見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2014/06/28

悪魔を招くような危険なまね

ワールドカップ開催中のブラジルの抗議

◇TVではわからないワールドカップ:抗議、催涙ガス、退去させられるファベラ居住者  デモクラシーナウ! 16 June 2014 

ブラジルで開催中の2014年ワールドカップは大会5日目に入っています。アメリカは今日、トーナメント試合の初戦でガーナと対戦します。一方、抗議がブラジルの大通り(中心地区)で続いています。この国の病院や学校がひどく財源不足のままなのにブラジルが概算110億ドルをワールドカップ主催で費やすことに多くのブラジル人が激怒を表明してきました。日曜、AP通信によって撮影されたヴィデオではリオデジャネイロのマラカナ・サッカースタジアム付近で警官が反ワールドカップの抗議者めがけて実弾一発と思われるものを発砲するのが確認できます。伝えられるところでは、警察はデモ参加者を分散させるのに、催涙ガス、ゴム弾、ノイズ爆弾も使ってきています。日曜、抗議者を取材する間、催涙ガスを浴びせられたスポーツライターのDave Zirinと話すため、私たちはリオに行きます。彼は新しい本、「Brazil’s Dance with the Devil: The World Cup, the Olympics and the Fight for Democracy.(ブラジルの悪魔を招くような危険なまね:ワールドカップ、オリンピック、民主主義のための戦い)」の著者です。

(中略)

ジルマ・ルセフ大統領:侮辱(無礼なふるまい)は私をこわがらせません。私はすくみません。子どもや家族に聴かせられない侮辱によって私自身を動揺させるわけにはいきません。
エイミー・グッドマン:ブラジル大統領、ジルマ・ルセフはかつて政治犯として投獄されました。彼女はこう言い続けました、彼女が言ったことを引用します、「人生において私はきわめて難しい事態に直面してきました。難局は私を肉体の限界まで追いやりました。その時、私が耐えなければならなかったのは、言葉による正当の理由のない攻撃ではなくて身体的攻撃でした」
昨年中ずっとワールドカップに反対する何百というデモ参加者がブラジル中で急発展してきています。アムネスティ・インターナショナルのような人権保護団体は、地元警察のデモ参加者に対する過剰防衛の行使を非難してきています。日曜、AP通信によって撮影されたヴィデオの中で、リオデジャネイロのマラカナ・サッカースタジアム付近の反ワールドカップ抗議者に向かって警官が実弾一発と思われるものを撃っているのが確認できます。伝えられるところでは警察はデモ参加者を分散させるために催涙ガス、ゴム弾、ノイズ爆弾も使っています。彼らが向き合う危険物にもかかわらず、ブラジル人は彼らの権利を求めて戦い続けると、抗議を組織する人たちは言いました。
(中略)
エイミー・グッドマン:さらに多くを求めて私たちはブラジルのリオに行きます、そこで雑誌ネーションのコラムニスト、スポーツラジオのエッジ、SiriusXの司会者、Dave Zirinが私たちに加わります。彼はリオで2014年ワールドカップをニュースとして報道しています。彼はマラカナ・スタジアムの外から私たちの番組に参加しています。
記事の続きは、メールマガジン「NewsFanzine」で配信します
のちほど、リンクのサイトでも読めるようにします

▽画像はグラフィティでの抗議

2014/06/27

スアレスはジョーズじゃない


◇FIFA国際サッカー連盟は26日、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスに対して、9試合の出場停止処分および、4カ月のサッカー活動禁止、罰金10万スイスフラン(約1135万円)の処分を科した。決勝トーナメントに進出したウルグアイだが、スアレス抜きでの戦いを強いられることになった。

だが、波紋は一国の大統領が発言するまでに広がっている。英紙「デイリーミラー」によると、ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領は「彼が誰かを噛んでいるようには見えなかった。しかし、もちろんサッカーでは蹴りやげんこつで互いにぶつかりあってよい」と発言。「哲学者や整備士、あるいはマナーがしっかりしている人としてスアレスを代表に選んだのではない。彼が偉大な選手だからだ。テレビの言うことに従って決定を下すのであれば、出てもいないPKやハンドを取らなければならなくなる。それはよくないことだ」と持論を展開している。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?142044-142044-fl

