見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2009/01/10

私たちは屈服しない



1月8日、ロサンゼルスに住むシンガー&ソングライター、マイケル・ハートが、イスラエルを告発し、ガザのパレスチナ人を励ます歌「We Will Not Go Down」を発表した。以下は歌の歌詞からーー。

◇「私たちは屈服しない」by Michel Heart 8 January 2009
http://www.arabisto.com/article.cfm?articleID=28209

目をくらますような白い光のフラッシュが
今夜 ガザの空を明るくする
隠れ場所を求めて 人びとが走る
彼らの生死はわからない

それは戦車と戦闘機に付随して現れた
まっかな炎で破壊して
あとにはなにも残らない
くすぶるもやの中 ただ声が高まるばかり

私たちは屈服しない
戦闘力のない 夜に
あなた方は私たちのモスクや家や学校を焼き尽くすことができる
でも 私たちの意気は決して消えない
私たちは屈服しない
今夜 ガザで

女性や子どもが等しく
毎晩 殺されて めちゃめちゃにされるのに
はるか彼方から 国の指導者とやらが
誰が悪いか 誰が正しいかで 議論した

だが 彼らの無力な言葉はムダだった
そして爆弾が酸性雨のように降ってきた
でも 涙と血と苦痛にもかかわらず
くすぶるもやを通して あなたにはあの声がまだ聴ける

2009/01/09

ガザ停戦要求決議 アメリカだけ棄権


◇ヤファのアラブ人とユダヤ人の抗議

一家全員を含める避難民40人が殺されたシャバリヤの学校の砲撃から2時間後、戦争に反対するアラブ人とユダヤ人の抗議が1月6日(火曜)ヤファで起こった。それはいま毎日イスラエル中いたるところで起こるも同然の戦争に反対する多くのデモのひとつだった。Zedaaka組織とヤファの一覧表による呼びかけに従って、数百人のアラブ系イスラエル市民がヤペットストリートに集合した。グシュ・シャロームの活動家、防護壁に反対するアナーキスト、平和のための女性連合など、ユダヤ人抗議者らがこれに加わった。アラブ人抗議者たちは彼らの怒りを特にアラブ国家の指導者らに向けた。彼らはガザに対するイスラエルの猛襲に協力すると非難された。繰り返し発生するスローガンは、「ムバラク(エジプト大統領)は米国とイスラエルの代理人」だった。数人のアラブ人とユダヤ人抗議者らは、イスラエルとパレスチナの国旗を並べて見せるグッシュ・シャロームのエンブレムを高く掲げた。他にヘブライ語で「ユダヤ人とアラブ人は敵であることを拒否する!」とあるポスターを掲げた。最も人気のあるスローガンは、「バラク、バラク、国防大臣、あんたは今日までに何人子どもを殺してきた?」と、「政府の大臣は全員戦争犯罪人」である。抗議者たちはアラビア語とヘブライ語で「戦争犯罪をやめよ」、「未亡人と孤児は選挙ではない」と言った。
(グッシュ・シャロームのウェブサイトより)

◇イスラエル軍が学校砲撃の誤り認める

エルサレム:パレスチナ自治区ガザで6日に起きたイスラエル軍戦車が住民の避難所の学校を砲撃し、40人以上が死亡した惨事について、学校を運営する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、同軍が誤って攻撃したことを認めたと指摘した。9日付のイスラエル紙ハーアレツが報じた。
それによると、UNRWAスポークスマンは8日、同紙に対し、「イスラエル軍は別の場所からの攻撃に対して反撃したもので、学校への砲撃は意図していなかったことを認めた」と語った。イスラエル軍はこれより先、砲撃について「ハマスが人間の盾を使った」として正当性を強調していた。
(時事通信 2009年1月9日)

◇イスラエル、国連停戦決議を無視 死者800人に迫る

エルサレム:イスラエルは9日、国連安全保障理事会が採択したパレスチナ自治区ガザでの停戦を要求する決議を無視し、大規模な軍事作戦を続行した。AFP通信によると、昨年12月27日の作戦開始以来のパレスチナ死者数は777人に達し、犠牲者増加に歯止めが掛からない状況だ。
イスラエル軍の声明などによると、同軍は8日夜から9日未明にかけ、イスラム原理主義組織ハマスが使用する施設や武器庫、武装組織の集団などガザ全土の標的50カ所以上に空爆を加えた。北部ベイトラヒヤで戦車が家屋などに砲撃を加え、中部ディルアルバラでは海軍艦船がロケット弾発射拠点に対する攻撃を行った。
(時事通信 2009年1月9日)

