またひとりクレムリン批判の犠牲者
◇イングーシ共和国のナズラニで8月31日、ロシア政府のコーカサス地方政策について自身のウェブサイトで批判を行っていた男性が、警察に拘束された後に、頭に銃弾を受けて死亡していたことが明らかになった。ロシア・インタファクス通信が検察当局の話として報じた。
死亡したのは、コーカサス地方に関する情報提供を行う主要サイト「www.ingushetia.ru」を立ち上げ運営していたマゴメド・エブロエフ。彼は、親ロシアのイングーシ共和国大統領ムラート・ジャジコフを強く批判していたことでも知られている。
エブロエフは、拘束後に乗せられた警察車両の中で銃撃を受けたとされ、検察当局が予備捜査を開始している。
インタファクス通信によると、検察当局の報道官は、エブロエフが警察車両の中に乗せられた後、「何か」が起き、同氏は「銃弾による頭部の怪我を負い、搬送された病院で死亡した」と発表した。
エブロエフのウェブサイトは、イングーシ関係のニュースに関して最も人気のあるサイトのひとつで、ジャジコフ大統領に反対する姿勢をあからさまに示していた。大統領はサイトを閉鎖するよう何度も警告していたという。
イングーシ共和国はチェチェン共和国に隣接し、チェチェン寄りの反政府勢力と治安部隊の衝突が多発、兵士や警官を狙った襲撃事件がひんぱんに起きている。
(AFP 2008年9月1日)
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