◇ウルグアイのサッカー協会(FA)がルイス・スアレスを擁護、そしてかみ傷あとはフォトショップで処理されたと主張
ガーディアン紙 25 June 2014

ジョルジョ・キエリーニを噛んだとして、ルイス・スアレスを長期間の出場停止から救う奮闘でウルグアイのサッカー協会が攻勢に出た。そして彼はイタリア人やイギリスのメディア、ブラジルの司会者らによる中傷キャンペーンの犠牲者だと主張した。

キエッリーニの肩にスアレスの歯が食い込んだあと、スアレスのスポンサーや仲間のプロ選手、FIFAの規律委員会からスアレスが迫られる状態になったとき、ウルグアイのサッカー協会は全面的な防戦態勢をとろうと試みた。

スアレスが以前チェルシーのイワノビッチ(Branislav Ivanovic)を噛んで10試合出場停止を受けたとき、「彼の信頼度についてスアレスに念をおすことになる」と言ったスポーツウェアの会社アディダスの経営陣が急場会議のため水曜、リオに集まった。The poker firm 888.comもまたスアレスとの契約を再検討している。
http://www.theguardian.com/football/2014/jun/25/luis-suarez-uruguay-fight-against-ban

スアレスって前歯が出てるんだよね、勢いでぶつかったとき、噛もうとしなくても出っ歯が相手に食い込むってことがある、特に相手からなにか侮辱の言葉を言われていたら、この野郎!ってなってもっと歯が飛び出るかも
この挑発っていうのが問題だ、イタリアの選手はその手で悪名高い、かつてフランス代表のジダンが相手から姉について女性蔑視の暴言を言われて切れたことがあった、そのときジダンは相手に頭突きして一発退場になった、そしてフランスは敗れた


2014/06/24

非常識な申し立て


◇ジャーナリストであるために、エジプトの裁判所がアルジャジーラのジャーナリストに7年から10年の刑を言い渡す
BoingBoing 23 June 2014

エジプトの裁判所は、2人のアルジャジーラ・イングリッシュのジャーナリストに禁固7年、3人目の報道記者に禁固10年の判決を下す。3人はモスリム同胞団を助けてウソのニュースを伝えるとして起訴された。判決は「正義のロジック、正義を解するこころ、正義の姿」に公然と反抗するとニュースネットワークは言う。
月曜、ピーター・グレステ、モハメド・ファデル・ファフミ、バハ・モハメドに対して有罪評決が裁判官によって発表された。グレステ、ファフミは禁固7年の判決が下された、しかるに、バハ・モハメドは弾薬の所持で追加3年の判決が下された。バハ・モハメドは抗議の間、現場で見つけた弾丸の抜け殻を所有していた。
Sue TurtonとDominic Kaneを含める、他の不在中に裁判されたアルジャジーラのジャーナリストたちは禁固10年を宣告された。アルジャジーラはジャーナリストに対する告発を激しく拒否して、彼らの無実を支持している。

http://boingboing.net/2014/06/23/egyptian-court-sentences-al-ja.html

◇アルジャジーラ記者に禁固10年、エジプト裁判所

エジプトの裁判所は23日、暫定政権による弾圧を取材中に拘束された、カタールを拠点とする中東の衛星テレビ局アルジャジーラの記者3人に対し、エジプト当局が非合法化したイスラム組織「ムスリム同胞団」を支援したとして禁錮7年~10年の刑を言い渡した。
3人のうち、オーストラリア人記者のピーター・グレステ被告とカナダ系エジプト人記者のモハメド・ファデル・ファフミには、禁錮7年が言い渡された。一方、カイロ支局長のバハ・モハメド被告は2件の罪で有罪となり、計10年の禁固刑が言い渡された。
この裁判では、計20人のジャーナリストがムスリム同胞団と関係があるとして起訴され、国際的な批判を招くとともにエジプト当局による報道規制の強化に懸念が広がっている。
起訴された残りのジャーナリストのうち外国人記者3人を含む9人は不在のまま公判が行われ、それぞれ禁錮10年の判決が下された。また2人は無罪となった。
2013年7月に軍がムハンマド・モルシ前大統領を解任して実権を握って以降、モルシ氏の支持基盤であるムスリム同胞団に対する弾圧をめぐるアルジャジーラの取材はエジプト当局を激怒させてきた。エジプト当局は、アルジャジーラがモルシ氏を支援するカタール政府の主張を代弁していると主張している。
(AFP 2014年6月23日)
http://www.afpbb.com/articles/-/3018561

