見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/07/11

イスラエルの次はイランが脅す


イスラエルのバラク国防大臣は、もし脅威と感じればイランに対し行動に出る用意があると警告している。(BBC NEWS 10 July 2008)

◇イランの革命防衛隊が10日、前日に続いて中・長距離弾道ミサイルの発射実験を実施したとする同国メディアの報道に対し、米軍の情報筋が疑問を投げ掛けている。この日は、前日打ち上げに失敗したミサイル1基を発射するにとどまった可能性があるという。
米軍が収集した情報に詳しい軍高官がCNNに語ったところによると、米軍のレーダーや衛星などには、中・長距離ミサイルが発射されたデータが記録されていない。
同高官によれば、9日の実験でイランの国営メディアが公開した写真のうち、4基のミサイルが同時に飛んでいる場面は、デジタル加工された疑いがある。発射時の写真では、4基のうち旧式の小型ミサイル1基が発射台に取り残され、3基だけが上空へ向かっていた。ところがこれに続く写真では、前面に4基目のミサイルと煙が写し出され、ミサイルの残っていた発射台はその陰に隠れている。4基目は、一緒に写っている別のミサイル2基を合成して作った可能性が高いという。
イランのメディアは、10日にペルシャ湾付近で2日目の実験が実施され、一連のミサイルがすべて標的に命中したと伝えていた。
(CNN 11 July 2008)

◇イラン革命防衛隊のホセイン・サラミ将官は9日、長距離ミサイル試射がイスラエルと米国の脅威に対応するためだと説明した。
同将官は国営テレビで「ことばで脅しをかける外交政策を取る向きは、われわれが常に指を引き金にかけていることを知らなければならない。われわれは何百発、何千発ものミサイルを、あらかじめ設定した標的に発射する用意がある」などと述べ、短期間で「敵の脅威」に強硬対応する姿勢を強調した。
イランは時折ミサイルを試射しているが、今回はイランを想定したイスラエルの軍事演習が先月行われ、イラン核問題をめぐる国際社会との摩擦が強まる状況下で実施された。国営イラン通信は国内外の専門家の見解としたうえで、イスラエルがイラン国内の核施設を攻撃した場合、射程2000キロのシャハブ3に報復能力があることを示唆した。
(CNN 10 July 2008)