見つけた 犬としあわせ

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2020/12/19

宇宙に送られたボウイのコイン


◇王立造幣局(The Royal Mint)がデヴィッド・ボウイを称えて新たな記念コインを発売

PR Newswire=共同通信JBN 2020年12月7日


英国コインの正規製造業者である王立造幣局は7日、デヴィッド・ボウイのキャリアを祝福する記念コインを発売した。

 

英国コインが宇宙に送られたのは初めて。コインは高度3万5656メートルに達し、地球周回軌道を45分間飛行して英国に無事降下した。

 

デヴィッド・ボウイ記念コインは英国の音楽界のレジェンドを称える王立造幣局「ミュージック・レジェンド」コレクションの第3弾。第1弾はクイーン、第2弾はエルトン・ジョンだった。最新のコインはデヴィッド・ボウイがベルリンで生活しレコーディングした時代のイメージに触発されたデザインで、まるでロックのカメレオンのような彼を祝福している。コインのデザインは1973年のアルバム「アラジン・セイン」時代の稲妻のモチーフを背景に、ボウイ自身が数十年にわたって様々なペルソナをを削ぎ落とし続けたように、彼が新たな自分を再創造するイメージが表現されている。

 

王立造幣局のClare Maclennan記念硬貨部門ディレクターは「デヴィッド・ボウイの銀河系間レガシーとキャリアをたたえ、王立造幣局『音楽レジェンド』シリーズの第3弾コインを披露できて喜んでいる。われわれはボウイの初ヒットシングル『Space Oddity』を認めて彼のコインを宇宙に送り、彼自身の先駆的ファッションでスターマンを祝うことがふさわしいと感じた。デヴィッド・ボウイの音楽は何世代ものミュージシャンに刺激と影響を与えており、世界中のファンにこの記念コインを大切にしてもらいたい」と語った。

 

1947年、ロンドン南部のブリクストンに生まれたボウイはデヴィッド・ロバート・ジョーンズ(David Robert Jones)として人生を始めた。19歳までにアイコニックな芸名を採用し、ポップミュージックのキャリアを追求し始めた。1969年7月にアポロ11号が打ち上げられる5日前、英国で「Space Oddity」がリリースされた。このシングルはヒットチャートの5位に達し、ソングライター兼パフォーマーとして初めて成功を収めた。デヴィッド・ボウイの影響はどこでも見聞きされており、世界のミュージシャン数億人に刺激を与え続けている。

 

限定の貴金属プルーフエディション、標準ブリリアント非流通エディションとして入手可能なブリリアント非流通コインは、王立造幣局限定のスリップケースカバー3種に収納され、英国有数の永続的音楽アイコンのキャリアに敬意を表するにふさわしいものである。コレクション全容は王立造幣局ウェブサイトwww.royalmint.com/DavidBowie を参照。


日本では泰星コインが12月7日より予約販売を開始している。

https://shop.taiseicoins.com/item/48004.html

 

 

 

 

グルーヴのもとにアメリカは一つ

今朝の東京(中日)新聞に、絶頂期に聞いていた“ファンカデリック”の名前を見つけて驚いた!

東京新聞の「筆洗」には下記のようにある。


米国で初めて女性、黒人、アジア系として、副大統領に就任するカマラ・ハリスさんが、以前、「大統領選の歌」に選んで話題になった曲がある。バンド「ファンカデリック」の「ワン・ネーション・アンダー・ア・グルーブ」である。…

▼多種多様な歌い手や奏者が主役、脇役を務めながら大きな乗りを生み出していく黒人発祥のファンクミュージックの名曲でもある。人種、階層など多様な国家で共通する乗りを取り戻せるか。…

▼混乱した大統領選は先日行われた選挙人投票によってバイデン氏の次期大統領就任が確定したという。バイデン氏は「最も多様性に富んだものになる」と新政権について表明している。

▼ハリス氏にとどまらず、数多くの女性や非白人、性的マイノリティを閣僚などに置く人事を明らかにしてきた。先住民系初の閣僚になるという女性下院議員、ハーランド氏の登用も明らかにした。歴史的人事という。

▼トランプ大統領の米国では人種などの違いが分断の火種になった。修復は簡単ではない。

▼違いはあっても、共通の乗りは失わない国家づくり。リズムに乗れるか否かを国際社会も注視するはずだ。

https://www.chunichi.co.jp/article/172696


“ファンカデリック”を率いるジョージ・クリントンは2年前にローリング・ストーン誌のインタビューで「トランプ大統領はファンキーな要素ゼロ」と言っている。

ローリング・ストーン 2018/02/25 by Brian Hiatt


パーラメント/ファンカデリックの創設者、ジョージ・クリントンは「歩くアメリカ音楽博物館」ともいうべき人物である。彼の経歴は50年代、ドゥーワップで始まった(パーラメントも元来はニュージャージー州ニューアークのドゥーワップコーラスのグループだったのだ)。そしてケンドリック・ラマーが活躍する現代までプレイし続け、なおも進もうとしている。

現在、最もファンクを感じない人物は?

ジョージ:(笑)たぶんトランプだね。トランプほどファンキーな状態がないのは無理だよ。彼も嫌だろうけどね。

この国の将来については楽観的でしょうか、悲観的でしょうか?

ジョージ:楽観的だね。何が起きるにせよ想定内さ。制約を乗り越えて自分なりにダンスする方法を見出さないと。


https://rollingstonejapan.com/articles/detail/28066