見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2012/11/23

アイアンドームは売れる

停戦といっても
"世界のニュースにならない"だけで
実際にガザで起きてることは
規模は違えどそうは変わらない
検問所でいとも簡単に殺されたり
イスラエル警察が
いきなり家に押し入り
息子を倒して連れ去るとか
ブルドーザーで家をなぎ倒す、など


抵抗行為はテロとはまったく違う
これのすり替えに成功したアメリカは歴史的に見ても大罪だと思う

イスラエルに対して抵抗しているパレスチナの軍事力は"中世のそれ以下"である
(ノーム・チョムスキー)

写真はパレスチナのメディアに向けられたイスラエル攻撃で脚を失ったTV局のカメラマンです
(11月18日)

◇イスラエルはハマスの指導者をドブネズミとして描くプロパガンダでパレスチナのTVチャンネルを乗っ取る(11月20日)

パレスチナの衛星TVチャンネルAl-Qudsのシグナルがイスラエルによってハイジャックされ、ダイレクトにハマスリーダーに向けられたプロパガンダ・メッセージが映されるのを録画したヴィデオがYou Tubeに投稿された。

アラビア語の短いアニメーションで下水道にいるネズミが、ハマスのリーダーは「ネズミや(大きな)ドブネズミのように」下水道に隠れていると主張する。

プロパガンダ・アニメーションを録画したエレクトリックインティファーダ(Electronic Intifada)のガザ特派員Rami Almeghariは、このようなプロパガンダが人に影響を与えることはありそうもないし、一般的に嘲笑されていると言った。

最近イスラエルは、とりわけAl-Quds TVや Al-AqsaTVの事務所を含めるパレスチナのメディアへの意図的な攻撃を実行してきている。



イスラエル当局が、"エルサレム都市計画"の名の下にパレスチナ人地区の破壊と住民排除を計画している東エルサレムのシルワン地区で暮らす青年が次のような話をしてくれた。
昨日、家に帰ると、家族や近所の人たちがお祝いで大騒ぎしていた。エルサレム近郊にハマスのロケット弾が着弾したことに「ハマスがやってくれた!」と歓喜しているんです。ある隣人が「万一、私の家にハマスのロケット弾が落ちても、私はそれを喜んで受け入れる。こんなところまでパレスチナ人が攻撃できるのだから」と言うんです。 
イスラエルがパレスチナ人を抑圧するのは、「戦争」の時よりも「平和」な時です。見てください。何も起こらない平和時にどんどん入植地を拡大してパレスチナ人の土地を奪っていく。私が暮らすシルワンもそうです。でも、世界は見て見ぬふりをする。世界がパレスチナ人のことに振り向くのは、こういう非常時なんです。「なぜ無益とも思えるロケット弾を撃ってイスラエルを挑発するのか」と世界は思う。と同時に、その「なぜ」という疑問から、はじめてパレスチナ人の現状に目を向けるんです。外国人はこのロケット弾を「無益」だとか「挑発」だとか言うでしょう。でもそれはずっとイスラエルに抑圧され、虐げられている私たちにしてみれば、私たちの誇りを取り戻してくれる"反撃"なんです。「自分たちはやられっぱなしだけじゃないんだ。パレスチナ人にもこんなことができるんだ」という誇りです。 
私の母は専業主婦で高い教育を受けた人ではありません。そんな母が今、パソコンに向かってインターネットでガザで何が起こっているかを懸命に知ろうとしているんです。イスラエルの支配下で被支配者として生きることに慣れきってしまい、ある意味、パレスチナ人としての誇りも忘れ、諦念の中で生きてきた、東エルサレムのパレスチナ人の"誇り"と"アイデンティティ"を今、ガザで起こっていることが呼び戻しているんです。  
(引用元:Online PDF Magazine) 
http://fotgazet.com/news/000271.html 

◇オバマ大統領はネタニヤフ氏に、「停戦によって生じる機会を利用し、自国の安全を確保するためのイスラエルの取り組みに対する支援を強化する」と述べ、パレスチナ自治区ガザへの武器密輸阻止に向け協力していく考えを伝えた。また、イスラエルの対空防衛網「アイアンドーム」充実のため、資金援助の拡大に努めると強調した。 
(引用元:時事通信 2012年11月22日)  
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012112200082 

アイアンドームが南米でも売れるとあって、アメリカ・イスラエル軍需産業チームはきっと祝杯だろう
アイアンドームの迎撃率を試す実験の要素も大きかった!のでは?
ヒロシマ、ナガサキの原爆投下でも、どれくらいの死傷率かを実際に確認してみる実験でもあったでしょから  人間とは怖ろしい 


2012/11/20

"アラブ民族に死を"とチャント














写真はガザの母の嘆き悲しみと、
「ネタニヤフ、あんたはテロリスト」
とイスラエル兵に突き付ける
勇気ある男の子の行動です

ネタニヤフはシャロンより悪だ!


