見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2010/08/27

データ革命



◇内部告発サイト「WikiLeaks」は25日(米国時間)、CIAの内部報告書を公開した。2010年2月に機密扱いで作成された、「米国が"テロリズムの輸出国"として他国から見られた場合(What if Foreigners See the United States as an 'Exporter of Terrorism'?)」というタイトルの思考実験のメモで、作成したのはインテリジェンス・コミュニティにおける「新しい視点」を得るためにブレーンストーミングを行なうCIAの「Red Cell」チームだ。

WikiLeaks創設者のジュリアン・アサンジ氏は8月12日、ロンドンで開かれたある会合にスカイプを使って電話参加し、米国防総省からの全データ返還要請にもかかわらず、アフガニスタン戦争に関するログのうち、残り1万5000件の記録文書を公開する計画を進めていると述べた。WikiLeaksは、米国に情報を提供していたアフガニスタン人の密告者に報復が行なわれないよう、データファイル中の個人名を削除しており、その作業中だという。ニューヨークタイムズ等の新聞は、編集前のデータをすでに得ている。

WikiLeaksの情報公開を米軍が防げばよいという意見もあるが、2008年の事例はそれが非常に難しいことを示している。2008年、サンフランシスコの連邦裁判官はスイスの銀行「Julius Baer Bank and Trust」からの要請を認めてWikiLeaksのドメイン名を凍結しようとした。この裁判所命令は(言論の自由条項に違反する疑いがあるとして)2週間後に取り下げられたが、この命令が続行したとしても、WikiLeaksは生き続けていただろう。

当時、WikiLeaksの支持者と「言論の自由」擁護者は、直接アクセスできるように同サイトのIPアドレスを配信した。同サイトには複数のミラーサイトが作成され、これらは裁判所命令の影響を受けなかった。流出文書のWikiLeaksアーカイブ全体のコピーは、ファイル共有ネットワーク「BitTorrent」を検索できる「The Pirate Bay」を自由に行き交った。

WikiLeaksは今年8月はじめに、「insurance.aes256」というファイル名で1.4GBのファイルを掲載した。ファイルのコンテンツは暗号化されているのでその中身を知ることはできない。だが、そのファイルサイズは7月に公開されたアフガン関連ログの19倍以上で、アフガン関係のデータベース全体と、WikiLeaksが保有していると言われるもっと容量の大きい他の機密データベースを格納するのに十分な大きさだ。(WikiLeaksは、アフガニスタン戦争に関するログだけでなく、米国務省の外交情報等のデータも所有しているとされている。現在拘束されているブラッドリー・マニング特技兵が秘かに米軍のデータウェアハウスから取得したと見られる情報だ。)

WikiLeaksは支持者に対して、この「保険ファイル」をThe Pirate Bayでダウンロードするよう促している。アサンジ氏は8月12日に開催されたロンドンの会合で保険ファイルを復号するためのキーをネット上に流すことで、WikiLeaksはいつでも情報を公開できると述べた。

私たちは、WikiLeaksのこうした取り組みへの支援状況を把握するため、13日にBitTorrentにアクセスした。数分間のダウンロードで、世界中の61の支援拠点からinsurance.aes256ファイルを部分的に入手することができた。支援者は、米国、アイスランド、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパなど世界中いたるところにいる。

なお、アサンジ氏に対して21日、スウェーデンにおいて2人の女性に関する性的暴行容疑で指名手配が行なわれたが、その日のうちに、告発に根拠がなかったとして逮捕状が取り下げられている。アサンジ氏はこれらの告発について、米国からの妨害だと述べている。

(Wikileaksに対しては、昨年12月以来64万ユーロ(80万ドル)の寄付金が寄せられているが、報道によると、そのうち3万ユーロしか使われていない。資金はサーバー運営などに使われており、アサンジ氏や他のスタッフは現在のところ無給とのことだ。)

(記事と写真共に WIRED VISION 26 August 2010)

