事が進んでいた空中に浮かぶ橋「スカイウォーク」です。これの設置が20日に完了して一般公開の式典が催されました。
式典には建設に賛成した地元先住民の指導者や、元宇宙飛行士らが招かれました。
スカイウォークは、ラスベガスの民間開発業者が約10年前に考案。地元先住民のウォラパイ族と交渉し、同部族の所有とすることを条件に建設にこぎ着けた経緯があります。
橋は谷底から約1200メートルの高さに浮かび、総工費は約3000万ドル(約35億円)。風速45メートルの強風にも耐えうるよう設計され、歩く人の重みで揺れることのないよう衝撃吸収材を使ったということです。U字型の部分を歩くと総ガラス張りなのでまるで空中を歩いているように感じます。しかもグランドキャニオンのまっただ中なわけです。スカイウォークの総重量は480トンです。
グランドキャニオンはウォラパイ族の聖地とされ、建設現場には同部族の墓地も散在していることから、一部の長老らは今も、この開発に批判的な立場を示しているそうです。環境保護団体なども反対運動を展開してきましたが、部族指導者が「グランドキャニオンのネームバリューを部族のために活用するのは当然の流れ」と観光客誘致に積極的な姿勢を示しています。
(CNNの記事を参考にしました。写真は東亜日報に掲載されたものです。)
写真をクリックすると拡大版で見ることができます。
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