見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

July 19, 2008

女の子映画がヒット中



◇「Hey, Hey It's Esther Blueburger(ヘイ、ヘイ、エスター・ブルーバーガー)」は、オーストラリア映画市場から現れた最新のコミック作品。

メガネをかけてぎこちないティーン(14歳)エスターの身の上話を語る、気おくれしない少女らしさをほめたたえる次世代映画だ。豪華な私立学校でおたくとして浮きまくり軽蔑されるエスター(新人のダニエル・カタンザリッティが演じる)は、地元の公立学校に通う年上の少女スンニを助けた後、徹底的に自分自身を作り直す。

どんどん人気が上がる米国のインディヒット作「ジュノ」にたまたま似ている「エスター・ブルーバーガー」は、もっとぶっとんでるアメリカの従姉妹の世界的成功をうまいこと見習うことになるかもしれない。

映画が好調なら、その俗うけねらいのキッチュさはきっと有利に働くしかない。

結局、世界的な観客を有して成功を見いだしているオーストラリアのコメディ映画の多くが、ただの生かじりのキャンプ(おかしいほどの誇張)を超えたものをあてにしてきている。

映画「マッドマックス」とラッセル・クロウを世界に送り出す国から出てきた最大のコミックヒット作の多くが、奇妙にも、保守的な会話とマッチョとしての従来のオーストラリア文化のステレオタイプに食ってかかる。

すなわち、いずれもみな「クロコダイル・ダンディ」に代わって「プリシラ(The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert)」がある。

1986年に公開された最初の「クロコダイル・ダンディ」は世界中で興行的に大成功する。その年、国際的に一番の総収入をあげた映画は、続編2作を生み、オーストラリア観光産業を景気づけると信じられた。

映画の笑いの多くが時代錯誤の価値観を持ったままのミック・ダンディの描写からくる。ニューヨークを訪れるためオーストラリアの小さな町を出るとき、オージー野郎は現代のコスモポリタンの暮らしを甘受するのに苦闘する。

たとえば、あるシーンではビッグアップルのストリートで女装する男性に出会うことでダンディーの反応は、自分の性を立証するため男の股間をつかむことだった。

オーストラリア人のアイデンティティに関して「クロコダイル・ダンディ」のマンガ本映画化作品は映画館でうまくいったにせよ、現代のオーストラリアの現実に一致していないし、ありきたりだと多くの評論家から考察された。

90年代初頭、作家・監督のバズ・ラーマンの出現はオーストラリア映画に新鮮な息を吹き込んだように思えた。

1992年、彼のデビュー作「ダンシングヒーロー(Strictly Ballroom)」のすばらしい評論と興業面での成功は、女性らしさの側を見せるのを心配しなかった一連の包囲突破のヒット作品を予告した。

2001年の「ムーランルージュ」もまた挑戦的にキャンプだった、ラーマンによって設定されるベンチマーク(基準値)は、1994年の「プリシラ」と同年の「ミュリエルの結婚」によってそろえられる。

とりわけ「プリシラ」は初めて公開されたとき大騒ぎを起こした。敬うべき英国俳優テレンス・スタンプとガイ・ピアーズ、ヒューゴ・ウイーヴィングできわだつ映画は、プリシラと名付けた大型バスでシドニーからアリススプリングスまで奥地を越えてドライブする3人のホモの話だ。

それはキャンプの一流作品としてみなされるまでになっている、ことによると韓国ではそうでないかもしれない、伝えられるところでは韓国ではホモセクシャルを奨励しかねないとの不安から禁止された。

キャンプ性では「プリシラ」より明白に欠ける「ミュリエルの結婚」は、女性であることのより繊細で軽妙な面をほめたたえる。

魅惑的な純白の結婚式の空想にふける、社会的に不器用な「醜いアヒルの子」の話は、アバのミュージックがサントラで引き立てる。映画は世界中で思いがけないヒットとなり、「エスター・ブルーバーガー」にも出演するトニ・コレットにハリウッドキャリアを始めさせた。(99年「シックスセンス」の母親役、2002年「アバウト・ア・ボーイ」の母親役へと成長する。)

コレット演じるミュリエルは、ついに彼女が都会に向かう勇気を奮い起こすまで、にぶい友達から意地の悪いコメントを招くヒョウ革を着てドシンドシン歩き回る。

このキャンプの猛攻は時に映画の登場人物にとっても、とても手に負えないのを証明する。「プリシラ」のある部分でテレンス・スタンプ演じるバーナデットがホモ仲間に言うように、「人のことであれこれ文句を言うのを止めて、カツラやドレスやバストのサイズ、ペニス、ドラッグ、ナイトクラブ、どえらいアバ!について話し合うのを止めるのを条件として、この会話に加わるわ」

これに対してヒューゴ・ウイーヴィング演じるティックがすばやく言い返す、「それなら話し合うことをたくさん私たちに与えないでよ、でしょ?」
(CNN 04 July 2008)

写真は、映画「Hey Hey It's Esther Blueburger」の3月オーストラリアでのプレミア上映で、向かって左から監督のキャシー・ランドル、主役の新人ダニエル・カタンザリッティとKesisha Castle-Hughes
次の写真は言うまでもなく第一級のキャンプ映画「プリシラ」のスター、ガイ・ピアース、ヒューゴ・ウイーヴィング、テレンス・スタンプです。
「プリシラ」はもちろん、「「ミュリエルの結婚」は大、大、大好きな映画の1本、これ以降、トニ・コレットは見逃しません。アバも好きになっちゃった!
そういえば、80年代初めのタイ、コサムイ(サムイ島)でヨーロッパのバックパッカーにオージーの若者がひとり混じって奇妙な会話をしていた。オージー君は海に入って泳ぎもしなければ潜りもしない。なんでー?って聞くと、いつも海があるからわざわざ泳ぐまでもないと言った。その後、いろんな国談義があってオーストラリアは「ノーカルチャー」というので全員納得、爆笑した。

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