見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/07/24

笑いをとるデタラメ大統領


◇「ウォールストリートは酔っぱらった」とブッシュは述べる
ジョージ・W・ブッシュ米大統領は、米金融市場をひどく痛めつける最近の信用危機を、「ウォールストリートは酔っぱらった」と言って説明してきている。

「酔っぱらって、今は二日酔い」なのだと、テキサス州ヒューストンでの個人的な政治基金調達のための催しで言った。
メディアの一員は招かれなかったし、追随的支持者らはカメラをオフにしてくれと頼まれた。
だが、誰かがこの言明をケータイのヴィデオカメラで記録して、これがインターネットで公表された。
・気まぐれのきっかけとなるもの
コメントがあったのは金曜で火曜にはインターネットにたどり着いていた。
「問題は、どれくらい長く酔いを醒まして、この一切の気まぐれの金融のきっかけとなるものを試そうとしないかだろ?」と大統領はヴィデオクリップの中で問う。
彼のコメントについてホワイトハウスはもっと単調な釈明を出してきている。
「ウォールストリートは非常に複雑な金融のきっかけとなるものに対処してきており、そのきっかけとなるものがシステムに対し提出するリスクを市場は完全に理解しなかったと彼は以前に言ってきています」とスポークスウーマン、ダナ・ペリノは言った。
「以前言ったことをもっとカラフルな言い方で彼が言ったのは確かですが、市場に何が起こったかに関して彼特有の観測の表現で彼は以前に説明してきています」と彼女は言った。
アメリカの住宅所有者の多くが、株式市場でごちゃごちゃに売られ大金に積もってきている抵当を返済する余裕がないことに銀行が気づいたとき、米国と世界中の金融市場が混乱に陥れられてきている。
この発覚が、株価の急落を導き、銀行のなかの嫌々ながらが貸し渋り、信用危機へ導いてきている、世界の金融市場のパニックをつのらせている。
ヴィデオでブッシュ氏は聴衆に言います。
「私たちには住宅問題がある。」
「ヒューストンにはない、疑いなくダラスにはない、なぜなら今日ローラがそこで家を一軒買おうとしているからだ」と群衆の笑いに彼は断言する。
ブッシュ夫人がテキサス州クロフォードの牧場にはもう住みたがらないので、2人がワシントンDCを出るときに住むどこかを捜しているのだとブッシュ氏は言った。
(BBC NEWS 23 July 2008)

写真は家のローンが返済できず抵当にかけられて売却される住宅です。まさかローラ夫人がこの手の物件を探してるなんてことは絶対にありません。BBCの23日のトップページからこのヴィデオが見られます。以下ニュースからーー。

◇米議会下院は23日、政府系住宅金融機関(GSE)の支援策や最大3千億ドル(約32兆円)の住宅ローン救済策などを盛り込んだ大規模な住宅法案を可決した。ブッシュ政権は同日、法案に署名する方針を表明。近く上院でも可決し、成立する見通しだ。
ローン救済策などの法案は可決済みで、金融危機対策としてGSE支援策などを新たに盛り込んだ。景気浮揚と住宅市場の活性化を狙って、約150億ドル(約1兆6千億円)の大型住宅減税なども計画。低所得者向け(サブプライム)住宅ローン問題への総合対策と位置づける。
住宅ローン救済では、連邦住宅庁が新たに総額3千億ドルまでの住宅ローンを保証。ローン返済が困難な約40万世帯が対象で、政府保証で比較的低金利の新たな民間ローンに借り換えができ、差し押さえや強制退去に歯止めをかける。
法施行による公的負担増は、GSE支援策が約250億ドル(約2兆7千億円)、ローン救済が約7億ドル(約750億円)などの試算があるが、予想を大幅に上回る可能性も指摘されている。
(朝日新聞 2008年7月24日)

2008/07/22

爆発しそうな中国



中国青島市のウワサの感染症について以下ニュースからーー。

◇北京五輪でセーリング会場となる中国・青島市の当局者は7月17日、市内で奇病が流行していると海外でウワサが出ているとした上で、「根拠のない話」と全面否定した。新華社電が伝えた。
一部海外のウェブサイトは、同市で今月、頭痛や高熱の症状を起こす奇妙な感染症が大流行し、16万人が感染、1000人以上が死亡したと伝えていた。流行性の髄膜炎の可能性が疑われるとしていたが、同当局者は、髄膜炎患者は現在まで2人だけで、昨年同時期の3人より少ないと語った。
(共同通信 2008年7月18日)

写真は、北京五輪のセーリング会場となる山東省青島市の海岸に異常発生した藻、AP提供
写真はクリックすると拡大版で見ることができます。

オリンピックって王様?



