見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2023/12/08

わたしたちは無力なのだろうか

 



11月30日にポーグスのボーカル、シェインが死んじゃいました

彼は65歳でした

シンニード・オコナーが亡くなったとき、“シェインは大丈夫かなあ”と心配になったけど、本当に彼女の後を追っちゃいました

今年のクリスマスはふたりのことを思い、「ニューヨークの夢」を聴きます

https://music.youtube.com/watch?v=j9jbdgZidu8

シェインについては、過去のブログ、「酔いどれ詩人 シェイン」を読んでください

https://tequilamama.blogspot.com/2022/08/



先日、「平和を語りつぐ」というイベントでフリージャーナリストの青木 理さんと石川 旺さん(上智大学教授、社会学が専門、父は小説家の石川達三)の対談がありました

そもそも、わたしは、今年1月、広島拘置所で亡くなった上田美由紀死刑囚の『鳥取連続不審死事件』を追った青木 理さんのルポ『誘蛾灯 二つの連続不審死事件(2016)』を読み、おもしろかったのが始まりでこれまでに彼のトークを3回ほど聞いています

鳥取の事件は直接的証拠がほとんどないに等しく、49歳の女性が拘置所で食べたものを咽に詰まらせて死ぬというのも怪しい顛末ですが、「何から何まで謎だらけの事件」そのものが謎のまま終わってしまいました


2013年の控訴審で上田美由紀死刑囚はこれまでとは一転して2件の強盗殺人について「わたしはやっていません。一審の判決は受け入れられない」と語り始めていましたから、謎が解ける可能性はあったのです

「特別秘密保護法は可決されたんですか。あれはひどいと思います。今の政治はおかしいっていうか、ひどいですね」といった話しも彼女はしていました


さて、今回のサロンのような雰囲気の中での、“パトリック”のスニーカーを履いた青木さんの話しでは、「日本はもっともっとひどくなる」んだが、今回の自民党派閥の政治資金パーティをめぐる問題は、「おもしろい展開になっている」と力強く、期待を込めて、言い切っていました


彼の説明によると、

“検察がやる気になっている”理由のひとつは、「安倍晋三首相がいなくなった」こと

そして、2020年に安倍首相がやろうとしてできなかったこと、「当時東京高検検事長だった黒川弘務検事長の定年延長をあきらめざるをえなくなった」ことが大きい
(彼が検察トップにいたら、他同様、もみ消して終わる)


・2020年1月31日、黒川検事長の定年延長を検察トップに据えたい安倍官邸の横やりで異例の人事が強行される

・同年3月13日、検察庁法改正案を閣議決定

ところが、4月6日、日弁連会長が閣議決定の撤回を求める声明を発表

5月8日、Twitterデモが始まり、世論の厳しい反応、支持率急落を受けて、政府は検察庁法改正案の上程をあきらめる

そうこうするうち、黒川氏の“賭け麻雀”報道が出る、彼は5月22日に辞職する


黒川氏を巡っては、検察庁法が定める63歳の定年を控えた1月、政府が国家公務員法の規定を適用して定年延長を決定。この規定は検察官には適用しないとされてきたが、政府は「法解釈を変更した」と説明

神戸学院大の上脇博之(かみわきひろし)教授が20~21年、関連文書の開示を求めたが法務省がほとんどの文書を「未作成」などの理由で不開示としたため提訴、2023年8月10日、この訴訟の弁論が大阪地裁であった


今回の自民党派閥の政治資金パーティをめぐる問題でも、自民党の5つの派閥は2021年までの4年間にあわせておよそ4000万円分の政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に適切に記載していなかったとして、上脇博之教授が告発状を提出し、各派閥は訂正を行うなど、対応に追われる事態となった

Twitterデモをはじめ、政府のやることに対して「おかしい」と声を上げ、行動するわたしたちのチカラが働いて「今回の展開がある」んだと、青木さんが何度も強調していたことが、特に印象に残りました