全文はこちらからお読みください↓
http://wiredvision.jp/news/201008/2010082623.html
・WikiLeaksのグローバルな61の支援拠点を示すグーグルマップは必見

△2010年2月2日CIAレッドセルメモ↓
http://wikileaks.org/wiki/CIA_Red_Cell_Memorandum_on_United_States_%22exporting_terrorism%22,_2_Feb_2010

△データ革命:ウィキリークスがジャーナリズムを変えている↓
http://www.viddler.com/explore/frontlineclub/videos/459/
・アサンジがスカイプで参加したロンドンのミーティング、FRONTLINECLUB

アサンジの写真はクリックすると拡大版で見ることができる

2010/08/26

罪状は傲慢な態度



◇Wikileaks創立者の言い立てられた性的被害者に対処する

Wikileaks指導者ジュリアン・アサンジは、スウェーデンで彼にかけられたレイプと痴漢行為の罪状はグローバルな陰謀の一部だったとほのめかした。だが、スウェーデンのメディアで身元を確認した反主流・左派の告訴人は全然CIAのデッチ上げ(スパイ)らしくない。

反ユダヤ主義の演説者を国に招待するとして論議の的となる社会民主党のキリスト教徒グループ、スウェーデン"Brotherhood Movement(兄弟愛運動)"の政治秘書で報道担当官のアンナ・アーディン(Anna Ardin)と交わる。今月別々の2人の女性から性的罪状で痛手を加えられる直前、ストックホルムでグループのために講演したアサンジが彼らのもう一人の招待講演者だ。アーディンは、ストックホルムのイベントの手はずを整えることとは別に、この国を巡り歩くアサンジの調整を手伝ってきているらしい。報道によれば、彼女は、自分のTwitterのアカウント(彼女はその後明らかにTwitterでのさえずりを削除しており、彼女のブログWordPressをロックしてきている)を通してアサンジに滞在する場所を打ち合わせようと試みた。

スウェーデンのビジネスニュースサイト"Newzglobe"は今日、アーディンの身元を特定し、彼女は当会から病気休職したとの"Brotherhood"の公式言説を引用した。アーディンの名前はまたスウェーデンの敵意が増大するブロゴスフィアのあちこちでやりとりされてきている。ある書き手は、「急進的なフェミニスト」が「只今、世界の最も憎まれる女性」ではないかしらと思う。以前の大学研究助手に対する反発は、アサンジに対する罪状からあとへ引く警察によるのみならず、1月アーディンが出版した「正当なあだ討ち」へのセブンステップガイドによってもあおり立てられる、それには一例で、被害者の性関連のサボタージュ(破壊工作)が含まれる。

次に、タブロイド紙Aftonbladetには、アサンジがだれかに強制するのをはっきりさせる無名の告訴人から引用があった。「私たちが彼を気づかっていたのは完全に間違いです。彼は乱暴ではないし、私は彼におどされたと思っていません... 女性を相手に傲慢な態度の問題のある男性と性交する私と別の若い女性にふりかかったことの責任対象です。」UKガーディアン紙によれば、問題は進んでコンドームを使用するアサンジの意欲(またはそれの欠如)と関係があるかも知れない。

今述べたことでだれもアーディンのアサンジに対する罪状を無稽とは言わない。1つはレイプ、他に何やら痴漢行為。強いて言えば、彼の告訴人のひとり、彼女の個人ブログで自由奔放に軽々しく彼女の罪状まではアサンジの滞在の熱心なプロモーター、スウェーデンの反主流・左派の主たる人物というアーディンの秘密の暴露が、アサンジの陰謀説に不利に影響しがちだ。もちろん、見事に不安なアサンジにとって、まるでありそうもないCIAのデッチ上げ(スパイ)のように見えるのが、なおさらアーディンを先ずもってパーフェクトな人物とみなすのももっともだ。

(VALLEYWAG 25 August 2010)
http://gawker.com/5619931/meet-wikileaks-founders-alleged-sex-victim

