見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/12/26

サーファーが喜ぶ最もホットなウエーヴ


◇太平洋北西部では大波の高さが一年で最大7センチずつ増しており、沿岸に接近する資産には高まる脅威を提供する。そして科学者たちには理由がはっきりしないのが奇妙な重要部分だ。

この極端な大波による資産への危険が、今後数十年におよぶ地球温暖化によってもたらされる海面上昇の影響を上回るものになるのをオレゴン州立大学の研究者らが発見した。

世界の海洋は深刻な混乱状態にある。世界中の漁場が崩壊してきており、地球、特に南極・北極付近の気温上昇が極地の氷冠を溶かして海面上昇を引き起こすと科学者たちは予測している。しかしながら、沿岸に存在する波が人類にこの海洋性の悪いニュースをもたらすものであって、ある部分で極端な高波が増している証拠は比較的レーダーに残ってきている。

「波の高さと海面レベルの比較を知ったのはこれが初めて」とストーニーブルック大学の大気変化科学者サルタン・ハミードは言った。彼はピーター・ラジェロが出席したアメリカ地球物理学連合(AGU)の年次会合会期を主催した。ピーター・ラジェロの「あれは素晴らしい分析だった。」

海面の水位とは違って、波の高さが地球全域で一様に増してきているわけでないのを目下のデータは示す。しかしながら、地球の多くの部分がしかるべき分析をするのにふさわしいデータが不足する。オレゴン沿岸沖の高波の高さは他の科学者によって数年前に初めて発見されたばかりだ。彼らには太平洋沿岸の長期間浮かぶブイによって作られるユニークなデータで成果をあげる強みがあった。ブイは30年以上も波の高さに関するデータを収集してきている。

データでは明白に波の高さが増しているにもかかわらず、特に最大級の高波で、ラジェロと彼の同僚の科学者らは依然としてそれを説明できないでいる。

「なぜ波の高さが増しているのか私たちが正確にわかっているとは思わない」とラジェロは言った。「ある人々はそれを地球温暖化や嵐の進路の変化と関連づける。他にはそれを中国の黄砂と関連づけている。私にはたいした答えはない。」

波の高さの増加が地球の気候の風力の変動につながると、特に詳細なデータが入手できない場所で、この研究に世界的なインパクトをもたらすことができるとサルタン・ハミードは言った。

「風のデータは広範囲の行動圏で入手できる」と彼は言った。「風速や風の方向と波の高さの変化に相関関係を見つければ、他のエリアに分析を拡大することができる。」

(船舶を飲み込むパーフェクトストームはもはや伝説ではないという過去の記事では、これまできわめてまれと思われていた高波が実はひんぱんに発生しており、船の転覆や石油採掘装置の破壊の原因になっていてもおかしくないと報告する。)

(WIRED SCIENCE 19 December 2008)

写真は波の高さで有名なカリフォルニアのサーフポイント、マーベリックス