ミセス・ペイリンに職権濫用の容疑
◇論争中の事件でアメリカで教育を受けたパキスタン人の存在が示される
連邦大陪審がアメリカで教育を受けたパキスタン人女性の存在を示してきており、論争をかきたててきています。Aafia Siddiquiは、アフガニスタンで彼女を尋問することになった数人のFBI捜査官に発砲しようとした罪で訴えられます。FBIはまた、彼女が化学爆弾製造に関する文書と米国での標的の可能性を秘めたリストを持っていたと言います。だが、アフガン警察は徹底的に異なる説明をしてきています。はじめに彼らに助けを求める彼女を見た米国の人員が誤解(いさかい)に引き続いて彼女を撃ったとアフガン警察は言います。Siddiquiの家族は、アフガニスタンのバグラム空軍基地に監禁中に彼女をレイプして強襲した罪で米国を訴えてきています。
◇パキスタンにおける地上攻撃で一般市民15人を殺した罪で米国は非難される
一方、パキスタンでは、少なくとも15人を殺害した地上の急襲を主導するとして米国が非難されています。確認されれば、攻撃について米国がパキスタン領内ではじめて地上部隊を使ったのをはっきり記録することになります。この急襲には、アフガニスタンに拠点を置く米国主導のNATOヘリコプターがかかわっていると言われています。数件の家への急襲を行いはじめた軍隊をヘリコプターが降ろしたと目撃者らは言います。伝えられるところでは、死者には女性と子どもたちが含まれます。パキスタンの北西国境地方の知事は、この急襲をパキスタンの主権に対する「暴虐な」襲撃と呼びました。
◇米国の映画監督がナイジェリアで逮捕される
ナイジェリアでは、石油が豊富なデルタ地区でアメリカ人ドキュメンタリー映画監督が逮捕されてきています。日曜、アンドリュー・ベレンズは彼の通訳といっしょに逮捕されました。彼はデルタにおける石油産出を取り巻く争いについての映画に取り組んでいます。36時間以上も食べ物と飲み水を奪われて、スパイ罪で訴えられてきているとベレンズは言います。
◇米国はイラク人ジャーナリストと家族を逮捕する
一方、イラクでは米軍がまたイラク人ジャーナリストを拘禁してきています。アメリカ部隊が彼らの家に乱入したとき、バグダッドTVのカメラオペレーター、オマール・ヒサムとその家族3人が捕らえられました。ヒサムの母がその急襲を説明しました。
オマールの母:「ラマダンの聖なる月のための夜明け前の食事の支度をしていました、そのとき家を立ち退けと命じる声がしました。私たちがドアを開けようとしてスカーフとガウンをつけたとき、彼らは家のドアを爆破しました。壊れたカギを見ましたね。彼らは息子のオマール、彼はバグダッドチャンネルで働くカメラマンです、発作に襲われる父、病気の一番下の息子、年長の息子を逮捕しました。彼らは誰も残しませんでした。」
2日前にもマフムディアの町の自宅でフリーランスのイラク人写真家がアメリカ部隊に拘禁されています。写真家のイブラヒム・Jassam・モハメッドにも押収された備品がありました。
◇記録樹立のペースにある軍の自殺率
軍のニュースでは、陸軍の自殺率が昨年全体の記録を破るペースにあるのをペンタゴンが認めてきています。先月終わりまでに任務につく93人の兵士が自殺しました。今年残すところほぼ4カ月、兵士の自殺者の数が昨年の記録115人を破るのに十分なペースです。これはまたヴェトナム戦争以降、はじめて一般人全住民の自殺率をしのぐペースでもあります。
◇カルザイがすさまじい米軍の爆撃跡地を訪れる
アフガニスタンでは、ハミド・カルザイ大統領が90数名のアフガン一般市民を殺害した先月の米軍の爆撃現場を訪れました。この攻撃で概算60人の子どもが殺されました。遺憾な死の犠牲は低く、ほとんどの死者が戦闘員だった、に米国は固執します。カルザイは人殺しに正義を要求する怒った群衆に迎えられました。米国の空爆をなんとか抑制しようとしたとカルザイは言いました。
アフガンのカルザイ大統領:「このような事件を防ごうとこの5年間昼夜にわたり努力して進んできているが、私の努力の成果はあがってきていない。うまくいっていたなら、アジザバッドの人びとが血まみれになることはなかった。」
◇米軍の爆撃からパキスタンで怒りが増大する
