政府が国民を代表しない世界
イスラエルにYes!イマジンにNo!の国 アメリカ
アラブの伝統楽器カーヌーンが奏でられる。イスラエル出身の美しいユダヤ人歌手、ノアによるヘブライ語のジョンの「イマジン」と、続いて、アルジェリア出身の世界的に有名なライの歌手、シェーブ・ハーレド(Sheb Khaled)によるアラビア語の「イマジン」。
ノアとデュエットした「イマジン」の曲は、ハーレドのアルバム「Kenza」の4曲目に収録されていたのだが、アメリカの同時多発テロ9.11以降、アルバムから削除され、オリジナルのアルバムは入手困難になっていた。実際、アメリカでは9.11の後、ジョンの「イマジン」が放送禁止になった。
you tubeで知ったこの「イマジン」ではノアとハーレドの後にいろいろな国の歌手が登場してそれぞれの言語で歌っている。
ただし、パレスチナ民にとって「No Country」は「想像してみる」話ではない。彼らはこの60年、これを現実として生きてきた。オープンエアーながら狭くて生活必需品がなんにもない牢獄に閉じこめられたも同然の生活を強いられ、次には正当な理由のないまるでいじめっ子の戦争に名を借りた殺戮がすぐそこで起きていても、どこにも逃げられないでいる。
ガザにジャーナリストは入れない。通常のニュースの映像はイスラエルが流しているものを使っていること、忘れてはならない。ガザから出られるのに、あえてとどまって外の世界に「なにが起きているか」伝えようとしている外国人の声に手が届くよう、せめて毎日努力したいとわたしは思っている。
you tubeに埋め込まれるこのコンサートがいつのものかはわからないが、アラブ人とユダヤ人がアラビア語とヘブライ語で歌う「イマジン」が世界中の人びとを揺さぶるのを心の底から願う。
特にアメリカの政府、これを止められるのはあなた方だけだ!
(転載歓迎とある京都のOKA MARIのメールでこのイマジンを知りました。ありがとう)
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