ガザ空襲アメリカがゴーサイン
◇イスラエル軍による12月27日からの空襲と1月3日以降の地上侵攻で、1月6日現在、パレスチナ自治区ガザ(人口150万人)で550人以上の死者、2500人以上の負傷者が出ている。これに対し、年末から年始にかけて、中東、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど全世界で約100万人の労働者、学生、市民がイスラエル弾劾とガザ連帯の集会やデモを起こしている。この数はここ数年で最大だ。さらにとても重要なのは、イスラエル国内でパレスチナ人とユダヤ人がともに手を組んで決起し始めていることだ。特に1月3日、地中海に面する大都市テルアビブで1万5000人が参加したデモが決行された。また同日、パレスチナ人の多い北の都市サクニーンで10万人以上が参加した大きなデモが行われた。
しかもテルアビブでイニシアティブをとったのは急進的な左派統一戦線で、「ユダヤ人とアラブ人は敵同士であることをやめよう!」、「ユダヤ人とアラブ人は人種差別・民族差別に対して闘おう!」、「平和なくして安全なし。資本の支配を解体しよう!」といったスローガンが多数掲げられた。サクニーンではパレスチナの旗と黒の半旗のみが掲げられた。
今回のイスラエルの攻撃はアメリカの全面支援を受けたものだ。イスラエルは06年のレバノン侵攻時のように、空襲から地上戦へという作戦を取っているが、これは地上戦での重大な敗北に転化する可能性が高い。
(週間「前進」 http://www.zenshin.org/blog/2009/01/10-2.html)
写真はテルアビブのデモと、イスラエルの新聞ハーアレツのインタヴューを受けるデモ主催団体グシュ・シャロームの代表ウリ・アヴネリ
Gush Shalom(グシュ・シャローム)の記事とデモの最後に行う予定だった反戦集会でのウリ・アヴネリのスピーチをメールマガジンで紹介しました。
右サイドのリンク「NewsFanzine 」のNo235をお読みください。
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