見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/09/19

AIGといえばマンチェのスポンサー


◇ヨーロッパで広く派生効果のあるAIG 所有権の取得

AIG(American International Group)はおそらくヨーロッパではイングランドのプレミアリーグ、マンチェスターユナイテッドのスポンサーとして最もよく知られている。だが、AIGの精力的な事業はさらに果てしなく広がり、アメリカ政府による所有権の乗っ取りは、これより前の住宅抵当金融会社ファニーメイやフレディマック(主に民間の金融機関から住宅ローン債権を買い上げて証券化する。ファニーメイが発行するモーゲージ証券は政府機関債として米国債に次ぐ信用力を保持するが、連邦政府の公的保証は受けてない。)の政府による企業救済、リーマンブラザーズの崩壊、またはメリルリンチの売却などより、ヨーロッパにとってずっと広範囲に派生効果がありそうだ。

火曜日、850億ドル(約9兆円)融資で企業救済するFRB(米連邦準備制度理事会)の合意は、今後2年間におよびAIG株式の79.9%の取得権と会社の所有権をワシントンに与える。

AIGヨーロッパは、顔の広い大会社、その他の小・中堅どころのビジネスと、ヨーロッパのFT500に名を連ねるヨーロッパの会社の85%以上に保険を提供すると言われる。AIGは英国とアイルランドで3000人、ヨーロッパ大陸で1400人を雇用する。

AIGが倒産していたら、地球全体にわたる金融業界が1800億ドルの損失に直面しているとアナリストらは見積もる。

(インターナショナルヘラルドトリブューン 17 September 2008
by Matthew Saltmarsh より一部抜粋)

ということで、マンチェスターユナイテッドは、いま、アメリカ政府の持ちものなわけです。昨日、CNN TVで盛んに街のイギリス人たちに聞いていました、「あなたのリーグはいまFRBのものなんですけど、どう思います?」
他にもプレミアリーグのスポンサーになってる危機的状況の金融企業はあるし、こういう影響もあるのか、と先行きが心配。個人的には100%AIG子会社のアリコの保険に加入しているので、あれま、倒産したら、保険はパアー!と、末端への影響についてちょっと考えました。

◇2008−09イングランドプレミアリーグ、リバプール対マンチェスターユナイテッドの試合はライアン・バベルが決勝点を決めたリバプールが2ー1で07ー08シーズンのリーグ王者マンチェスターユナイテッドから逆転勝利をおさめた。
マンチェの監督アレックス・ファーガソンには、後半ロスタイムにネマニャ・ビディッチがシャビ・アロンソへのひじ打ちで退場処分を受けるなど後味の悪い一日となった。
(AFP 2008年9月14日)

2008/09/18

ジョージ・ソロス「悪くなるのはこれから」


◇アメリカはバンカーバスターの砲弾1000発を新たにイスラエルに売却
地底深くに位置する要塞化した施設を貫通するのを目的にするボーイング社製の新バンカーバスター爆弾1000発をイスラエル空軍に供給する計画をブッシュ政権が発表してきています。爆弾はイスラエルのイラン空爆の発生で使用されるらしいとエルサレムポスト紙は報じます。週末にかけて、防衛安全保障共同機関(Defense Security Cooperation Agency)は爆弾GBU-39の計画売却について議会に正式に通知しました。議会は30日で7700万ドルの取引に反対しなければなりません。

◇ミシガンの共和党は家が抵当流れになった人々のリストを使って有権者を妨害
選挙のニュースでは、投票日にある有権者に投票の有効性で異議を申し立てる共和党の骨折りの一環で、ミシガン州マコーム郡で共和党議長が今度の選挙で投票させないために家が抵当流れになった人々のリストを活用するつもりでいるとミシガンメッセンジャー紙が報じます。家の支払いを怠ってきている有権者に異議を申し立てる共和党の計画は、圧倒的に民主党に投票するアフリカ系アメリカ人に不釣り合いに影響を及ぼしそうです。ミシガンではサブプライムローンの60%以上がアフリカ系アメリカ人によるものです。おまけにジョン・マケイン陣営は、ミシガンの伸びゆく抵当流れ(受け戻し権喪失)の件数から他の手段で利益を得そうです。マケインの地区本部は抵当流れのスペシャリスト、Trott & Trottのオフィスビルのなかにあります。会社の創始者デイヴィッド・トロットは共和党指名候補のために10万ドルから25万ドル調達してきています。