写真はアンナ・アーディン

◇ウィキリークス「幻の逮捕状」の本当の怖さ

機密情報の暴露で米当局から目をつけられるオーストラリア人のアサンジに、なぜスウェーデンが逮捕状を? どうやら彼が直前の8月中旬、講演でスウェーデンのストックホルムなどに滞在していたのと関係があるらしい。同国の新聞2紙は、告発した女性2人はスウェーデンで働くウィキリークスのスタッフだとも報じている。

アサンジにとってさらにショックが大きいのは、逮捕状を出したのが他ならぬスウェーデン当局だったこと。彼は同国をウィキリークスと自らの生活の拠点にすることも考えていたという。その理由は、報道の自由が法律によって強く守られている国だからだ。確かに世界の国々の報道の自由度を調査しているフリーダムハウスの09年の発表によると、スウェーデンの順位は11位(オーストラリアは22位、アメリカは18位、ちなみに日本は21位)。報道の自由に関する「法律的」な環境は世界第2位と高レベルだ。スウェーデンの新聞Adtonbladetは彼をコラムニストとして採用することで合意していた。そうすれば同国の法律の下、彼の報道の自由は守られるわけだ。

米国防総省の報道官は8月22日、今回のスウェーデンでの告発に米当局が絡んでいるとの憶測を「馬鹿げている」と一蹴した。

(ニューズウィーク日本語版 2010年8月23日)
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2010/08/post-140.php

2010/08/24

既成事実になる景色



◇エルサレムで防壁が解体される

エルサレム:日曜日イスラエル軍は、以前騒然としたエルサレムのふちの街の住民をパレスチナの狙撃兵の発砲から保護したコンクリートの防壁の解体に取りかかった。

2000年に勃発する激怒したパレスチナ人の反乱、第二次インティファーダの絶頂で、防壁の法外なコンクリートブロックは、峡谷の反対側、ヨルダン川西岸地区の村の家や屋上を接収したガンマンから、大部分がユダヤ人のGiloの住民を守ってきていた。

一時しのぎの防壁はすぐにイスラエル・パレスチナ闘争の地理的な親密関係のシンボルになった、そして紛争のきずあとによる人生の不確かな実態のシンボルになった。それの解体が今度は空間にはびこる静けさに生々しい表情をもたらしている。

平素は峡谷だけが圧倒的にキリスト教徒のヨルダン川西岸地区の村Beit Jalaとベツレヘムに近い反対側の山の一面にむやみに広がる他の場所からGiloを隔離した、Giloは1967年戦争でヨルダンからぶんどった土地にイスラエルによって築かれる。エルサレム全市内の境界は戦争後イスラエルの指導者らによって輪郭をはっきり示され、Giloは、大部分のイスラエル人によって市の南の居住区のひとつに見なされる。けれども、大部分のパレスチナ人はそれを占領地に建てる入植と見なす。

第二次インティファーダ初年を通じて、以前の聖書の含みのある呼び物の光景のHa’anafaやHashayishのような最前線の中心地区が戦場になった。パレスチナ人闘士は渓谷越しに銃弾や幾つか迫撃砲を発射して、数名が重症を負う。山の背に配置されるイスラエルの戦車が撃ち返した。

2001年、イスラエル軍は少しの間、1990年代半ばパレスチナ当局の出現以来初めて、Beit Jalaの一部を掌握した。2002年、コンクリートブロックが数区画でいくつかの通りづたいに立ちあがり、合計で約600ヤードに及んだ。

美学生がグレーのパネル盤の壁に絵を描いた、壁が覆い隠した丘やオリーブの木や家屋を描写した。それは、スーサイドボンバー(自殺爆弾犯)を中に入れないとの公然たる意図でイスラエルがその後まもなく組み立て始めたヨルダン川西岸地区の防護壁の規模を小さくした局地的バージョンのようだった。フェンスと壁から成り立つそんな防壁の広い区間もまたGiloの地からはっきりと肉眼で見える。