「非常識な申し立て」
アルジャジーラ・イングリッシュの常務取締役 Al Ansteyは、評決は「正義のロジック、正義を解するこころ、正義の姿」に公然と反抗すると言った。
「今日、3人の同僚と友人が判決を下されました、そして際立ったジャーナリストであるため、りっぱな仕事をするという理由で獄中に拘留され続けます。際立ったスキルと人格的に信頼できる正直・清廉をもってニュースを取材することで、”有罪”。彼らの世界で何が起きているか国民の知る権利を守ることで、”有罪”」と、Al Ansteyは声明で述べた。
「驚くべきウソの起訴を裏づけるほんの少しの証拠も見つからなかったという事実にもかかわらず、ピーター、モハメド、バハと他の6人の同僚は判決を下されました。長々と引き延ばされた裁判を通じて、非常識な申し立てが、綿密な調査に勇敢に立ち向かった局面はなにもありませんでした。」
「いまあるのは、票決がくつがえされ、正義がエジプトによって受け入れられる、唯一無二の分別ある結果です。」

http://www.aljazeera.com/news/middleeast/2014/06/egypt-finds-al-jazeera-journalists-guilty-201462373539293797.html


△画像は今日のツイッターより
「時々、あなたが言うべきなのは、”くそったれ”、ただもう生きろのみだということを思い知らされる。」
言い換えると、「ムダ時間なしに生きろ:LIVE WITHOUT DEAD TIME.」


2014/06/22

Womenomicsって!



◇東京都議会本会議での女性に対する性差別噴出の結果として、いきどおりが起こる
CNN 20 June 2014

今週、女性のためにさらに多くの便宜が必要なことについて質問していた女性都議に向かって複数の議員が性差別ヤジを浴びせたあと、日本ではいきどおりが高まっている。

水曜、東京都議会本会議の最中、同僚の男性議員らがみんなの党会派の塩村あやか議員をヤジリ倒した。男性議員らは「お前が結婚しろ」とせきたて、子どもを産めるかどうか疑うヤジで、彼女の話の腰を折った。

塩村議員は首都行政に女性を支える骨折りを増やすよう説得するため壇上に身を置いていた。電車に乗り込むとき母親にベビーカーをたたむように義務づける最近の規制を挙げて、社会の支えが十分にないために妊娠に対処して子どもを育てるとき、日本の女性が直面する苦闘の概略を彼女は示した。

彼女はまた不妊の問題にも取り組んだ。

しかしながら、「お前が結婚しろ!」とやじる与党自民党の男性議員によって中途妨害された。塩村議員は、男性の笑いのなかで弱々しく微笑んで続けた。

彼女の目に涙がこみ上げ、声が涙声に変わりだしたとき、次のヤジ「お前が子どもを産めよ(「自分が産めよ」「産めないのか?」)」が続いて起こった。

代表質問のあと席についたとき、彼女はハンカチで目をぬぐうのを見られている。あとで、ヤジの噴出は「おなかへのパンチ」のようだったとフェイスブックに投稿して、彼女はヤジを飛ばした人は名乗り出るように求めた。出来事を論議するTVの学識者と責めを負うべき人の名前を公表するよう要求する女性議員で、反発が結果として起こった。