◇アンカレッジで1500人のアラスカ住民がペイリンに抗議
アラスカでは「Alaska Women Reject Palin(ペイリン拒否のアラスカ女性)」という新しい団体が主催する日曜の抗議に1500人が参加しました。最近の記憶ではアンカレッジで最大のデモと、デイリーニュース紙は説明しました。その日もっと早くに共和党副大統領候補に指名されたサラ・ペイリンがアンカレッジのもっと小さな支持者の集会で話をしました。

◇米軍のヘリコプターめがけてパキスタン軍が発射
パキスタンで月曜日、パキスタン軍が米軍ヘリに発射して彼らを無理やりアフガニスタンに追い返したと治安当局者が言いました。今月はじめにヘリで運ばれた米国の突撃隊がすさまじい急襲を行った南ワジリスタンの部族民地区にある村の近くで、このできごとは起こりました。

◇ロスの200人のアフガン人がアフガニスタンでの戦争のエスカレーションに抗議する
ロサンジェルスでは、アフガニスタンでのアメリカの戦争エスカレーションに抗議して、日曜、連邦ビルの前に200人のアフガン系アメリカ人が集まりました。抗議者にはナフィザ・アブドラ博士がいます。
ナフィザ・アブドラ博士:「30年間の戦争に人びとは愛想がつきています、人殺しに行くためにアフガンに兵士や軍を増派するのでなしに、教育の点から、健康、文化交流、そういった種類のものごとの点から、私たちは助ける必要があると思います。」

◇MEND(ニジェール・デルタ解放運動)がニジェール・デルタでの石油戦争を宣言
アフリカのニュースでは、ニジェール・デルタ解放運動が石油戦争を宣言していて、デルタ地帯に近づく世界のすべての石油産業船を脅かしています。ニジェール・デルタの石油産業に対して攻撃を遂行するため、数百の重武装した戦闘部隊を展開させているとMENDで知られる組織は言いました。最近、その戦闘員がシェブロンとシェルが所有する施設を攻撃しました。
(以上、デモクラシーナウ!2008年9月16日ヘッドラインより)

▲ニジェール・デルタ解放運動:
ナイジェリア南部ニジェール・デルタ一帯の分離独立を主張する反政府武装組織。(通称、MEND)
マングローブが生い茂るニジェール川河口一帯に広がるニジェール・デルタ地帯に世界屈指の石油埋蔵量が確認された1960年代以降、世界の石油企業が競うようにして油田開発に乗り出した。一方、デルタ地域の住民の多くが、ナイジェリア政府の施策から取り残されるように貧困にあえいでおり、古くから反政府勢力が結成される土壌が形成されていた。2000年に入り、反政府勢力のほこさきは政府ばかりか、彼らにしてみれば資源を奪うパイレーツもどきの石油を掘る外国資本にも向けられた。石油メジャーが脅迫や誘拐に対して金銭で応じることが知れわたると、単なる金銭目的の組織も加わって、無数の武装勢力が結成された。中でも最大規模の組織に発展し活発な活動を展開しているのがニジェール・デルタ解放運動だ。2006年、ナイジェリア国内だけでロイヤルダッチシェルの子会社や大宇建設の社員など、70人以上が誘拐されており、直接、関節にかかわらず、ニジェール・デルタ解放運動が関与したのではないかとされた。
彼らが一躍注目を浴びるようになったのは、2006年10月4日の石油施設に対する本格的な攻撃と、2007年5月8日の3本のパイプラインの破壊だ。これらをきっかけに、原油先物が一時高騰して、原油価格への悪影響を招く存在なのを知らしめた。

