見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/11/14

コードネームは反逆者


◇オバマの「極秘」コードネームが明らかになる

アメリカのシークレットサービスによって使われる次期大統領とその家族のそれほど口の堅くないコードネームが発表されてきている。

妻のミッシェルは「Renaissance(ルネサンス)」、娘たちが「Rosebud(バラのつぼみ)と「Radiance(輝き)」で、バラク・オバマは「Renegade(イスラム教に改宗したキリスト教徒)」と呼ばれる。

彼らは来年1月20日、ホワイトハウスのトレイルブレイザー(先駆者:ジョージ・W・ブッシュ大統領)とその妻テンポ(速さ)に取って代わることになる。

名前は、エージェントらが無線通信を使用するとき発音しやすいことと理解しやすいことで選ばれている。

「R」で始まる名前のリストはホワイトハウスとシークレットサービスに仕える軍の支部、ホワイトハウス・コミュニケーションズ・エージェンシーによって作成された。

1993年、19歳のカレーナ・ゴアの父親が副大統領になったとき、彼女は自分の名前を選ばなければならなかった。

1997年に彼女はこう書いた。「私が困ったことになってSで始めなければならないふたつの綴りを教えられた4年前以降も、自分を'Smurfette'と同一視するとき後部座席でイヤになっていた。」

アル・ゴアはとてもうんざりだったので、自分のコードネームはアル・ゴアだとたびたび人々に言った。しかしながら、当初彼はSawhorse(木挽台)だったのが、不明の理由で結局サンダンス(太陽踊り)になったとワシントンポスト紙は報じた。

ジョー・バイデン副大統領はセルティック(ケルト族)と聞いてわかっている。

大統領とその家族はシークレットサービスの保護を受け続けることになるので、去っていく大統領はコードネームを保持する。

「それに関して最高機密はなにもありません」とシークレットサービスのスポークスマン、エリック・ザーレンはAP通信に告げた。

「暗号に変えた通信性能のため、それ以上のどんな作戦上のセキュリティの意味合いもありません。」

コードネームはセキュリティに関係がない、隠し持ったマイクロフォンにそっとささやくエージェントのための無線通信を簡単にすることに関係している。

敗北した共和党大統領候補者、アリゾナの上院議員ジョン・マケインはフェニックスで、妻のシンディはパラソルだ。

副大統領候補者サラ・ペイリンは、彼女の故郷アラスカ州の自然国立公園の名で、天然ガスのパイプラインプロジェクトのあるデナリーだった。

ノーススロープ石油会社で働く夫のトッドはドリラー(石油掘削機)だった。

前のコードネームには、ジェラルド・フォード大統領のパスキー(マスターキー)、ロナルド・レーガン大統領のローハイド、ジミー・カーター大統領のディーコン(助祭)、そしてディック・チェイニー副大統領のアングラー(たくらみで目的を達しようとする人、釣り人)などがある。

2008/11/13

記事すべてが印刷したいもの


◇プランクスターズ(悪ふざけ屋)パロディのニューヨークタイムズ紙を印刷
多くの読者がパロディ版にかつがれる

「イラク戦争終結」を知らせるニセのニューヨークタイムズ紙がアメリカの通勤者にばらまかれてきている。

14ページの「特別版」の新聞100万部以上が主にニューヨークとロサンゼルスの都市で無料で配られた。

他のいんちき記事はアメリカ人全員が無料のヘルスケアを提供されるというものだった。

アメリカではほとんどジョークでよく知られる、なんでもはいはいと上司や同僚に同調する「Yes Men(おべっか使い)」と称するリベラルな団体が、この念入りに練った悪ふざけの責任を自称した。

2009年7月4日付の、このニセの新聞には「すべてニュースは印刷したいものである」とのモットーが一面にあった。

このいたずらはニューヨークタイムズのホンモノのウェブサイトの体裁をそっくりまねたウェブサイトをともなった。

パロディサイトのページには十数のリベラルな組織へのリンクが含まれ、それは印刷版にも記載された。

ニセの版は読んだ人を驚かせた、その多くがホンモノと考えて無料の新聞を受け取った。

後で、「Yes Men」が責任を自称する声明を発表した。

「立案6カ月の入念な作業で、120万部が6つの異なる印刷所で印刷されて前もってアレンジした収集地までクルマで運ばれた。」

数千人のヴォランティアがニセの版を配布するのを助けたと声明は付け加えた。

タイムズ紙のスポークスウーマン、キャサリン・マシスは「これがタイムズ紙のニセの発行物なのはわかりきっています。私たちはそれについてもっと答えを見つけ出す中にいます」と言った。

(BBC NEWS 12 November 2008)

◇「イラク戦争終結、部隊帰還へ」ーー。ニューヨークのマンハッタンなどで12日、こんな見出しのニューヨークタイムズ紙「特別版」が大量に無料配布された。といってもその正体は左派系活動家団体が制作した精巧なニセ物。準備期間6カ月、発行部数120万部という大がかりなプロパガンダだ。

