見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2010/01/16

ポルトープランスの半分が壊滅



◇200年で最大の地震によりハイチが打ちのめされる

2世紀以上におよびカリブ諸国を襲う地震で最大級のマグニチュード7.0のすごい地震によりハイチが打ちのめされています。建物は倒壊しており、火災が街中で猛威をふるっています。被災規模はまだわかっていませんが、多数の死者が出て、何十万人が家を失いホームレスになっている恐れがあります。首都ポルトープランスでは、病院や学校やホテルを含めて多数の建物が損壊するか破壊されています。国連本部もまたひどく損傷を受けたと報道されており、スタッフの多くが行方不明と伝えられます。ハイチは西半球で最も貧しい国で、何百人と殺した2008年の4つのハリケーンと豪雨を含めて、多くの近年の災害をこうむってきています。(閣僚とも連絡つかずとハイチ駐米大使:CNNより)

◇目撃者:NATO軍がアフガンの抗議者を殺す

アフガニスタンでは、12日火曜の抗議にNATO軍が射撃を開始したと南部ヘルマンド州の村人たちは言います、そして13人が殺されて他に20人以上が負傷します。攻撃といわれているものはアメリカの海兵隊が占拠する南部ヘルマンド州の町Garmsirで起こりました。どうやら犠牲者たちは彼らの町でのNATO急襲に抗議するため集まったようでした。ある住人は、軍隊が群衆に発射するのを目撃したと言いました。
住人:「このデモで、13人が死に25人が負傷した。状態は非常に悪く、抗議はまだ続いている。私たちの神聖なコーランを彼らが冒涜してきているので人々は外国人に非常に怒っている。彼らはまたデモ参加者に発砲もした。抗議の間に多くの人々が死に、傷つけられたと、繰り返して言う。」

◇攻撃で米軍2人とアフガン兵士4人が殺される

もうひとつアフガニスタンのニュースでは、今日早くに別々の攻撃で兵役に就くアメリカ人2名とアフガン軍勢4名が殺されました。今月これまでに少なくとも米軍12人が死んでいます。

◇アメリカの無人機攻撃でアフガニスタンで16人が殺される

その間にNATOは今週アフガニスタン内の珍しい無人機攻撃で16人を殺したと発表してきています。NATOは、犠牲者は全員が南部アフガニスタンを拠点とする戦闘員だったと言います。ウォールストリートジャーナル紙とのインタヴューで、まもなくアフガニスタン内の無人機攻撃のエスカレーションが来るものと思うと"上層の米軍当局者"は言いました。アフガンの容疑者をきびしく巻き込む現行の腐敗のほんの四分の一が突きとめられるにすぎないのをアフガニスタンの米国監視調査員のトップが明らかにしてきています。残り四分の三には少なくとも西側の容疑者ひとりが掛かり合うと調査員Raymond DiNunzioは言います。

◇オバマが追加戦費330億ドルを要請

来年、イラクとアフガニスタンの戦争を戦うためオバマ大統領が追加予算330億ドルを議会に要求するつもりだとAP通信が報じています。要請は、ペンタゴンが得ようと期待する7080億ドルの上に加わることになり、はじめて国防省の予算要求が7000億ドルを超えることになります。

◇イスラエルが壁に反対する活動家たちを逮捕

イスラエルと占領地では、壁に反対するPopular Committee Against the Wallのメンバー2人が、ヨルダン川西岸の村ニリンで逮捕されてきています。イブラヒム・アミラーとハッサン・ムーサは、西岸地区の端から端まで貫く分離壁に反対して結束するためイスラエル軍によって逮捕される多くの活動家の最新の逮捕者です。

(以上、デモクラシーナウ!2010年1月13日ヘッドラインより)

2010/01/12

無人機攻撃が過激をあおる



◇先週アフガニスタンの米軍基地で8人を殺した自爆犯といわれている男の妻は、夫の行動にショックを受けたが夫がしたことを「誇りとする」と言う。

ヨルダン人の医師、フマム・ハリル・アブムラル・バラウィのトルコ人の妻、Defne Bayrakは、彼女の夫がスパイだったとの言いがかりを疑うが、無駄死にしなかったことで十分だと言った。

「私は夫を誇りとする。そのような戦争で私の夫は非常に大きな仕事を果たした」と彼女は記者に告げた。「彼が殉教者なら、神は彼の殉死を受け入れるでしょう。」

(CNN 8 January 2010)