BBC NEWS のDay in pictures 「世界の印象的イメージ」よりーー。
いろんな場面で北京オリンピックはこういう警官隊が目立つものになりそうです。
セーリング会場になっている青島市の沿岸に5月末から大量発生したアオサ(藻)はお得意の人海戦術で一掃されたと中国メディアはアピールします。でも、7月に入り、この青島市で原因不明の感染症が流行しているとのウェブニュースもあり、またオリンピックを前に欧州衛星最大手のユーテルサット社が海外最大の独立系中国語TV放送局新唐人TV(NTDTV、本部ニューヨーク)の中国向け衛星放送を中断したとのニュースもあって、なんだか不穏です。これ、中国当局の圧力によるものだそうです。

◇8月8日の開会式に先だって、北京のオリンピックスタジアム「バーズネスト(鳥の巣)」の外でパレードのリハーサルをする中国の准軍事警官隊

◇ジャカルタで反WTOの抗議をするインドネシアの活動家たち。通商使節らは8年におよびだらだらと長引いてきている立ち往生した協議からなんとか同意を引きだそうとしている。
(BBC NEWS 21 Jury 2008)

2008/07/21

なんという戦争


◇なんというざまだ by スコット・リッター
「それは君がTVで見ているものではない。」
http://www.informationclearinghouse.info/article20320.htm
(この2分のヴィデオはBBCのサイトからも見ることができる。この映像はイスラエルの人権団体によって公表された。)

◇兵士がパレスチナ人捕虜を撃つのをはっきり示す場面をイスラエルの人権団体が公表した後、イスラエルは取り調べに着手していると言う。
発砲したときヴィデオは煙でぼけるが、ゴム弾が彼の左足の親指に命中して軍医によって治療されたと、このパレスチナ人男性は言う。
イスラエル防衛軍(IDF)はこのできごとを「容易ならぬ」と呼び、軍の真価に「正反対」だと呼んだ。
この事件は7月7日に西岸で起こったと人権団体B'Tselem は言った。
ヴィデオクリップは、手錠をはめられ目隠しされたパレスチナ人捕虜に向けて兵士が至近距離からゴムでコーティングされたスティール製弾丸を発射するのを証明したとB'Tselem は言った。
撃たれたときパレスチナ人男性の腕を持っていた中佐の面前でこの発砲は行われたということだ。
・調査
伝えられるところでは、イスラエルの西岸の防壁に対する激しい抗議の現場であったニリンの町の家の窓から14歳の少女がこのできごとを撮影した。
日曜にテープを受け取り、コピーを憲兵隊調査部隊に転送して取り調べを要求したとB'Tselem は言った。
このパレスチナ人、アシュラフ・アブ・ラーマンが次のように言ってるのが地元メディアによって引用された。「デモの最中に兵士らがボクを捕まえ、ボクを逮捕したーーそして数秒後、銃弾が発射されるのを聞き、カラダにほてりを感じた。恐かった。それがなんだったかわからなかった。」
「ボクは目を閉じた、そしてなにも思い出せない。足がなくなったように感じた」と27歳の若者は言った。
エルサレムポスト紙に引用される声明で、IDFは、「軍の法規は捕虜に傷を負わせることを禁じ、彼らに敬意を示して彼らの安全を保証するのを兵士らに義務づける。」と言った。
方針に従って、事件の場面は上級士官によって再検討されており、調査が進行中だとIDFは言った。
イスラエル政府は西岸の防壁が自爆者を止めるための安全処置であると言うが、批判者らはこの壁が占領地を併合してくすねるため故意に計画された奮闘だと言う。
1967年戦争でイスラエルは西岸(ヨルダン川西岸地区)とガザ地区を占領した。イスラエルは西岸に数十万ものイスラエル人を入植させてきており、大規模な軍隊の駐留を維持している。
(BBC NEWS 20 july 2008)

写真は兵士が撃つ瞬間です、ヴィデオで見てください。BBC NEWSより

2008/07/20

女の子映画がヒット中



◇「Hey, Hey It's Esther Blueburger(ヘイ、ヘイ、エスター・ブルーバーガー)」は、オーストラリア映画市場から現れた最新のコミック作品。

メガネをかけてぎこちないティーン(14歳)エスターの身の上話を語る、気おくれしない少女らしさをほめたたえる次世代映画だ。豪華な私立学校でおたくとして浮きまくり軽蔑されるエスター(新人のダニエル・カタンザリッティが演じる)は、地元の公立学校に通う年上の少女スンニを助けた後、徹底的に自分自身を作り直す。

どんどん人気が上がる米国のインディヒット作「ジュノ」にたまたま似ている「エスター・ブルーバーガー」は、もっとぶっとんでるアメリカの従姉妹の世界的成功をうまいこと見習うことになるかもしれない。

映画が好調なら、その俗うけねらいのキッチュさはきっと有利に働くしかない。

結局、世界的な観客を有して成功を見いだしているオーストラリアのコメディ映画の多くが、ただの生かじりのキャンプ(おかしいほどの誇張)を超えたものをあてにしてきている。