◇国際赤十字が異例のイスラエル批判 負傷者と遺体放置

ロンドン:赤十字国際委員会(ICRC・本部ジュネーブ)は8日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区で国際人道法違反を犯していると批判した。
中立・不偏をモットーとするICRCが、紛争の一方の当事者を批判するのは異例。ICRCはガザ市内に職員を入れることを今月3日からイスラエル軍に求め続け、7日午後にようやく許可を得た。
ICRCによると、職員は現地で数々の「ショッキングな出来事」を目撃した。砲撃を受けたある家では、母親の遺体に寄り添う4人の幼子を発見、子どもたちは自力で立てないほど衰弱していた。別の家でも、複数の遺体や負傷者を見つけた。この家から80メートルの地点にはイスラエル軍が進駐していたが、何の手助けもせず、職員らに即時退去を迫ったという。
ICRCは、「国際人道法は(敵味方を問わず)負傷者を避難させ手当てすることを義務づけているのに、イスラエル軍は順守しなかった」と言明。パレスチナ人の救急車がガザ地区内を自由に移動できないことにも強い遺憾の意を示した。
(読売新聞 2009年1月9日)

◇ガザに安全な場所はどこにもない

エルサレム:パレスチナ自治区ガザに侵攻したイスラエル軍は6日、国連が運営する学校3カ所を砲撃し、少なくとも45人が死亡した。学校には、連日の戦闘をおそれて数百人の住民が避難していた。空爆が始まって以来、これほど多くの民間人の死亡が一度に確認されたのは異例。戦車が学校の近くで砲撃したとの目撃証言もあり、イスラエル批判の国際世論が高まるのは必至だ。

ロイター通信によると、6日夕、ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプ内にあるアルファホラ学校がイスラエル軍の戦車の激しい砲撃を受け、中にいた子どもらパレスチナ人40人の死亡が確認された。負傷者も多数出ている。目撃者によると、2台の戦車が学校のすぐ外で砲撃をしたという。

6日午前には、北部のガザ市でシャティ難民キャンプ内の学校が空爆を受け、2人が死亡した。南部のハンユニスにある学校もイスラエル軍の砲撃にさらされ、3人が殺された。3校とも、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校だが、昨年12月27日からの空爆を受けて、それぞれ数百人の住民が避難生活を送っていた。

イスラエル軍の報道官は、学校への攻撃について詳細を調べていると語った。

AFP通信によると、パレスチナ問題を担当する国連のゲイラード人道調整官は「3件の悲劇的な事件は、捜査する必要がある。国際的な人道が侵されたとすれば、責任を明確にしなければならない」との声明を出した。

ガザの国連幹部のジョン・ギングさんは「ガザには安全な場所は、もうどこにもない」とAP通信に話した。

(朝日新聞 2009年1月7日)

◇アフガン南部で反イスラエルデモ 数百人が参加

カブール:アフガニスタン南部カンダハルで5日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に抗議するデモが行われ、約700人の参加者がイスラエル国旗を焼くなどして暴力停止を訴えた。
現地のCNN特派員によると、デモ参加者は反イスラエル、反米のスローガンを叫び、ガザ侵攻への怒りをあらわにした。地元有力議員らが先頭に立ち、拡声器で「戦闘の停止を」と呼び掛けた。
一方、アフガンの中でも不安定な治安状況が目立つカンダハル州では、先月中旬の爆弾テロでカナダ兵3人が死亡。さらに先週、市場で爆発が起き、子どもを含む民間人2人が死亡するなど、暴力の連鎖が続いている。
(CNN 2009年1月6日)

写真はニュース局「デモクラシーナウ!」のスタッフの新年のごあいさつ
「新年らしさ」が欲しかったので、いつもすごいなー!と感動させられる彼らの顔を紹介したくなりました。写真をクリックすると拡大版でご覧になれます。 

ガザ空襲アメリカがゴーサイン



◇イスラエル軍による12月27日からの空襲と1月3日以降の地上侵攻で、1月6日現在、パレスチナ自治区ガザ(人口150万人)で550人以上の死者、2500人以上の負傷者が出ている。これに対し、年末から年始にかけて、中東、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど全世界で約100万人の労働者、学生、市民がイスラエル弾劾とガザ連帯の集会やデモを起こしている。この数はここ数年で最大だ。さらにとても重要なのは、イスラエル国内でパレスチナ人とユダヤ人がともに手を組んで決起し始めていることだ。特に1月3日、地中海に面する大都市テルアビブで1万5000人が参加したデモが決行された。また同日、パレスチナ人の多い北の都市サクニーンで10万人以上が参加した大きなデモが行われた。