数年間の静止あとに、ある人々は反スナイパー・バリケードを取り払うよい機会だと判断した。居住者がエルサレム市当局を相手に論争を起こして、治安当局者が保護区画を除去してもよいはずだというのに承諾を与えたと、市役所のスポークスマンは言っていた。

「私たちは2002年の私たちではない」と軍の工学技術兵団の将校、Yoram Bitonは言った。彼はクレーンがブロックをトラックに吊り上げるのを見守った。「パレスチナ当局はしっかりしてきたし、きちんとした警官隊を持っている。」

居住者のRicki Peretzは、「恐怖を取り除く」よい時期だったと言ってバリケードの撤去を称賛した。

多くの居住者が確信できないらしい。

「必ずまた狙い撃ちが始まる」と、Hashayish通りに住む4人の子の母、30歳のRacheli Aroetiは言った。「当局者は失策をしている。」

Hilda Aharoniはパレスチナ人を信頼していなかったと言った。「私たちの安全が肝心です」と彼女は言った。「光景には関心がなかった。」

コンクリートブロックはほど近い陸軍基地に向かっている。必要なら、いつでも戻すことができるだろうと軍当局者は言った。各ブロックは番号を付けられていて、ある日Giloのバリケードが再び組み立てなければならないとして、ひとつひとつ正確に順を追って置くことができる。

(BBC 15 August 2010 by ISABEL KERSHNER)

2010/08/23

最低のセックストラップ



◇Wikileaks創立者に対するレイプ罪状をスウェーデンが擁護

Wikileaks創立者ジュリアン・アサンジに対してレイプの罪状で逮捕状を出して次に取り下げた彼らの決定をスウェーデンの検察は擁護してきている。

首席検察官は後に罪状を取り下げる気にさせる追加情報をもらったと彼らは言っている。

事件はそれでもWikileaksに損害を与えてもよいはずだとアサンジ氏は言っている。

レイプの罪状は取り下げていても、別件の性的いたずら(乱暴)の申し立てを彼らは今まで通りに取り調べていると、日曜、スウェーデンの検察は言った。

・セックス トラップ

スウェーデンの新聞Aftonbladetのインタビューでアサンジ氏は、合意によらない何びととも1度として性的関係を持たなかったと言った。

決定を擁護するスウェーデンの国の検察官庁は声明の中で、土曜日令状を取り下げる首席検察官Eva Finneには金曜午後勤務の検察官より決定に有効なさらなる情報があったと言っている。

「このような限定的措置に関して決定は、常に予備的取調べで再評価されなければならない」と声明は言っている。

検察官庁のスポークスウーマンは他の詳細をなにも示さなかったが、事件を扱うどちらの検察官も間違いをしてきていないのに確信があると彼女は言った。

彼らのタイミングは「ひどく不穏」だったとして、アサンジ氏はそれが持ち上がったあとただちに速やかに罪状を退けた。

Aftonbladet紙へのコメントの中で彼は言っている。「この背後にだれがいるかわからないが、私たちにとって事態を台なしにするため、例えるならペンタゴン(米国国防総省)がダーティトリック(汚いやり方)を用いるつもりであると、私たちは警告されてきている。」

「またセックストラップ(性的なわな)についても私は注意されてきている。」

米兵とアフガン一般人の生命を脅やかすこともあったとして、アメリカ当局は7万5000件以上の交戦ログをオンラインでカキコする(貼り出す)Wikileaksの決意を激しく非難してきている。

彼らはスウェーデンの罪状に対してコメントしてきていない。

Wikileaksはスウェーデンを含めて、いろいろな異なる国々のサーバーを頼りにする。

(BBC 22 August 2010)

写真は今回の件でコメントするアサンジ(BBC)
目立つ髪の色を変えているとの報道があったが、確かに...
この事件を最初に報じた新聞はスウェーデンの右翼紙だとのこと

2010/08/22

ダーティトリック



◇ウィキリークスの創設者に逮捕状 スウェーデン、強姦容疑で

ロンドン:英BBC放送は21日、スウェーデン当局が強姦などの容疑で民間ウェブサイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ氏(39)の逮捕状を出したことを明らかにしたと報じた。スウェーデンの警察が接触を試みているという。