"アラブ民族に死を!"と
イスラエルの学生がチャントしている
ガザ攻撃を支援する声なんだから、
実に、ガザ攻撃は"民族浄化"だと
チャントしているわけなんだ


□フランスのファビウス外相は18日、イスラエルのネタニヤフ首相やパレスチナ自治政府のアッバス議長と相次いで会談し、停戦を呼びかけた。

□イスラエルはガザの人口密集地も空爆。パレスチナ人市民の死者数が増えていると、今朝のウォールストリートジャーナル紙

□イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で19日、パレスチナ人の死者が109人となった。AFP通信が伝えた。エジプトなどの仲介で停戦に向けた協議が本格化する中、イスラエルは協議が不調に終われば地上侵攻も辞さない構えを示しており、ガザ情勢は緊迫の度を一層増している。(時事通信 2012年11月20日)

□占拠するのはウォールストリートでパレスチナではない。戦争はノーだと、"Occupy Wall Street" は言っている。

□パレスチナのイスラム組織ハマスの政治部門トップ、メシャール政治局長は19日、カイロで会見し、イスラエルに対し、ガザへの攻撃と封鎖を停止すれば、停戦に応じる用意があると述べた。ハマス側が停戦の意向を公式に表明した。
メシャール氏は、イスラエルがエジプト、トルコなどを通じてハマスに停戦を申し入れたと主張。これを条件付きで受け入れる考えを示したものだ。
同氏によると、イスラエルがハマスとの事前の停戦合意を破ってハマス軍事部門幹部を殺害したため、ロケット攻撃で報復したという。
(朝日新聞デジタル 2012年11月20日)

□今朝のデモクラシーナウによると、「日本を止めるにはヒロシマ、ナガサキに原爆を落とすしかなかった。同じようにパレスチナを全滅させよ」とのパレスチナ攻撃を正当化する発言がイスラエル側からあった。

□イスラエルはガザで"テロリスト行為"を実行するとトルコのエルドアン首相(November 19)
「イスラムをテロと関連づける人たちは、モスリム(イスラム教徒)の大量殺戮に遭遇して目を閉じ、ガザの子どもたちの大虐殺から頭を背ける」とイスタンブールで開催のユーラシア・イスラム会議の会談でエルドアン首相は述べた。「この理由で、私は、イスラエルはテロリスト国家、またその行為はテロリスト行為だと断言する。」

□ガザ殺戮を支持するラリーでイスラエルの学生どもが「アラブ人に死を」とチャントして踊る(November 19)

ガザ地区のイスラエル砲撃を支援する日曜のラリーで、ハイファ大学のイスラエル人学生が「アラブ人に死を」とチャントして踊った。
数百人の学生がイスラエルのユダヤ至上主義者の国歌、"Hatikva"を歌うのをヴィデオクリップが明らかにする。そのクリップの終わりで、さまざまな声が、"アラブ人に死を"のヘブライ語「mavet la’aravim」を繰り返し唱えているのが聞ける。




2012/11/19

ガザをリフォームする





写真は
17日、ガザとの連帯を示すダブリンの人々


イスラエルの閣僚から
「ガザをリフォームする」
との発言があった


◇エジプトおよび欧州数カ国が必死の停戦交渉中。エジプトの情報当局による仲介協議をイスラエルは公式に否定。

◇アルジャジーラによると、ガザ地区のメディア関係者が詰めるビルをイスラエル軍が空爆、ジャーナリスト6名が重軽傷を負った。

◇イスラエル海軍が海から攻撃と、BBCが報じる。
 
イスラエルがソーシャルメディアを使ってこの戦争を優位に運ぼうとしている?
ハマスをあおり、イスラエルの武器とは全く不釣り合いなロケット弾攻撃をドカンドカンやらせ、(ハマスどころかパレスチナ人種)全滅の機会(つまりイスラエルの自衛の権利ってやつよ)を狙っているってことだろか。
イスラエルは自国民にも恐怖を植え付け、来年の総選挙を有利に持って行こうとの思惑もそうだが、この戦争は当然のことと信じ込ませる。

◇11月14日、IDF(イスラエル国防軍)はイスラム原理主義組織ハマスの軍事部門指導者(穏健派と言われる)アハマド・ジャアバリ司令官を殺害した。そして即座に、ガザの通りを車で移動中の同司令官が襲撃された場面をYouTubeに投稿した。
(15日のNYTimesにこう書かれている。「ジャアバリ氏はネタニヤフ氏のオサマ・ビンラディンだったとイスラエルのジャーナリスト、バラク・ラヴィドがハーアレツ紙ウェブ版に書いた」と。)

さらにIDFはTwitterでジャアバリの殺害を伝えると、司令官の同僚に向かってこう警告した。「低い階級のリーダーであれシニアレベルのリーダーであれ、ハマスの者どもは今後地上に顔を出さないことを勧める。」