しかもテルアビブでイニシアティブをとったのは急進的な左派統一戦線で、「ユダヤ人とアラブ人は敵同士であることをやめよう!」、「ユダヤ人とアラブ人は人種差別・民族差別に対して闘おう!」、「平和なくして安全なし。資本の支配を解体しよう!」といったスローガンが多数掲げられた。サクニーンではパレスチナの旗と黒の半旗のみが掲げられた。

今回のイスラエルの攻撃はアメリカの全面支援を受けたものだ。イスラエルは06年のレバノン侵攻時のように、空襲から地上戦へという作戦を取っているが、これは地上戦での重大な敗北に転化する可能性が高い。

(週間「前進」 http://www.zenshin.org/blog/2009/01/10-2.html)

写真はテルアビブのデモと、イスラエルの新聞ハーアレツのインタヴューを受けるデモ主催団体グシュ・シャロームの代表ウリ・アヴネリ
Gush Shalom(グシュ・シャローム)の記事とデモの最後に行う予定だった反戦集会でのウリ・アヴネリのスピーチをメールマガジンで紹介しました。
右サイドのリンク「NewsFanzine 」のNo235をお読みください。

2009/01/06

政府が国民を代表しない世界



イスラエルにYes!イマジンにNo!の国 アメリカ

アラブの伝統楽器カーヌーンが奏でられる。イスラエル出身の美しいユダヤ人歌手、ノアによるヘブライ語のジョンの「イマジン」と、続いて、アルジェリア出身の世界的に有名なライの歌手、シェーブ・ハーレド(Sheb Khaled)によるアラビア語の「イマジン」。

ノアとデュエットした「イマジン」の曲は、ハーレドのアルバム「Kenza」の4曲目に収録されていたのだが、アメリカの同時多発テロ9.11以降、アルバムから削除され、オリジナルのアルバムは入手困難になっていた。実際、アメリカでは9.11の後、ジョンの「イマジン」が放送禁止になった。

you tubeで知ったこの「イマジン」ではノアとハーレドの後にいろいろな国の歌手が登場してそれぞれの言語で歌っている。

ただし、パレスチナ民にとって「No Country」は「想像してみる」話ではない。彼らはこの60年、これを現実として生きてきた。オープンエアーながら狭くて生活必需品がなんにもない牢獄に閉じこめられたも同然の生活を強いられ、次には正当な理由のないまるでいじめっ子の戦争に名を借りた殺戮がすぐそこで起きていても、どこにも逃げられないでいる。

ガザにジャーナリストは入れない。通常のニュースの映像はイスラエルが流しているものを使っていること、忘れてはならない。ガザから出られるのに、あえてとどまって外の世界に「なにが起きているか」伝えようとしている外国人の声に手が届くよう、せめて毎日努力したいとわたしは思っている。

you tubeに埋め込まれるこのコンサートがいつのものかはわからないが、アラブ人とユダヤ人がアラビア語とヘブライ語で歌う「イマジン」が世界中の人びとを揺さぶるのを心の底から願う。

特にアメリカの政府、これを止められるのはあなた方だけだ!


(転載歓迎とある京都のOKA MARIのメールでこのイマジンを知りました。ありがとう)

2009/01/04

遠く離れていても 感じる



土曜夜、イスラエル兵と戦車がガザに侵攻したとイスラエルのスポークスマンは言いました。ハマスは命が尽きるまで戦うと言います。一方、イスラエルの空襲に抗議するロンドン大会に警察の発表で1万2000人が集まりました。

◇ロンドンではガザ空襲に抗議する人たちがテムズ川からトラファルガー広場まで行進した。その多くがダウニングストリート10(首相官邸)では靴を投げるかまたは靴を置いたままにした。

大会では数人のスピーカー、シンガーのアニー・レノックス、コメディアンのアレクセイ・セイル、元ロンドン市長ケン・リヴィングストン、そして政治家のジョージ・ギャロウェイが、群衆に向けて話した。

アニー・レノックスは、ガザ空襲のTVの映像に心乱れ動揺したと、金曜の記者会見で言った。BBCのウェブサイトに投稿されたヴィデオによれば、「心の底まで衝撃を受けた」と彼女は言った。「ひとりの母親として、そしてひとりの人間として考えていました、なぜこれが安心(平穏)に対する説明になるのかと?」

トラファルガー広場での2時間の大会に引き続き、抗議グループはイスラエル大使館まで4.8キロ行進することにした。イスラエル大使館では週日抗議が続けられている。

(CNN.com 4 January 2009)