写真は破綻したリーマンブラザーズ前で「次はどこが金融破綻?」と訴える。
ジョージ・ソロスは「悪くなるのはこれから」だと言っております。ドキドキ

2008/09/17

DNA鑑定で犬のクソの持ち主を追跡


◇犬のどうしょもないクソ闘争でDNAが使われる
自分のペットに通りをよごさせる犬の飼い主を追跡するのにイスラエルのある市の当局者らがDNA鑑定という革新的な方法を見つけ出している。
テルアビブ近くのペタティクバの当局者らは地元の犬の特別なDNAデータベースを入念に計画してきている。
犬の落とし物(クソ)の所有者を見つけるのに彼らはそのデータを活用しようというのだ。
通りをじゃましない飼い主には褒美が与えられると同時に、クソをシャベルで取り除くのを怠った所有者は罰金に直面しかねない。
「私のゴールは居住者にかかわってもらい、いっしょに、私たちの環境を清潔にしておけると彼らに言わせることです」と、街の主要な獣医Tika Bar-Onはロイター通信に語った。
6カ月の試験的プログラムに対して所有者たちは積極的に反応してきた、というのも彼らは自分たちの通りが清潔であって欲しかったからだと、獣医はロイターに話した。
今現在、DNAサンプルの提供は個々の犬の所有者の義務だったが、市はそれを強制的にすることを考えていると獣医は付け加えた。
犬のきたないものを片づけるのを怠るのはなにもペタティクバに限らない。UKでは、ある協議会が特定のトラブルスポットで反則者を特定するのにCCTVとおとり捜査の秘密パトロールを使う手段に訴えてきている。
他には、飼い主が自分の犬の後始末をするのを奨励するのに、袋をタダであげてきている。
(BBC NEWS 16 September 2008)

写真はBBC NEWSより、「他のイスラエルの街では問題に対し、ハイテクほどでないアプローチをとってきている」とある、つまり飼い主を促すポスターだ。
日本も自治体によっては罰金が科せられる。わが街では「美しいまち条例」みたいなのが一昨年あたりにできて、タバコやら犬のクソのポイ捨てを禁じる。それでも気持ちのいいメインストリートにそのものずばり、どん!と残っていたりする。たぶん、夜遅くか早朝か、忙しい飼い主なんだろう。個人的には、肥料になるし「ゴミ」にならないから、土に埋めるのはいいと思っている。でも、埋める土が残っていない現状もあってなかなか難しい。こうなると身近な環境で土がすっかり姿を消したことのほうが気になってくる。すぐそばの浜で、今年ウミガメが卵を産んだ。場所を囲ったりするとかえって危険と判断して、そっとそのままにして置かれた。最近、ウミガメの子どもが海にもどっていくのが観察された。なんか、うれしい!

2008/09/15

ブタとリップスティック



◇土曜日、ブッシュの元顧問カール・ローヴが、ジョン・マケイン上院議員はバラク・オバマ上院議員を攻撃する最近の広告で「一歩行き過ぎ」ていたと言った。

どちらの候補者も行き過ぎた攻撃で有罪だとカール・ローヴは言った。

ローヴはオバマに対する同様の批判で平等にしている。

「マケインはある広告で激しく攻撃しています、同じく一歩行き過ぎている」と彼はフォックスニュースに話した。「100%真実テスト以外は、いわばオバマの特性だといわれるものでしょ。」

オバマ陣営はただちにこれの引用に飛びついた。

「もしまだどなたかがジョン・マケインは歴史上最も低俗で最も不正直な選挙運動を行っているかしらと思っているなら、今日、先の記録を持つカール・ローヴが、マケインの広告は行き過ぎていると言いました」と、ローヴのコメントが流れて数分後にリポーターに送られた声明で陣営スポークスマンのトミー・ヴィエトールは言った。ローヴはブッシュ大統領の両方の大当たりのホワイトハウス入りの企てを首謀者として指揮した。