◇CIAの自爆犯は「ダブルエージェント(二重スパイ)だった」

アフガニスタンで7人のCIA職員が殺された爆弾犯はアルカイダの二重スパイだったとアメリカのメディア報道が伝える。

彼は一年前、ヨルダンの情報機関によって逮捕されたヨルダン出身の医師であるという。

伝えられるところでは、うまく彼を寝返らせたと思ったヨルダン人とCIAによって当時彼はスパイとして補充され、アルカイダの指導者たちを見つける使命を与えられた。

CIAの米軍基地で爆弾を爆発させる前、彼は何週間もアフガニスタンで諜報活動に従事していたと考えられる。

1983年ベイルートのアメリカ大使館が爆破されて以来、前方作戦基地チャップマンでの攻撃は、アメリカの情報機関にとって最悪の事態だった。

アフガニスタンの米軍情報部トップのマイケル・フリン少将がそこでのアメリカ情報局員の仕事を辛辣に批判した記事が発表されたとたんに、爆弾犯の正体に関するニュースが出てきた。

現在、アフガニスタンの米国情報機関は依然として「米国と同盟軍が軍事行動をとることでその情況と彼らが保護して説得しようと努めている人々に関する根本的な問題に答えることができない」でいると彼は言った。

シンクタンク、ニューアメリカンセキュリティ・センターによって公表された報告書は、情報機関のその国に関する有益な情報不足のために米国は「すっかりとまどっていた」との、ある士官の発言を引用する。

・敵味方を変える

自爆攻撃についてワシントンポスト紙は、攻撃犯と言われている者がアルカイダの指揮者の地位に関する新情報を約束する会合にCIA職員たちを誘い出していたと2人の元米国政府職員が言うのを引き合いに出した。

報告書は彼のことを、1年以上前にヨルダンの情報機関によって逮捕されたヨルダンのゼルカ出身の36歳のアルカイダ・シンパ、フマム・ハリル・アブムラル・バラウィと名指しして呼んだ。

彼の特命はアルカイダのナンバー2、アイマン・アル・ザワヒリの跡をたどって見つけ出すことだとみなされた。

CIAは報告書についてコメントするのを丁重に断ってきている。

ヨルダンの情報機関は彼らがフマン・アル・バラウィを彼らの側に寝返らせたと信じてアルカイダに潜入するため彼をアフガニスタンに送ったと、アメリカのネットワークNBCは言う。

報告書で引き合いに出される西側情報機関の職員によると、コースト州の前方作戦基地チャップマンでの会合をアレンジするため、先週フマン・アル・バラウィは彼の管理者たちを呼んだ。そこでザワヒリに関する緊急の情報を中継するつもりだと彼は言った。

いやしくも基地内で彼は自爆して、7人のCIA従業員とヨルダンのメディアがアリ・ビン・ゼイドと名指しして呼んでいる彼の管理者を殺すと報告書は述べる。

先週、爆弾が基地のジムで爆破された後、攻撃者がどうやってうまくセキュリティをパスすることができたかに関し、疑問が提起された。

彼は基地の外でクルマに乗せられ、くまなく調べられずにクルマを駆って入ったとワシントンポスト紙は言う。

そのような人々にはたいてい、彼らの信頼を得るのに手を貸すために完全なセキュリティチェックを全部やれとは要求されなかったと、元CIAの従業員でもある米国職員はAP通信社に語った。

・無人機の基地

タリバンのスポークスマンはアルジャジーラのウェブサイトで、フマン・アル・バラウィは一年間ヨルダンと米国の情報機関を惑わした二重スパイだったと言った。

元ソ連の軍事基地の前方作戦基地チャップマンは、CIAばかりか、兵士と民間人の両方が含まれる州の復興を手がけるチームによっても使われる。

その飛行場は伝えられるところでは、隣国パキスタンの疑いをかけられた戦闘員に対する米国の無人機攻撃に使われた。

米国の作戦の微妙さのために、CIAは殺された職員の名前も彼らの仕事の詳細も公表してきていない。

だが、3人の子どもの母だと報じられる基地の指揮者が、殺された人々のなかにいた。

爆弾犯がこれほど緊密に工作員やそのような高位の職員の仕事仲間でありえたことにCIAは深くばつの悪い思いをさせられるだろうとワシントンのBBCのマーク・マーデルは言う。

**CIAの死者:1965−2009
2009年:アフガニスタンのCIA基地での自爆攻撃で7人が殺される
2003年:アフガニスタンのShkinで2人のCIA請負人が死ぬ、アフガニスタンで演習訓練中にCIA職員が殺される
2001年:アフガニスタンで刑務所暴動中に職員が撃たれる
1993年:情報機関のヴァージニア本部で2人のCIA従業員が殺される
1989年:軍の装備をコンゴ民主共和国からアンゴラまで運ぶ飛行機が墜落して6人のCIA従業員が死ぬ
1985年:誘拐されて拷問された後、CIAのベイルート支局長が殺される
1983年:ベイルートの米国大使館爆破で8人のCIA従業員が殺される
1965年:7人のCIA従業員が死ぬ、そのほとんどがヴェトナムが原因:ワシントンポスト紙