◇2008年の国連人憲賞を受賞したラムゼイ・クラークがガザ地区で殺人を引き起こしているイスラエルの空爆、封鎖、武力侵攻をただちにやめるよう求める緊急アピール、署名活動を始めています。↓以下のサイトからどうぞ。
http://www.iacenter.org/gazapetition/

署名の宛先:ジョージ・ブッシュ大統領、バラク・オバマ次期大統領、コンドリーザ・ライス国務長官、ヒラリー・クリントン次期国務長官、リチャード・チェイニー副大統領、ジョー・バイデン次期副大統領、連邦議会の指導者、藩基文国連事務総長、ミゲル・デスコト・ブロックマン国連総会議長、国連安全保障理事会の理事国リーダー、イスラエルの閣僚と野党党首、主要メディアの代表

◇アピール文
 
イスラエルは60年におよび、国連総会と国連安全保障理事会決議、国際司法裁判所、国際法、そして基本的人権の要請に異議を申してて拒否し、処罰されないままパレスチナ人民を迫害し続けてきました。

ここ数年、パレスチナ人が虐待され、貧困を強いられ、分割され、そして貶められている一方で、イスラエルは、ますます豊かになり、強力で暴力的になっているのに、自分自身を犠牲者だと宣言するようになっています。

最も効果的な組織に対してパレスチナ人を分裂させる、これが長年一貫したイスラエルの戦術でした。近年の大部分でイスラエルはファタハを攻撃しました。今イスラエルが攻撃する標的はハマスです。だが、パレスチナ人はひとつであってパレスチナ国家もまたひとつです。これがパレスチナ解放機構の指導原理です。イスラエルの方針は常にパレスチナ国家樹立の可能性を破壊することでした。ハマスに対する犯罪的な攻撃は、実はパレスチナ国家樹立を阻止し、それを分割して征服するという、イスラエルの継続的な攻撃の一環なのです。

大失敗のブッシュ政権が終わり近づいている今、現在汚職で刑事告発を受けた首相がいるイスラエル政府(オルメルトは暫定首相)は、国際的な孤立や、パレスチナの窮状を深刻にして大虐殺を行うため、ガザ地区を統治するパレスチナ指導者を恣意的かつ組織的に葬り去るのを国際世論が許すかどうか試しています。ガザ地区への無差別攻撃や侵攻の動きを十分知ったレバノン、シリア、イラン、アフガニスタンの中東アラブ諸国、すなわち悲惨な規模の闘争に至る危険をかかえるイスラム社会全体に激しい怒りを燃え上がらせて、それはインドとパキスタン間にも広がることになります。

イスラエルのために戦うアメリカやEU、NATOと共に、アメリカの「唯一無二の」大統領ジョージ・W・ブッシュがイスラエルを支援し、ガザであら探しをしている間、イスラエルはガザの抵抗する力を破壊してパレスチナ人に最終的な解決を無理強いするだけでなく、この地域におけるイスラエル支配拡大を阻害する可能性をつぶすため、イラン、シリア、レバノン、パキスタン、そしてアフガニスタンで戦争につながる対立を探しているのです。

署名に参加した私たちは、この危険で困難な日々と時間のなか、国連、アメリカ、NATO加盟国、中立のヨーロッパ諸国、アジア各国、第一に中国、インド、インドネシア、パキスタンの政府、アフリカ、中南米諸国に対し、イスラエルとパレスチナに即時停戦し、平和の確立を要求するよう求めます。恒久平和のすべての要件が満たされるまで、ガザ、イスラエル、エジプト、および地中海へのすべての国境を人道支援物資を運ぶため開放するとともに、イスラエルの武力行使や禁輸処置も止めることを求めます。

私たちは各国政府と人道団体に、医療、食糧、人道物資、シェルターなど、パレスチナが必要とする緊急援助を提供するよう求めます。そして平和と正義と世界中の男・女・子どもに平等な尊厳を真剣に模索するすべてのメディアに、「イスラエルはただちに攻撃をやめよ」とヘッドラインで報じるよう求めます。すべての党派は、ひとつの国家が承認されるかパレスチナ国家が国連総会決議181号(1947年)の完全履行に沿って1948年10月以前の統治が委譲され、パレスチナが繁栄するまで、パレスチナ人との交渉の継続に努めなければなりません。

(署名活動を広めるため、「訳:どすのメッキー」を引用させていただきました)

写真は、ガザに侵攻するイスラエル兵士と、ガザ急襲に抗議するロンドンのラリー