その間、隣国パキスタンでのすさまじい米国の地上襲撃から大騒ぎが増してきています。ヘリコプターが米国主導の部隊をパキスタンに送り届けた後、少なくとも20人の一般市民が殺害されたとパキスタン当局は言います。アメリカ部隊は女性と子どもがなかにいる3軒の家に発射したと言われます。パキスタンの外相Shah Mehmood Qureshiは攻撃を糾弾しました。
パキスタン外相:「昨日、連合軍、ISAF軍がパキスタン領内に入って行動を起こしたという、悔やまれる、けしからん、驚くべき事件が起こった。パキスタン政府はこの行為を強く糾弾する。」
攻撃は、米国がはじめてパキスタン内で地上軍を使用したのをはっきり示します。
◇グルジアのNATO加盟をチェイニーが迫る
ディック・チェイニー副大統領がグルジア訪問でカスピ海ツアーを続けます。木曜(9月4日)、南オセチアに対するグルジアの攻撃にロシアが応戦したのをチェイニーは非難して、グルジアのNATO加盟を説き伏せると誓約しました。
チェイニー副大統領:「グルジアのNATO加盟実行計画と、結果として来たるべきグルジアの同盟国仲間入りにアメリカは完全にかかわり合う。最近のNATO・グルジア委員会の設立に米国は非常に満足している。現NATO加盟国がブカレストのサミットで宣言したように、グルジアはわれわれの同盟国になるだろう。NATOは防衛同盟だ。それになにも脅威はない。NATOは、近代世界がよく熟知する自由と安全と平和のためのきわだった軍隊のひとつだ。」
グルジアのNATO加盟のくわだてがロシアとの緊張を高めてきています。米国が当初ロシアに約束した、NATOを東方の地域に拡大しない、をこの動きは破るものです。
(デモクラシーナウ!2008年9月5日ヘッドライン)
◇ブラジルのルラ大統領とアルゼンチンのフェルナンデス大統領は8日、ブラジリアで会談し、両国間の貿易決済について、従来の米ドルを介する方法を見直し、直接両国通貨で行うことで合意した。10月から実施する。欧米メディアが伝えた。
自国通貨による決済に移行することで、ドルとの交換手数料や為替リスクを減らし、中小企業の貿易促進を促すのが狙い。ドル建て決済も認め、決済方法は輸入企業の選択に任せる。
ルラ大統領は「地域の通貨統合に向けた第一歩」と評価。今後、南米地域の経済共同体である南部共同市場(メルコスル)の加盟国間でドル離れが進む可能性もある。
今後、両国の企業は、両国中央銀行が毎日発表するブラジルの通貨レアルとアルゼンチンの通貨ペソの交換比率を基に決済を行う。
両国間の貿易額は年間約250億ドルで、アルゼンチンにとってブラジルは最大の貿易相手国。ブラジル政府はメルコスル(南部共同市場)の他の加盟国であるウルグアイ、パラグアイとも調整を進める意向。
(共同通信 2008年9月9日)
◇南米ボリビアの反米左派モラレス大統領は10日、ゴールドバーグ米大使に対し「分離主義的な対立をあおり、国家の分裂を画策している」として国外退去を命じた。米国側は「根拠がない」と反発している。
ボリビアでは先住民出身のモラレス大統領が目指す憲法改正への不満や、天然ガス資源の収益分配に対する不公平感から、資源産出地で裕福な東部など地方で反政府デモが激化。隣国へのガスパイプラインが破壊されるなど、一部が暴徒化している。
(時事通信 2008年9月10日)
◇ペイリンの夫、証言を命じられる
共和党副大統領に指名されたサラ・ペイリンの夫が彼女の権力の濫用と申し立てられる取り調べで証言するよう命じられてきている。
ミセス・ペイリンが州警察官として妹の元夫を首にするようスタッフに圧力をかけたと告発された後、アラスカの法律で定められた徹底的調査が始まった。
アラスカ州知事、ミセス・ペイリンは、どんな不適当なふるまいも否定する。
ミセス・ペイリンは召喚状を受け取るつもりはないが、他の12人の証人も証拠事実を述べるよう命じられることになる。
しかしながら、彼女は調査の一部として面接されることになると当局は述べる。
写真はサラ・ペイリンと夫のトッド
(BBC NEWS 12 September 2008)
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