2015/06/05
メディアノミクス
◇ジャパン:政治、権力、マスコミ
アルジャジーラ 31 May 2015
リスニング・ポストが日本のお仲間(身内)ジャーナリズムの高まりと安倍晋三の”メディアノミクス”を調査する。
日本では”記者クラブ”として知られる記者団のクラブがマスメディア界を支配する。たいてい、ハイレベルの情報源や記者会見に接近する権利と引き替えに、政府当局が話すことを新聞に書く。
だが、日本の一部のジャーナリストは、彼らに政府の話に忠実に付き従って記事を書くように強いる昔から続いている報道機関に勇敢に立ち向かっている。昨年12月の抜き打ち選挙に納得がいくように勝利を得るにもかかわらず、アベノミクスとして知られる安倍晋三首相の経済政策は大成功にはなっていないし、国の原子力産業を再開させる彼の計画はまだ福島の大きな災難によって影を落とされたままだ。2015年1月、中東のISIL(イラクとレバントのイスラム国)と戦っている国々への非軍事的援助として安倍は2億ドルを与える約束をした。日本人の中には、ISILとの戦いで役割を演じる安倍の決意が日本の長年にわたる平和憲法をおびやかすと考える人もいる。
だが、日本のジャーナリストは、概して、彼らの政治指導者を当惑させたがらない。自己検閲は多くの国で問題であるが、日本ではそれ以上に組織的な自己検閲の領域に進む。
それで、安倍の中東政策の批判者(古賀茂明)が主流のニュース番組(テレビ朝日の報道ステーション)に生出演して、 "I am not Abe”と言い放ったとき、それは愛国的な物議を引き起こし、不適当な疾走の動きであることがわかった。
リスニングポスト(The Listening Post)のWill Yongが日本のジャーナリズムと安倍晋三の「メディアノミクス」について報じる。
日本人の気持ちは異なります(古賀茂明氏のコメントより)
「私は 'I am not Abe'と言いました。それは人質危機の問題だけではありませんでした。私たち日本人について間違ったイメージがまき散らされるのを私は心配していました。私たちが戦闘に貢献したかったとの考え。日本人はこんなふうには考えません。彼らは安倍とは異なる意見を所有します。」
http://www.aljazeera.com/programmes/listeningpost/2015/05/japan-politics-power-press-150531104643193.html
△アルジャジーラのウェブサイトから報道のヴィデオを見ることができます。
2015/06/03
ブラッター辞任
親愛なるヴァーモス、
FIFAのゼップ・ブラッター会長がまさに辞任を発表しました。世界で最も強力なスポーツ組織が世論の圧力に力尽きてくずおれる、これは巨大です。調査があらゆるレベルでの巨大な腐敗行為を明らかにした後、ブラッター辞任に至ります。
FIFAの腐敗行為はお金だけのことではありません、命をも犠牲にさせます。2022年ワールドカップの準備で、カタールではすでに何千人もの出稼ぎ労働者が亡くなっています。
2018年のホスト国、ロシアにもまた恐ろしい人権の記録があります。この両国では、あからさまにゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスセクシャル(性転換を願望する性同一性障害の持ち主)であることが違法です。そしてカタールでは、ただもう愛するために国民が政府によって拷問されかねません。
ブラッターがいなくなって、他のなによりも先にフェアプレーと人権に身を入れることで私たちはフットボールへの信頼を回復する最初の行動を起こす必要があります。労働者が死んでいいわけがありません、選手やファンが差別に直面していいわけがありません。そしてワールドカップを開催するにあたり、その名誉はすべての人に向けて人権を尊重する国にもっぱら与えられるべきです。
昨年まさしく国際オリンピック委員会がソチ冬季五輪について同様の憤激に直面しました。数十万のAll Outの仲間が世界中で大声で意見を言い、私たちは説き伏せました。何年ものAll Outや他の人権団体の取り組み後、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルを含め、すべての人に向けて開催都市が人権を保護することを確実にするために、IOCは開催都市契約を変更しました。ちょうど先週、来たるべきオリンピック入札に失敗することを恐れてカザフスタンが反同性愛法を廃棄しました。
次に私たちは、この闘いをFIFAの隅々まで持って行き、スポーツには腐敗行為と差別の出る幕がないとのメッセージを送る必要があります。他のなによりも先に、FIFAを偽りなく修繕してすべての選手、ファン、従業員に向けて人権や尊重に身を入れる再構築を世界が要求していることを私たちは示す必要があります。
辞任スピーチの間にブラッターは、FIFAが「甚大な事業再構築(再編成)」を必要とすることを認めました。そして重要なFIFA役員によると、もしかするとこの強力な組織に襲いかかれる変化の点から、「何事も検討に付されます」。
All Outを知ってくれてありがとう、
Andre, Guillaume, Oscar, Pablo, Sarah and the rest of the All Out team.
P.S. FIFAの汚職スキャンダルは何千人もの命を犠牲にしてきました。これは止める必要があります。私たちがオリンピックに変化を余儀なくさせた唯一の手段は、数十万人が署名してその友人たちに伝えたことによるものです。このような時にはひとつひとつの声(意見)がどれも重要です。あなたの名前を加えて言葉を発して念をおすために数分費やせますか?
署名して伝えてください: go.allout.org/en/a/fix-fifa/1/