見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2011/12/29

ガン生還者サミット


ラテンアメリカの指導者にガン続発 米国の陰謀か?

写真:ミスター・チャベスとミズ・フェルナンデスは親密な政治的盟友

チャベスは米国のラテンアメリカ・ガン構想について沈思黙想する

ラテンアメリカの左派指導者にガンを生じさせる秘密のテクノロジーを米国が開発したかどうかについて、ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が疑っている。

今年、ガンを治療したチャベス氏は、アルゼンチンの大統領が病気になったとのニュースの翌日に意見を述べていた。

パラグアイのフェルナンド・ルーゴ、ブラジルのDilma Rousseffと前任者のルラ大統領もまたガンにかかっていた。

これは「奇怪千万」とチャベス氏は言うが、「性急な非難」を引き起こすというより、もっと適切に言うならば、思わずひとり言を言ったということに彼は重きを置いた。

だが、ラテンアメリカの指導者の間のガンの実例は、「確率の法則によって解き明かすのは難しい」と彼は言う。

「仮にガンを誘発するテクノロジーを彼らが開発しており、それに関して誰も知らなかったとしても、意外だろうか?」とチャベス氏は陸軍基地の兵士に向かってのTV中継された演説で尋ねた。

次は誰だ?

米政府の科学者どもは1940年代にグアテマラの囚人に梅毒やほかの病気を感染させていた、けれども、やっと昨年これが明るみに出たことにチャベス氏は言及した。

また、彼らもガンと診断されるといけないから、ボリビアのモラレス大統領とエクアドルのコレアには特別気をつけて世話をするつもりであると彼はジョークを言った。

57歳のベネズエラの指導者は、彼の転覆さらには彼の殺害を首謀するとしてたびたび米国を非難する。

今年早い時期にキューバで外科手術と化学療法を受けた結果としてガンから解放されたと彼は言う。

彼の病気の詳細は公表されてきていない、そして彼の状態が彼が白状するより悪いかもしれないとの憶測をあおり立てる。

チャベス大統領は、火曜日にアルゼンチンの大統領クリスティーナ・フェルナンデス(Cristina Fernandez de Kirchner)が甲状腺ガンだと発表されたあと、彼女に励ましを申し出る最初のラテンアメリカの指導者だった。

彼は彼女に、「私たちは生き長らえるし、私たちは打ち勝てる! 」と語った。

生還者サミット

咽頭ガンのブラジルの前大統領を治療する医師らは、66歳のルラは化学療法にうまく反応を示していて、完治に十分のはずだと話す。

 一年前にルラから大統領を引き継いだ64歳のDilma Rousseffは、2009年にリンパ腫ガンの治療を受けたのち、完全に回復する。

60歳のパラグアイの大統領フェルナンド・ルーゴは、2010年8月にリンパ腫と診断されるが、化学療法の結果として今は緩和状態にある。

ガンを負かしたラテンアメリカの指導者のサミットを開催しようと、ルラとチャベス氏は兼ねてジョークを言った。

ミズ・フェルナンデスはこのほど、ガン生還者サミットの「名誉会長」にしろと言うつもりだと言う。

(引用元:BBC NEWS)
http://www.bbc.co.uk/news/world-latin-america-16349845

◇南米ベネズエラの反米左派チャベス大統領は12月28日、南米の指導者にガンが相次いで見つかっていることに関連し、「誰も知らないうちに、(米国が)ガンを誘発する技術を開発したとしても、おかしくはない」などと述べ、米国の仕業の可能性があるとの見方を示した。ロイター通信などが伝えた。
チャベス氏は今年6月にガンを告白し、腫瘍摘出手術の後に化学療法を受けた。今年に入ってルラ前ブラジル大統領も咽頭がんで闘病を始めたほか、今月27日にはアルゼンチンのフェルナンデス大統領も甲状腺がんを公表。チャベス氏は「何とも奇妙で、説明がつかない」と陰謀説を展開した。
 
(引用元:時事通信社 2011年12月29日)
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201112290040.html

2011/12/25

プーチンのいないロシア


写真は、1つの最大規模の抗議として厖大な群衆が最も重要なモスクワを埋める(BBC NEWS)

◇モスクワの抗議
 ウラジーミル・プーチンに対して数千の示威運動

言い立てられた選挙の不正への怒りを示すために、幾万もの人々が権力の中心のモスクワに再集合している。

彼らは、来年の大統領選で「ウラジーミル・プーチンに一票を与えない 」決断を下した。

抗議のリーダー、アレクセイ・ナヴァルニイ(Alexei Navalny)が、ロシア人はもはや腐敗を大目に見る(がまんする)つもりはないことに是認を賞揚するよう群衆に言った。