両方の候補者が互いに攻撃し合うことで「慎重になる」必要があるとローヴは言った。

「この広告でここまで極端に走る必要がほんとうにあるのか?と伝える大人が彼らにはいるべきですよ。広告にあのつまらん最後のひねりを入れないと、私たちは目的を達しないのか?そして広く承認を得られなくて、対抗馬に私たちを攻撃する機会を与えることになるのか?」と彼は言った。

土曜日、オバマは彼の記録を「ゆがめる」ことで問題を避けているとマケインと副大統領候補サラ・ペイリンを非難した。

「彼らはブタについて話すだろう、リップスティックについて話すだろう、彼らはパリス・ヒルトンについて話すだろう、ブリトニー・スピアーズについて話すだろう。彼らは私の記録をゆがめようとやってみるだろう、民主党がやるつもりであることであなた方の信用を傷つけようとやってみるだろう」と彼は滞在先のニューハンプシャー州マンチェスターで言った。

ハリケーンアイク後、沿岸の居住者らが直面していることを熟慮して、「慎みゼロ」なのを示すと、マケイン陣営スポークスマンのタッカー・バウンズがオバマを批判した。「攻撃はバラク・オバマのこれまでにない未発達さ(低級さ)をはっきり示す」とバウンズは言った。

オバマ陣営がやり返して、「現代の大統領選挙戦の歴史で最も低俗で最も名誉に欠ける選挙運動を冷笑的に行っている」とマケインを非難した。

国のあちこちのタウンホールの集会に彼といっしょに姿を見せることにオバマが同意していたら、選挙運動のトーンは違っていたと思うと先週マケインは言った。

日曜、オバマには予定された公のイヴェントはなかったが、ヒラリー・クリントン上院議員は彼のためにオハイオ州アクロンへ旅に出た。

クリントンは彼女の選挙運動の簡潔なしゃれ、「No way, no how, no McCain, no Palin(それはダメ、決してない、マケインお断り、ペイリンお断り)」を繰り返した。

一方、オバマ陣営は日曜、8月に集めた選挙資金が6600万ドル(約70億円)に達したと発表した。一カ月の集金額としては大統領選史上最高だ。8月に新たに50万人が献金してトータルで献金者数が250万人以上になった。

9月1日、マケイン陣営は8月に集めた選挙資金が4700万ドル(約50億円)に達したと報告した。この獲物もまたアリゾナの上院議員の一カ月の集金記録を樹立した。マケインがペイリンを選んだ後、資金的カンフル剤を得たとマケインの陣営は述べる。

システムは「破綻した」と言って、オバマは公的資金をはねつけてきている。11月めざして個人献金が増えるのを彼に自由に続けさせる決定だ。

マケインは11月めざして使う8400万ドルをもらえる連邦の補助金を受け取ってきている。支出にきびしい限度がついてくる金だが、彼に代わって、共和党全国大会の勝利資金が金を増やして、使い続けることができる。

遊説にぴったりペイリンがついて、マケインは彼の選挙運動のイヴェントで数の優勢とエネルギーが増えると見られてきている。

(CNN NEWS 14 September 2008)

▲「ブタとリップスティック」というのは、最近マケイン陣営がオバマのお株を奪うかのように2人で「変革」を訴え始めていて、9日の集会でオバマが、「ブタに口紅を塗ることはできる。だが、ブタはブタだ」と述べ、みせかけだけの変革と批判した。
翌日マケイン陣営が「ペイリンへの中傷」と強く反発。ペイリンは党大会の指名受諾演説で自分はどこにでもいる普通の「ホッケーママ」をアピール。「ホッケーママとピットブルの違いはなんだと思いますか?口紅をつけるだけです」と言って、自分が食らいついたら相手が死ぬまで放さない戦うピットブルなのを強調した。
だが、この言いぐさは、マケインがヒラリーを意識して言ったのとまったく同じ。全米のTVの多くがこの中傷合戦のニュースではしっかりこのときのマケインの映像を並べて映しだした。でもまだ先があり、この言いぐさのオリジナルはチェイニー副大統領。これにもヴィデオ映像があって、言い逃れはできない。YOU TUBEってすごい!