この3年間にIDFは20以上の標的を攻撃している。そしてイスラエルはこれまでのどの軍隊にも見られないほどのレベルでソーシャルメディアを攻撃的に活用している。

ジャアバリ殺害の数日前、IDFは南イスラエルへのガザからのロケット弾攻撃に関するライブブログを開始した。そして「Operation Pillar of Defense(防衛の支柱作戦)」が始まると、Facebookを開設し、Flickrに画像を投稿、Twitterには敵をあざけるつぶやきを絶え間なく流した。

IDFはガザのゼイトゥン地区にある長距離ロケット弾「Fajr-5」の地下発射場を突き止める、そしてすぐに監視カメラの映像をYouTubeに投稿した。またTwitterには発射台の場所を示すGoogle Mapスタイルの画像を投稿した。

イスラエルのハーアレツ紙によると、14日にはガザからイスラエル南部の街や村に対して60発のロケット弾攻撃があったとのこと。イスラエルの対ロケット迎撃システム「Iron Dome」が17発を迎撃したので、イスラエルには43発が届いたことになる。

イスラエル側はTwitterで、「#IsraelUnderFire(砲火を浴びるイスラエル)」というハッシュタグを付けて世界の世論に影響を与えようとしている。一方、ハマスとその支持者らは「#GazaUnderAttack(攻撃に晒されるガザ)」というハッシュタグを使い、またこのタグをさまざまな言語に翻訳して対抗している。これらのハッシュタグが、「#FreeGaza(ガザ解放)」や、さらに戦闘色の強い「#Resistance(レジスタンス)」といっしょに使用されることもあるほか、ハマスは「#ShaleStones(Shale Stones作戦)」というタグを最新の軍事情報に使用している。そして双方が「#Gaza(ガザ)」というタグ上で戦いを続けている。  
(引用元:wired 2012年11月16日)
http://wired.jp/2012/11/16/idf-hamas-youtube/2/
http://www.nytimes.com/2012/11/15/world/middleeast/israeli-strike-in-gaza-kills-the-military-leader-of-hamas.html?hp&_r=0
ノーム・チョムスキーら8人が世界のメディアに異議を申し立てている
原文はここに↓
訳はP-navi ナブルズ通信にあります






2012/11/18

今回も殺戮は選挙のためか






写真は
ロンドンの
イスラエル大使館前で行われる
ガザ攻撃(パレスチナ人大虐殺)
に対する抗議行動



アノニマスがイスラエルへのサイバー攻撃を開始!
銀行のデータベース、公共機関などを中心に数百のサイトをダウンさせたとの情報
アノニマス サンキュー!!
いつだって心はガザにあるよ

◇ガザ攻撃 仲介役不在 「アラブの春」で親イスラエル消え

イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ攻撃は、昨年の民主化要求運動「アラブの春」により、周辺国にイスラエルとの明確なパイプを持つ「仲介役」が不在の中で、激化の様相を強めている。米国はエジプトやトルコの調停に期待するが、両国はかつての親イスラエルの立場になく、ガザへの連帯に傾斜する。イスラエルは米国の理解を後ろ盾に攻撃を強めるが、「出口」を見誤れば泥沼化する恐れもある。

エジプト国営の中東通信によると、エジプトのモルシ大統領は一連のガザ攻撃を「あからさまな人権侵害」と非難。「エジプトは以前と違う。アラブ諸国とて同じではない」と指摘し、民主化闘争で倒れた親米・親イスラエルのムバラク前政権との違いをアピールした。

ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、モルシ大統領の出身母体であるエジプトの原理主義組織ムスリム同胞団の流れをくむ。

一方、トルコのエルドアン首相は17日、エジプトを訪問。モルシ氏、カタールのハマド首長とガザ情勢を協議した。

トルコは非アラブの地域大国としてイスラエルと良好な関係を維持していたが、イスラエル軍による前回08年末の大規模なガザ侵攻以降、対立が先鋭化した。トルコ紙ヒュリエト(電子版)によると、エルドアン首相は今回のガザ攻撃と来年1月に控えるイスラエル総選挙との関連を指摘し、「ネタニヤフ政権は(安全保障を支持獲得に)利用している」と批判した。

エジプトのカンディール首相に続き、チュニジアのアブデッサラーム外相が17日、ガザを訪れて「イスラエルは地域情勢の変化を理解すべきだ」と訴えた。チュニジアもアラブの春で親欧米のベンアリ前政権が崩壊した。

(引用元:毎日新聞 2012年11月18日)

イスラエル軍とイスラム原理主義組織「ハマス」との衝突が激しさを増すなか、イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザにあるハマスの拠点を空爆した。地上侵攻の可能性も急速に高まる。

中東アルジャジーラによると、金曜夜のイスラエル閣議はガザ地区への地上侵攻の場合には7万5000人のイスラエル予備役を招集した。

2008年ー2009年のガザ戦争から7倍に増強させるこの動きは、おそらく、「イスラエルはうれしくはない」し、ロケット弾攻撃を終わらせる決断を真剣に考えているとのハマスへの"警告の合図"である可能性がある。

アメリカ政府はいつものセリフ、「イスラエルは自国を防衛する権利がある」を言い続ける。