 「今すぐクレムリンと総督公邸を占めるのにここにいる人で十分だと思うが、我々は平和な人間であり、まだそれを遂行したくない」と彼は言った。

プーチンの党が勝利した12月4日の議会選挙は人為的に操作されたとデモ隊は言っている。 政府は非難を否定する。

氷点下のなか、デモ隊の波はクレムリンから数マイルのサハロフ大通りに沿って伸びる。

(引用元:BBC NEWS 24 December 2011)
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-16324644

◇ロシア下院選での不正を糾弾し、プーチン首相の大統領復帰に反対する大規模デモが24日、モスクワをはじめロシア各地で行われた。

デモは今月10日に続き2度目。モスクワのデモには3万人近く(内務省発表)が参加し、ソ連崩壊後、最大の抗議行動となった。

モスクワではクレムリンの北東約1キロメートルのサハロフ大通りでデモが開かれた。「下院選の結果を無効にしろ」などと書かれたプラカードやプーチン首相を風刺した看板が掲げられ、参加者が大通りを埋め尽くした。

人気作家ボリス・アクーニンが「プーチン氏を、次の大統領ではなく年金生活者にすることを考えよう」と訴えると、参加者から「プーチンなきロシアを」の大合唱が起きた。メドベージェフ大統領と対立し9月に辞任したアレクセイ・クドリン前財務相も参加した。

参加の呼びかけは交流サイトをはじめインターネットを通じて行われ、主催者側はモスクワのデモの参加者を約12万人と発表。次回の抗議行動を来年2月に開くという。

(引用元 読売新聞 2011年12月25日)

◇モスクワで行われた総合格闘技の試合会場にロシアのプーチン首相が姿を見せた際、約2万人が詰め掛けた観客席から「大ブーイング」が起こった。来年3月の大統領選を控えたプーチン氏の顔に泥を塗る前代未聞の事態として、政権を動揺させている。

22日付の英字紙モスクワ・タイムズや動画サイト「ユーチューブ」の映像によると、ヒョードル選手の勝利後、首相がリング上でスピーチしようとマイクを握ったところ、会場から罵詈(ばり)雑言とともに大きなブーイングが発生。同紙は「プーチン氏の声は少し震えていたようだ」と伝えた。

(引用元:時事通信 2011年11月22日)

◇4日投開票のロシア下院選に不正があったと訴える若者らの連日の抗議デモをけん制しようと、軍や治安当局が「デモ参加者は兵役に送る」と相次いで警告している。これに対し、兵士の母親らでつくる団体は「軍隊は"刑務所"ではない」と怒り心頭だ。

ロシアの若者には兵役免除・猶予の希望者が多い。当局は「徴兵」をちらつかせることで、デモを抑制する「切り札」にしたいようだ。

モスクワでは10日、下院選後最大となる3万人規模のデモが予定されている。当局はこれまで「無許可集会」などを理由にデモ参加者1500人以上を拘束してきたが、今回はモスクワ市が大規模デモを「初めて許可」(野党勢力幹部)した。警官隊は衝突や混乱がない限り強制排除できない。

インタファクス通信によると、治安当局筋は9日、「(デモ参加者の)若者が徴兵忌避者と判明すれば、まっすぐ徴兵センターに送る」と警告。10日は参加者に招集令状を出すため要員が多数待機することになると予告した。

(引用元:2011年12月10日のニュース)

◇吹き荒れる「反プーチン」

政権与党「統一ロシア」が過半数を維持したロシア下院選で不正があったとして抗議の声が高まる中、モスクワなど各地で10日、最大規模の抗議集会が開かれた。来年3月の大統領選で返り咲きをめざすプーチン首相は、逆風をかわすのに懸命だ。野党勢力結集の動きにつながれば、メドベージェフ大統領との「双頭体制」が揺らぐ可能性も出てきた。

会場では「泥棒権力にはバツ印をつける」などと書かれた白いリボンが配布され、参加者らは「プーチンのいないロシアを」、「自由のない選挙は恥だ」などと連呼した。反政権リーダーの一人、ネムツォフ元第1副首相は、中央選管委員長や政権指導部の辞任と選挙結果の取り消しを求めた。

(引用元:朝日新聞 2011年12月10日)
http://www.asahi.com/international/update/1210/TKY201112100438.html