映画「マッドマックス」とラッセル・クロウを世界に送り出す国から出てきた最大のコミックヒット作の多くが、奇妙にも、保守的な会話とマッチョとしての従来のオーストラリア文化のステレオタイプに食ってかかる。

すなわち、いずれもみな「クロコダイル・ダンディ」に代わって「プリシラ(The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert)」がある。

1986年に公開された最初の「クロコダイル・ダンディ」は世界中で興行的に大成功する。その年、国際的に一番の総収入をあげた映画は、続編2作を生み、オーストラリア観光産業を景気づけると信じられた。

映画の笑いの多くが時代錯誤の価値観を持ったままのミック・ダンディの描写からくる。ニューヨークを訪れるためオーストラリアの小さな町を出るとき、オージー野郎は現代のコスモポリタンの暮らしを甘受するのに苦闘する。

たとえば、あるシーンではビッグアップルのストリートで女装する男性に出会うことでダンディーの反応は、自分の性を立証するため男の股間をつかむことだった。

オーストラリア人のアイデンティティに関して「クロコダイル・ダンディ」のマンガ本映画化作品は映画館でうまくいったにせよ、現代のオーストラリアの現実に一致していないし、ありきたりだと多くの評論家から考察された。

90年代初頭、作家・監督のバズ・ラーマンの出現はオーストラリア映画に新鮮な息を吹き込んだように思えた。

1992年、彼のデビュー作「ダンシングヒーロー(Strictly Ballroom)」のすばらしい評論と興業面での成功は、女性らしさの側を見せるのを心配しなかった一連の包囲突破のヒット作品を予告した。

2001年の「ムーランルージュ」もまた挑戦的にキャンプだった、ラーマンによって設定されるベンチマーク(基準値)は、1994年の「プリシラ」と同年の「ミュリエルの結婚」によってそろえられる。

とりわけ「プリシラ」は初めて公開されたとき大騒ぎを起こした。敬うべき英国俳優テレンス・スタンプとガイ・ピアーズ、ヒューゴ・ウイーヴィングできわだつ映画は、プリシラと名付けた大型バスでシドニーからアリススプリングスまで奥地を越えてドライブする3人のホモの話だ。

それはキャンプの一流作品としてみなされるまでになっている、ことによると韓国ではそうでないかもしれない、伝えられるところでは韓国ではホモセクシャルを奨励しかねないとの不安から禁止された。

キャンプ性では「プリシラ」より明白に欠ける「ミュリエルの結婚」は、女性であることのより繊細で軽妙な面をほめたたえる。

魅惑的な純白の結婚式の空想にふける、社会的に不器用な「醜いアヒルの子」の話は、アバのミュージックがサントラで引き立てる。映画は世界中で思いがけないヒットとなり、「エスター・ブルーバーガー」にも出演するトニ・コレットにハリウッドキャリアを始めさせた。(99年「シックスセンス」の母親役、2002年「アバウト・ア・ボーイ」の母親役へと成長する。)

コレット演じるミュリエルは、ついに彼女が都会に向かう勇気を奮い起こすまで、にぶい友達から意地の悪いコメントを招くヒョウ革を着てドシンドシン歩き回る。

このキャンプの猛攻は時に映画の登場人物にとっても、とても手に負えないのを証明する。「プリシラ」のある部分でテレンス・スタンプ演じるバーナデットがホモ仲間に言うように、「人のことであれこれ文句を言うのを止めて、カツラやドレスやバストのサイズ、ペニス、ドラッグ、ナイトクラブ、どえらいアバ!について話し合うのを止めるのを条件として、この会話に加わるわ」

これに対してヒューゴ・ウイーヴィング演じるティックがすばやく言い返す、「それなら話し合うことをたくさん私たちに与えないでよ、でしょ?」
(CNN 04 July 2008)

写真は、映画「Hey Hey It's Esther Blueburger」の3月オーストラリアでのプレミア上映で、向かって左から監督のキャシー・ランドル、主役の新人ダニエル・カタンザリッティとKesisha Castle-Hughes
次の写真は言うまでもなく第一級のキャンプ映画「プリシラ」のスター、ガイ・ピアース、ヒューゴ・ウイーヴィング、テレンス・スタンプです。
「プリシラ」はもちろん、「「ミュリエルの結婚」は大、大、大好きな映画の1本、これ以降、トニ・コレットは見逃しません。アバも好きになっちゃった!
そういえば、80年代初めのタイ、コサムイ(サムイ島)でヨーロッパのバックパッカーにオージーの若者がひとり混じって奇妙な会話をしていた。オージー君は海に入って泳ぎもしなければ潜りもしない。なんでー?って聞くと、いつも海があるからわざわざ泳ぐまでもないと言った。その後、いろんな国談義があってオーストラリアは「ノーカルチャー」というので全員納得、爆笑した。