日付は来年7月4日で、リベラル志向のオバマ上院議員の大統領選勝利を踏まえ、天気予報欄に「今夜、強い左の風」と記載する念の入れよう。紙の質感や構成も本物そっくりだ。

このほか、イラクに大量破壊兵器はないと知りながら開戦のため情報を改ざんしたとして、「ブッシュ前大統領」が国家反逆罪で起訴されたなどとする記事も掲載。社会、経済問題でも、リベラル勢力の主張実現を伝える「報道」が並んだ。
(時事通信 2008年11月13日)

2008/11/10

バルセロナに巨人オバマ


◇民主党の大統領候補指名受諾演説のため、コロラド州デンバーに建設された大がかりなステージのように、バラク・オバマはその特大サイズのアイディアのせいで時々からかわれる。だが、スペイン・バルセロナのアーティストはたぶん今までになくよくなりそうなアーティストなのかもしれない。

アメリカの選挙の前に、およそ1ヘクタールほどのバルセロナの海岸沿いの地を覆いつくす、砂利と砂で彫刻的に作られる巨大なオバマの顔をアーティストは創造しようと計画する。

「作品のサイズはその価値に本来そなわっている」とアーティスト、ホルヘ・ロドリゲス・ジェラーダは言った。

グーグルアースで見て十分わかる大きさでありたいと彼は望む。

「オバマの個性、すなわち彼の若さと個人の履歴(物語)と新しい政治というメッセージは、その人物を実物より大きく作る歴史に残る瞬間と融合してきている」と、「期待」と題される作品に関するアーティストの説明書きにある。

「巨大サイズはまたこの選挙のグローバルなインパクトをそれとなく言ってもいる」んだと説明書きは付け加える。

42歳のロドリゲス・ジェラーダは、ニューヨークに近いニュージャージー州ノースプレインフィールドで成長したキューバ生まれのアメリカ人で、今はバルセロナに住んでいる。

長いこと大判のスケッチと他のデザインに集中しているアーティストは、バルセロナの地中海の海岸沿いの地に無名の顔を置くことをずっと計画してきていたが、そのアイディアを棚上げしたと言った。そうして6週間前にオバマの顔であるべきだと決意した。

「誰もがオバマで興奮している」と彼は言った。「この選挙の重要性について国際的に妻と話していた。すべてがしっくりいった。」

アーティストは異なるオバマの写真から「進路を指示するイメージ」と彼が呼ぶものを創ってきており、肩越しに左を見るオバマ候補の顔がそれだ。

バルセロナのダウンタウンに近い、地中海を見渡す、わずかに盛り上がった平地にイメージを創るのに、彼は材料、すなわち、主に砂利だが砂とできるだけ黒と茶と白のトーンの土、500トンを使うつもりでいる。

この計画のために市が土地の使用を一時的に認めてきていると、アーティストとバルセロナ新聞は述べる。

オバマの顔の肖像はタテ139.28メートル×ヨコ82.67メートルになる。

ブルドーザーとその運転手といっしょに、材料が寄付されてきている。最初はブルドーザーのクルーたちが材料を白い線に沿って広げていき、他の印をつける人たちがスケッチにしたがってレイアウトしていく。

そうして、アーティストのテクニカルチームが材料に最後の仕上げをほどこすため庭用の熊手を持ったヴォランティアに指示を与え、オバマの目や髪の毛、頬、襟などを描写するために地面に様々なカラーが適切に展開するのを確実にする。

ヴォランティアの熊手や手袋、文書化やクルーの簡易トイレといったものまで、他の経費に約1万8700ドル(1万5000ユーロ)集める必要があるとロドリゲス・ジェラーダは言った。

「スケールと複雑さで、これまでで最大の仕事」だと彼は言った。

最近、スペインで海外民主党員に加わるまで、彼は自称無党派。だが、この計画はどんな政治団体や選挙運動からの助けもなく、彼単独のもので、報酬は支払われないと付け加えた。

ロドリゲス・ジェラーダは、この計画は「世界の問題に共感を持つヒーローをなんとかして見つけよう」という問題に取り組むことを目指すとも言った。「私たちは実際にバラク・オバマから共感が必要だ。将来のために決定的なことをする必要がある。」

全部天然カラーからなるオバマの巨大な顔は環境にやさしいことになる、つまり素材はリサイクル可能だとアーティストは言った。

この顔がいつまでバルセロナの同じ場所にとどまるか、ロドリゲス・ジェラーダにあてはない。というのも、この場所が市の新しいビルに使われる候補地となっているからだ。

だが、その顔が永久的でなくとも、オバマの特大サイズの芸術的なイメージの始まりであるかもしれない。

(CNN.com 25 October 2008)

写真はアーティスト本人と背後にあるのは海岸のオバマとは別の作品
「期待」という巨大なオバマの顔のイメージはグーグルアースで見つけてください。全体に黒く見えます。ブッシュのお仲間、イタリアのベルルスコーニ首相がにやつきながらオバマのことを若くてハンサムで「日焼けしている」と形容したが、軽薄なベルルスコーニがバルセロナの海岸の巨大な顔を想定して言ったとは思えない。