( BBC NEWS 5 January 2010)
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/americas/8440535.stm

◇国際テロ組織アルカイダのスパイによって、アフガニスタンの米軍基地でCIA要員7人が殺害された自爆攻撃について、アルカイダの司令官が7日、自爆犯の氏名を挙げ「復讐は英雄的な成功だ」と賞賛する声明をインターネット上に発表した。

アルカイダのアフガニスタンでの活動を指揮するムスタファ・アブ・アルヤジド司令官は、12月末にホースト州の米軍基地で自爆攻撃を実行したのは、フマム・ハリル・アブムラル・バラウィ(32歳)という人物だと明らかにした。同司令官によると、自爆犯は遺書に米軍無人機によるパキスタンの空爆で死亡したアルカイダ幹部らの名前を挙げ、「われわれの殉教者の復讐を果たす」と書き残していた。

「殉教者」として自爆犯が挙げたなかには、イスラム原理主義組織タリバンのパキスタングループを率い、2007年のベナジル・ブット元パキスタン首相暗殺の黒幕と言われ、米軍のミサイル攻撃で死亡したバイトゥッラー・メフスード司令官などが含まれていた。

イスラム原理主義系のウェブサイトによると、バラウィ容疑者は数か月前から欧米の情報機関に三重スパイとして浸透を図っていた。ヨルダンの情報機関は容疑者を二重スパイだと信じ込み、アルカイダのナンバー2、アイマン・ザワヒリ容疑者の捜索目的でアフガニスタン東部に連れてきたとされる。各機関の関係者らは役に立つ情報要員だったと証言している。

アフガニスタンではバラク・オバマ大統領の就任後、米軍の無人機による空爆が急増。2008年8月以降の空爆による死者は650人となり、地元の反米感情をあおっている。部族に詳しい現地の専門家は「無人機による攻撃は(アフガニスタンの旧支配勢力)タリバンを支持しない人間まで過激化させている」と述べている。

一方、報道では、自爆したのはヨルダン人医師のフマム・ハリル・モハメド・バラウィ容疑者だと伝えられている。同容疑者の母親は6日、AFPの取材に対し、「息子は決して原理主義者ではなかったが、10カ月音信不通で、生死は分からない」と語った。

(AFP 2010年1月7日)

写真は、アフガニスタン、ホースト州のCIA基地で自爆したといわれるフマム・バラウィ

2010/01/10

コンボイがガザに到着



◇「米国の報復攻撃はテロ組織を利するだけ」
米機爆破テロ未遂事件で犯行声明を出した国際テロ組織アルカイダ系組織が拠点を置くイエメン。米側はテロ拠点に対する報復攻撃の早期実施を否定するが、イエメン国民の間では懸念が広がる。首都サヌアで開かれた伝統の「井戸端会議」では8日、激しい議論が交 わされていた。

「イエメン人は米国が嫌いだ。報復攻撃があれば多くの若者がアルカイダに加わってしまう」。サヌア郊外の民家。近所の住民十数人が集まった広間で、弁護士アミーンさん(31)が「カート」と呼ばれる軽い興奮作用を持つ植物の葉をかみながら声を上げた。

イエメン男性は午後の数時間、カートをかみながら政治論議を交わす「カート集会」を開くのが伝統。今、議題の中心は当然、米国が報復爆撃の可能性を検討していると一時伝えられた、米機爆破テロ未遂事件だ。

アルカイダの浸透について会社員アーデルさん(31)は「イエメンにはイスラム過激思想を退ける強固な部族社会がある」として拡大を否定。地元のオラヤ部族長(60)は「アルカイダから金を受け取って協力する部族もいる」と反論した。

「事件の全容も不明なのに、イエメンが発端とされている。アラブ世界に混乱と戦争を引き起こそうとする欧米の自作自演だ」(元軍人男性)との「陰謀論」まで飛び出すなど、事件は混乱と不安を広げているようだ。

約3時間の集会では、ロンドンで28日に計画されるイエメン問題の国際会議も話題に。アミーンさんが「会議では(対テロ作戦など)軍事的支援でなく、経済支援を議論すべきだ。貧困問題の解決でしか、テロ組織浸透を防げない」と訴えると、全員が大きくうなずいた。

(中国新聞 2010年1月9日 サヌア共同 by 高山裕康)

写真はガザに到着したVivaパレスチナの援助輸送車隊
輸送車隊を率いる英国の国会議員ジョージ・ギャロウェイは「絶望的」状況と説明する
(デモクラシーナウ!7 January 2010)