ジョージ・ソロス「悪くなるのはこれから」
◇アメリカはバンカーバスターの砲弾1000発を新たにイスラエルに売却
地底深くに位置する要塞化した施設を貫通するのを目的にするボーイング社製の新バンカーバスター爆弾1000発をイスラエル空軍に供給する計画をブッシュ政権が発表してきています。爆弾はイスラエルのイラン空爆の発生で使用されるらしいとエルサレムポスト紙は報じます。週末にかけて、防衛安全保障共同機関(Defense Security Cooperation Agency)は爆弾GBU-39の計画売却について議会に正式に通知しました。議会は30日で7700万ドルの取引に反対しなければなりません。
◇ミシガンの共和党は家が抵当流れになった人々のリストを使って有権者を妨害
選挙のニュースでは、投票日にある有権者に投票の有効性で異議を申し立てる共和党の骨折りの一環で、ミシガン州マコーム郡で共和党議長が今度の選挙で投票させないために家が抵当流れになった人々のリストを活用するつもりでいるとミシガンメッセンジャー紙が報じます。家の支払いを怠ってきている有権者に異議を申し立てる共和党の計画は、圧倒的に民主党に投票するアフリカ系アメリカ人に不釣り合いに影響を及ぼしそうです。ミシガンではサブプライムローンの60%以上がアフリカ系アメリカ人によるものです。おまけにジョン・マケイン陣営は、ミシガンの伸びゆく抵当流れ(受け戻し権喪失)の件数から他の手段で利益を得そうです。マケインの地区本部は抵当流れのスペシャリスト、Trott & Trottのオフィスビルのなかにあります。会社の創始者デイヴィッド・トロットは共和党指名候補のために10万ドルから25万ドル調達してきています。
◇アンカレッジで1500人のアラスカ住民がペイリンに抗議
アラスカでは「Alaska Women Reject Palin(ペイリン拒否のアラスカ女性)」という新しい団体が主催する日曜の抗議に1500人が参加しました。最近の記憶ではアンカレッジで最大のデモと、デイリーニュース紙は説明しました。その日もっと早くに共和党副大統領候補に指名されたサラ・ペイリンがアンカレッジのもっと小さな支持者の集会で話をしました。
◇米軍のヘリコプターめがけてパキスタン軍が発射
パキスタンで月曜日、パキスタン軍が米軍ヘリに発射して彼らを無理やりアフガニスタンに追い返したと治安当局者が言いました。今月はじめにヘリで運ばれた米国の突撃隊がすさまじい急襲を行った南ワジリスタンの部族民地区にある村の近くで、このできごとは起こりました。
◇ロスの200人のアフガン人がアフガニスタンでの戦争のエスカレーションに抗議する
ロサンジェルスでは、アフガニスタンでのアメリカの戦争エスカレーションに抗議して、日曜、連邦ビルの前に200人のアフガン系アメリカ人が集まりました。抗議者にはナフィザ・アブドラ博士がいます。
ナフィザ・アブドラ博士:「30年間の戦争に人びとは愛想がつきています、人殺しに行くためにアフガンに兵士や軍を増派するのでなしに、教育の点から、健康、文化交流、そういった種類のものごとの点から、私たちは助ける必要があると思います。」
◇MEND(ニジェール・デルタ解放運動)がニジェール・デルタでの石油戦争を宣言
アフリカのニュースでは、ニジェール・デルタ解放運動が石油戦争を宣言していて、デルタ地帯に近づく世界のすべての石油産業船を脅かしています。ニジェール・デルタの石油産業に対して攻撃を遂行するため、数百の重武装した戦闘部隊を展開させているとMENDで知られる組織は言いました。最近、その戦闘員がシェブロンとシェルが所有する施設を攻撃しました。
(以上、デモクラシーナウ!2008年9月16日ヘッドラインより)
▲ニジェール・デルタ解放運動:
ナイジェリア南部ニジェール・デルタ一帯の分離独立を主張する反政府武装組織。(通称、MEND)
マングローブが生い茂るニジェール川河口一帯に広がるニジェール・デルタ地帯に世界屈指の石油埋蔵量が確認された1960年代以降、世界の石油企業が競うようにして油田開発に乗り出した。一方、デルタ地域の住民の多くが、ナイジェリア政府の施策から取り残されるように貧困にあえいでおり、古くから反政府勢力が結成される土壌が形成されていた。2000年に入り、反政府勢力のほこさきは政府ばかりか、彼らにしてみれば資源を奪うパイレーツもどきの石油を掘る外国資本にも向けられた。石油メジャーが脅迫や誘拐に対して金銭で応じることが知れわたると、単なる金銭目的の組織も加わって、無数の武装勢力が結成された。中でも最大規模の組織に発展し活発な活動を展開しているのがニジェール・デルタ解放運動だ。2006年、ナイジェリア国内だけでロイヤルダッチシェルの子会社や大宇建設の社員など、70人以上が誘拐されており、直接、関節にかかわらず、ニジェール・デルタ解放運動が関与したのではないかとされた。
彼らが一躍注目を浴びるようになったのは、2006年10月4日の石油施設に対する本格的な攻撃と、2007年5月8日の3本のパイプラインの破壊だ。これらをきっかけに、原油先物が一時高騰して、原油価格への悪影響を招く存在なのを知らしめた。
写真は破綻したリーマンブラザーズ前で「次はどこが金融破綻?」と訴える。
ジョージ・ソロスは「悪くなるのはこれから」だと言っております。ドキドキ
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