写真は「ゆっくりと生活を取り戻しつつある」というイラクのサドルシティ
でも、宗派のはげしい抗争を減ずるために米軍はイスラエルにならってサドルシティにこのようなバリアを建設している。
次もサドルシティ、新しくなったプールで地元っ子が愉しんでいる。でも写真のすぐ手前にはライフルを構えた護衛(治安部隊?)が立っている。
(BBC NEWS 14 September 2008)

2008/09/14

アフガン 数千年の歴史がある国




◇アフガニスタンのスクールライフ
・「学校に行けたらいいのに」
シェルザッド地方のほとんどの人が貧しく、農業を頼みにする。昨年まで農民たちはポピー(オピウム、ケシの花)を栽培した。
バス・バブ、14歳(最初の写真の右の子)は遊牧民クチ族の羊飼いだ。
「ボクも学校に行けたらいいのに。男の子のほとんどが毎日何時間もボクらといっしょに歩く。でもあなたがクチ族なら、勉強するんでなく、羊とヤギを連れ出すのが当然のことと思われる。」
「もしボクが教育を受けられたら、よいことができたかもしれないが、楽な人生でもあっただろうな。」

・「よい子」
「わたしはシャジア(まん中の写真の女の子)、うちでは女の子はわたしだけ。両親はずっと畑で働くので、わたしには学んでほしいといつも言います。山脈に家はあっても、水や木や食べ物がないときがほとんどです。わたしはたくさん学んできています。わたしの村ではみんながシャジアから学んで学校に通っておくれと自分の子どもたちに言います。」
「学校の友だちが大好きです、とてもよい子たち。」

・アメリカのヘリコプター
「わたし(最後の写真の女の子)は毎日45分かけて学校まで歩きます。遅れる日もあれば間に合う日もあります。わたしたちの村から歩く女の子が12人いるので、話しながら歩きます。わたしたちは野外で学びます。暑い、風が吹く、雨が降るときもあります。人の声やアメリカのヘリコプターのやかましい騒音がない、ちゃんとした部屋がほしいです。将来、わたしは政治家になりたいので、わたしの村は女の子にとって申し分のない学校が持てるようになります。」

(BBC NEWS Text and pictures by Bilal Sarwary)

◇2008年はまったくやりきれない年になる
アフガニスタンでは米国の2つの隊が殺されてきています。2001年のアメリカの侵攻以来、2008年は最も憎悪に満ちたやりきれない年になっています。今年113人の人命を失わせ、111人という昨年の記録をしのぎます。

◇アフガンの大量殺人を否定することでペンタゴンはイラン・コントラの名士をあてにする
一方、アフガンのアジザバッドの村での最近の大量殺人で、遺憾な犠牲者を否定するためのペンタゴンの主要な「情報源」のひとつはフォックスニュースの特派員オリヴァー・ノース(元中佐)であるのが明らかにされています。ノースはイラン・コントラのスキャンダル(ニカラグアの反政府組織コントラへの資金援助のためイランに武器を密売した事件)に関して議会でウソの証言をしたことで1980年代に起訴されてその後恩赦になりました。

◇アフガンが長期占領を拒む
アジザバッド爆撃がアフガニスタンでの米国の空爆に対して国民一般の騒動を燃え上がらせてきています。木曜(9月11日)、外国軍の長期占領に反対するとアフガンのカルザイ大統領が言いました。
ハミド・カルザイ大統領:「明らかに、国際社会はここに長くはいないし、仮に長くここにとどまるとすれば、私たちには喜ばしくない。数千年の歴史がある国であり、私たちはその歴史とその勇ましい国家を誇りとする。私たちの安全保障のために長く外国人勢力をあてにするべきではない。」

