見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/12/18

世界の資本が逃げるドバイ


◇ドバイ:映画祭での政治とエイズ

映画だけが今年のドバイ映画祭の魅力のポイントではない。

魅惑的なスターのための現場であることに加え、先週開幕したフェスティバルは政治と論争のための場に早変わりしてきている。

金曜、パレスチナ人のラッパーたちを描いたドキュメンタリー映画の上映に政治活動家グループが顔を見せて、ドバイのブティックで細工品を売るイスラエルのダイヤモンドの大物による宝石類をボイコットするよう観客に求めた。

地元英字日刊紙、湾岸ニュースによれば、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地を支援するとかの理由で、宝石商レヴ・レヴィエフを糾弾するTシャツとフライヤーをグループは配った。

レヴィエフはうわさでは、ほぼ一年間ドバイの多数の高級店で販売してきている自分の肩書きのあるダイヤモンド商標を所有するとのこと。

映画祭の別のホールでは、エイズとの闘いの大義で宝石類と他の対象がオークションにかけられていた。女優サルマ・ハヤック(昨年出産した娘のパパはグッチグループを傘下にもつPPRのオーナー)が、サイン入りのカルティエのブレスレットを出品することでオークションは始まった。そのブレスレットは8万ドルで売られた。

その後、ゴールデン・ホーンが写真家バート・スターンが署名したマリリン・モンローの1962年のレアなポートレートを4万ドルの値でオークションにかけた。

主催者によれば、記憶されるセレブのオークションは、エイズに関する研究を行うアメリカの財団AmFARのために180万ドル集めた。

5年目になるドバイの映画祭は、オリヴァー・ストーン監督のジョージ・W・ブッシュ大統領についての映画「W」の上映で木曜開幕した。

66カ国から出品される合計181本の映画が映画祭期間中に上映される。

(latimesblogs babylon & beyond 16 December 2008 by ベイルートのRaed Rafei )

◇エジプト:女性たちは性的虐待についてもはや黙ってはいない

見知らぬ人がしてはならないやり方で運転手が彼女に触れたとき、彼女はカイロでバスを降りていた。

「あなたはアニマルよ!と私は彼にわめきました」と28歳の卒業生のビジネス学生シャイマー・アブデル・ラーマン・アレフは言った。「彼が私のプライドを攻撃したかのように感じました。彼が代わりに私を打ちのめしてくれていたらと思います。ずっと屈辱的ではなかったでしょうに。とりわけ、私はベールで覆われ、男性を刺激するどんなものも着用していませんでした。」

アレフはバスの番号を書き留めて警察に行った。だが、当局が常に女性に対する犯罪に冷淡であり、多くの家族がその娘や姉妹にスキャンダルを招くよりむしろ正義を断念するよう圧力を加える、家長社会に直面する自分に気づいた。幾人かの警察官は彼女をあざわらい、彼女の両親は謙遜と名誉の境界線を破ると言って彼女をしかったと彼女は言った。

(latimesblogs babylon & beyond 17 December 2008
by カイロのJeffrey Fleishman and Noha El-Hennawy)
写真はカイロを歩く女性たち、AP通信