ジンバブエのクリスマス
◇ジンバブエの首都ハラレで暮らし専門職で働く28歳のエスター(本名ではない)が、今年どうやってクリスマスを祝うか説明する。
クリスマスイヴです、また人の行列は他のなにかです。
私は数時間前にこのショッピングセンターにいました。混んでいて、そこのすべてが外貨で売られ、1時間以上も待ち行列のなかで立っている覚悟ができていなければなりません。クリスマスショッピングする人でそれはいっぱいです。
ジンバブエのドルは依然として絶えず不足していますが、おめでたい季節用の持ち合わせの米ドルがもっとあるように思えます。
両替代理店にできた待ち行列が実際かなりの長蛇なので、休暇時期の国外離散の親類を持つ人々から収入として入るたくさんの外貨があるんだと思います。そしてスーパーマーケットの行列もそれが理由です。
いつものこの時期には、デパートはサンタクロースやらなにやらですっかり飾り付けられますが、今年は多くはありません。
家でもまた、今年のクリスマスがどんなにいつもと違うか、私たちは論評していたところです。いつもは私たちの家はクリスマスカードまみれになりますが、今年は二枚しか受け取っていません。
私はちょうど叔父の家にいたのですが、叔父の一家は一枚も受け取っていません。
標準的に私たちはいとこや叔父や叔母たちが一堂に会すクリスマスの日の家族の集まりをするのですが、代わりに家で静かに過ごすため、今年はキャンセルしています。
多くの窮境にもかかわらず、多くの国民が挑戦的に無視してクリスマスを愉しむことに決めているんだと思います、そして多くのジンバブエ人がしっかりしたクリスチャンです。
・おびえる
しかしながら、私と同年配の多くがいやいやながらの帰還者だと私は前に友人たちに言っていました、ここの情況のせいで故郷に帰ることでどんなにおびえを感じたことかと言って。
私たちの近所によくいた少女に今日会いました、彼女は夫が人里離れた地域から到着したところでコレラの大発生がその地域にまで広がっていると言っていました。ほんとうにとてもひどかったと彼女は言いました。
コレラは埋葬習慣に影響を及ぼしています。通常私たちは三日間集まって3日目にその人を埋葬します。
でも、コレラの犠牲者たちはすぐに埋葬しなければなりませんし、人々はいっしょに集まるのを許されません、それは私たちの文化の同調から外れます。
クリスマスにとってよいニュースは、この3週間行方不明の人権活動家Jestina Mukokoが生きていることです。
彼女は今日、法廷に姿を現しました。彼女は殺されてしまったのではないかと私はとてもおびえました。
(BBC NEWS 24 December 2008)
写真は、おめでたい季節に乗じるハラレの中心街の物売りたち
◇ジンバブエで12月初めに武装集団に自宅から拉致され行方がわからなくなっていた人権運動指導者のJestina Mukokoを含む活動家ら9人が24日、首都ハラレの治安裁判所に姿を現した。
Mukokoは選挙違反についての報告をまとめている「ジンバブエ・ピースプロジェクト」の代表で、今月3日に警察を名乗る12人の武装集団によって自宅から連れ去られていた。
・容疑は政府転覆か
容疑の内容について裁判所は明らかにしていないが、検察官は政府転覆計画に関連したものと語った。活動家らの弁護士もAFPに対し、出廷した9人は政府転覆を目的に隣国ボツワナでの軍事訓練への勧誘あるいは扇動を行った疑いを受けていると語った。これに先立つ警察の発表では、ボツワナで軍事訓練に参加する警官のために旅行の手配を行っていた疑いがあるとされていた。
高裁がMukokoの解放を命じたにもかかわらず、彼女の行方は24日まで数週間にわたって不明となっており、国際人権団体から抗議の声が上がっていた。
・高裁、9人の身柄を病院へ移すよう命令
一方、高等裁判所のYunus Omarjee判事は同日夜、Mukokoとほか8人の活動家について、次回出廷予定の29日まで警察の警備の下ハラレの病院で身柄を保護するよう命じた。
同判事は病院で保護する理由については一切の説明をしなかったが、法廷弁護人の1人は、Mukokoらが拷問を受けた可能性もあるとしている。
また同判事は、2歳の子どもの母親など、拘束されているほかの23人についても、拘束は「不法だ」として、直ちに釈放するよう命じた。
(AFP 2008年12月25日)
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