ウィキリークスは先月、アフガニスタンでの戦闘に関する駐留米軍などの機密文書を公表、米政府から強い反発を受けていた。

アサンジ氏は先週、スウェーデンの首都ストックホルムで記者会見し、さらに約1万5千点のアフガン駐留米軍の機密文書を近く公開する考えを明らかにしていた。

(共同通信 2010年8月21日)

◇Wikileaksの創立者ジュリアン・アサンジ レイプで告発

スウェーデン当局は、レイプと痴漢行為の罪状でWikileaksの創立者ジュリアン・アサンジに逮捕状を発行してきている。

令状は金曜遅くに出されたとスウェーデンの検察庁報道局長Karin Rosanderは言っている。

スウェーデンの警察はアサンジ氏に接触しようと試みてきているが、今のところまだできないでいると彼女はBBCに伝えた。

アフガン戦争の文書リークで非難されるWikileaksは、告発は「根拠のない」ものだったとする彼の言葉を引用した。

Twitterに載った、じかにアサンジ氏のものであるとされるメッセージは、「この瞬間に」申し立てが出現するのは「ひどく不穏」だとしている。

WikileaksのTwitterフィードに掲示されるひと続きの他のメッセージの中で、告発ウェブサイトは、「ここまで誰もスウェーデンの警察を介して接触されてきていない」、しかも、「ダーティトリック(汚いやり方)」が待ち受けていると警告されてきていたと言っている。

・原因を帰せられるべき もっと多くの文書

先月、Wikileaksは、アフガニスタン戦争に関して米軍の機密文書9万点以上を掲載した(実際には危険に配慮して7万5千を公表)。

アメリカ当局は、連合軍の兵士やアフガン人、とりわけ情報提供者の生命を危険にさらす可能性もあると言って、リークを非難した。

Wikileaksは次の週にさらに1万5000点の文書を公表するつもりであるとアサンジ氏は言ってきている。

アサンジ氏に対して2つの別々の申し立てがあって、ひとつはレイプ、もうひとつは痴漢行為だったと、Rosanderは言った。

彼女は告発について詳細をなにひとつ呈示しなかった。彼女が知る限りでは、彼らはスウェーデンで起きた言い立てられた事件に関係があったと彼女は言った。

アサンジ氏は、彼の仕事のことを話すため、そしてアフガン交戦ログ(日誌)を掲載することでWikileaksによる決定を擁護するため、先週スウェーデンにいたとメディアは報じる。

申し立てはスウェーデンの新聞「Expressen」で真っ先に報道された。

(BBC 21 August 2010)

◇ウィキリークス代表の逮捕状撤回 スウェーデン検察当局

ロンドン:スウェーデンからの報道によると、同国検察当局は20日、強姦などの容疑で民間ウェブサイト 「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ氏の逮捕状を出した。しかし、同当局は21日になって「彼(アサンジ氏)が強姦を行ったと疑う根拠はない」との声明を出し、逮捕状を取り下げたことを明らかにした。取り下げの経緯は不明。

アサンジ氏はツイッターを通じて「容疑には根拠がない」と全面否定していた。同氏は新たな機密文書を公開する直前だった。

アサンジ氏は今月、ウィキリークスの主要サーバーがあるスウェーデンに滞在。地元メディアによると、逮捕状は17日に首都ストックホルム近郊で強姦事件を起こした容疑だった。

オーストラリア人のアサンジ氏は元ハッカーで、物理学の博士号を持つ。普段は“放浪生活”を送り、知人宅などを転々としているという。

(共同通信 2010年8月22日)

写真はジュリアン・アサンジ、7万点以上の機密文書を公表したあとロンドンで記者会見を開いた際の彼(BBC)

△スウェーデンにお住まいの方、新聞「Expressen」のこととか、この件に関してなにか知っていたら教えてください。ぜひ!