(デモクラシーナウ!2008年9月12日ヘッドライン)

またパキスタンにミサイル命中


◇また米国の空爆がパキスタンに命中
米軍のミサイル攻撃と思われるもので、パキスタン北西部で5人の民間人と7人の戦闘員が殺されてきている。
アフガンとの国境にある北ワジリスタン地方の主要な町ミランシャー近くの2つの建物にミサイルが命中した。
地元民によると、米軍がパキスタン領内に侵入して爆撃を行ったのは今月はじめからこれで5回目となる。
12日金曜のミサイル攻撃はトルケルだったと地元当局と目撃者がBBCに語った。
最近、イスラムバードからの事前承認なしに、ブッシュ大統領がパキスタンの戦闘員に対する米国の襲撃を認可したことが明らかになってきている。
(BBC NEWS 12 September 2008)
写真は、アフガンとの国境に接近するパキスタンの戦闘員

◇反政府勢力の活動活発なボリビア北部県に戒厳令
南米ボリビア政府は12日、モラレス大統領が進める天然資源の国有化政策などに反発する反政府勢力の抗議活動が活発化している東部パンド県に戒厳令を発令、軍兵士を派遣した。
これにより、憲法で定められた権利は保障されず、私用車の許可なしの走行や複数が参加する集会は禁止、銃火器類の所持も許されない。飲食店なども真夜中に閉店となる。
先住民出身で左派系のモラレス大統領の政策に対し、エネルギー資源が豊富で欧州系の白人移民も目立つ東部4県では反発が強く、大統領支持派、反対派間の衝突も発生、死者も出ている。大統領は貧困層への土地配分などを目指した憲法改正案の是非を問う国民投票の12月実施も宣言しており、両派間の亀裂は深まっている。
(CNN 2008年9月13日)

◇マクダーモット下院議員がブッシュ弾劾を支援する
米国連邦議会では、ワシントンの下院議員ジム・マクダーモットがブッシュ大統領を弾劾するための法案に署名する最新の議員になっています。火曜日(9月9日)マクダーモットは下院の議員席から彼の支持を発表しました。
ジム・マクダーモット下院議員:「大統領は私たちを欺いて戦争に引き入れようとしたと言うために私は攻撃されました、だがアメリカ国民は結局、真実を知りました。申し立てに終わりはないように思えます、そして私たちには彼らの権威を調査する責任があります。それが、私が大統領の弾劾を考えるための決議文に署名している理由です。説明義務がなければ、民主主義は働かなくなります。」
マクダーモットは法案を支持する10人目の下院議員です。法案はオハイオ州選出の下院議員デニス・クシニッチによって共同で書かれています。

◇フロリダの法廷はゲイの養子縁組禁止令を違憲と裁定
フロリダでは30年続いたゲイの養子縁組禁止令は違憲であると巡回裁判所が判断しています。2001年から訴訟を起こしているティーンエイジャーをゲイの両親が養子にすることを求める裁判でこの判決が出ます。この国でゲイの養子縁組を禁止する州はフロリダとミシシッピーの2州だけです。

(デモクラシーナウ!2008年9月10日ヘッドライン)

◇クシニッチ下院議員が新たに5万人の弾劾請願書を提出する
下院議員のデニス・クシニッチがブッシュ大統領の弾劾を求める請願書をまた新たに下院議長ナンシー・ペロシに差し出しています。すでに提出した10万人に加えて、最新の請願書には約5万人の署名があります。なぜブッシュ政権はイラクに侵攻することにしたかについて、証言を命じて文書を集めるため、クシニッチは真実と和解委員会を設立するよう求めています。
(デモクラシーナウ!2008年9月11日ヘッドライン)