日本はもっともっと悪くなるにしても、わたしたちに力がないわけではない



2023/12/05

かつて、パレスチナは世界の前衛だった

 



#ガザには男女を問わず何百人ものアーティストが住んでいることをご存知ですか?文字通り、人口に比例してアーティストの数が最も多い都市です。このスレッドではその一部を紹介します。これらのガザっ子は、破ることのできない、繊細で、驚くべき人たちであり、本物の立ち直る力の体現者です。

Abdalhadi Alijla عبد الهادي العجلة



ガザのアーティスト:Taisir Batniji


ガザのアーティスト:Rana Batrawi


ガザのアーティスト:Kamel Al Mougani


ガザのアーティスト:Mohamed El Kept

岡 真理さんの著書『ガザに地下鉄が走る日』の“あとがき”より

 2018年8月9日、イスラエルはガザの150ヵ所を爆撃した。ハマースがイスラエルに向けて200発のロケット弾を放ったことに対する報復であるという。ビーチ難民キャンプにあるサイード文化センターも爆撃され、5階建てのビルは瓦礫となった。イスラエルの常として、ハマースがここで活動していたから、というのがセンター爆撃の理由だ。2004年にオープンし、2つの劇場と映画館を擁する同センターは、ハマースではなく、ガザの芸術文化活動の一大拠点だった。完全封鎖のもとで「生きながらの死」を耐えるガザの人びとに舞台や映画、コンサートを提供し、いくつもの劇団や楽団がここを自分たちの活動のホームグラウンドにしていた。ここから世界の舞台へ羽ばたいていった者たちもいる。センターはパレスチナの民族舞踏ダブケの舞踏団も運営しており、250名の子どもたちが参加していた。そのセンターが一瞬にして瓦礫の山となった。

 自殺という宗教的禁忌を犯して地獄に堕ちることと、封鎖下の生き地獄を生きることのあいだに、もはや違いが見いだせず、命を絶つ者たちが激増しているガザで、それでも生の側にとどまり続けること、人間であり続けること、それがガザの人びとの闘いの根幹を形成しているこのとき、<芸術>というものが、どれほど彼、彼女らを支える力の源、糧であることか。

……イスラエルがサイード文化センターを標的にしたのも、センターがガザのアーティスティックな活動の拠点であり、人間をただ生きているだけの命に還元してしまおうとする完全封鎖の暴力のなかで、アートというものが、それでもなお人びとを深く<人間>たらしめる魂の糧であることを知っているからだ。

 センターが破壊された翌日、ガザのアーティストたちは楽器を持ち寄ってセンターの瓦礫のなかで演奏した。10年前、2008-2009年のガザ攻撃のときも、停戦になるやガザのアーティストたちは、破壊を免れた絵画作品を半ば崩れかけたビルの壁に飾り、それを撮影した動画を「廃墟のなかのアート」と題して世界に発信した。パレスチナ人のレジリエンス(回復力)を世界に見せつけるように。だが、文化センターを標的とする攻撃に現れているように、昨今のイスラエルの攻撃は、レジスタンス(武装解放勢力)を叩くというより、パレスチナ人のこの「レジリエンス」の根源、彼らが「それでもなお人間であり続けよう」とする精神的基盤―それこそがナクバからこの70年間、パレスチナ人の闘いを支えてきたものだ―を根源的に破壊しようとしているように思われる。

 かつて、ナクバから四半世紀を経た1970年代、パレスチナの若者たちは、男性だけでなく女性も、フェダーイーン(解放戦士)となって、その手に銃を握り、祖国の解放と故郷への帰還のために命をなげうった。「パレスチナ」は、エドワード・サイードが言うように、人間の全的自由を求める闘いの、世界の前衛だった。




#南アフリカの国際関係協同大臣Naledi Pandorは、イスラエルが世界に対してウソをつき続けてきたことを追認!

イスラエルとパレスチナ双方のさまざまなNGOによって提供された証拠は、イスラエルが米国当局といっしょにフェイクニュースとプロパガンダを広めていることを確かにする。