オールナイトパーティ
◇ユーロ2008の優勝に夢中のスペイン
決勝戦でドイツを1−0で負かし、彼らのフットボールチームがユーロ2008で一番になった後、何千人もの勝利に酔いしれるスペインファンがマドリッドで陽気に浮かれ騒いでいる。
フェルナンド・トーレスのゴールが44年ぶり2度目の主要タイトルをスペインにもたらした。
旗をまとったファンたちがストリートで踊って歌うとき、首都は赤とゴールドのナショナルカラーに酔う。
マドリッドのBBCのスティーヴ・キングストンが、何千人もの群衆が集まっているプラザコロンの騒々しい歓喜の場面を説明する。
・オールナイトパーティ
ボクたち特派員は、勝利が若いスペインチームにとって大成功、大手柄と考えられていること、そして政治的・地域的に分裂する国で、ヨーロッパ選手権は多くの点で国をひとつにするイベントだったことを、付け加えておきます。
これまでは、カタルーニャやバスク地方といった自治権のある地方は伝統的に国の代表チームを支援するのに気が進まなかった。
不朽のトーナメントのイメージは、スペインのゴールキーパーでキャプテンのカシージャスがウィーンでトロフィーを受け取ったとき、ホアン・カルロス国王が彼を抱き締めるシーンになるだろうと彼は言う。
マドリッドでは、街の主な広場からファンたちが夜のパーティをやるためにレストランやバーへとあふれ出るとき、数百人の警官が交通の流れを保つのに苦闘した。
「準々決勝を突破したんだってうんと前なのに、いまボクらは一番になっている。信じられないよ」とマドリッド出身の19歳の学生ダニはAFP通信社に語った。
「私たちは最高なんだ、それならワールドカップで一番になる用意ができている」と48歳のホアキンは言った。彼と家族は西部の街サラマンカから来ていた。
巨大TVスクリーンでウィーンからの試合の生放送を見るため、ファンたちがプラザコロンに集まって温度を急上昇させたその日、興奮は一晩中さめなかった。
スペインの優勝は1964年のヨーロッパ選手権で元ソ連に勝って以来、それがこれまでの主要トーナメントでの唯一の功績だ。
(BBC NEWS 29 June 2008)
写真は、スペインのファンがマドリッドで勝利を祝う光景。優勝は国を団結させる一つの方法とみなされている。
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