この国の職場では女性に対する性差別はよくある、そしてより多くの女性が結婚や子どもの代わりにキャリアを選ぶとき、日本の出生率は低下し続けるとの心配があった。

安倍晋三首相は、「ウーマンミクス(Womenomics:女性の労働力を十分に活用すること、これにより国内総生産GDPが15%上昇するとも言われる)」を通して、職場での男女差を埋めようと企てているが、依然として男性が権力者の地位の大部分を占めており、女性より高額のサラリーを意のままにしている。

昨年「ウーマンミクス」着手を発表する声明を通じて、安倍によって引用される統計によると、日本の男性は相対する女性より30%多く稼ぐ。

人事院の統計は、首相が低すぎると言った数字、ほんの女性の3%が日本の中央政体の管理者であることを示す。

2020年東京オリンピックまでに、その数を30%に増やすことが目標と安倍は言っている。

http://www.cnn.com/2014/06/20/world/asia/japan-assembly-sexist-outburst/index.html?sr=sharebar_twitter


◇社説:都議会ヤジ 「品位」以前の問題だ

これが首都の議会か。こうあきれた人も多いだろう。
東京都議会みんなの党会派の塩村文夏(あやか)議員(35)が本会議で一般質問の最中、議場からセクハラというべきヤジを浴びせられた。さらには、その発言者がなかなか名乗り出ないという異例事態である。
不作法だとか品位を欠くといったこと以上にこのヤジの根は深い。
近年、政治や行政が女性の社会進出、子育て支援などを力説しながら、一皮むけば、このような不見識や偏見が今もあっさりと顔をのぞかせるのではないか。意識変革の遅れを今回の問題は示唆する。
塩村議員が質問に立ったのは18日。女性の妊娠・出産をめぐる都の支援体制などを取り上げた。
塩村議員によると、ヤジは男性の声で「自分が早く結婚した方がいいんじゃないか」「まずは、自分が産めよ」「産めないのか」などと言った。声は最大会派の自民党席あたりから聞こえたという。だが、発言者の特定には至っていない。
社会各分野で指導的地位の3割以上を女性にするという目標を掲げるなど、安倍政権は女性の社会進出と活躍の機会拡大を「成長戦略」の柱にしている。そのためには、子育て支援充実など課題は多岐にわたり、男女の緊密な協力が支えとなる。
その理念や取り組むべき課題を踏まえていれば、議場で今回のようなヤジが飛ぶはずもない。驚くべき無理解というほかはない。
過去においても、政治家の問題発言はあり、例えば、2007年には当時の柳沢伯夫厚生労働相が「女性は産む機械」とたとえて、厳しい批判を受けた。
政治家らの認識も高まったはずだが、今回のような問題が起きるとむなしい。
一方、都議会(定数127)全体の対応の鈍さはどうしたことか。
ヤジが飛んだ時、議場には笑い声さえ上がったといい、たしなめたりする様子はなかったという。
問題化しても、ヤジを飛ばした当人がすぐに名乗り出ないという事態も異例なら、周辺に座っていてヤジの発声を間近に聞き、発言者を特定できるであろう議員がいない、というのも納得できない。
この悪質なヤジに議会がただちに反応し、発言者不明なら超党派で徹底調査するぐらいの即応力を発揮していれば、ここまで議会不信の傷は深くならなかったかもしれない。
みんなの党会派は、ヤジの主が自ら名乗り出ないなら、声紋分析も考えるという。そのような事態になる前に、議会自らが主体的に解明し、この苦い体験を今後に生かすべきではないか。
(毎日新聞2014年6月21日)
http://mainichi.jp/opinion/news/20140621k0000m070142000c.html
ツイッターによるとマスコミが自制して伝えないヤジがあるという
「お前が結婚しろ」「お前が子供を産め」(ここまで各局が報道)
→発言者涙ぐむ 
→「ほらほら動揺しちゃったあ」(笑い)「お前不倫してるだろ」と続くんだそうだ

画像は土曜日コニーアイランドで開かれたマーメイド・パレードから たーのしそう!
ニューヨーカーはここまでやるんだよ!ラヴ、ラヴ、サイクロン!